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2019-06-18 14:46:48

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜半導体業界は大転換点にある!?〜

2016/08/22
投資調査部 榮 聡

先週の米国株式市場は、FRB(米連邦準備制度理事会)による早期利上げの可能性をにらんでもみ合いとなりました。今週は8/26(金)のイエレン議長の講演に向けて市場の利上げ期待が高まりやすいと考えられます。これを受けたディフェンシブセクターの売り、経済の改善による景気敏感セクターの買いが見込まれ、両者のバランスで全体の水準が決まると考えられるでしょう。

今回は半導体製造装置大手のアプライドマテリアルズ(AMAT)が16年5-7月期決算で半導体業界と有機EL業界に明るい見通しを提示していることに注目し、同社のほか関連銘柄としてエヌビディア(NVDA) 、テキサス インスツルメンツ(TXN) 、クアルコム(QCOM) 、インテル(INTC) を今週の5銘柄としてご紹介いたします。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、FRB(米連邦準備制度理事会)による早期利上げの可能性をにらんでもみ合いとなりました。S&P500指数は週間でわずかに下落しています。

8/17(水)発表のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨は利上げ期待を高めなかったものの、8/16(火)にニューヨーク連銀ダドリー総裁、8/18(木)にサンフランシスコ連銀ウィリアムズ総裁が利上げを待ち過ぎるリスクに言及して、市場の早期利上げに対する警戒を高めました。一方、原油価格がOPEC(石油輸出国機構)の生産協調への期待で大幅な上昇を続けたほか、企業業績ではウォルマートの売上が市場予想を上回り、アプライド マテリアルズが明るい業界展望を示したことが市場を支えたと見られます。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、8/26(金)のジャクソンホールでのイエレンFRB議長の講演、来週9/2(金)の雇用統計に向けて市場の利上げ期待が高まり易いと考えられます。

これを受けて配当利回りの高さが注目されて買われてきた公益事業・通信サービスや事業の安定が高評価に繋がっていた食品などディフェンシブセクターが売られやすく、一方、経済の改善を背景にテクノロジーや資本財など景気敏感セクターは買われやすく、両者のプラスとマイナスで相場全体の水準が決まると考えるのが良さそうです。

8/26(金)のイエレンFRB議長の講演では、従来よりもタカ派的なコメントが出てきやすいと考えられます。7月のFOMC議事要旨で参加者は指標を見極める必要があるとの見解で一致していることが明らかになりましたが、その後発表された月次経済指標は総じて良好であるためです。先週のダドリー総裁、ウィリアムズ総裁の発言はイエレン議長の講演に向けて露払いを行ったと考えられるでしょう。

一方、株式市場を牽引する規模のある半導体市場で明るい見通しが出ていることに注目できるでしょう(後述の「今週の5銘柄」をご参照ください)。景気循環的な動きだけでなく技術革新が背景にあるとされ、このセクターを突破口として上記のプラス・マイナスのプラスが上回る可能性も十分考えられるでしょう。

今週の重要イベントとして上記のほか、8/24(水)に7月の米中古住宅販売件数、8/26(金)には米実質GDP(4-6月期)の改定値などが予定されています。企業決算では、8/25(木)に高級品消費の指標になると目されるティファニー、低所得者層の消費指標と捉えられるダラーツリー、ダラー ゼネラルなどが注目されます。

今週の5銘柄

今回は8/18(木)に5-7月期決算を発表したアプライドマテリアルズ(AMAT)が半導体業界および有機EL業界について非常に明るい見通しを提示していることに注目し、関連銘柄として同社のほか エヌビディア(NVDA) 、テキサス インスツルメンツ(TXN) 、クアルコム(QCOM) 、インテル(INTC) を今週の5銘柄としてご紹介いたします。

アプライド マテリアルズは5/19発表の2-4月期決算でも受注の急増を報告して(5/23掲載「アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜2-4月期に好決算続々〜」をご参照ください)、その後の半導体・有機EL銘柄全般の物色に繋がりましたが、業界の先行きにさらに自信を深めているようです。

決算リリースでディッカーソンCEOは、「われわれは半導体業界、ディスプレイ業界ともに劇的な技術進歩が起こりつつあるのを目撃している。現在われわれは複数年に渡る大きな業界の転換点の初期段階にあって、これが当社の成長を促し、将来の事業機会を創出しつつある。」としています。業界の先行きが最も見え易い立場にある同社のコメントだけに注目できるでしょう。

同社の業況改善の要因として、以下をあげています。

(1) ファウンドリー、ロジック半導体メーカーとも、10および7ナノメートルの分野で重要な技術革新を遂げつつある。この分野でリーダーのポジションにある当社製品への需要が拡大している。前回の半導体サイクルよりも当社が対象とする市場規模は25%大きくなると見ている。

(2) 3D NANDフラッシュメモリーでは、顧客が必要とする革新的な製品を供給することにより、2次元から3次元に移行するに伴って製造装置市場でのシェアが拡大している。

(3) 中国の半導体製造業界が立ち上がりつつある。当社は中国市場で34年の歴史をもち、リーダーのポジションを確保している。中国の半導体業界は成長の初期段階にあるが、既に当社の受注は過去2年で倍増した。

(4) 有機ELも素材分野での革新によって市場が広がりつつあり、従来の液晶に比べて当社の対象市場は3倍に拡大する見込み。有機ELディスプレイはVR(拡張現実)が利用できるスマートフォンやヘッドセットで標準的なディスプレイになると見ている。

半導体製造装置市場の16年見通しは、15年比でNANDフラッシュが40%増、ファウンドリーが5-10%の増加、ロジック半導体がやや減少、DRAMが前年の高水準もあって25%以上の減少としています。半導体製造装置全体では15年比若干のプラス、17年は16年比増加が見込まれるとしています。

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(8/19)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートアプライド マテリアルズ(AMAT)29.64ドル13.4・世界最大の半導体製造装置メーカーで、半導体、フラットパネルディスプレイ向けを主に手掛けます。

・8/18(木)発表の5-7月期決算は、売上が前年同期比13%増、純利益は同53%増で、2-4月期のそれぞれ0%増、12%減から大きく改善して市場予想も上回りました。受注は前年同期比26%増、2-4月期比6%増と好調です。8-10月期のガイダンスは、売上が前年同期比37%-42%増相当、調整後EPSは前年同期比2.2−2.4倍相当の0.61-0.69ドルと5-7月期から大幅な加速が見込まれています。

・決算発表を受けて8/19(金)に株価は7.1%上昇しましたが、17年10月期予想EPS2.21ドルに対して13.4倍に過ぎず依然として上昇余地がありそうです。
買付チャートエヌビディア(NVDA)62.26ドル26.7・画像処理に使われるグラフィック・プロセッサ(GPU)を得意とする半導体メーカーです。

・5-7月期はゲーム、プロ向け画像処理PC、データセンター、自動車の主力4分野とも好調で、8-10月期の売上ガイダンスはさらなる加速が見込まれています。

・VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、AI(人工知能)など、画像処理を得意とする同社が活躍できる市場の拡大が期待されます。また、17年3月にリリース予定の任天堂「NX」に同社のTegraプロセッサ採用が噂されるなど、株価材料も豊富です。
買付チャートテキサス インスツルメンツ(TXN)70.27ドル22.0・米国の半導体大手です。アナログ半導体で世界シェア1位のほか、マイコン、コネクティビティ半導体も手がけます。

・自動車向けが引き続き好調で、業績の足を引っ張っていた産業向けおよび通信インフラ向けがプラス成長に戻りつつあり、業績モメンタムが改善基調にあります。

・センサーが捉えた信号を処理するアナログ半導体やマイコンの売上構成比が高く、幅広い電子機器メーカーと取引関係があることから、「モノのインターネット(IoT)」との関連性が高く中期的な成長が期待されます。
買付チャートクアルコム(QCOM)62.76ドル13.4・スマホのアプリケーションプロセッサ(パソコンのCPUにあたる半導体)で約4割のシェアを保有し、3G・4Gの通信規格の特許で世界トップシェアをもつ通信用半導体の企業です。

・13年末に中国で独占禁止法違反に問われて以降、業績は停滞が続いていましたが、中国スマホメーカーとの新規契約にこぎつけ業績は正常化しつつあります。

・4-6月期決算は市場予想を大きく上回りましたが、7-9月期のガイダンスはさらに業績モメンタムが加速する見通しです。同社CEOは決算後のインタビューで「まだこれは始まりにすぎない」としています。
買付チャートインテル(INTC)35.24ドル14.2・半導体生産額で世界トップの企業です。

・売上高の6割がパソコン向けCPU(中央演算装置)のため、業績は相対的に停滞してきましたが、データセンター向けが好調で、IoTなど新市場の育成も進めています。

・パソコン向けの不振からPERは低水準にとどまっていますが、業界全体が明るくなる中では、同社も恩恵を受けてPERの水準訂正が期待されるでしょう。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。アプライド マテリアルズは17年10月期、エヌビディアは17年1月期、クアルコムは17年9月期、それ以外は16年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
22(月)・シカゴ連銀全米活動指数(7月)
23(火)・ユーロ圏消費者信頼感(8月)
・米新築住宅販売件数(7月)
ベストバイ、インチュイト
24(水)・ドイツ実質GDP(4−6月期、確定値)
・米中古住宅販売件数(7月)
25(木)・ドイツIFO企業景況感指数(8月)
・米耐久財受注(7月)
ティファニー、ダラーツリー、ダラー ゼネラル
メドトロニック、アルタ サロン
26(金)・イエレンFRB議長講演
(ジャクソンホール経済シンポジウム)
・米実質GDP(4-6月期、改定値)

・ミシガン大学消費者マインド(8月、確報値)
29(月)・米個人所得・個人支出(7月)
・PCEコア(7月)
30(火)・ユーロ圏景況感(8月)
・米消費者信頼感(8月)
・S&PコアロジックCS住宅価格指数(6月)
セールスフォース ドットコム
31(水)・日本鉱工業生産(7月)
・ADP雇用統計(8月)
・米中古住宅販売仮契約(7月)
・シカゴ購買部協会景気指数(8月)
PVH
9/1(木)・中国製造業・非製造業PMI(8月)
・財新中国製造業PMI(8月)
・米建設支出(7月)
・米ISM製造業景況指数(8月)
・米自動車販売台数(8月)
ブロードコム
9/2(金)・米雇用統計(8月)
・米貿易収支(7月)
・製造業受注(7月)

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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