SBI証券(旧SBIイー・トレード証券:ネット証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2019-06-26 23:03:20

マーケット > レポート > アメリカ NOW!今週の5銘柄 >  米国株は高値更新へ!?物色が盛り上がるバイオ株を買うならコレ!?

アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜米国株は高値更新へ!?物色が盛り上がるバイオ株を買うならコレ!?〜

2017/09/04
投資調査部 榮 聡

先週の米国株式市場は、好悪材料が交錯しましたが、税制改正による法人税減税への期待が勝って続伸となりました。北朝鮮問題や連邦債務上限問題などのリスク要因は継続するものの、税制改正の進展が期待されるため今週も堅調相場が見込まれ、史上最高値の更新に進む可能性が高そうです。

今回は物色が一気に盛り上がったバイオテクノロジーの大手企業から、アブビー(ABBV)セルジーン(CELG)ギリアドサイエンス(GILD)を、また、先週発表の決算が良好であったアナログデバイセズ(ADI)ワークデイ(WDAY)を加えて、今週の5銘柄といたします。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)と物色動向

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

S&P500業種指数騰落 1週 1ヵ月 3ヵ月
ヘルスケア 3.0% 2.1% 5.0%
情報技術 2.2% 2.2% 3.3%
素材 1.9% 1.4% 2.9%
一般消費財・サービス 1.6% -1.2% -2.4%
資本財・サービス 1.5% -0.9% 0.0%
S&P500 1.4% 0.0% 1.5%
エネルギー 0.8% -3.7% -2.4%
生活必需品 0.5% -0.4% -4.0%
金融 -0.1% -2.5% 5.6%
公共事業 -0.6% 1.3% 0.9%
電気通信サービス -1.3% -2.6% -1.7%
騰落率上位(1週) 騰落率
ギリアド・サイエンシズ 13.5%
バイオジェン 12.6%
セルジーン 7.5%
アムジェン 5.3%
ゼネラル・モーターズ(GM) 4.9%
騰落率下位(1週) 騰落率
オールステート -2.4%
クラフト・ハインツ -2.1%
エクセロン -2.0%
ベライゾン・コミュニケーションズ -1.6%
ウェルズ・ファーゴ -1.5%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、(1)税制改正への期待の高まり、(2)米4-6月期実質GDPの前期比年率3.0%増への上方改定、(3)ハリケーン「ハービー」によるメキシコ湾岸地域での被害拡大、(4)北朝鮮による日本上空を通過する弾道ミサイル発射、など好悪材料が交錯しましたが、法人税減税に対する期待のポジティブインパクトが悪材料を上回ったと見られ、S&P500指数は8/25(金)から6日続伸となりました。S&P500指数は週間で1.4%の上昇です。

先週発表の経済指標では、消費者信頼感指数、ISM製造業景況指数が市場予想を上回る改善となったほか、レッドブック週間小売統計で8/26(土)に終わる週が前年比4.3%増と前週の3.2%増に続いて好調でした。8月の米雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想の前月比18.0万人増を下回る同15.6万人増にとどまりましたが、過去3ヵ月の平均は同18.5万人増と堅調な雇用拡大を示しています。

個別企業では、がん免疫治療薬を開発するカイト・ファーマ(KITE)を119億ドルで買収するとの発表が好感されて株価が大幅に上昇したギリアドサイエンス(GILD)、8/30(水)発表の5-7月期決算、8-10月期ガイダンスとも市場予想を上回ったアナログ半導体大手のアナログ デバイセズ(ADI)、同じく8/30(水)発表の5-7月期決算が市場予想を大幅に上回った、企業向けに人事と財務関連のクラウドアプリケーションを提供するワークデイ(WDAY)、不正に開設された口座数が調査対象期間を拡大したところ、従来発表の210万件でなく350万件であったと発表したウェルズファーゴ(WFC)などが注目されました。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、引き続き税制改正案の進展が注目され、史上最高値の更新に進む可能性が高そうです。

9月末が期限とされる連邦債務上限引き上げ問題の再燃や、週末に核実験に成功したとされ、9/9(土)に建国記念日を迎える北朝鮮による軍事行動の可能性がリスク要因として意識されるものの、法人税減税による予想EPS引き上げのインパクトのほうがはるかに大きいと考えられます。

税制改正については、8/30(水)にトランプ大統領がミズーリ州の演説で、「米国で雇用を維持し、雇用を創出するとともに、労働者を獲得するために、米国の法人税率を引き下げねばならない。理想としては法人税率を15%に引き下げたい」とし、実際には20%台で妥協する可能性が示唆されました。また、ムニューシン米財務長官は、トランプ政権は税制改正に関するより詳細なプランを数週以内に発表すると、ウォールストリートジャーナル紙との8/31(木)のインタービューで答えています。

さらに、トランプ大統領は9/5(火)に7月に税制改正の大枠をリリースした「ビッグ6」と呼ばれるグループ、ムニューシン財務長官、コーン国家経済会議委員長、ライアン下院議長、マコネル上院院内総務、および上下両院の税制担当委員会の共和党委員長(ハッチ上院議員、ブラディ下院議員)と会合をもつ予定で、進展が期待されます。

北朝鮮の問題については、週末の核実験の成功で、一連の軍事的挑発は一旦ピークをつけた可能性が考えられるでしょう。北朝鮮側からすると、米日韓とまともに軍事衝突して勝ち目がないことは明白で、外交交渉をより有利に運ぶためには、「北朝鮮は大陸間弾道ミサイルで核攻撃できる能力を獲得した」と国際社会に認識させることが重要だと考えるでしょう。国際的な報道からすると、北朝鮮はその目的をほぼ達成したと言えそうです。

今週の経済指標では、9/6(水)に8月の米ISM非製造業景況指数(大きく落ち込んだ7月の53.9から55.1に改善の予想)、9/7(木)にユーロ圏主要政策金利(0.0%で変更なしの予想)、9/8(金)に8月の中国貿易統計(輸出・輸入とも7月の伸び率から低下の予想)の発表が予定されています。

尚、9/4(月)はレイバー・デイで米国市場は休場となります。

今週の5銘柄

今回は先週物色が盛り上がったバイオテクノロジー企業の銘柄を中心にご紹介いたします。

バイオテクノロジーへの物色意欲が高まったのは、8/30(水)にスイスの製薬大手ノバルティス社が、新型のがん免疫治療薬「キムリア」の製造販売承認を米国で得たことがきっかけです。

「キムリア」は「CAR-T」(カーティー)と呼ばれる免疫細胞に遺伝子操作によってがん細胞を掴む腕を付け、がん細胞だけを攻撃するバイオ医薬品とするものです。臨床試験では他の薬が効かない白血病患者の80%以上に効果が出たとされ、従来の治療法よりも高い効果が期待されています。

今回新しいタイプの薬に対する承認が下りたことに加え、薬価が高過ぎるとする世界的な風潮の中で物色が抑制されてきたことで、株価には割安感が指摘されていたことから、物色が一気に広がったと考えられます。

また、米国のバイオ医薬品のギリアドサイエンスは、「CAR-T」治療薬の開発を手掛けるカイト・ファーマを8/28(月)に119億ドルで買収することを発表していたため株価が大幅に上昇して、これもセクター全体の株価上昇を刺激したと見られます。

S&P500指数の採用銘柄で、産業分類が「バイオテクノロジー」となっている9銘柄を図表2にリストアップしています。時価総額が大きい大手企業で来期の業績伸長率が比較的高い、アブビー(ABBV)セルジーン(CELG)、また、減収減益が見込まれているものの、待望の買収を発表したギリアドサイエンス(GILD)を取り上げます。

また、先週発表の決算が良好であった、アナログデバイセズ(ADI)ワークデイ(WDAY)を加えて、今週の5銘柄といたします。

図表2:バイオテクノロジー企業の投資指標(S&P500指数採用企業)

コード

銘柄

株価
(8/31)
(ドル)

予想PER
(今期)
(倍)

予想
増収率
(来期)
(%)

予想
増益率
(来期)
(%)

目標
株価
(ドル)

時価総額
(億ドル)

AMGN

アムジェン

177.8

14.1

0.5

2.0

186.1

1,297

ABBV

アブビー

75.3

13.6

9.3

17.3

78.8

1,200

GILD

ギリアド・サイエンス

83.7

9.6

-10.9

-13.5

82.2

1,093

CELG

セルジーン

138.9

18.9

16.9

21.8

151.9

1,087

BIIB

バイオジェン

316.6

14.7

4.3

8.1

322.2

669

REGN

リジェネロン・ファーマシューティカルズ

496.9

33.6

8.7

12.1

507.9

532

VRTX

バーテックス・ファーマシューティカルズ

160.5

101.2

28.7

93.8

182.2

405

ALXN

アレクシオン・ファーマシューティカルズ

142.4

25.4

15.9

25.1

158.1

318

INCY

インサイト

137.4

803.6

12.9

549.1

149.2

283

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(9/1)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートアブビー(ABBV)75.42ドル13.7 ・アボットの新薬開発事業を14年に分離してできた研究開発型のバイオ医薬品企業です。免疫学、腫瘍学、ウィルス学、神経科学などの分野で新薬開発を行っています。

・リウマチ治療薬の「ヒュミラ」、血液がん治療薬の「インブルビカ」などの牽引により、17年12月期は9%増収、14%増益、18年12月期も9%増収、17%増益と業績の好調持続が見込まれています。パイプラインについては、抗リウマチ薬のJak阻害薬などの結果が良好としています。一方、バリュエーションは、今期予想PERが13.1倍と割安感があると見られます。

・ヘッジファンド400社の4-6月期売買銘柄の集計では、買付額の第4位にランクインしており、割安感のあるバイオテクノロジー企業として、市場の注目を集めている銘柄と見られます。
買付チャートセルジーン(CELG)139.98ドル19.1 ・バイオ医薬品の大手です。主に癌及び免疫・炎症関連疾患治療法の開発を手掛け、主力製品は免疫調整薬「REVLIMID」、骨髄異形成症候群治療薬「VIDAZA」、多発性骨髄腫治療薬「THALOMID」、進行性すい臓がん治療薬「ABRAXANE」などです。

・同社は血液癌の分野でリーディングポジションを築いており、成長のドライバーとなることが期待されます。また、パートナー企業群と協力して研究開発のエコシステムを構築していることが、有望なパイプラインの確保に有利に働いていると考えられます。

・医薬品セクターは、世界的に薬価が抑えられる傾向にあることから、物色は抑制された状態が続いてきました。しかし、同社は2割前後の利益成長が見込まれており、割安感が強くなっていると見られます。
買付チャートギリアド サイエンス(GILD)83.75ドル9.6 ・バイオ医薬品大手の一角で、C型肝炎治療薬とHIV治療薬を主力としています。14年、15年とC型肝炎治療薬の売上が大幅に増加しましたが、緊急性の高い患者の治療が一巡したことで、16年から減収となっています。

・17年、18年ともC型肝炎治療薬の売上減少から減収減益が予想されており、成長を牽引しうる企業買収が待ち望まれていたところ、今回カイト・ファーマの買収が発表されて株価はポジティブに反応しています。

・買収を発表したカイト・ファーマは、ノバルティス社が承認を得た「CAR-T」によるがん免疫治療薬の開発を行っているバイオ医薬品企業です。16年12月期の業績は、22百万ドル、営業損失が2.7億ドルです。コンセンサス予想では、18年12月期の売上が2.1億ドル、19年12月期が5.4億ドル、20年12月期が9.7億ドルで、20年12月期に黒字化が想定されています。
買付チャートアナログ デバイセズ(ADI)84.38ドル19.1 ・アナログ半導体の大手です。アナログ半導体は現実世界の情報であるアナログ信号とデジタル信号を相互に変換する役割をもつことから、IoT(モノのインターネット)に不可欠の半導体の一つで、この分野で最大手のテキサスインスツルメンツとともに成長が期待されています。

・8/30(水)発表の5-7月期決算は、17年3月に買収したリニアテクノロジーが加わった上に幅広い分野の需要が好調で、売上は65%増、買収費用などを除く調整後EPSは54%増と大幅に増加、会社ガイダンスも上回りました。8-10月期のガイダンスは、売上が14.5-15.5億ドル(前年同期比45-55%増)、調整後EPSが1.29-1.43ドルと1.24ドルの市場コンセンサスを大きく上回りました。

・予想PERは18年10月期基準で17.4倍、アナリストの目標株価は96.0ドルで、買い余地がありそうです。
買付チャートワークデイ A(WDAY)108.84ドル132.7 ・2005年創業の企業向けに人事と財務関連のアプリケーションをクラウドで提供するソフトウエア企業です。中堅、大企業、グローバル企業を中心に1,500社を顧客とし、フォーチュン500社の30%が同社の人事ソフトウエアをコアのシステムとして採用しています。

・8/30(水)に発表した5-7月期決算は、売上が41%増、調整後EPSが0.04ドルの赤字から0.24ドルの黒字に転換、市場予想に対してそれぞれ4%、60%上回って好調でした。これを受けて18年1月のサブスクリプション収入の見通しを17.05-17.20億ドルから17.50-17.57億ドルに引き上げています。

・同社の調整後EPSは17年1月期に2.01ドルの赤字から、18年1月期は0.82ドル、19年1月期は1.09ドルへ黒字転換が見込まれています。成長の盛りにあるため、予想PERは非常に高水準となっています。アナリストの目標株価は107.42ドルと現値は超えていますが、業績モメンタムの良い企業として注目していけるでしょう。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。アナログデバイセズは18年10月期、ワークデイは18年1月期、その他は17年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
4(月)・米国市場休場(レイバー・デイ)
・ユーロ圏生産者物価指数(7月)
5(火)・ユーロ圏小売売上高(7月)
・ユーロ圏実質GDP(4-6月期、改定値)
・米国議会再開
・米製造業受注(7月)
ヒューレットパッカーズエンタープライズ
6(水)・ドイツ製造業受注(7月)
・米ISM非製造業景況指数(8月)
・米地区連銀経済報告(ベージュブック)
7(木)・中国外貨準備高(8月)
・ユーロ圏主要政策金利
8(金)・日本実質GDP(4-6月期、改定値)
・米卸売売上高(7月)
・中国貿易統計(8月)
クローガー
9(土)・北朝鮮の建国記念日
・中国消費者物価指数(8月)
・中国生産者物価指数(8月)
11(月)・日本機械受注(7月)
12(火)・米NFIB中小企業楽観指数(8月)
・米JOLT求人(7月)
13(水)・ユーロ圏鉱工業生産(7月)
・米生産者物価指数(8月)
・米月次財政収支(8月)
14(木)・中国鉱工業生産、小売売上高・固定資産投資(8月)
・欧州新車登録台数(8月)
・米消費者物価指数(8月)
オラクル(E)
15(金)・米小売売上高(8月)
・ニューヨーク連銀製造業景況指数(9月)

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

今すぐ外国株式口座開設

今すぐお取引

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。

お客様サイトへログイン

SBIアナリストレポート

アナリストによる投資情報を配信

商品・サービスのご案内

  • MAXISETF売買手数料全額キャッシュバックキャンペーン
  • 【リスクヘッジに効果的!?】SBI証券で貴金属関連商品に投資しよう!

PR


ページトップへ

入金・出金・振替

ご利用にあたって

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号 加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
SBI証券(旧SBIイー・トレード証券:ネット証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.