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2019-12-14 23:07:50

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜製造業の米国回帰で恩恵が期待される銘柄〜

2017/01/23
投資調査部 榮 聡

先週の米国株式市場では、注目されたトランプ大統領の就任演説で期待されていた具体的な経済成長策への言及が少なく消化不良気味でした。しかし、米国経済の成長を高める方向性については疑いのないところだと考えられます。今週の米国株式市場は、12月中旬から1ヵ月以上続いているもみ合いからの上放れを模索する展開が期待できそうです。

今回はトランプ大統領が保護主義的な政策を鮮明にしたことから、製造業の米国回帰で恩恵が期待される資本財・サービスセクターの企業から、シンタス(CTAS)WWグレインジャー(GWW)ローパーテクノロジーズ(ROP)を、また、先週決算発表した企業から、加入者純増数が市場予想を上回って最高値更新に進んだネットフリックス(NFLX)、人工知能「ワトソン」を駆使することで業績の停滞から抜け出すことが期待されるIBM(IBM)を選んで今週の5銘柄といたします。

主要企業の決算概要:10-12月期決算を発表したシティグループ(C)、IBM(IBM)、アメリカンエキスプレス(AXP)、ゼネラル エレクトリック(GE)をご報告しています。

図表1:S&P500指数のローソク足(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、大統領就任式を控えてもみ合いが続きました。1/20(金)の就任式当日は終日プラスを維持して高値は前日比+0.6%までありましたが、就任式が始まってからは上げ幅を縮小して同+0.3%で引けています。S&P500指数は週間で0.1%の下落でした。

トランプ大統領の就任演説では、「政治権力をワシントン、政治家、エスタブリッシュメントから一般国民に返還する」として、「米国第一」「保護主義」が強調されました。一方、インフラ投資や減税など成長促進策への言及は限定的であったことから、株式市場の反応も小幅なものとなりました。米10年債利回りは小動きで、リスクのバロメーターとなる金価格は若干の上昇となっています。

先週発表の経済指標では、1/18(水)の12月消費者物価のコア指数が前年比2.1%へ10月の同1.6%、11月の1.7%から大幅に上昇しました。「政策金利を19年にかけて毎年数回引き上げていくと予想している」としたイエレンFRB議長のスピーチとともに、当日米10年債利回りが反転上昇する要因になったと見られます。10-12月期決算発表は1/20(金)までにS&P500指数採用企業の63社が発表を終え、EPSは市場予想を3.8%上回って概ね好調です。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、12月中旬から1ヵ月以上続いているもみ合いからの上放れを模索する展開が見込まれるでしょう。

トランプ大統領の就任演説では期待された具体的な経済成長策への言及が少なく消化不良気味ですが、米国経済の成長を高める方向については疑いのないところだと考えられます。今後は2月と見込まれる大統領による一般教書演説および予算教書で、政策の具体化を見極めていくことになりそうです。

今週の経済指標では、1/27(金)の10-12月期米実質GDPは前期比年率2.2%増が予想されています。7-9月期の同3.5%増から低下となりますが、7-9月期には輸出増や在庫増で一時的に押し上げられていた部分があるとされ、米国経済の基調が昨年末にかけて改善したとの判断を変える必要はないでしょう。アトランタ連銀の「GDPNow」では、2.8%増が予想されています。

10-12月期の決算発表は、S&P500指数採用企業のうち105社が予定され、前半のピークを迎えます。マクドナルド、ジョンソン&ジョンソン、スリーエム、ベライゾン コミュニケーションズ、マイクロソフト、スターバックス、P&G、AT&T、インテル、アマゾン ドットコム、アルファベット、シェブロンなどです。

トランプ政権をどう考えるか

以下、トランプ大統領の就任演説の冒頭部分です。

「きょうの就任式はとても特別な意味を持ちます。なぜなら、きょう、私たちは単に、1つの政権から次の政権に、あるいは、1つの政党から別の政党に移行するだけでなく、権限を首都ワシントンの政治からアメリカ国民に返すからです。(中略)

政治家は繁栄してきましたが、仕事はなくなり、工場は閉鎖されてきました。エスタブリッシュメント(支配階級)は自分たちを守ってきましたが、国民のことは守ってきませんでした。彼らの勝利は皆さんの勝利ではありませんでした。彼らが首都で祝っている一方で、闘っている国中の家族たちを祝うことはほとんどありませんでした。すべてが変わります。いま、ここから始まります。(中略)

本当に大切なことは、どちらの政党が政権を握るかではなく、私たちの政府が国民によって統治されているかどうかということです。2017年1月20日は、国民が再び国の統治者になった日として記憶されるでしょう。」

軽い「社会主義革命」と言ってよい内容ではないでしょうか。米国が大統領の考えだけで動くことはありませんが、非常に大きな変化を迎えていることは間違いないでしょう。報道では「保護主義」が強調され、エキセントリックな大統領による奇抜な政策という扱いにされがちです。しかし、主張の背景は世界的なベストセラーとなったフランスの経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資本』と同じです(処方箋は異なりますが)。グローバルな社会の問題意識が反映された動きと捉える必要がありそうです。

通常の経済理論では、「自由貿易は経済システムの生産を最大化できるので推進すべきだ。自由貿易によって職を奪われる人には、政府による富の再配分や職業訓練で対応すべきだ。」とされます。しかし、富の再配分や付加価値の高い仕事への移行が、人々が我慢できないくらいに滞っているのであれば、自由貿易拡大のスピードを落とすことが必要になっているのかもしれません。

それによって世界の成長率は低下するかもしれませんが、グローバル化で格差が止めどなく広がっていくのと、どちらが重要かという選択の問題になっているのではないでしょうか。格差拡大を解決する有効な政策が打たれない中、グローバル化に一部歯止めをかけるのもあり得る選択だと言えるのではないでしょうか。

今週の5銘柄

今回はトランプ大統領が保護主義的な政策を鮮明にしたことから、製造業の米国回帰で恩恵が期待される資本財・サービスセクターの企業から、シンタス(CTAS)WWグレインジャー(GWW)ローパーテクノロジーズ(ROP)を、また、先週決算発表した企業から、加入者純増数が市場予想を上回って株価が最高値更新に進んだネットフリックス(NFLX)、人工知能「ワトソン」を駆使することで業績の停滞から抜け出すことが期待されるIBM(IBM)を選んで今週の5銘柄といたします。

資本財・サービスセクターの3社について、これらを選択した過程については1/18(水)掲載の外国株式特集レポート「トランプ相場は第2幕へ!乗るにはコレ!?」の(3)をご参照ください。

図表2:10-12月期決算発表予定企業(S&P100指数構成銘柄)

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(1/20)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートシンタス(CTAS)113.88ドル24.6 ・68年に家族による洗濯業で創業、90万社を顧客企業に持つユニフォーム業界の最大手になった企業です。ユニフォームのデザイン、製造・販売、クリーニングを主力に、玄関マット、洗面所の消耗品、セキュリティなど企業回りの様々なサービスを手掛けることで成長しています。

・16年9-11月期決算は、売上が前年同期比6.4%増で、うち5.7%ポイントをオーガニック成長(買収や為替の影響を除く成長)が占めます。営業利益は1.3%増にとどまりましたが、ITシステム投資による販売管理費の一時的増加が要因です。粗利率は43.3%から44.1%へ13四半期連続で拡大、CEOは我々の事業機会の大きさを示しているとコメントしています。

・見込まれている米国の産業景気の浮揚、製造業の米国回帰による恩恵が期待されます。
買付チャートWWグレインジャー(GWW)246.47ドル21.5 ・商業、工業、工事請負業者向けに、メンテナンス、修理、作業用の資材用品(間接資材)を販売、世界で約200万社を顧客とします。日本のMonotaRO(3064)は同社の子会社で、2000年に同社と住友商事の出資で設立されました。また、同社は25年以上増配を続ける企業からなる「S&P500配当貴族指数」に選ばれています。

・1品単価が低いために効率化しにくい間接資材の購入・管理を同社で一括管理することにより、ユーザーは購入業務負担の軽減と経費削減が期待できます。そのようなメリットを背景に、安定的に成長しているサービスです。

・製造業の景況浮揚やインフラ投資の拡大を幅広く取り込むことができる企業と考えられます。
買付チャートローパーテクノロジーズ(ROP)186.22ドル28.4 ・工業機器の幅広い分野でのニッチ市場を狙ってリーダーのポジションを取る戦略により、03年から15年に営業利益の年平均成長率で21%を達成している成長企業です。顧客産業は、ヘルスケア、運輸、食品、エネルギー、水道などです。S&P500指数に採用されています。

・16年7-9月期の売上は前年同期比6.9%増で、オーガニック成長が1.9%ポイント、買収による成長が5.9%ポイント、為替の影響が-0.6%ポイントでした。EPSは3%増加しています。

・産業景気の低迷を受けてオーガニック成長が低下してきましたが、米国の産業景気が浮揚すれば恩恵が期待できるでしょう。
買付チャートネットフリックス(NFLX)138.60ドル99.7 ・10-12月期の加入者純増数は国内が193万人、海外が512万人、合計705万人で、会社ガイダンスのそれぞれ、145万人、375万人、520万人を大幅に上回りました。7-9月期に優遇料金の解除(実質値上げ)を行ったため、加入者動向に対する警戒がありましたが、2四半期連続で加入者純増数が会社ガイダンスを上回ったことから、顧客離れは起こっていないと安心感が広がっているようです。

・グローバル市場への進出が順調に進んでいることから、営業利益率を引き上げる意向を表明しています。過去2年の約4%から17年12月期は約7%へ、その後も成長と利益率のバランスを取りながら、売上と営業利益率を安定的に引き上げるとしています。

・行く行くはアマゾンビデオとの競合が見込まれますが、インターネットTVの普及余地は依然大きく、いまのところ両社とも成長すると期待できそうです。
買付チャートIBM(IBM)170.55ドル12.3 ・10-12月期決算は停滞が続きましたが、人工知能「ワトソン」の展開によって既存事業の活性化が期待されます。

・詳しくは、「主要企業の決算概要」をご覧ください。

※会社資料、BloombergのデータをもとにSBI証券が作成

先週発表された主要企業の決算概要

※会社資料、ブルームバーグデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
23(月)マクドナルド、テキサス インスツルメンツ、ハリバートン
24(火)・ユーロ圏製造業・非製造業PMI(1月)
・ユーロ圏消費者信頼感(1月)
・米中古住宅販売件数(12月)
アリババ、ジョンソン&ジョンソン、スリーエム
ベライゾン コミュニケーションズ
デュポン
ロッキード マーチン
、イーベイ、DR ホートン
ウェスタンデジタル、コーニング
インチュイティブ サージカル
25(水)・日本貿易収支(12月)
・ドイツIFO企業景況感指数(1月)
マイクロソフト、スターバックス、P&G、AT&T、インテル
BHPビリトン(営業報告)
ボーイング、クアルコム
ペイパル ホールディングス
、アボット ラボラトリーズ
フリーポート マクモラン、ユナイテッド レンタルズ
ユナイテッド テクノロジーズ、WWグレインジャー
ラムリサーチ、ザイリンクス
26(木)・中国工業部門利益(12月)
・米新築住宅販売件数(12月)
アマゾン ドットコム(E)、アルファベット、
ユニリーバ
ブリストルマイヤーズスクイブ
フォード モーター、キャタピラー、セルジーン
バイオジェン、ダウ ケミカル、レイセオン
ドーバー、コムキャスト
27(金)・米実質GDP(10-12月期)
・米耐久財受注(12月)
・ミシガン大学消費者マインド(1月、確報値)
シェブロン、ハネウェル インターナショナル、アッヴィ
30(月)・ユーロ圏業況判断指数(1月)
・ユーロ圏消費者信頼感(1月)
・米個人所得・個人支出(12月)
・米PCEコアデフレータ(12月)
・中古住宅販売仮契約(12月)
アップル
31(火)・日本鉱工業生産(12月)
・日銀政策金利
・ユーロ圏実質GDP(10-12月期、速報値)

・ユーロ圏失業率(12月)
・S&Pコアロジック住宅価格指数(11月)
・シカゴ購買部協会景気指数(1月)
・米消費者信頼感(1月)
フェイスブック、エクソン モービル、ファイザー、スプリント
コーチ
アンダーアーマー、ICICI銀行、イーライリリー
UPS、ニューコア(E)、エレクトロニックアーツ、アフラック
ロイヤルカリビアンクルーズ(E)、エドワーズライフサイエンス
1(水)・中国製造業・非製造業PMI(1月)
・FOMC政策金利
・ADP雇用統計(1月)
・ISM製造業景況指数(1月)

・米自動車販売台数(1月)
・建設支出(12月)
アルトリア グループ、ビザ、インガソールランド
2(木)・チャレンジャー人員削減数(1月)フィリップモリスインターナショナル、メルク
ゴープロ、アムジェン、パーカーハネフィン
ベクトンディッキンソン、ボストンサイエンティフィック
3(金)・ユーロ圏小売売上高(12月)
・米雇用統計(1月)

注:企業決算の赤字でのハイライトは、当社保有顧客数の1〜50位、青字のハイライトは51〜70位を示します。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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