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2019-10-14 07:26:37

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜利上げ期待の維持で「順張り」が有効!?〜

2016/09/05
投資調査部 榮 聡

先週の米国株式市場は、注目された雇用統計が市場予想より弱く、「9月にも利上げ」との見方が後退して9/2(金)の株価は上昇し、週間でも若干上昇しました。一方、年内に利上げがあるとの見方は維持されていると見られ、今週の投資環境も先週までと大きく変化していないと考えられるでしょう。指数ベースでのもみ合い、景気敏感セクターの買い、ディフェンシブセクターの売りが継続する可能性が高いと考えられます。

今回は過去1ヵ月の業種指数騰落率(24業種)でパフォーマンス上位の銀行、半導体・同製造装置、各種金融、自動車・自動車部品、運輸よりそれぞれ、バンク オブ アメリカ(BAC)、エヌビディア(NVDA)、ブラックロック(BLK)、グッドイヤー タイヤ(GT)、ユナイテッド パーセル サービス(UPS)を選んで今週の5銘柄としてご紹介いたします。

主要企業の決算概要:セールスフォース ドットコム(CRM) をご報告しています。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、9/1(木)まで軟調地合いでしたが、9/2(金)発表の雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を下回り、9月にも利上げとの見方が後退して反発しました。S&P500指数は週間で0.5%上昇しています。

8月の非農業部門雇用者数は前月比15.1万人と市場予想の同18.0万人を下回りましたが、(1)3ヵ月移動平均で23.2万人と良好な水準であること、(2)8月は新学期の始まりと重なることからブレやすく後に上方修正される傾向があることから、9月に利上げとなる可能性は後退したものの、年末までに1回の利上げがあるとの予想には大きな影響を与えなかったとみられます(図表2)。

この結果を受けて、一般的に利上げ予想の後退がポジティブと考えられる株式と金価格が上昇する一方、同じくネガティブなドル、米10年債利回りも上昇と、金融市場の反応はまちまちとなっています。

先週発表のその他経済指標では、9/1(木)に8月のISM製造業景況指数が49.4(市場予想は52)と6ヵ月ぶりに50を下回り、製造業にはやや弱さが見られます。一方、中国の8月製造業PMIは50.4で前月比改善、非製造業PMIは53.5と良好な水準が維持されて市場でポジティブに捉えられました。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、9月利上げの見方が後退する一方、年末までの利上げ予想は維持されたとみられ、指数ベースではもみ合いが続く可能性が高いでしょう。

雇用統計を受けた9/2(金)のS&P500のセクター動向(10業種)を確認すると、利上げがマイナスに効く公益が+1.2%で上昇率トップとなっていますが、金融が+0.5%、テクノロジーが+0.4%などこれまで買われてきたセクターも上昇となっています。指数のもみ合いの中、物色は引き続き経済の改善を背景とした景気敏感セクターの優位、ディフェンシブセクター劣位の状況が続くと見込まれます。

9月下旬には、9/20-21のFOMC(米連邦公開市場委員会)および日銀金融政策決定会合、9/26に大統領候補者討論会、9/26-28のOPEC(国際石油輸出国機構)会合など市場を動かす可能性のある重要イベントが目白押しですが、これらを意識し始めるのは来週に入ってからでしょうか。

今週の重要イベントとして、9/6(火)に8月のISM非製造業景況指数、9/8(木)に中国の8月貿易収支、ECBの政策金利発表が予定されています。尚、9/5(月)はレーバーデーで米国市場は休場です。

今週の5銘柄

今回は経済の改善と利上げ期待を背景に景気敏感優位、ディフェンシブ劣位の物色傾向は変わらないとの想定の下、S&P500指数の24業種で過去1ヵ月の騰落率が高いセクターに注目します。

図表3の指数騰落率上位5業種に属する銘柄について、過去1ヵ月間に予想EPSが上方修正されたもので時価総額が最も大きい銘柄をそれぞれ選んでいます。

銀行・・・バンク オブ アメリカ(BAC)
半導体・同製造装置・・・エヌビディア(NVDA)
各種金融・・・ブラックロック(BLK)
自動車・自動車部品・・・グッドイヤー タイヤ(GT)
運輸・・・ユナイテッド パーセル サービス(UPS)

尚、半導体・同製造装置ではブロードコム(AVGO)が上記の条件にあてはまりますが、爆発事故で回収されるサムスン電子の「ギャラクシーノート7」の影響を受ける可能性が懸念されており、今後EPSが下方修正となる可能性があるため、次点のエヌビディアを選択しています。

図表2:8月の非農業部門雇用者数は市場予想を下回るも3ヵ月移動平均は23.2万人の好水準

※Bloombergデータ、労働省資料よりSBI証券が作成

図表3:過去1ヵ月の好調業種(S&P500指数の24業種指数騰落率)

注:9/1(木)までの1ヵ月です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(9/2)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートバンク オブ アメリカ(BAC) 16.00ドル12.6・米国の大手銀行の一角です。ウェルズファーゴ、JPモルガンとともにリテール銀行の事業構成比が高く、金利上昇の恩恵がストレートに反映されやすい収益構造と考えられます。

・4-6月期決算のヘッドラインは比較的大きな減収・減益となりましたが、市場変動による金利収入の調整や資産売却の影響が大きく、事業部門の利益は前年同期比16%増でした。大手銀行の中では収益の基調が最も強いと考えられます。

・年初来の当社株価は5%下落、S&P500指数は7%上昇で、依然として出遅れとなっています。
買付チャートエヌビディア(NVDA)62.53ドル26.8・画像処理に使われるグラフィック・プロセッサー(GPU)を得意とする半導体メーカーです。

・5-7月期はゲーム、プロ向け画像処理PC、データセンター、自動車の主力4分野とも好調で、8-10月期の売上ガイダンスはさらなる加速が見込まれています。

・VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、AI(人工知能)など、画像処理を得意とする同社が活躍できる市場の拡大が期待されます。また、17年3月にリリース予定の任天堂「NX」に同社のTegraプロセッサー採用が噂されるなど、株価材料も豊富です。
買付チャートブラックロック(BLK)373.85ドル19.5・世界最大の独立系資産運用会社で、15年末の運用資産は4.6兆ドルに達します。

・全般的な金融資産のリターン低下を受けてリテール向け、機関投資家向けとも資金は流出傾向ですが、トップシェアのETF事業(「iシェアーズ」シリーズ)の拡大でカバーして運用資産額は増加を確保、資産運用業界における相対的ポジションを強めていると見られます。

・16年4-6月期はパフォーマンスフィーの減少により収入が前年同期比3%減、純利益は4%減となっていますが、市場環境が改善したときにその恩恵を受けられる態勢が維持されていると見られます。
買付チャートグッドイヤータイヤ(GT)29.73ドル7.3・ブリヂストン、ミシュランに次ぐ世界3位のタイヤメーカーで、商用トラックタイヤでは首位です。

・米国の自動車販売は金融危機による落ち込みから15年末にかけて年率18百万台レベルまで回復、一方16年にかけて同17百万台前後に鈍化するとの見通しから、セクター株価は停滞してきました。しかし、足元で実際に17百万台前後への減速が実現して先行きの減速懸念が和らぐ一方、雇用回復や消費者信頼感の高水準など市場環境は良好で、株価にはポジティブな反応が出やすくなっていると考えられるでしょう。

・4-6月期決算の売上はベネズエラ事業や北米のバイク事業の切り離しで売上は前年同期比7%減となりましたが、原材料費の低下、欧州・中東・アフリカ、アジア太平洋の改善を受けて調整後EPSは前年同期比38%増と好調です。
買付チャートユナイテッド パーセル サービス(UPS)109.59ドル18.9・世界首位の小口貨物輸送会社で、売上は米国小口貨物が63%、国際小口貨物が16%、サプライチェーンおよび航空貨物が21%を占めます(15年)。

・ネット通販の増加による小口貨物市場が中長期での成長が期待される上、足元では米国経済の改善から恩恵を受けると見込まれます。

・4-6月期決算は売上が4%増、EPSが6%増でした。主力の国内貨物は2%増収、3%営業増益と堅調、景気低迷によるサプライチェーン&航空貨物の弱さを国際小口貨物の伸びでカバーしています。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。エヌビディアは17年1月期、それ以外は16年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週発表された主要企業の決算概要

銘柄名(コード)
決算発表日、株価反応日、株価、前日比
  直近実績 前年同期比 予想乖離 前四半期の
前年同期比
セールスフォース ドット コム(CRM) 売上(億ドル) 20.4 25% 1% 27%
8/31、9/1、75.91ドル、-4.4% EPS(ドル) 0.24 26% 9% 50%
  • 企業向けに販売支援(顧客関係管理)、顧客サービス支援、マーケティング支援などのソフトウェアをクラウドで提供する企業で、顧客関係管理ソフトウェアでは世界最大です。
  • 8/31(水)発表の5-7月期決算は、上表の通り売上・EPSとも市場予想を上回って好調でした。一方、業績の先行指標となる前受収益の伸びが2-4月期の前年同期比32%増から26%増に鈍化、8-10月期のガイダンスは売上が21.1-21.2億ドル(前年同期比23-24%増)、EPSが0.20-0.21ドルで、市場予想のそれぞれ21.3億ドル、0.24ドルを下回ったことから、決算後の株価は下落となっています。会社は前受収益の鈍化は一時的である可能性が高いとして、17年1月期の売上ガイダンスを5/18発表の81.6-82.0億ドルから82.75-83.25億ドル(前年比24-25%増)へ引き上げています。調整後EPSは、1.00-1.02ドルから0.93-0.95ドルに引き下げられましたが、調整後EPSの下方修正は税金その他の影響によるもので、本業の収益性が要因ではありません。
  • 予想EPSは17年1月期が0.95ドル、18年1月期が1.31ドルで(8/31時点)、PERは高めであるため、足元に不透明感があると株価は抑えられやすいでしょう。ただ、同社CEOは、「われわれ規模の企業向けソフトウェアの会社でこのペースで成長しているところはない。『ドリームフォース』(同社主催開催のカンファレンス、10月4-7日)では、世界初となる顧客関係管理向けの総合人工知能プラットフォーム『セールスフォース・アインシュタイン』により、次世代のセールスフォースを披露できるだろう。」として中長期の成長に自信を表明しています。

※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
5(月)・米国市場休場(レーバーデー)
・ユーロ圏小売売上高(7月)
6(火)・ユーロ圏実質GDP(4-6月期、改定値)
・ISM非製造業景況指数(8月)
7(水)・ドイツ鉱工業生産(7月)
・米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・米JOLT求人(7月)
ヒューレットパッカードエンタープライズ
8(木)・日本実質GDP(4-6月期、改定値)
・中国貿易収支(8月)
・ECB主要政策金利
9(金)・中国消費者物価指数(8月)
・米卸売売上高(7月)
クローガー
12(月)・日本機械受注(7月)
13(火)・中国鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資(8月)
・ドイツZEW調査(9月)
14(水)・日本鉱工業生産(7月)
・ユーロ圏鉱工業生産(7月)
15(木)・ユーロ圏貿易収支(7月)
・ユーロ圏消費者物価指数(8月)
・米小売売上高(8月)
・米生産者物価指数(8月)
・米鉱工業生産・設備稼働率(8月)
・ニューヨーク連銀製造業景気指数(9月)
16(金)・米消費者物価指数(8月)
・ミシガン大学消費者マインド(9月)

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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