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2019-06-18 00:34:25

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜リスクオフ後退でもしっかりの「金関連」に注目〜

2016/07/04

先週の米国株式市場は、Brexit(イギリスのEU離脱)ショックによる下げを急速に埋めてS&P500指数は週間で3.2%上昇、Brexit前の6/23(木)終値まで0.5%の水準まで戻しました。今週は7/8(金)の雇用統計をにらみながら、史上最高値(2,134ポイント)の更新をうかがう展開でしょうか。もみ合いから一旦下振れして戻ってきたため、需給が整理され(弱気筋は売却した可能性が高い)、高値を抜きやすくなったと考えられます。

今回も先週に続いて金関連の資産を取り上げ、イスラムのシャリア法に絡む金の強気材料をご紹介いたします。産金最大手のバリック ゴールド(ABX)、金鉱株ETFの ヴァンエック ベクトル 金鉱株ETF(GDX)、金ETFのSPDR ゴールド シェア(GLD) 、また、7/1(金)に52週高値を更新した銘柄からジョンソン & ジョンソン(JNJ)スリーエム(MMM)を選んで今週の5銘柄といたします。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、Brexit(イギリスのEU離脱)ショックによる下げを急速に埋めました。Brexitによる世界経済への直接的な影響は限定的と考えられること、経済センチメントが悪化する場合には金融・財政政策が期待できること、一方、政策金利の引き上げが遠のいて長期金利が低下したことなどが急速な反発の背景と考えられるでしょう。S&P500指数は週間で3.2%上昇して、Brexit前の6/23(木)終値まで0.5%の水準まで戻しました。

先週発表の米経済指標は、1-3月実質GDPが前期比年率0.8%増から同1.1%増へ上方改定され、6月のISM製造業景況指数は51.3の予想に対して53.2と大幅に上回りました。一方、6月の自動車販売台数は年率16.7百万台と17.3百万台の市場予想を大きく下回りました。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は7/8(金)の雇用統計をにらみながら、年初来高値(2,120.55ポイント)、さらに史上最高値(2,134.72ポイント)の更新をうかがう展開でしょうか。6月の非農業部門雇用者数は前月比18.0万人増へ、予想外の低水準となった5月の3.8万人増から通常ペースに戻ると見込まれています。一方、Brexitの波及を見極める必要から7月の利上げ期待は高まりにくいと考えられるでしょう。

テクニカル面では、もみ合いから一旦下に振れた後に株価が戻っているため、高値を更新しやすいと考えられます。株を保有しながらも弱気に見ていた向きは下振れ時に売却した可能性が高く、株価が戻ってきた場合には(下振れの要因が重要でないと判明した場合に)、下振れ前よりも需給が改善するため上に抜けやすくなると考えられます。

当社WEBサイトのマーケット欄の「株価指数」では、イギリス、インド、インドネシア、ベトナム、フィリピンなど、7/1(金)に年初来高値を更新した市場も増えています。

今週の重要イベントとして上記以外に、7/6(水)に6月のISM非製造業景況指数、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録(6月14-15日開催分)、7/7(木)に6月のADP雇用統計等の発表が予定されています。

16年上半期の主要資産の騰落率

図表2に主要な29資産の上半期騰落率を、現地通貨建てと円建てに分けてまとめています。以下のことが観察できます。

・現地通貨建てでは過半の資産がプラスのリターンを記録しており、この上半期は波乱続きの印象もありますが、リスク資産への投資は悪くなかったと言えるでしょう。
・株式の中で米国のS&P500指数は相対的に低調でした。中国を除く新興国が総じて良好で、地域のまとまりとしては東南アジアの好調が目立っています。
・幅広い通貨に対して円高となったために(例外はブラジルレアル)、円建てでは多くの資産のリターンがマイナスとなっています。

円高はかなり進んだところと見られますので、外貨資産に投資するチャンスだと思われますし、既に保有している外貨資産もトレンドの良いものは円高修正となれば先行きプラスに浮上することが十分期待できるのではないでしょうか。

今週の5銘柄

今回も先週に続いて、金関連の資産を取り上げます。金はBrexitによるリスクオフで動意づいたと見られますが、株価が反発してリスクオフが後退する中でもしっかりとした値動きになっている点に注目できます。

年初から金および関連資産が上昇している背景として、
(1)ドル上昇の鈍化・・・ドルの代替資産とされる金の需要が刺激される
(2)長期金利の低下と日欧でのマイナス金利の採用・・・金利が付かない金のデメリットが軽減される
(3)国際的な政治リスクの高まり・・・今回のBrexitや米国のトランプ現象などは「欧米の春」との見方も
などが考えられますが、今回新たに金の強気材料をご紹介いたします。

それは、(4)イスラムのシャリア法で金投資の扱いが明確化すると数百トンの金需要が生じる可能性がある、というものです。シャリア法で金は銀、塩、ナツメヤシ、小麦、大麦とともに同重量でのみ交換が許される「Ribawi Items」の一つとされ、宝飾や通貨として個人的な保有は許されているものの、金ETFのような形で投資に用いてよいかはっきりしていないと言われています。

この問題を解決するために、イスラム金融機関の会計上及び監査機構(AAOIFI)はワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の協力のもと新たな基準を策定するプロジェクトを開始しており(AAOIFIの2016年1/9のリリース)新しいウィンドウで開きます。、今年中に発表される見込みです。

WGCは「金の扱いが明確になることで、新たな金需要は数百トンに上る可能性がある」としています。2015年の金の世界需要は4,212トンでしたから、少なからぬインパクトを与えると考えられます。

関連の投資対象として、産金最大手のバリック ゴールド(ABX) 、金鉱株ETFの ヴァンエック ベクトル 金鉱株ETF(GDX)、金ETFのSPDR ゴールド シェア(GLD) などがあります。

さらに、7/1(金)に52週高値を更新したダウ採用銘柄で今期売上の増加が見込まれている3銘柄から、ジョンソン & ジョンソン(JNJ)スリーエム(MMM)を選んで、今週の5銘柄といたします(条件を満たすもう1銘柄はユナイテッドヘルス グループ(UNH))。

図表2:16年上半期の主要資産騰落率(「現地通貨建て」および「円建て」)

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表3:年初来一貫した金ETFへの資金流入

注:米国に上場する金ETF「SPDRゴールドシェア」の発行済口数の推移です。

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(7/1)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートバリック ゴールド(ABX) 22.21ドル38.3 ・カナダの鉱業会社で、15年に6.5百万トロイオンスの金を生産した産金の世界最大手です。

・米国、ザンビア、チリ、ドミニカ、アルゼンチン、タンザニア、カナダなどで探鉱、採掘、生産を行います。

・16年12月期は、11%減収ながら産金コストの削減で営業利益は35%増です。EPSは0.03ドルから0.59ドルへ、17年12月期は0.78ドルへの改善が見込まれています。
買付チャートヴァンエック ベクトル 金鉱株ETF(GDX) 29.05ドル- ・社名変更があり、従来「マーケット ベクトル 金鉱株ETF」と呼ばれていたETFです。米国上場の金鉱株ETFでは最も取引高が大きい銘柄です。

・金鉱株に分散投資することができます。バリックゴールド、ニューモントマイニング、ゴールドコープが組入れの上位銘柄です。
買付チャートSPDR ゴールド シェア(GLD) 128.41ドル- ・ニューヨーク市場で最も取引高が大きい金ETFです。金に投資して金価格(LBMA価格:ロンドン貴金属市場協会の発表価格)に連動するように運用されます。

・金地金に投資すると同等の効果を低コスト(取引コスト、保管コスト、保険コスト)で実現する投資手段と言えるでしょう。
買付チャートジョンソン & ジョンソン(JNJ)121.29ドル18.4 ・16年4月に上場来高値を更新して以降、高値の更新が続いています。年初来では18.1%の上昇と、ダウ銘柄の中で上位に位置しています。

・医薬品部門を牽引役に昨年来売上のオーガニックグロース(買収や為替の影響を除いた成長率)が加速していることが株価上昇の要因と考えられます。また、海外売上高比率が高くドル高一服からも恩恵が期待されます。

・米市場では株価変動性を抑えたミニマムボラティリティのETFが人気となっていますが、その代表的な組入れ銘柄であり、市場の物色の流れにも合致していると言えるでしょう。
買付チャート スリーエム(MMM)175.54ドル21.3 ・15年3月の上場来高値170.50前後で直近3ヵ月もみ合っていましたが、これを明確に上抜けてきています。年初来の株価上昇率は20.7%でジョンソン&ジョンソンとともにダウ採用銘柄の上昇率上位です。

・世界的な産業景気の低迷を受けて16年1-3月期売上は前年同期比2%減でしたが、コスト削減で営業利益は3%増、EPSは11%増を達成しています。

・新製品の開発力に優れる優良企業として評価が高く、今後は業界環境の改善とドル高一服による業績の改善が期待されます。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。いずれも16年12月期です。

※会社資料、BloombergのデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
4(月)・米国市場休場(独立記念日)
5(火)・ユーロ圏小売売上高(5月)
・米製造業受注(5月)
6(水)・米貿易収支(5月)
・ISM非製造業景況指数(6月)
・FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録
(6月14-15日開催分)
ウォルグリーンブーツアライアンス
7(木)・中国外貨準備高(6月)
・ドイツ鉱工業生産(5月)
・ADP雇用統計(6月)
ペプシコ
8(金)・米雇用統計(6月)
10(日)・中国消費者物価指数(6月)
・中国生産者物価指数(6月)
・中国資金調達総額(6月) (15日までに発表)
11(月)・日本機械受注(5月)
・米労働市場情勢指数(6月)
アルコア
12(火)・米卸売売上高(5月)
・米JOLT求人(5月)
13(水)・日本鉱工業生産(5月)
・中国貿易収支(6月)
・ユーロ圏鉱工業生産(5月)
・米ベージュブック(地区連銀経済報告)
ヤムブランズ、CSX
14(木)・米生産者物価指数(6月)JPモルガン チェース、ブラックロック
15(金)・中国実質GDP(4−6月)
・中国小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資(6月)

・ユーロ圏新車登録台数(6月)
・ユーロ圏消費者物価指数(6月)
・米小売売上高(6月)
・米消費者物価指数(6月)
・米鉱工業生産(6月)
・ニューヨーク連銀製造業景気指数(7月)
・ミシガン大学消費者マインド(7月)
ウェルズ ファーゴ、シティ グループ

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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