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2019-06-16 16:38:25

マーケット > レポート > アメリカ NOW!今週の5銘柄 >  米国株調整の機は熟した!?

アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜米国株調整の機は熟した!?〜

2018/01/22
投資情報部 榮 聡

先週の米国株式市場は、アップルによる国内投資拡大のニュースなどが好感されて上昇を続けました。今週は、企業決算に加え、政府閉鎖の行方、長期金利の動向、日欧金融政策、米国の10-12月期GDPなど材料が目白押しです。相場には上昇過熱感があり、不透明要因も増えているため、さすがに米国株も調整でしょうか。

今回は先週に好決算を発表したバンク オブ アメリカ(BAC)ASML ホールディングス NYRS(ASML)台湾セミコンダクター ADR(TSM)ユナイテッドヘルス グループ(UNH)、また、北米モーターショーに際して業績見通しのリリースを出したゼネラル モーターズ(GM)を選んで今週の5銘柄といたします。

主要企業の決算概要:先週に10-12月期決算を発表したシティグループ(C)、バンク オブ アメリカ(BAC)、IBM(IBM)をご報告しています。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

図表2:業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 1週 1ヵ月 3ヵ月
ヘルスケア 2.6% 6.6% 5.4%
生活必需品 2.3% 1.9% 7.8%
情報技術 2.1% 5.6% 11.6%
金融 2.0% 5.1% 11.0%
一般消費財・サービス 1.8% 6.7% 15.7%
S&P500 1.5% 4.7% 9.1%
電気通信サービス 0.8% -3.3% 4.2%
素材 0.0% 4.8% 7.8%
資本財・サービス 0.0% 5.4% 8.2%
エネルギー -0.3% 6.1% 12.4%
公共事業 -1.1% -4.8% -8.8%
騰落率上位(1週) 騰落率
ブラックロック 9.7%
ロウズ 9.6%
ユナイテッドヘルス・グループ 8.0%
メルク 6.4%
モルガン・スタンレー 6.0%
騰落率下位(1週) 騰落率
ゼネラル・エレクトリック(GE) -14.5%
フォード・モーター -8.8%
フェイスブック -3.5%
デューク・エナジー -3.1%
アメリカン・エキスプレス -2.7%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、1/16(火)に高寄りした後にゼネラルエレクトリックやエネルギー株の下落で比較的大きな陰線をつけましたが、翌1/17(水)にはアップルが国内投資の拡大を発表して市場センチメントは回復しました。S&P500指数は週間で0.9%上昇して再び史上最高値を更新、昨年末から1/19(金)までの上昇は5.1%に達しています。

業種指数騰落率では、先々週までの景気敏感セクター優位から変化して、ディフェンシブセクターの「ヘルスケア」「生活必需品」が上昇率の上位となりました。「ヘルスケア」では、ユナイテッドヘルスグループの好決算が他の医療保険銘柄に波及したほか、メルクはがん治療薬の臨床結果が期待を上回って好感されました。

先週発表の経済指標では、米国の12月鉱工業生産が前月比0.9%増と市場予想の同0.4%を大幅に上回りました。上振れは寒波の影響で「公益」が牽引したものですが、「製造業」「鉱業」も堅調でした。一方、米国の12月住宅着工件数は、寒波の影響で前月比8.2%減に落ち込みました。中国の10-12月期実質GDPは前年比6.8%増(予想は同6.7%増)と堅調で、12月の小売売上高は前年比9.4%増(予想は同10.2%増)に鈍化したものの、鉱工業生産、固定資産投資は好調でした。

個別企業(今週の5銘柄に取り上げたもの以外)では、アップル(AAPL)が1/17(水)のリリースで、今後5年間に3,500億ドルを国内へ投資する計画であり、アップルによる直接雇用、国内サプライヤーへの投資、アプリの開発などで2万人の雇用を生む見込みだとしたこと、ソシエダードキミカイミネラデチリ ADR(SQM)がチリ政府とリチウム増産で合意したことを受けてリチウム関連銘柄の株価が下落したこと、ゼネラル エレクトリック(GE)が非コア事業としているGEキャピタルの保険事業に関連して10-12月期に62億ドルの費用計上の見込みで、さらに、支払準備金の積み増しのため2024年にかけて150億ドルが必要となるとして株価が大幅に下落したこと、などが注目されました。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、連邦債務上限に関する交渉の行方、米10年国債利回りの動向、主要企業の決算発表(NYダウ採用企業のうち9社が発表)、米国の10-12月期実質GDP、日欧の金融政策など材料が目白押しです。

相場には上昇過熱感があり、不透明要因も増えているため、さすがに米国株も調整でしょうか。ただ、筆者は1/9(火)号、1/15(月)号でも、「もみ合いに移行するでしょう」としましたが、上昇ピッチは緩みませんでした。足もとの株式需給が非常に良好のようです。1/18(木)のWSJ紙では、米株式市場は「Fear of Missing Out(好機を逃すことへの不安)」が支配しており、「Melt up(メルトダウンの反対)」の様相としています。

S&P500指数の予想PERが18倍を超えているなどバリュエーションの高さを理由に買いを控えていた投資家が、いつまでたっても調整しないことにしびれを切らせて買い出動していると見られます。1/17(水)までの4週間に投資信託とETF(上場投資信託)を通じた世界株式への資金流入は5,800億ドル(約6.4兆円)と、2002年以来の巨額に達しています。このため、短期的には「行き過ぎた状態」が続く可能性もあります。

連邦債務上限問題では、議会がつなぎ予算の成立に失敗して、1/20(土)から米政府機関の一部閉鎖が始まっています。民主党は、撤廃が3月に迫る幼少期に米国に不法入国した移民救済制度(DACA)を予算案に抱き合わせることを要求して、交渉は難航しています。政府機関閉鎖が平日に入ると影響拡大が懸念されますが、11月の中間選挙を睨んだ駆け引きの面があり、予断を許しません。13年10月に起こった政府機関の一部閉鎖では、再開まで16日がかかっています。

米10年国債利回りは1/19(金)に2.66%と、テクニカルに重要と目される2.63%(16年12月と17年3月の高値)を超えてきたため、その動向に注意が必要でしょう。長期金利の上昇は、景気拡大を背景に緩やかに上昇する場合には、株式に対して概ねニュートラルと考えられます。しかし、需給要因で金利の上昇ピッチが速まる場合には、株価の調整要因になり得ると考えられます。また、日欧の金融政策発表は米国債の需給に影響を及ぼすため、要注目です。

今週の主要な経済指標として、1/26(金)に米国の10-12月期実質GDPの発表が予定されています。市場コンセンサスは前期比年率3.0%増の予想で、7-9月期の同3.2%増からやや鈍化の見通しです。ただ、年末商戦の好調や最近の消費関連指標の上振れを見ると、これを上回ってくる可能性もありそうです。

主要企業の決算発表として今週は、ネットフリックス、ジョンソンアンドジョンソン、プロクターアンドギャンブル、ベライゾンコミュニケーションズ、スプリント、ゼネラルエレクトリック、インテル、スターバックス、3Mなどが予定されています。

今週の5銘柄

今回は先週に好決算を発表した大手銀行のバンク オブ アメリカ(BAC)、オランダの半導体製造装置大手のASML ホールディングス NYRS(ASML)、台湾の半導体受託生産最大手の台湾セミコンダクター ADR(TSM)、米 医療保険大手のユナイテッドヘルス グループ(UNH)、また、北米モーターショーに際して業績見通しのリリースを出したゼネラル モーターズ(GM)を選んで今週の5銘柄といたします。

図表3:主要企業の決算予定(S&P100指数採用企業)

決算
発表
予定

コード

銘柄

予想
売上高
(億ドル)

予想
EPS
(ドル)

予想
売上高
増加率

予想
EPS
増加率

売上高
増加率
(前回)

EPS
増加率
(前回)

01/22

HAL

ハリバートン

56

40

40.0

1063.7

42.0

4100.0

01/23

COF

キャピタル・ワン・ファイナンシャル

71

66

7.9

16.2

8.1

19.3

01/23

JNJ

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)

201

181

10.9

8.8

10.3

13.1

01/23

PG

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)

174

169

3.0

5.5

0.8

5.8

01/23

TXN

テキサス・インスツルメンツ

37

34

9.5

6.4

12.0

34.0

01/23

VZ

ベライゾン・コミュニケーションズ

332

323

2.7

2.8

2.5

-3.0

01/24

ABT

アボットラボラトリーズ

74

53

38.6

12.6

28.8

11.9

01/24

CMCSA

コムキャスト

218

210

3.9

6.1

-1.6

13.0

01/24

F

フォード・モーター

365

360

1.5

50.4

0.8

65.4

01/24

GD

ゼネラル・ダイナミクス

84

82

1.9

-9.5

-2.0

1.4

01/24

GE

ゼネラル・エレクトリック(GE)

337

331

1.9

-34.0

14.4

-9.4

01/24

UTX

ユナイテッド・テクノロジーズ

153

147

4.7

0.0

6.3

-1.7

01/25

BIIB

バイオジェン

31

29

6.7

8.5

4.1

21.6

01/25

CAT

キャタピラー

120

96

25.6

111.8

24.6

129.4

01/25

CELG

セルジーン

35

30

16.3

19.9

10.2

20.9

01/25

INTC

インテル

163

164

-0.2

9.4

2.4

26.3

01/25

MMM

3M

78

73

6.8

7.5

6.0

8.5

01/25

PYPL

ペイパル・ホールディングス

36

30

21.8

23.2

21.5

31.4

01/25

RTN

レイセオン

68

62

9.2

8.4

4.2

10.1

01/25

SBUX

スターバックス

62

57

8.2

10.1

-0.2

-1.8

01/25

UNP

ユニオン・パシフィック

54

52

4.6

10.9

4.5

10.1

01/26

ABBV

アッウ゛ィ

75

68

10.5

19.6

9.5

16.5

01/26

CL

コルゲート・パルモリーブ

39

37

5.3

0.4

2.8

0.0

01/26

HON

ハネウェルインターナショナル

108

100

7.8

5.8

3.2

9.4

01/26

NEE

ネクステラ・エナジー

41

37

10.3

8.8

0.1

6.3

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(1/19)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートバンク オブ アメリカ(BAC)31.72ドル12.8 ・米国の大手銀行です。注目点は、(1)米国では緩やかながらも政策金利の引き上げが継続する見通しで、金利上昇の恩恵を受けると期待される、(2)パウエル次期FRB議長は、銀行の自己勘定を制限する「ボルカールール」を緩める意向で、規制緩和による恩恵が期待される、(3)米国の大手企業の中では比較的国内事業の比率が高く、法人税減税の恩恵が大きいことです。また、税制改革に伴う景気浮揚の恩恵が期待され、PERが13倍前後と低い点も、上値の期待が大きい要因と言えるでしょう。

・1/16(火)に発表の17年10-12月期決算は、引き続き好調でした。詳しくは、本レポートの「主要企業の決算概要」をご覧ください。
買付チャートASML ホールディングス NYRS(ASML)205.52ドル29.4 ・ASMLはオランダの半導体製造装置メーカーです。露光装置(半導体の回路をウエハに転写する装置)で世界シェア9割以上をもち、半導体製造装置業界の売上ランキングでも、アプライドマテリアルズに次ぐ2位の地位を占めます。半導体の大容量化は、3次元化の方向も出てきたことで、同社が主に関わる回路線幅の縮小によるものがやや停滞して、半導体市場拡大の恩恵は遅れ気味でした。しかし、ここに来て受注拡大が顕著です。

・1/17(水)に発表の10-12月期決算は、売上が前年同期比34%増、EPSが同35%増で、それぞれ市場予想を19%、52%と大幅に上回りました。売上が大幅に上振れたのは、半導体市場の強さを受けて顧客の要請により露光装置の納入を予定よりも早めことが主因です。受注は29.4億ドルで前年同期比86%で、7-9月期の21.5億ドルから37%増加、7-9月期の前年同期比52%増から加速しています。決算を受けて株価は1/17(水)に7%上昇、その後も上昇を続けています。また、同社の受注が加速したことは、半導体業界の好調持続を示唆することから、業界全体の株価にも波及しています。
買付チャート台湾セミコンダクター ADR(TSM)44.67ドル17.9 ・台湾の半導体ファウンドリ(受託生産企業)で、シェアが5割を超える世界トップ企業です。時価総額でもインテルを抜いて、現在、半導体セクターでは世界最大です。産業別の売上構成比は、通信59%、産業・標準品23%、コンピュータ10%、消費8%と、通信向けが大きいことが特徴です(17年12月期)。米国市場のADR(米国預託証券)でお取り扱いしています。

・1/18(木)に発表の10-12月期決算は、売上が前年同期比6%増、EPSが同1%減でした。ドル安・台湾ドル高によって業績が下押しされており、7-9月期との比較では、売上・利益とも10%増加、また、10-12月期売上はドルベースでは前年同期比10%増で、事業の実体は好調と言えます。モバイルの新製品や仮想通貨のマイニングが売上増に貢献したとしています。18年1-3月期の売上ガイダンスは、84〜85億ドルで前年同期比12〜13%増相当と、事業モメンタムは加速が見込まれています。半導体業界の業績が依然として加速しつつあることの証拠と言えるでしょう。
買付チャートユナイテッドヘルス グループ(UNH)243.35ドル19.5 ・米国の医療保険会社の最大手です。企業、公共機関、個人に各種医療保険プランを提供するほか、疾病、健康、薬剤に関する情報や医療貯蓄口座、移動医療サービスなどの各種サービスを提供。また、医療関連の情報管理サービス、ソフトウエア開発、コンサルティングおよびアウトソーシングサービスを手掛けます。

・1/16(火)に発表の10-12月期決算は、売上が前年同期比10%増、EPSが同23%増で、それぞれ市場予想を1%、3%上回って、引き続き好調でした。事業別にも、医療保険のユナイテッドヘルスケア、医療関連サービスを提供するオプタムとも売上が同10%増と好調です。18年12月期の見通しについては、法人税減税による恩恵の一部を使って投資を拡大する計画の一方、減税による恩恵の75%はEPSに反映する見通しとし、EPSガイダンスは、前年比23〜25%増相当の12.30〜12.50ドルとしています。引き続き業績拡大が期待できそうです。
買付チャートゼネラル モーターズ(GM)43.15ドル6.8 ・北米モーターショーへの出展に際して1/16(火)にリリースを発表、「17年12月期の調整後EPSは6.0〜6.5ドルのガイダンスレンジ上限近くになる見通しで、18年12月期のEPSは17年12月期と同程度が見込まれる。」としました。市場コンセンサスは、17年12月期が6.3ドル、18年12月期が5.9ドルですので、市場予想を上回る業績見通しです。

・米国の自動車販売市場の停滞が見込まれる中で業績堅調を見込むのは、在庫が適正水準にあることと、製品のモメンタムが強いことを理由に挙げています。同社は欧州事業の一部売却、南部および東部アフリカ市場からの撤退、インドでは小売店を閉めて輸出に切り替えるなど事業ポートフォリオの再構築を進め、また、製品ではクロスオーバー車ポートフォリオの更新を終えて製品モメンタムが良好など、収益性の改善が期待されます。また、EV、自動運転の分野で積極姿勢を打ち出していることも注目できるでしょう。10-12月期の決算発表は、2/6(火)の予定です。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。いずれも18年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週発表された主要企業の決算概要

銘柄名(コード)
決算発表日、株価反応日、株価、前日比
  直近実績 前年同期比 予想乖離 前四半期の
前年同期比
シティグループ(C) 売上(億ドル) 173 1% 0% 2%
1/16、1/16、77.11ドル、+0.4% EPS(ドル) 1.20 5% 1% 15%

【法人部門の減益を個人部門の増益でカバー】

  • 10-12月期決算は、法人部門の市場関連収入減を、北米および海外の個人部門の増益で補って、全体として堅調でした。尚、GAAPベースでは、税制改革の影響で、220億ドル(1株当たり8.43ドル)の特別損失を計上して、183億ドルの純損失となりました。特別損失の主体は繰延税金資産の再評価によるもので、現金の動きを伴うものではありません。
  • 部門別に、北米コンシューマー・バンキング部門は収入が前年同期比2%増、純利益が同4%増、海外コンシューマー・バンキング部門は、収入が同7%増、純利益が同16%増でした。インスティテューショナル・クライアント・グループ部門は、銀行業務収入は同11%増の反面、市場関連収入は同17%減で合計の売上は同3%減、純利益は同7%減でした。
  • 17年12月末の1株当たり純資産は70.85ドル、無形資産を除くベースでは60.40ドルで、現金の動きを伴わないとはいえ巨額損失の計上により、それぞれ9月末の78.81ドル、68.55ドルから低下しています。18年の実行税率は、17年の30%から25%近辺に低下する見通しです。同社は海外事業の利益構成が高いため、大手銀行の中では相対的に減税の恩恵が小さくなります。18年12月期の予想EPSは6.35ドルで、予想PERは12.1倍です。
バンク オブ アメリカ(BAC) 売上(億ドル) 208 2% -3% 1%
1/17、1/17、31.18ドル、-0.2% EPS(ドル) 0.48 28% 7% 14%

【経常性の高い部門がいずれも増収増益】

  • 10-12月期決算は、7-9月期と同様に市場関連収入の減少を個人、商業銀行、資産運用部門の増益でカバーしています。純金利収入は利ざや拡大と貸出増を背景に前年同期比11%増となる一方、非金利収入は住宅ローンの減少に税制改革の影響が加わって7%減でした。預金額は前年同期比3%増、貸出残高は同6%増と事業基盤の拡大は順調です。尚、GAAPベースでは、税制改革の影響による特別損失を290億ドル、1株当たり0.27ドルを計上しています(表中のEPSはこれを除いたもの)。
  • コンシューマー・バンキング部門は、純金利収入が牽引して収益が前年同期比10%、純利益は同14%増、グローバル・ウェルス&インベストメント・マネジメント部門は顧客資産が同10%増えて17%増益、グローバル・バンキング部門は貸出残高が同4%増えて同6%増益といずれも堅調でした。一方、グローバル・マーケッツ部門は、市場関係収入の減少を受けて同2%減収、同38%減益でした。
  • 18年12月期の予想EPSは2.48ドル、予想PERは12.8倍で、概ね同業他社並みです。
IBM(IBM) 売上(億ドル) 225 4% 2% 0%
1/18、1/19、162.37ドル、-4.0% EPS(ドル) 5.18 3% 0% 0%

【売上メモンタムの改善傾向が続く】

  • 10-12月期の売上モメンタムは前年同期比4%増(為替の影響を除いて同1%増)と7-9月期の同0%減(同じく同1%減)から改善しました。粗利額も同1%増と7-9月期の同1%減から改善、EPSは税制改革の影響で計上した55億ドルの一時費用を除いて同プラスとなりました。18年の業績ガイダンスは、調整後EPSが「少なくとも13.80ドル」(17年実績と同じ、市場コンセンサスは13.92ドル)、フリーキャッシュフローは設備投資の増加などで17年実績を10億ドル下回る約120億ドルとしました。
  • 売上は、コグニティブ・ソリューションが54億ドルで3%増(7-9月期は4%増)、グローバル・ビジネス・サービスが42億ドルで1%増(同2%減)、テクノロジー・サービス&クラウド・プラットフォームが92億ドルで同1%減(同3%減)、システムが33億ドルで同32%増(同10%増)、グローバル・ファイナンスが4.5億ドルで同1%増(同4%増)でした。売上増が目立つシステムは、最新メインフレームの「IBM Z」や「IIBM Power Systems」などが牽引しています。部門を横断する「戦略上不可欠な売上」(クラウド、モバイルコンピューティング、ビジネス・アナリティクス、セキュリティなど)の17年の売上は365億ドルで前年比11%増、全売上に占める比率は46%となっています。
  • 18年の業績ガイダンスが失望されて株価は下落しましたが、業績は持ち直しのトレンドにあると見られ、株価も徐々に持ち直すと考えられます。人工知能の「IBMワトソン」を企業向けサービスの武器として展開し、また、「IBMブロックチェーン」のような新たなソリューションの提供が中期的に注目されます。

※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
22(月)・シカゴ連銀全米活動指数(12月)ネットフリックス、ハリバートン
23(火)・日本工作機械受注(12月)
・ドイツZEW調査現状指数(1月)
・ユーロ圏消費者信頼感(1月)
ジョンソンアンドジョンソン、プロクターアンドギャンブル
ベライゾンコミュニケーションズ、スプリント

テキサスインスツルメンツ
24(水)・日本貿易統計(12月)
・米中古住宅販売件数(12月)
ゼネラルエレクトリック、コムキャスト、フォードモーター
ユナイテッドテクノロジーズ、アンフェノール、ザイリンクス
ロイヤルカリビアンクルーズ
25(木)・ドイツIFO企業景況感指数(1月)
・ECB主要政策金利
・米新築住宅販売件数(12月)
インテル、スターバックス、3M、キャタピラー
ラムリサーチ、セルジーン、バイオジェン
フリーポートマクモラン、レイセオン
ユナイテッドレンタルズ、ユニオンパシフィック
26(金)・中国工業部門利益(12月)
・米実質GDP(10-12月期、速報値)
・米耐久財受注(12月)
アッヴィ、ハネウェルインターナショナル
インチュイティブサージカル
29(月)・米個人所得・個人支出(12月)
・米PCEコアデフレータ(12月)
ロッキードマーチン
30(火)・ユーロ圏業況判断指数(1月)
・ユーロ圏実質GDP(10-12月期)
・S&Pコアロジック住宅価格指数(11月)
・コンファレンスボード消費者信頼感指数(1月)
マクドナルド、ファイザー
アンダーアーマー(E)、サザン(E)、コーニング
アラインテクノロジー、ニューコア、パルトグループ
31(水)・日本鉱工業生産(12月)
・中国製造業・非製造業PMI(1月)
・ユーロ圏失業率(12月)
・米ADP雇用統計(1月)
・シカゴ購買部協会景気指数(1月)
・中古住宅販売仮契約(12月)
・FOMC政策金利
ボーイング、マイクロソフト、フェイスブック
ペイパルホールディングス、アドバンストマイクロデバイシズ

クアルコム、イーライリリー、DRホートン、アフラック
イーベイ、イルミナ
1(木)・財新中国製造業PMI(1月)
・米自動車販売台数(1月)
・米建設支出(12月)
・米ISM製造業景況指数(1月)
アップル、アマゾンドットコム、AT&T
アリババグループ、フィリップモリスインターナショナル
アルトリアグループ、ロイヤルダッチシェル

フェラーリ、ダウデュポン、マスターカード、アムジェン、UPS
2(金)・ユーロ圏生産者物価指数(12月)
・米雇用統計(1月)
・ミシガン大学消費者マインド(1月)
・米製造業受注指数(12月)
アルファベット、ビザ、エクソンモービル、シェブロンメルク

注:企業決算の赤字でのハイライトは、当社保有顧客数の1〜50位、青字のハイライトは51〜70位を示します。EはBloombergによる予想を示します。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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