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アメリカNOW! フラッシュ 〜決算速報:ネットフリックス、バンク オブ アメリカ、 ジョンソン エンド ジョンソン、IBMほか〜

2017/07/19
投資調査部 榮 聡

米国株の当社顧客保有人数上位50で、7/17(月)、7/18(火)に4-6月期決算を発表したネットフリックス(NFLX)バンク オブ アメリカ(BAC)ジョンソン エンド ジョンソン(JNJ)IBM(IBM)の決算速報です。

また、保有人数上位51〜70位のゴールドマン サックス グループ(GS)ロッキード マーチン(LMT)の決算テーブルを掲載しています。

ネットフリックス、バンクオブアメリカは好調、ジョンソン&ジョンソンはまずまず、IBMは厳しい決算が続きました。

銘柄名(コード)
決算発表日、株価反応日、株価、前日比
  直近実績 前年同期比 予想乖離 前四半期の
前年同期比
ネットフリックス(NFLX) 売上(億ドル) 27.9 32% 1% 35%
7/17、7/18、183.60ドル、+13.5% EPS(ドル) 0.15 67% -4% 567%

【新規加入者数が市場予想を大きく上回る】

  • 売上が32%増、EPSは67%増で、それぞれ市場予想の1%上、4%下となりました。一方、ドラマの人気で新規加入者数が米国で0.63百万人の予想に対して1.07百万人、米国外で2.59百万人の予想に対して4.14百万人と好調でした。ストリーミングの顧客は104百万人と初めて1億人を突破しています。
  • また、7-9月期のガイダンスは新規加入者が市場予想の3.99百万人に対して4.40百万人、売上高は市場予想の28.8億ドルに対して29.7億ドル、純利益は1.0億ドルの市場予想に対して1.4億ドルと、いずれも市場予想を上回りました。
  • 7/18(火)時点のアナリストの目標株価平均は183.69ドル、予想EPSは17年12月期が1.46ドル、18年12月期が2.32ドルです。
バンク オブ アメリカ(BAC) 売上(億ドル) 228 7% 5% 7%
7/18、7/18、23.90ドル、-0.5% EPS(ドル) 0.46 12% 7% 46%

【大手銀行では最も良好な決算】

  • 4-6月期決算は、事業環境が低調な中、好調と言えそうです。純金利収入は利ざや拡大と貸出増を背景に9%増として、非金利収入も6%増と伸ばす一方、堅実な費用管理で12%の増益を確保、経費効率(efficiency ratio)も前年同期の63%から60%まで低下しています。預金額は4%増、貸出残高が5%増と事業基盤の拡大も順調です。
  • 部門別の純利益は、他社同様に市場の変動性低下を受けてグローバル・マーケッツ部門が24%減となるも、コンシューマー・バンキングが21%増、グローバル・バンキングが19%増、グローバル・ウェルス&インベストメント・マネジメントが14%増といずれも増益を達成しています。
  • 昨年より同社の業績推移は他の大手銀行よりも良好でしたが、それがはっきりとしてきた印象です。7/18(火)の株価は10年国債利回りが低下したために下落となったと見られますが、金利動向が落ち着けば買われてよい決算と見られます。
ジョンソン エンド ジョンソン(JNJ) 売上(億ドル) 188 2% -1% 2%
7/18、7/18、134.46ドル、+1.8% EPS(ドル) 1.83 5% 2% 9%

【売上は下半期に加速する見通しと】

  • 4-6月期の基調売上は、1-3月期の2.0%増から0.5%増へ3四半期連続で減速となって低調でした。ただ、会社は売上成長率は下半期に加速する見通しとして、17年通年のガイダンスについて、売上は754-761億ドルから758-761億ドルへ下限を引き上げ、EPSは7.00-7.15ドルから7.12-7.22ドルに引き上げています。
  • 部門別の基調売上成長は、医薬品部門が1.0%増となっていますが前年同期に実施した米国での会計基準の変更が4%ポイントネガティブに作用しています。乳児向け製品の落ち込みをビューティ製品の伸びでカバーした消費者部門が2.3%増、電気生理学関係機器とコンタクトレンズの「アキュビュー」などが伸びた医療機器部門が5.9%増でした。
  • 同社株価は配当利回りが意識される部分があるため、米10年国債利回りの反発を受けて軟調となっていましたが、決算は市場予想並みとなり安心感が広がったようです。
IBM(IBM) 売上(億ドル) 193 -5% -1% -3%
7/18、7/18(時間外)、149.70ドル、-2.8% EPS(ドル) 2.97 1% 8% 1%

【厳しい決算は1-3月期と変わらず】

  • 4-6月期は売上が前年同期比5%減(為替の影響を除いて3%減)で市場予想も下回って不振でした。さらに製品への投資とSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)への移行で粗利率が前年同期の47.9%から45.6%に低下、粗利額は8%減と厳しい決算でした。税率の低下で純利益は2%減として、EPSは増加の形です。
  • 売上は、コグニティブ・ソリューションが45.6億ドルで2.5%減、グローバル・ビジネス・サービスが41.0億ドルで3.7%減、テクノロジー・サービス&クラウド・プラットフォームが84.1億ドルで5.1%減、システムが17.5億ドルで10.4%減、グローバル・ファイナンスが4.2億ドルで2.1%減でした。部門を横断する「戦略上不可欠な売上」(クラウド、モバイルコンピューティング、ビジネス・アナリティクス、セキュリティなど)の過去12ヵ月の売上は341億ドルで11%増です。17年の業績ガイダンスは、調整後EPSで「少なくとも13.80ドル」(16年実績に対して2%増)が維持されました。
  • 人工知能の「IBMワトソン」を企業向けサービスの武器として展開し、また、「IBMブロックチェーン」のような新たなソリューションの提供にも注目されますが、旧来型事業の落ち込みで足もとの業績動向は見た目以上に厳しい印象です。業績改善への取り組みが表面化するには、もう少し時間がかかりそうです。
銘柄名(コード)
決算発表日、株価反応日、株価、前日比
  直近実績 前年同期比 予想乖離 前四半期の
前年同期比
ゴールドマン サックス グループ(GS) 売上(億ドル) 78.9 -1% 5% 27%
7/18、7/18、223.31ドル、-2.6% EPS(ドル) 3.95 6% 15% 58%
ロッキード マーチン(LMT) 売上(億ドル) 126.8 -2% 2% -6%
7/18、7/18、286.79ドル、-0.6% EPS(ドル) 3.23 -3% 4% 1%

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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