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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜上値が重い中、グロース株の物色が続く!?〜

2017/03/27
投資調査部 榮 聡

先週の米国株式市場は、トランプ政権の政策具体化が進まないことにしびれを切らせて利益確定売りが優勢になったと見られます。一方、オバマケア代替法案は採決が見送られたことで、経済政策の審議に移れないという最悪の事態は回避されました。今後は、経済政策審議のピッチが上がるか否かが注目されます。

全般相場の上値が重い中、グロース株への物色が継続すると考えられることから、今回は昨年より「シクリカル株」から「グロース株」の性質を強めつつあると考えられる半導体関連銘柄をご紹介いたします。半導体製造装置の世界的大手のアプライド マテリアルズ(AMAT)、業績ガイダンスが市場予想を大幅に超過した半導体メモリーのマイクロンテクノロジー(MU)、任天堂スイッチへのCPU供給で注目されるエヌビディア(NVDA)、IoTの本命銘柄として注目できるテキサスインスツルメンツ(TXN)、半導体株の値動きを幅広く捉えることができるETF(上場投信)のヴァンエック ベクトル 半導体 ETF(SMH)を今週の5銘柄といたします。

図表1:S&P500指数のローソク足(日足、6ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、3/21(火)に1.2%の下落となり、昨年11/8にトランプ相場が始まって以来の大きな下落を記録、週間では1.4%の下落でした。

3/21(火)に何かあったわけではありませんが、トランプ政権の経済政策具体化が進まないことに市場がしびれを切らせたと見られます。トランプ大統領が数週間内に「驚くべき発表をする」として市場の期待が高まったのが2/9(木)で、2/28(火)の議会演説、3/16(木)の予算教書までは期待が繋がりました。しかし、経済政策に優先した医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の議会採決が難航しそうな見込みに利益確定売りが優勢になったと見られます。

3/21(火)の相場下落を受けてS&P500指数のボラティリティを測るVIX指数は11ポイント台から12ポイント台後半まで上昇していますが、年初来の変動レンジの内側にとどまっており、特段にリスクへの警戒が高まったというわけではないようです。

先週発表の経済指標では、2月中古住宅販売件数は年率548万戸(予想は557万戸)と伸び悩んだものの、2月新築住宅販売件数は年率59.2万戸(予想は56.5万戸)、前月比6.1%増と好調でした。

個別企業では、市場予想を大幅に上回る業績見通しを示して株価が急騰したマイクロンテクノロジー(MU)、堅調な12-2月期決算と3-5月期売上は1桁台半ばの伸びになるとの見通しを発表したナイキ(NKE)、赤のiPhone7や廉価版iPadの導入を発表したアップル(AAPL)、アニュアルレポートで継続企業としての疑義に言及したシアーズ ホールディングス(SHLD)などが注目されました。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、引き続きもみ合いになりやすいと考えられます。

トランプ政権の経済政策が具体化しないと予想EPSは上方修正されず、S&P500指数ベースで18倍を超える高いバリュエーションのため上値は重く、一方、足もとの経済指標は改善傾向が続いているため相場の下げを予想するポジションを取るのも怖い、という状況が続きそうです。

オバマケア代替法案の下院採決は、一部共和党員がより大幅な改革を求めて反対に回ったため賛成票が足らず、3/24(金)に大統領より見送りが指示されました。同イベントのインプリケーションは、オバマケア代替法案に拘泥して経済政策の審議がずれ込む最悪の事態は回避されたというポジティブな面と、減税やインフラ投資のための財源確保のハードルが若干上がったというネガティブな面の両面があると見られます。このため、3/24(金)の株式市場・債券市場とも小動きになったと解釈できるでしょう。

今後、税制改革など経済政策に関する議会での審議のピッチが上がるか否かが注目されます。

今週の経済イベントでは、3/28(火)に3月の米消費者信頼感(114へ前月から低下予想)、3/29(水)にイギリスによるEU離脱手続き開始の通告、3/31(金)に3月の中国製造業・非製造業PMI(製造業PMIは51.7へ前月から改善予想)、シカゴ購買部協会景気指数(56.9へ前月から低下予想)などが予定されています。

企業決算では、先週上場来高値を更新したクルーズ船最大手カーニバル(CCL)の12-2月期決算が3/28(火)に予定されています。トランプラリー以降の消費センチメント改善を背景にレジャー需要は好調と考えられ、決算発表で株価の上昇にはずみがつくか注目されます。

今週の5銘柄

相場全般はトランプ政権の経済政策の審議が進むまではもみ合いとなりやすく、「グロース株」に対する物色が続く可能性が高いと考えられます。経済政策の早期具体化への期待が徐々に後退してきたここ3週間そのような傾向が出ていますが、もう少し続きそうです。

3/13号、3/21号でご紹介した銘柄群は「グロース株」にあたりますが、今回はこのところ「グロース株」に“出世”してきたと言えそうな半導体関連を中心にご紹介いたします。半導体株指数は昨年5月以来S&P500指数を持続的にアウトパフォームしていますが、最近2週間でも以下にあげるようなポジティブニュースが出ており、物色が継続しそうです(図表2)。

【半導体業界のニュース】
・3/13(月) インテルがモービルアイを約150億ドルで買収へ → 半導体業界の合従連衡続く
・3/17(金) 任天堂スイッチの増産 → 同ゲーム機にCPU(中央演算装置)を供給するエヌビディアへの恩恵
・3/21(火) 日本の2月半導体製造装置のBBレシオが1.36と5ヵ月連続1を上回る → 製造装置に対する需要好調を確認
・3/21(火) 台湾の2月海外受注が前年比22%増(1、2月平均でも同13%増) → ITハードウェア業界の世界的な業況改善を示唆
・3/23(木) マイクロンテクノロジーの3-5月期業績ガイダンスが市場予想を大幅超過(売上は予想の15%上、EPSは同69%上) → 半導体メモリー市場に関して会社は市場よりも強気

半導体製造装置のアプライド マテリアルズ(AMAT)、市場予想を大きく上回る業績見通しを発表した半導体メモリーのマイクロンテクノロジー(MU)、任天堂スイッチへのCPU供給で注目されるエヌビディア(NVDA)、IoTの本命銘柄として注目できるテキサスインスツルメンツ(TXN)、半導体株の値動きを幅広く捉えることができるETF(上場投信)のヴァンエック ベクトル 半導体 ETF(SMH)を選んで今週の5銘柄といたします。

尚、半導体セクターについて詳しくは、17年2/8(水)掲載の外国株式特集レポート「半導体の大相場がくる!?」をご参照ください。

図表2:半導体株指数のアウトパフォーム傾向が続く

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(3/24)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートアプライド マテリアルズ(AMAT)38.97ドル14.7 ・世界最大の半導体製造装置メーカーで、半導体、フラットパネルディスプレイ向けを手がけます。

・11-1月期実績の売上、EPSはほぼ市場予想に沿うものでしたが、同期の受注高は市場予想の21%上、2-4月期ガイダンスは売上(レンジ中央値)が同じく8%上、EPS(レンジ中央値)が同じく21%上と先行きの指標はいずれも市場予想を大きく上回って好調でした。2/15の決算発表から高値の更新が続いています。

・決算説明会では、好業績の背景である「5つの複数年にわたる変節点(inflections)」として、(1)10ナノメートル、7ナノメートル技術採用に伴う投資、(2)3次元NANDの立ち上り、(3)微細化の手法で「パターニング」の高成長、(4)ディスプレイの分野では、60インチ以上の大型テレビの市場拡大と有機EL製造装置への需要の広がり、(5)中国における半導体産業への投資拡大があげられています。
買付チャートマイクロン テクノロジー(MU) 28.43ドル6.8 ・半導体メモリーの世界的大手で、16年度の売上構成比は、DRAMが58%、NANDフラッシュが37%、その他5%です。3/23(木)に発表された12-2月期決算は、売上が前年同期比17%増、EPSは0.32ドルから0.90ドルへ3倍近い増加となりました。

・売上増は、DRAM平均販売価格の18%上昇、NANDフラッシュ販売数量の21%増加が牽引し、粗利率は36.7%へ前年同期の25.5%から大幅に改善しています。業績好調についてCEOは、「NANDフラッシュ、DRAMとも需要が好調な中、業界の供給増が限定的であったことに加え、同社のコスト削減が進んだ」とコメントしています。

・3-5月期の会社ガイダンスは、売上が52-56億ドル、EPSが1.43-1.57ドルで、それぞれ市場予想の47億ドル、0.89ドルを大幅に超過しました。このガイダンスを受けて同社株価は3/24(金)に7.4%上昇しています。業績は変動性が高いことで知られるメモリー市況に左右されるため、PERは低く抑えられます。それにしても、6倍台は割安と考えられます。
買付チャートエヌビディア(NVDA) 107.47ドル32.8 ・画像処理に使われるグラフィック・プロセッサ(GPU)を得意とする半導体メーカーです。

・主力のゲーム用PC向けグラフィックカードが新製品の投入やPCゲームのeスポーツ化で需要が増加しているほか、同社のGPUが人工知能のトレーニングに欠かせないものとなったことで、データセンターなどでの需要が伸びています。任天堂の新ゲーム機「スイッチ」に同社のTegraプロセッサが採用され、売上の押上げが期待されています。

・10-12月期決算自体は好調でしたが、決算後にアナリストからゲーム向けGPUのピークアウトを懸念する売り推奨が出て株価は一時90ドル台まで調整しました。その後、発売された任天堂スイッチの販売好調のニュースで株価が動意づいています。
買付チャートテキサス インスツルメンツ(TXN)80.59ドル21.6 ・米国の半導体大手です。アナログ半導体で世界シェア1位のほか、マイコン、コネクティビティ半導体も手がけます。

・自動車向けが引き続き好調で、業績の足を引っ張っていた産業向けおよび通信インフラ向けがプラス成長に戻りつつあり、業績モメンタムが改善基調にあります。

・センサーが捉えた信号を処理するアナログ半導体やマイコンの売上構成比が高く、幅広い電子機器メーカーと取引関係があることから、「IoT(モノのインターネット)」との関連性が高く中期的な成長が期待されます。
買付チャートヴァンエック ベクトル 半導体 ETF(SMH) 79.13ドル-・個別銘柄のリスクを取りたくないという方には、半導体企業の株価に連動するETF(上場投資信託)も利用できます。

・同ETFは、「マーケット・ベクトル米国上場半導体25インデックス」への連動を目指すETF(上場投資信託)です。

・組入れ上位銘柄は、インテル、台湾セミコンダクター、クアルコム、エヌビディア、ブロードコムなどです(3/24時点)。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。アプライドマテリアルズは17年10月期、マイクロンテクノロジーは17年8月期、エヌビディアは18年1月期、テキサスインスツルメンツは17年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成 

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
27(月)・中国工業部門企業利益(2月)
・ドイツIFO企業景況感指数(3月)
28(火)・S&Pコアロジック住宅価格指数(1月)
・米消費者信頼感(3月)
カーニバルコーポレーション、マコーミック
29(水)・イギリスがEUに離脱手続き開始を通告
・米中古住宅販売仮契約(2月)
ペイチェックス
30(木)・ユーロ圏業況判断指数(3月)
・ユーロ圏消費者信頼感(3月)
・米実質GDP(10-12月期、確報値)
31(金)・日本鉱工業生産(2月)
・中国製造業・非製造業PMI(3月)
・ユーロ圏消費者物価指数(3月)
・米個人所得・個人支出(2月)
・米PCEコアデフレータ(2月)
・シカゴ購買部協会景気指数(3月)
・ミシガン大学消費者マインド(3月)
3(月)・日本日銀短観(3月)
・中国財新製造業PMI(3月)
・ユーロ圏生産者物価指数(2月)
・ユーロ圏失業率(2月)
・米ISM製造業景況指数(3月)
・米自動車販売台数(3月)
4(火)・ユーロ圏小売売上高(2月)
・米製造業受注(2月)
5(水)・ADP雇用統計(3月)
・ISM非製造業景況指数(3月)
・FOMC議事要旨(3月14・15日開催分)
ウォルグリーン ブーツ アライアンス
モンサント、ベッド バス アンド ビヨンド
6(木) コンステレーション ブランズ、カーマックス
7(金)・米雇用統計(3月)

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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