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アメリカNOW! フラッシュ 〜貿易摩擦への懸念が新たなネガティブ材料として浮上〜

2018/03/02
投資情報部 榮 聡

米国株式市場は3日連続で大幅安となり、S&P500指数の一目均衡表は再び「雲」を上から下に突き抜けました(図表1)。

昨日トランプ大統領が鉄鋼輸入品に対し25%、アルミニウム製品には10%の関税を課す方針を来週発表することを明らかにし、価格上昇や貿易摩擦への懸念が広がりました。

これまで相場の焦点と目されていたパウエルFRB議長の議会証言はタカ派的と捉えられ、18年の利上げ回数は3回ないし4回の確率が上昇しています。これを受けて株価は2/27(火)、2/28(水)と下落しました。

ただ、議会証言にサプライズは無いだろうと踏んで、2/23(金)、2/26(月)に相場は上昇していましたので、議会証言はトータルでは大きな材料にはならなかったと判断できそうです。実際、米10年国債利回りは、議会証言を挟んで2/21(水)の直近高値2.95%から3/1(木)の2.81%へピークアウトの形となっています。

このような株価に対する解釈を踏まえると、一目均衡表「雲」を下へ突き抜けた昨日3/1(木)の株価下落は、新たな材料による新たな動きとして重視する必要があると考えられます。

トランプ大統領の就任直後から保護主義的な貿易政策は株式市場で懸念材料でしたが、同時に税制改革やインフラ投資など米経済の成長を促進する政策も併存していたため、大きな材料にならなかったと考えられます。しかし、法人税減税など「プログロース」(成長を促進する)政策の大方を市場で織り込んだ局面にあるため、新たなネガティブ材料として浮上したと解釈できるでしょう。

今回の2品目の関税自体は米経済、世界経済に大きな影響はないと見られますが、米国による同様の関税が他の製品に広がる可能性、関税の影響を受ける国が米国に報復する可能性、ひいては世界で幅広く貿易戦争に広がる可能性が懸念されたと見られます。

貿易を阻害する措置が株式市場でネガティブ材料となるのは、世界経済の成長にとって貿易は「成長のエンジン」と言えるものだからです。世界経済の成長率が5%前後と高かった2004年から2007年にかけての世界の貿易量は大きく伸びていました(図表2)。

一方、金融危機後の世界経済の成長率が3%台にしか回復しない大きな要因は、貿易の伸びが高まってこないことと考えられてきました。17年の貿易量は前年比4.2%増に高まって、今後に期待が高まっていただけに、今回の動きが広がると失望は大きいと言えます。

来週発表されるトランプ政権による具体的な措置と、これが世界に広がっていかないかについて、当面は慎重に確認していく必要がありそうです。尚、S&P500指数の予想PERは昨日終値で17.1倍と、これまであった割高感の解消は進んでいることを付け加えておきます。

ちなみに、貿易がなぜ世界の「成長エンジン」と考えられるか、ご説明しておきましょう。

例えば、ある国のある年に1時間で車を100台生産できる経済があったとします。実質GDPが3%成長するためには、今年は1時間に103台生産する必要があります。しかし、既に一生懸命作って100台だったものを103台に伸ばすのは大変です。機械に投資するとか、従業員が訓練を積むとか必要かもしれません。

一方、世界には1時間に120台作れる国があったとします。もし、この国から車を輸入すると、投資や訓練といった努力なしに、世界の実質GDPは成長することができます。貿易のない世界で実質ベースで成長しようとすると、場合によっては「血のにじむような」努力が必要です。しかし、貿易はこのようなことが無くとも成長に繋がるため、世界経済にとって非常に重要なのです。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社のWEBサイトを通じてSBI証券が作成

図表2:世界の成長率と貿易量の増加率

注:17年、18年はIMFによる予想です。
※IMFデータをもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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