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2019-10-14 15:45:50

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜Brexit(英国のEU離脱)でなければ、米国株は高値更新へ〜

2016/06/20

先週の米国株式市場は、英国民投票の世論調査で「離脱支持」が優勢となってリスクオフの動きが強まり、S&P500指数は週間で1.2%下落しました。今週も6/23(木)の同国民投票に向けて様子見が続きそうです。投票結果の大勢が判明するのは、日本時間6/24(金)の正午前後の見込みです。Brexit(英国のEU離脱)となった場合でもGDPへの影響は世界的に見れば微々たるものですが、為替市場での短期の動きは大きくなる可能性があるため目先は警戒が必要でしょう。ただ、米国株式の基本観は先週号で提示したように、「米国のGDP成長率とEPS増加率の回復を背景に予想PERが上昇」して株価は上昇の可能性が高いと考えられます。

今回は米モーニングスター社主催の「Morningstar Investment Conference」で成績優秀なファンドマネージャーが注目として取り上げた銘柄から、オラクル(ORCL)、ゾエティス(ZTS)、ペイパル ホールディングス(PYPL)、ディスカバリー コミュニケーションズ(DISCA)、イルミナ(ILMN)を選んで今週の5銘柄といたします。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週の米国株式市場は、イギリスのEU(欧州連合)離脱に関する国民投票の世論調査で「離脱支持」が「残留支持」を上回る調査が増えて、金融市場ではリスクオフの動きが強まりました。S&P500指数は週間で1.2%下落しました。

6/14(火)発表の小売売上高は前月比0.5%増で市場予想の0.3%増を上回り良好でした。アトランタ連銀の「GDP Now」はこれを受けて、4-6月期の個人消費支出の予想を前期比年率3.5%増から同3.9%増へ、GDPの予想も同2.5%増から2.8%増へ引き上げています。1-3月期の個人消費支出は同1.9%増でしたから、大幅な加速となります。

6/15(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、予想通り政策金利は据え置かれました。会見でイエレン議長は、米労働市場は再び力強さを増すとの見方を示し、7月を含む年2回の利上げを実施するとの姿勢を示しました。

今週の米国株式市場

今週の米国株式市場は、6/23(木)のイギリスのEU離脱に関する国民投票に向けて様子見姿勢が強くなりそうです。投票は日本時間の6/23(木)午後3時から6/24(金)午前4時にかけて行われ、大勢が判明するのは日本時間6/24(金)の正午前後の見込みです。

世論調査では6/10(金)以降「離脱支持」が上回る調査が増えましたが、残留支持のジョー・コックス議員の殺害後は再び残留支持が上回っています(図表2、左)。離脱確率(イギリスのNumber Crusher Politicsによる予想)も6/13(月)以降急上昇しましたが、依然50%を下回っています(図表2、右)。

ポンド相場の動きを見ると、昨年末辺りからBrexitを警戒する動きがあったようで、対ドルでは国民投票の実施が発表された2/20の後、2/26に安値1.387(ドル/ポンド)を付けています。6/20(月)午前8時の1.446(ドル/ポンド)は同安値から4%強上にあり、Brexitを懸念してのパニックというわけではないようです(図表3)。

後述のようにBrexitとなった場合でも経済への影響は世界的に見れば微々たるものと考えられますが、為替市場での短期の動きは大きくなる可能性があり目先は警戒が必要でしょう。ただ、米国株式の基本観は先週号で提示したように、「米国GDP成長率とEPS増加率の回復を背景に予想PERが上昇」して株価は上昇の可能性が高いと考えられます。

今週の重要イベントとして上記のほか、6/21(火)、6/22(水)にイエレンFRB議長の議会証言、6/22(水)の5月米中古住宅販売件数、6/23(木)の5月米新築住宅販売件数などが予定されています。

Brexitとなった場合のインパクト

仮にBrexitとなった場合の世界経済へのインパクトは、OECD(経済協力開発機構)が英国の2020年GDPはEUに残留したケースと比較して3.3%減少すると試算しています(OECDの「The Economic Consequences of Brexit: A Taxing Decision」2016/4/27)。

これに従うと英国のGDPの世界に占める比率は15年に3.9%ですから、3.3%の減少は世界のGDPに対して0.12%のマイナスのインパクトと計算できます。世界的に見れば直接的な影響は微々たるものと言えるでしょう。

ただ、Brexitとなった場合に他のEU加盟国にも同様の動きが広がることが懸念されます。まず、6/26(日)にスペインの選挙が予定されています。同選挙は昨年12月の総選挙で新政権が発足できなかったために再度行われるものですが、EU離脱の動きが他国に広がるかを占うために注視する必要があるでしょう。

今週の5銘柄

今回はマクロのイベントで相場が見通し辛いため、個別のファンダメンタルズに注目するという観点から、米国のモーニングスター社主催で6/13-15に開催された「Morningstar Investment Conference」で取り上げられた銘柄からご紹介いたします。同イベントは過去10年で好成績を収めた株式投資信託のファンドマネージャー3名をモーニングスター社が招いて注目銘柄について語ってもらうものです。

同イベントに関する記事「世界最高のストックピッカーから、いま買える10銘柄を学ぶ」(The Street)新しいウィンドウで開きます。によれば、21世紀フォックス(FOX) 、アルファベット(GOOG)、アマゾン ドットコム(AMZN)、ディスカバリー コミュニケーションズ(DISCA)、イルミナ(ILMN)、ペイパル ホールディングス(PYPL)、マイクロソフト(MSFT)、オラクル(ORCL)、サムスン電子 (005930) 、ゾエティス(ZTS) (アルファベット順)などが取り上げられたようです。

今回はこの中から本レポートでこれまで比較的言及が少ない、オラクル(ORCL)、ゾエティス(ZTS)、ペイパル ホールディングス(PYPL)、ディスカバリー コミュニケーションズ(DISCA)、イルミナ(ILMN)を今週の5銘柄としてご紹介いたします。

尚、サムスン電子(005930)については、6/15掲載の特集レポート「ウォン安効果も期待!LINEの親会社NAVERを含む多彩な魅力のある韓国株」でご紹介しています。減収・減益のため3ヵ月、6ヵ月でパフォーマンスを評価されるファンドマネージャーには保有しにくくなっているアップル(AAPL)を代替する銘柄として、グローバル投資家の注目が高まっているようです。また、6/18(土)の日経新聞1面には、スマホ向け有機ELパネルをアップルや中国メーカーに供給するため5割超増産との記事も出て、さらに注目を集めそうです。

図表2:Brexitの世論調査とEU離脱確率

注:世論調査は各種世論調査のブルームバーグによる集計です。離脱確率はブルームバーグが採用している英Number Crusher Politicsによる予想です。最後のデータは6/18(土)です。

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表3:英ポンドの対ドル、対円相場

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(6/17)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートオラクル(ORCL)39.68ドル14.3 ・世界第2位のソフトウェア企業です。データベース管理システムのOracle Databaseは商用分野で世界トップです。

・企業向けソフトウェアの市場がクラウドへ移行する中でライセンス売上中心の同社には向かい風となって、株価は13年から3年半以上市場平均を下回ってきました(逆にクラウド化の流れに乗っているのがセールスフォース ドットコムです)。一方、同社もクラウドへの移行を進める中で向かい風も弱まることが期待されています。

・6/16(木)発表の16年2-5月期決算で、クラウド売上(ソフトウェアとプラットフォーム分)が前年同期比68%増と市場予想の57-61%増を上回り、また、6-8月期ガイダンスは同75-80%増と59%増以上との従来ガイダンスが引き上げられました。これを受けて6-8期の売上は市場予想の2%増を上回る2-5%増が見込まれています。2-5月期の1%減から改善で、クラウド化に伴う売上押し下げの影響は弱まりつつあると見られ、注目できるでしょう。
買付チャートゾエティス(ZTS) 46.44ドル24.8 ・動物用医薬品の世界最大手で、ファイザーが2013年に分社化した会社です。獣医、家畜生産者、ペット愛好家などにワクチンや寄生虫駆除剤などを100ヵ国以上で販売しています。

・メインのヘルスケアセクターが医薬品の価格引き下げ圧力にさらされる中、安定成長の美点は保持しつつ、そのような圧力がない分野として市場での注目が高まりつつあると見られます。

・16年のガイダンスは売上47.8-48.8億ドル(15年実績は47.7億ドル)、調整後EPSは1.83-1.90ドル(同じく1.77ドル)、17年はそれぞれ50.8-52.7億ドル、2.24-2.38ドルが見込まれています。16年の売上は為替の影響を除いたベースでは3-5%の増加です。16年1-3月期決算は5%増収、純利益は24%増と堅調です。
買付チャートペイパル ホールディングス(PYPL)36.97ドル24.6 ・15年7月にイーベイから分離して新規上場した電子決済サービスの会社です。インターネット上で個人や零細事業者などが利用できる送金サービスが主力で、ネットでのクレジットカード取引をまとめるサービス(カード情報をペイパルに登録し、個々の事業者にはカード情報を送らずに決済できるサービス)も提供しています。

・電子決済の分野は成長が見込まれている反面、新規参入も多く競争も激化していますが、同社は取引件数49億件(15年)、1億8,400万の口座数(16年3月末)などリーダーの地位を維持しています。イーベイから独立したことで事業展開の制約がなくなり、成長の加速が期待されます。

・16年1-3月期は、取扱総額が前年同期比31%増、取引件数が同26%増、売上が同19%増、純利益が同28%増と順調な事業拡大となっています。
買付チャートディスカバリー コミュニケーションズ(DISCA)25.59ドル12.8 ・ノンフィクションを得意とする番組制作会社です。「ディスカバリーチャンネル」や英BBCとの合弁による「アニマルプラネット」や「TLC(ザ・ラーニング・チャンネル)」など、科学・技術・歴史などの番組制作・販売をグローバルに行います。ディスカバリーチャンネルの視聴可能者数は、米国で9,400万人、海外市場で4億1,200万人にのぼります。

・米メディア業界はケーブルTVを解約してネットフリックスなどネット経由のビデオ・オン・デマンドサービスに切り替える動きから影響を受けています。しかし、ドキュメンタリーはネットTVでまだ実績がなく影響を受けにくい分野と見られ、見直される可能性に注目できるでしょう。

・16年1-3月期決算は、ドル高の影響を受けて海外部門が減収・減益で、2%の増収・営業増益にとどまりました。しかし、米国事業はアフィリエイトフィー、広告収入とも伸びて8%増収、11%営業増益と好調でした。16年通年ではEPSは少なくとも10%台後半の伸びが見込まれています。
買付チャートイルミナ(ILMN)137.05ドル40.5 ・遺伝子解析機器(シーケンサ)で7割の市場シェアをもつヘルスケア企業です。

・売上の成長率が低下傾向にあることを受けて株価は下落基調が続いています。一方、ファンドマネージャーが期待しているのは、血液検査でガンの発見を目指して16年1月に立ち上げた「Grail」事業です。同社はビル・ゲイツ、ジェフ・ベゾス(アマゾン創業者)などから1億ドルの出資を受けたことで市場の注目を集めています。

・15年の売上が前年比19%増になったのに対して、16年1-3月期が市場予想を下回る前年同期比6%増にとどまったことで株価は低調となっています。会社は1-3月期売上の低調は期ズレが主因と説明して、16年通年の売上ガイダンスは12%増を提示しています。

※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
20(月)・日本貿易収支(5月)
21(火)・ドイツZEW調査(6月)
・イエレンFRB議長議会証言(上院)
フェデックス、レナー、カーマックス、カーニバル
アドビ システムズ
22(水)・ユーロ圏消費者信頼感(6月)
・イエレンFRB議長議会証言(下院)
・米中古住宅販売件数(5月)
ベッド バス&ビヨンド
23(木)・イギリスのEU(欧州連合)離脱を問う国民投票
・米新築住宅販売件数(5月)
アクセンチュア、コナグラ フーズ
24(金)・ドイツIFO企業景況感(6月)
・米耐久財受注(5月)
・ミシガン大学消費者マインド(6月)
26(日)・スペイン選挙
27(月)・中国工業部門利益(5月)
28(火)・米実質GDP(1-3月、確定値)ナイキ
29(水)・ユーロ圏消費者信頼感・鉱工業信頼感指数(6月)
・米個人所得・個人支出(5月)
・米PCEコア(5月)
・米中古住宅販売仮契約(5月)
モンサント、ゼネラル ミルズ
30(木)・日本鉱工業生産指数(5月)
・ユーロ圏消費者物価指数(6月)
・シカゴ購買部協会景気指数(6月)
・S&Pケースシラー米住宅価格指数(4月)
コンステレーション ブランズ、ダーデン レストラン
1(金)・日銀短観(6月)
・中国製造業・非製造業PMI(6月)

・中国財新製造業PMI(6月)
・ユーロ圏失業率(5月)
・ISM製造業景況指数(6月)
・米建設支出(5月)
・米自動車販売台数(6月)
マイクロン テクノロジー

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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