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2019-11-21 12:56:34

マーケット > レポート > アメリカ NOW!今週の5銘柄 >  好決算続々、相場全般はFRB議長人事が注目点

アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜好決算続々、相場全般はFRB議長人事が注目点〜

2017/10/23
投資調査部 榮 聡

先週の米国株式市場は、堅調な7-9月期決算でジリ高となった後、米上院で予算決議案が可決されたことを受けて再び史上最高値を更新しました。今週は、7-9月期決算発表のピークを迎えるほか、FRB(米連邦準備制度理事会)の議長人事が注目されます。

今回は先週良好な決算を発表した、IBM(IBM)ネットフリックス(NFLX)ペイパル ホールディングス(PYPL)ジョンソン & ジョンソン(JNJ)に、先週好材料が出たアドビ システムズ(ADBE)を加えて、今週の5銘柄としてご紹介いたします。

主要企業の決算概要:10/19(木)と10/20(金)に7-9月期決算を発表したベライゾン コミュニケーションズ(VZ)、 フィリップ モリス インターナショナル(PM)、ペイパルホールディングス(PYPL)、ゼネラル エレクトリック(GE)、プロクター & ギャンブル(PG)をご報告しています。

図表1:S&P500指数のローソク足(日足、1年)

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

図表2:業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 1週 1ヵ月 3ヵ月
金融 2.0% 4.6% 7.4%
ヘルスケア 1.8% 2.7% 3.7%
公共事業 1.4% 3.0% 2.9%
資本財・サービス 1.3% 2.8% 5.5%
電気通信サービス 1.1% -4.2% 2.7%
情報技術 1.0% 4.9% 6.6%
S&P500 0.9% 2.9% 4.2%
素材 0.6% 3.7% 6.3%
一般消費財・サービス 0.2% 1.9% 0.3%
エネルギー -0.4% 1.0% 4.8%
生活必需品 -1.2% -0.1% -2.2%
騰落率上位(1週) 騰落率
IBM 10.2%
ユナイテッドヘルス・グループ 7.8%
アッヴィ 6.0%
CVSヘルス 5.4%
バンク・オブ・アメリカ 5.2%
騰落率下位(1週) 騰落率
セルジーン -11.1%
アラガン -8.4%
シュルンベルジェ -6.0%
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) -5.1%
コルゲート・パルモリーブ -4.8%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、10/17(火)のIBM決算が好感されるなど企業決算の堅調でジリ高となり、10/19(木)夜に米上院で予算決議案が可決されて税制改革案の実現可能性が高まったことから、10/20(金)に一段高となりました。S&P500指数は週間で0.9%の上昇でした。

業種の物色動向は、米長期金利の動きによって目まぐるしく変化していますが、過去1ヵ月では4.9%上昇の情報技術、4.6%上昇の金融、3.7%上昇の素材など景気敏感株が優位です。7-9月期決算は、10/20(金)時点でS&P500指数採用企業の88社が発表済みで、売上高は前年同期比6.8%増、EPSは同8.5%増、市場予想に対してそれぞれ、1.1%、1.8%上回って堅調です。

先週発表の経済指標では、9月の住宅着工件数、許可件数はハリケーンの影響もあってそれぞれ前月比4.7%減、同4.5%減と低調でしたが、中古住宅販売件数は同0.7%増と堅調でした。10月14日に終わる週の新規失業保険申請件数は222千件と、ハリケーンによる増加の影響がほぼ消え、復興需要モードに入りつつあるとみられます。

個別企業では、ハリケーンの復興需要が追い風となって売上が前年同期比17%増、EPSが同26%増と好調な7-9月期決算を発表した建機レンタル最大手のユナイテッドレンタルズ(URI)、最近買収したカイトファーマ社の遺伝子導入T細胞療法(CAR-T)「Yescarta」が大細胞型B細胞リンパ腫治療薬として承認されたギリアド サイエンス(GILD)などが注目されました。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、ピークを迎える7-9月期決算発表に加え、米予算審議のスピードアップによる税制改革案の実現可能性の高まり、FRB人事などが注目されます。税制改革案の実現可能性が高まる中、相場は基本的に強い基調が想定されます。ただ、FRB議長がテイラー氏となる場合には、長期金利が上昇して株価にはマイナスの影響を及ぼすと考えられます。

予算審議については、通常は下院と上院の決議案のすり合わせが必要になりますが、上院の予算決議案を下院でそのまま採決して審議のスピードアップすることが提案されており、今週中に採決されるとみられています。その場合は、税制改革案の実現可能性がさらに高まるため、株価は一段高となりそうです。

FRB議長人事について10/20(金)にホワイトハウス報道官が、トランプ大統領はパウエルFRB理事とスタンフォード大学のテイラー教授を次期FRB議長に検討していることを確認、数日中に発表されるとしています。パウエル氏は、イエレン現議長の段階的な利上げアプローチを支持する穏健中道派で、株式市場への影響は限定的と見られます。

一方、テイラー氏は、政策金利の水準をインフレ率と国内総生産から導き出す「テイラー・ルール」の提唱者として知られ、より厳格なルールに基づく金融政策が想定されます。テイラー氏が指名される場合は、米長期金利は上昇する可能性が高く、米株式市場には一時的にマイナスの影響を及ぼすと考えられます。

今週の経済指標では、10/25(水)に米国の9月耐久財受注(前月比%1.0増の予想)、9月新築住宅販売件数(前月比1.1%減の予想)、10/26(木)にECB主要政策金利の発表(0.0%が維持される予想)、10/27(金)に米国の7-9月期実質GDP(前期比年率2.5%増で4-6月期の同3.1%増から鈍化の予想)などの発表が予定されています。

企業決算では、S&P100指数採用企業のうち40社が発表するピーク週となります(図表3)。キャタピラー、マクドナルド、ボーイング、アマゾンドットコム、アルファベット、マイクロソフトなどの主要企業が含まれます。

今週の5銘柄

今回は先週良好な決算を発表した主要企業から、10-12月期に23四半期ぶりに増収に転じる期待が高まっているIBM(IBM)、独自コンテンツの人気で 新規加入者の純増が好調を維持するネットフリックス(NFLX)、 個人間送金アプリ「Venmo」が成長を牽引するペイパル ホールディングス(PYPL)、 医薬品部門の売上の伸びで基調売上の伸びが改善したジョンソン & ジョンソン(JNJ)に、先週好材料が出た銘柄から、投資家説明会で公表した18年11月期の業績ガイダンスが市場予想を上回ったアドビ システムズ(ADBE)を加えて、今週の5銘柄としてご紹介いたします。

図表3:主要企業(S&P100指数採用企業)決算予想

決算
発表
予定

コード

銘柄

予想
売上高
(億ドル)

予想
EPS
(ドル)

予想
売上高
増加率

予想
EPS
増加率

売上高
増加率
(前回)

EPS
増加率
(前回)

10/23

HAL

ハリバートン

53.4

0.37

39.2%

3614.7%

29.3%

黒転

10/24

BIIB

バイオジェン

30.2

5.70

2.3%

9.7%

6.4%

-3.3%

10/24

CAT

キャタピラー

106.6

1.23

16.3%

44.8%

9.6%

36.7%

10/24

COF

キャピタル・ワン・ファイナンシャル

68.2

2.15

5.5%

5.8%

7.2%

11.6%

10/24

GM

ゼネラル・モーターズ(GM)

334.1

1.13

-22.0%

-34.3%

-12.8%

1.6%

10/24

LLY

イーライリリー

55.0

1.03

6.0%

16.7%

7.8%

29.1%

10/24

LMT

ロッキード・マーチン

128.1

3.26

10.9%

-9.7%

-1.8%

-2.6%

10/24

MCD

マクドナルド

57.3

1.75

-10.8%

8.0%

-3.4%

19.5%

10/24

MMM

3M

79.3

2.21

2.8%

2.6%

1.9%

24.0%

10/24

T

AT&T

401.7

0.75

-1.8%

1.4%

-1.7%

9.7%

10/24

TXN

テキサス・インスツルメンツ

39.1

1.12

6.4%

18.9%

12.8%

35.5%

10/24

UTX

ユナイテッド・テクノロジーズ

149.4

1.68

2.7%

-4.3%

2.7%

1.7%

10/25

AMGN

アムジェン

57.4

3.10

-1.1%

2.7%

2.1%

15.1%

10/25

BA

ボーイング

239.4

2.67

0.2%

-23.8%

-8.1%

黒転

10/25

GD

ゼネラル・ダイナミクス

79.5

2.43

2.8%

-1.9%

0.1%

0.3%

10/25

KO

コカ・コーラ

87.3

0.49

-17.8%

-0.3%

-15.8%

-1.7%

10/25

V

ビザ

46.3

0.85

8.6%

8.8%

25.8%

24.6%

10/25

WBA

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス

299.4

1.21

4.5%

13.4%

2.1%

12.7%

10/26

AMZN

アマゾン・ドット・コム

413.4

0.04

26.4%

-91.5%

24.8%

-77.5%

10/26

BMY

ブリストル・マイヤーズ スクイブ

51.8

0.76

5.2%

-0.8%

5.6%

7.3%

10/26

CELG

セルジーン

34.3

1.88

15.0%

18.8%

18.7%

26.4%

10/26

CHTR

Charter Communications Inc

104.9

0.98

4.5%

75.0%

3.7%

-47.5%

10/26

CMCSA

コムキャスト

210.3

0.49

-1.3%

7.4%

9.8%

25.9%

10/26

COP

コノコフィリップス

60.9

0.05

-6.5%

-107.1%

59.3%

黒転

10/26

F

フォード・モーター

327.7

0.32

-1.7%

23.4%

0.5%

7.7%

10/26

GILD

ギリアド・サイエンシズ

63.9

2.12

-14.8%

-22.7%

-8.2%

-16.9%

10/26

GOOGL

アルファベット

224.4

8.32

22.8%

14.8%

19.4%

-28.4%

10/26

INTC

インテル

157.2

0.80

-0.4%

0.3%

9.1%

22.0%

10/26

MO

アルトリア・グループ

52.0

0.87

0.0%

6.7%

3.8%

4.9%

10/26

MSFT

マイクロソフト

235.8

0.72

5.6%

-5.0%

9.1%

8.7%

10/26

NEE

ネクステラ・エナジー

48.6

1.79

1.2%

2.9%

15.4%

11.4%

10/26

RTN

レイセオン

63.3

1.90

4.9%

6.2%

4.1%

-20.4%

10/26

UNP

ユニオン・パシフィック

53.3

1.49

3.1%

9.8%

10.1%

23.7%

10/26

UPS

ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)

156.2

1.45

4.6%

0.5%

7.7%

10.5%

10/27

ABBV

アッウ゛ィ

69.9

1.38

9.4%

14.0%

8.0%

12.7%

10/27

CL

コルゲート・パルモリーブ

39.4

0.73

1.8%

0.0%

-0.5%

2.9%

10/27

CVX

シェブロン

345.2

0.98

14.5%

44.3%

17.8%

86.9%

10/27

MRK

メルク

105.3

1.03

0.0%

-3.3%

0.9%

8.6%

10/27

SPG

サイモン・プロパティー・グループ

13.9

2.87

2.6%

6.4%

3.5%

-6.1%

10/27

XOM

エクソンモービル

646.1

0.85

10.1%

35.4%

9.0%

91.3%

注:決算発表予定日は米国時間による日付です。業績予想は10/12(木)時点の市場コンセンサスによります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(10/20)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートIBM(IBM)162.07ドル11.6 ・17年10-12月期の売上は23四半期ぶりに前年同期比プラスに転じるとマネジメントが示唆したことで、業績の改善期待が高まっています。

・7-9月期決算について詳しくは、10/19(木)掲載のアメリカNOW!フラッシュをご参照ください。
買付チャートネットフリックス(NFLX)194.16ドル80.3 ・17年7-9月期の新規加入者数は再び市場予想を大きく上回って、事業展開が順調です。

・7-9月期決算について詳しくは、10/19(木)掲載のアメリカNOW!フラッシュをご参照ください。
買付チャートペイパル ホールディングス(PYPL)70.97ドル32.0 ・イーベイからの独立によって事業展開の制約がなくなり成長が加速している上、「Venmo」など個人間送金のビジネスが成長を牽引しています。

・7-9月期決算について詳しくは、本レポートの「主要企業の決算概要」をご参照ください。
買付チャートジョンソン & ジョンソン(JNJ)142.40ドル18.2 ・医薬品部門の改善で基調売上の伸びが改善、また、為替変動の影響が従来のマイナスからプラスに転じつつあることもプラスとみられます。

・7-9月期決算について詳しくは、10/19(木)掲載のアメリカNOW!フラッシュをご参照ください。
買付チャートアドビ システムズ(ADBE)175.64ドル32.3 ・画像処理・文書編集システムの世界的企業です。PDFやFLASH、画像加工のPhotoshop、作画のIllustrator、DTP処理のInDesignなど世界標準ソフトを多数擁します。インターネットの普及や通信速度の上昇を背景とする表現の多様化で、同社サービスの利用が増えています。

・10/18(水)に投資家説明会を開いて、18年11月期のガイダンスとして売上は前年比約20%増の87億ドル(市場予想は86億ドル)、調整後EPSは前年比30%増に相当する5.40ドル(市場予想は5.20ドル)とし、また、20年までに同社の対象可能市場が830億ドルに広がるとの調査結果を披露して、市場から好感されています。

・アナリストの目標株価は178.3ドルとほぼ現値に近づいていますが、業績モメンタムが良好な銘柄として引き続き注目できるでしょう。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。アドビシステムズは18年11月期、その他は18年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週発表された主要企業の決算概要

銘柄名(コード)
決算発表日、株価反応日、株価、前日比
  直近実績 前年同期比 予想乖離 前四半期の
前年同期比
ベライゾン コミュニケーションズ(VZ) 売上(億ドル) 317 3% 1% 0%
10/19、10/19、49.21ドル、+1.2% EPS(ドル) 0.98 -3% 1% 2%

【低調続くが、市場予想は上回った】

  • 7-9月期決算は、売上・調整後EBTDAとも前年同期比3%増と堅調で、売上・EPSとも市場予想を上回りました。売上は事業買収の影響を除いたベースでは同2.3%減と基調は低調です。AOLと買収したヤフーの事業を統合したメディア事業「Oath」の売上は20億ドルでした。
  • 主力のワイヤレス部門の売上は前年同期比2.3%減でした。一方、携帯電話加入者数(後払いのリテール)は、4-6月期の61.4万人の純増に続き、7-9月期も60.3万人増と好調でした。2月中旬に投入した使い放題プランの「Verizon Unlimited」が好評です。ワイヤライン部門は、インターネットTVなどを提供する「Fios」が牽引して、売上は前年同期比1.1%増としています。
  • 業績は改善したとは言え基本的には低調で、株価は引き続き配当利回りを軸に動きそうです。Bloombergの17年配当予想は2.34ドルで、10/20(金)終値49.53ドルに対して4.7%の水準です。
フィリップ モリス インターナショナル(PM) 売上(億ドル) 74.7 7% -4% 4%
10/19、10/19、108.15ドル、-3.9% EPS(ドル) 1.27 2% -8% -1%

【市場予想に大幅未達も、通年ガイダンスは維持】

  • 7-9月期決算は、4-6月期からモメンタムが改善したものの、売上・EPSとも市場予想を大きく下回りました。タバコ数量の減少率が低下、ドル高による目減りも低下したことから、業績のモメンタムは低調となった上期からは改善しました。為替の影響を除いたベースでは、売上は前年同期比9%増、EPSは同11%増でした。
  • 紙巻きたばこの出荷数量は、前年同期比0.5%減で4-6月期の同5%減から改善しました。通年については、前年比約3%の減少を見込んでいます。iQOSが先行展開されて注目を集める日本では、市場シェアが16年7-9月期の27.9%から33.2%に大幅上昇しています。iQOS用の「マルボロ ヒートスティック」のシェアが3.5%から11.9%に上昇したことが要因で、iQOSがシェアの純増に貢献しています。また、日本以外の市場での受容動向も好調です。
  • 通年のEPSは前回発表の4.78-4.90ドルから4.75-4.80ドルに引き下げられました。3四半期連続で業績は市場予想を下回って冴えませんが、加熱式タバコ「IQOS(アイコス)」による中期的な成長可能性には引き続き注目できまるでしょう。
ペイパル ホールディングス(PYPL) 売上(億ドル) 32.4 21% 2% 18%
10/19、10/20、70.97ドル、+5.5% EPS(ドル) 0.46 31% 6% 28%

【市場予想を上回る好決算】

  • 7-9月期決算は、売上・EPSとも市場予想を上回る好決算でした。口座数純増は8.2百万件で前年同期比88%増、アクティブ口座数は218百万口座に達しています。決済件数は19億件で前年同期比26%増、過去12ヵ月の口座当たりの決済件数は32.8件で同9%増と利用頻度も上昇しています。
  • 同社の成長を牽引しているのが個人間送金アプリの「Venmo」で7-9月期の決済額は90億ドル、前年同期比93%増と急増しています。「Venmo」を含む個人間の決済額は、全体の決済額1,140億ドルの21%を占める240億ドルに達しています。
  • 17年10-12月期ガイダンスは、売上が20-22%増、調整後EPSが0.50-0.52ドル、17年12月期ガイダンスは、売上が19-20%増、調整後EPSが1.86-1.88ドルとしています。18年12月期の予想EPSのコンセンサスは2.26ドル、アナリストの目標株価平均は、75.85ドルです。15年にイーベイから独立したことで、事業展開の制約がなくなり、成長が加速しています。
プロクター アンド ギャンブル(PG) 売上(億ドル) 167 1% 0% 0%
10/20、10/20、88.25ドル、-3.7% EPS(ドル) 1.09 6% 1% 8%

【販売数量がやや減速の一方、為替によるマイナスが低下】

  • オーガニック売上成長率(為替や事業買収・売却の影響を除いた成長)は4-6月期の前年同期比2%増から同1%増へやや低下しました。一方、為替による目減りが4-6月期のマイナス2%ポイントから0%ポイントとなって、報告ベースの売上は改善しています。オーガニック売上成長は、数量増によるもので(ヘルスケア、ファブリック&ホームケアがプラス)、価格の寄与は全体としては横ばいでした。
  • 粗利額が前年同期比横ばい、販売管理費が同1%増加したことで、営業利益は同1%減でした。前年同期にあった非継続事業の損失がなくなったことで純利益は同5%増となっています。
  • 18年6月期ガイダンスは、オーガニックの売上成長が前年比2-3%増、為替のインパクトは0〜0.5%ポイントのプラスで、報告ベースの売上は同約3%増としています。コアEPSは同5-7%増のガイダンスが維持されています。ハリケーンの影響で1億ドルの原材料コスト増が発生すると見積もっていますが、利益見通しの維持にはこの影響も含んでいるとしています。
ゼネラル エレクトリック(GE) 売上(億ドル) 335 14% 3% -12%
10/20、10/20、23.83ドル、+1.1% EPS(ドル) 0.29 -9% - -45%

【電力部門の不振が他部門の改善を相殺】

  • 売上は買収したベイカー・ヒューズの貢献で大きく伸びた形ですが、産業部門のオーガニック成長は前年同期比1%減で4-6月期の同2%増から鈍化しています。電力とオイル&ガスが不振で、これを除いたベースでは同2%増でした。受注は報告ベースで前年同期比14%増ながら、買収の影響を除いたベースでは横ばいで、他部門の堅調を電力のマイナスが相殺しています。尚、EPSの市場予想は0.49ドルでしたが、発表されたEPSと比較可能でない可能性があるようです。
  • 部門別の利益は、電力が前年同期比51%減(4-6月期は同10%減)、航空が同12%増(同11%増)、オイル&ガスが同35%減(同52%減)、運輸が同11%減(同26%減)、ヘルスケアが同14%増(同6%増)、再生エネルギーが同27%増(同25%増)となっています。4-6月期に増益から減益に転じた電力の減益率がさらに拡大して、他部門のモメンタム改善を相殺して不振が目立っています。電力の受注はガスタービン、水蒸気タービンとも不振で前年同期比32%減でした。
  • 17年のガイダンスは、調整後EPSが従来の1.60-1.70ドルから1.05-1.10ドルに大幅に引き下げられました。世界最大の資本財メーカーで、世界的な景気回復の恩恵を受けると期待されますが、電力市場の動向には注意が必要でしょう。アナリストの目標株価平均は26.5ドルです。

※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
23(月) ・中国住宅価格(9月)
・ユーロ圏消費者信頼感(10月)
・シカゴ連銀全米活動指数(9月)
ハリバートン、ハズブロ、VF
24(火) ・ECB銀行貸出調査
・中国共産党大会が閉幕
AT&T、マクドナルド、スリーエム、ロッキードマーチン
アドバンストマイクロデバイシズ、
ゼネラルモーターズ
キャタピラー、テキサスインスツルメンツ、コーニング
バイオジェン、イーライリリー、ユナイテッドテクノロジーズ
エドワーズライフサイエンス、イルミナ
25(水) ・ドイツIFO企業景況感(10月)
・米耐久財受注(9月)
・新築住宅販売件数(9月)
コカコーラ、ボーイング、ビザ、グラクソスミスクライン
バリックゴールド、フリーポートマクモラン、アンフェノール
ゼネラルダイナミックス、アムジェン
26(木) ・ECB主要政策金利
・米中古住宅販売仮契約(9月)
アマゾンドットコム、アルファベット、マイクロソフト
インテル、ギリアドサイエンス、アルトリアグループ
ツイッター、
ヴァーレADR、コムキャスト、レイセオン
ブリストルマイヤーズスクイブ、セルジーン、UPS
フォードモーター、LKQ
27(金) ・中国工業利益(9月)
・米実質GDP(7-9月期、速報値)
・ミシガン大学消費者マインド(10月)
エクソンモービル、シェブロン、メルク、アブビー
30(月) ・ユーロ圏業況判断指数(10月)
・ユーロ圏消費者信頼感(10月)
・米個人所得・個人支出(9月)
・米PCEコアデフレータ(9月)
HSBCホールディングス、モンデリーズ
31(火) ・日本鉱工業生産(9月)
・中国製造業・非製造業PMI(10月)
・ユーロ圏失業率(9月)
・ユーロ圏実質GDP(7-9月期)
・米消費者信頼感(10月)
・S&Pコアロジック住宅価格指数(8月)
・シカゴ購買部協会景気指数(10月)
テスラ、ファイザー、スプリント、BP、アンダーアーマー
マスターカード、フィサーブ、エレクトロニックアーツ
アラガン
11月1(水) ・中国財新製造業PMI(10月)
・米ADP雇用統計(10月)
・米ISM製造業景況指数(10月)
・米自動車販売台数(10月)
フェイスブック、クアルコム、クラフトハインツ
スリーディシステムズ(E)、サザン
2(木) ・FOMC政策金利 アップル、スターバックス、アリババグループ
ダウデュポン、AIG、アクティビジョンブリザード
3(金) ・米雇用統計(10月)
・米ISM非製造業景況指数(10月)

・米製造業受注指数(9月)
・米貿易統計(9月)
バークシャーハサウェイ(E)

注:企業決算の赤字でのハイライトは、当社保有顧客数の1〜50位、青字のハイライトは51〜70位を示します。(E)は決算予定が確定しておらず、Bloombergの予想によることを示します。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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