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2019-11-18 20:19:53

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜トランプ政権の税制案待ちで上昇一服か〜

2017/02/20
投資調査部 榮 聡

先週の米国株式市場は、トランプ政権の減税への期待が持続する中、足もとの米国経済の好調を示す経済指標が相次いだことを受けて連日の高値更新に進みました。S&P500指数の予想PERが18倍に達しているため、今週は上昇一服となりやすくトランプ政権の税制案発表まではもみ合いとなる可能性が高そうです。

先週決算発表を行った企業で、業績動向に変化が見られるアプライドマテリアルズ(AMAT)アナログデバイセズ(ADI)ネットアップ(NTAP)、また、大手ヘッジファンドの16年10-12月期の買付上位銘柄から、ビザ(V)ダウケミカル(DOW)を選んで今週の5銘柄といたします。

主要企業の決算概要:先週10-12月期決算を発表したAIG(AIG)とタタモータース(TTM)をご報告しています。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、トランプ政権の減税への期待が持続する中、足もとの米国経済の好調を示す経済指標が相次いだことを受けて連日の高値更新に進みました。S&P500指数は2/7(火)〜2/15(水)まで7営業日連続で上昇、そのうち2/9(木)〜2/15(水)には5日連続で高値を更新しています。S&P500指数は週間で1.5%の上昇でした。

2/14(火)のイエレン議長の半期議会証言では、利上げを「待ちすぎるのは賢明でない」と述べ、しかもトランプ政権の政策に依存しないとしたため、利上げに対する強いメッセージと受け止められました。2/15(水)の1月小売売上高は前年比5.6%増と12年以来の水準に達し、1月消費者物価指数のコア指数は前年比2.3%増と市場予想の2.1%増を上回り、2/16(木)の2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想の18を大幅に上回る43.3となるなど、米国経済の好調が確認されました。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、S&P500指数ベースの予想PERが18.1倍に達しているため、上昇一服になりやすいと見られます。

市場はさらに買い進める前に、トランプ政権による税制を確認してEPSがどれくらい上方修正となるのか、確認したいと考える可能性が高そうです。トランプ大統領が税制について「驚くべき(phenomenal)」発表を数週間内にするとしたのは2/9(木)でした。今週末から来週にかけてがそのタイミングとなる可能性が高いと見られ、2/28(火)のトランプ大統領の議会での施政方針演説およびその前後が注目されるでしょう。

今週は2/20(月)がプレジデントデーで米国市場は休場です。2/21(火)以降にウォルマート(WMT)、ホームデポ(HD)、メーシーズ(M)など小売大手の11-1月期決算が発表されます。マクロ統計の小売売上高は堅調が続いているものの、アマゾンドットコム(AMZN)がシェアを拡大していることもあって、小売企業の決算はこれまで失望されるケースも多かったため、市場にはやや警戒感があるようです。また、2/22(水)のテスラモーターズの決算では、普及タイプの「モデル3」の生産開始時期に関するアップデートが注目されています。

今週の経済指標では、2/22(水)に中古住宅販売件数(前月比1.1%増予想)とFOMC議事要旨(1/31-2/1開催分)の公表、2/23(木)にシカゴ連銀全米活動指数、2/24(金)に新築住宅販売件数(前月が10.4%減となったため、反動で7.3%増予想)などが予定されています。

今週の5銘柄

今回は以下2つの視点から銘柄を選んでいます。

ひとつは、先週決算発表を行った企業で好業績かつ業績の動向に変化が見られる銘柄として、世界最大の半導体製造装置メーカーで受注が市場予想を大幅に上回ったアプライドマテリアルズ(AMAT)、アナログ半導体大手でIoT(モノのインターネット)市場の立ち上がりから恩恵を受けていると考えられるアナログデバイセズ(ADI)、データストレージ装置でここ数年の業績低迷から抜け出しつつあるネットアップ(NTAP)の3社をご紹介いたします。

もうひとつは、2/16(木)にS&P Global社が公表した、「ヘッジファンドトラッカー」で大手ヘッジファンドの16年10-12月期の買付上位銘柄から、ビザ(V)ダウケミカル(DOW)選んでいます。尚、この2社は、2/15(水)掲載の外国株式特集レポート「業績加速を確認した10-12月期決算!注目できるのはコレ!? 」で、決算発表を受けてアナリストが予想EPS、目標株価ともに上方修正をした銘柄としてもご紹介しています。

図表2:ヘッジファンドの売買動向−業種別売買と買付売付の上位銘柄(16年10月〜16年12月)

注:保有銘柄数が100以下で、銘柄選択を主な運用手法とするヘッジファンド大手10社の集計によります。
※S&P Global社が2/16(木)に公表した「ヘッジファンドトラッカー 4Q-16」をもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(2/17)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートアプライド マテリアルズ(AMAT)35.67ドル13.9 ・世界最大の半導体製造装置メーカーで、半導体、フラットパネルディスプレイ向けを手がけます。11-1月期実績の売上、EPSはほぼ市場予想に沿うものでしたが、同期の受注高は市場予想の21%上、2-4月期ガイダンスは売上(レンジ中央値)が同じく8%上、EPS(レンジ中央値)が同じく21%上と先行きの指標はいずれも市場予想を大きく上回って好調です。

・決算リリースでCEOは、「第1四半期における利益と受注高の新記録を達成し、2017年はアプライドマテリアルズにとってすばらしい年になりそうだ。産業の変節点に集中して技術革新を提供する戦略が好結果をもたらしており、今後の持続的な成長に自信を深めている。」としています。

・決算説明会では、好業績の背景である「5つの複数年にわたる変節点(inflections)」として、(1)10ナノメートル、7ナノメートル技術採用に伴う投資、(2)3次元NANDの立ち上り、(3)微細化の手法で「パターニング」の高成長、(4)ディスプレイの分野では、60インチ以上の大型テレビの市場拡大と有機EL製造装置への需要の広がり、(5)中国における半導体産業への投資拡大があげられています。
買付チャートアナログ デバイセズ(ADI) 82.48ドル22.1 ・アナログ半導体の専業では世界最大で、さらに同業大手のリニア テクノロジーとの経営統合を予定(2-4月期末までに完了見込み)しています。

・2/15(水)に発表した11-1月期決算は、売上が前年同期比28%増、EPSが同68%増で、それぞれ市場予想を13%ポイント、28%ポイントも上回る好調な決算でした。産業、自動車、通信インフラと幅広い分野が好調で、消費者向け市場の弱さを補って想定を上回る売上になったとしています。2-4月期も売上が前年同期比12-22%増相当の8.7-9.5億ドル、EPSが同16-34%相当の0.74-0.86ドルと好調持続の見込みです。

・アナログ半導体は、デジタル信号と現実世界のアナログ信号の両方を取り扱う半導体です。IoT(モノのインターネット)では、様々な機器に取り付けたセンサーから送られる信号を半導体で処理しますが、その信号はアナログ信号です。そのため、IoTが広がるとアナログ半導体の需要が拡大すると考えられます。IoTが市場の想定を上回るスピードで立ち上がっている可能性がありそうです。
買付チャートネットアップ インク(NTAP) 40.17ドル13.2 ・1992年創業の企業向けデータストレージのソリューションを提供する企業で、デルに買収されたEMCやヒューレット パッカード エンタープライズなどが競合です。

・11-1月期決算は、売上が前四半期の7%減から1%増、EPSが同じく2%減から17%増へ業績モメンタムが改善、かつ、市場予想をそれぞれ1%ポイント、10%ポイント上回りました。オールフラッシュのストレージが好調(前年同期比160%増)の一方、成熟事業の減収が縮小しつつあることがモメンタム改善の要因です。CEOはリリースで、「ネットアップの事業転換は結果を生み出しつつあり、事業の見通しを変えた。業界をリードするソリューション群と"データファブリック"の戦略により、ネットアップは次世代のITをリードするポジションにある。」と自信を表明しています。

・同社業績は11年4月期をピークに5年間減益が続きましたが、やっと停滞を抜け出しつつあるようです。今回の決算後にゴールドマンサックスを含む複数の証券会社が投資判断を引き上げていて、注目できるでしょう。
買付チャートダウ ケミカル(DOW) 61.26ドル15.1 ・世界的な化学大手で、現在デュポンとの合併について当局の許可待ちです。10-12月期決算は、売上が14%増(買収したシリコン事業を除いて3%増)、EPSが6%増で、それぞれ市場予想を5%ポイント、13%ポイント上回って好調でした。 買収事業を除いた数量増が3%で、3%の売上増加は数量効果によることがポジティブに評価できます。

・会社ではコンシューマーソリューション部門(自動車・電子機器向け部品など)、農業科学部門(種子・農薬など)、パフォーマンスプラスチック部門(パッケージ材料など)において、事業ポートフォリオを成長している最終市場に近い分野にシフトしていることが奏功していると分析しています。

・事業の見通しについてCEOは、(1)世界的にポジティブな経済の兆しが見られる、(2)事業ポートフォリオは健全で、特にパッケージング、インフラ、コンシューマー・ケア、自動車、農業の分野が良好だ、(3)安定的な利益成長を遂げられる体制にある、と自信を示しています。
買付チャートビザ A(V) 87.46ドル26.3 ・同社の10-12月期決算は、16年7-9月期よりビザ・ヨーロッパを統合した効果で売上・EPSとも前年比25%の大幅増となりましたが、市場予想に対してもそれぞれ4%、10%上回って好調でした。これを受けて、予想EPSは1.1%、目標株価は4.0%引き上げられています。

・17年9月期のガイダンスは、売上が16-18%増、EPSは1桁台の半ばの伸びで前回から維持されましたが、保守的となっている可能性がありそうです。CEOはリリースで、「第1四半期は、カード購入額が世界のほぼすべての地域で加速してすばらしいスタートを切った。今後についても、国内の数量増、新興国での電子決済の普及、先進国でのeコマースのさらなる加速から良いモメンタムの継続を見込んでいる。」としています。

・株価は決算を受けて最高値を更新しましたが、その後はもみ合いとなっています。同社のPERは恒常的に高水準ですが、グローバルの電子決済市場(中国を除く)をマスターカードと二分しているため、参入障壁が非常に高いと考えられることが背景にあります。高すぎるということはないと考えられます。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。アプライドマテリアルズとアナログデバイセズは17年10月期、ネットアップは18年4月期、ダウケミカルは17年12月期、ビザは17年9月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成 

先週発表された主要企業の決算概要

※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
20(月)・米市場休場(プレジデントデー)
・日本貿易収支(1月)
・ユーロ圏消費者信頼感(2月)
21(火)ウォルマートストアーズ、HSBC、ホームデポ
メーシーズ、ニューモントマイニング
22(水)・ドイツIFO企業景況感(2月)
・ユーロ圏消費者物価指数(1月)
・米中古住宅販売件数(1月)
・FOMC議事要旨(1/31-2/1開催分)
テスラモーターズ、モービルアイ、Lブランズ
サザン、TJX
23(木)・シカゴ連銀全米活動指数(1月)ヴァーレ、チェサピークエナジー、コールズ
ノードストローム、ヒューレットパッカード
24(金)・新築住宅販売件数(1月)
・ミシガン大学消費者マインド(2月、確報値)
ギャップ
27(月)・ユーロ圏業況判断指数(2月)
・ユーロ圏消費者信頼感(2月)
・米耐久財受注(1月)
・米中古住宅販売仮契約(1月)
バークシャーハサウェイ(E)、プライスライングループ
28(火)・日本鉱工業生産指数(1月)
・ユーロ圏消費者物価指数(2月)
・米実質GDP(10−12月期、改定値)
・コンファレンスボード消費者信頼感(2月)

・S&Pコアロジック住宅価格指数(12月)
・シカゴ購買部協会指数(2月)
・トランプ大統領施政方針演説
セールスフォースドットコム、ターゲット、ダラーツリー(E)
ロスストアーズ、オートゾーン
1(水)・中国製造業・非製造業PMI(2月)
・ISM製造業景況指数(2月)

・米個人所得・個人支出(2月)
・米PCEコアデフレータ(1月)
・米自動車販売台数(2月)
ロウズ、ベストバイ、マイラン
2(木)・ユーロ圏失業率(1月)コストコホールセール
3(金)・ユーロ圏小売売上高(1月)
・ISM非製造業景況指数(2月)
・イエレンFRB議長講演(シカゴ)

注:企業決算の赤字でのハイライトは、当社保有顧客数の1〜50位、青字のハイライトは51〜70位を示します。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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