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2019-06-27 02:54:13

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜決算を受けて注目できるのはコレ!?マクドナルド、マイクロソフト、フェイスブックなど〜

2016/02/01

先週の米国株式市場は、27日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)声明文で利上げ路線に変化がないとの見方が広がって反落となりました。しかし、供給過剰対策で話し合いがもたれるとの情報で原油価格が上昇したことに加え、29日(金)日本銀行によるマイナス金利の導入がサプライズとなり週末にかけて上昇となりました。今週の米国株式市場は、原油価格への注視が続くほか、ISM製造業景況指数、雇用統計など米国の経済指標に注目が集まりそうです。

今回は先週決算を発表した主要企業から、決算が好調で株価の上昇余地が大きいと考えられるものを、今週の5銘柄として選んでいます。既存店売上が回復しているマクドナルド、クラウド事業が好調のマイクロソフト、売上が予想以上に加速しているフェイスブック、為替などの影響を除いた売上の基調が加速しているジョンソン&ジョンソン、中国懸念の中でも業績好調を維持するアリババです。

主要企業の決算概要:マクドナルド(MCD)、アップル(AAPL)、プロクターアンドギャンブル(PG)、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)、AT&T(T)、コーチ(COH)、スプリント(S)、フェイスブック(FB)、バイオジェン(BIIB)、クアルコム(QCOM)、アマゾンドットコム(AMZN)、ボーイング(BA)、マイクロソフト(MSFT)、ビザ(V)、アリババ(BABA)、シェブロン(CVX)をご報告しています。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

<先週の米国株式市場>
先週の米国株式市場は、週の前半は原油価格を睨んで上下にふれました。27日(水)には、FOMC(米連邦公開市場委員会)の声明文で利上げ路線に大きな変化はないとの受け止めが広がり、また、アップルの1-3月期ガイダンスが予想を大きく下回ったため、大幅な反落となりました。

一方、26日(火)からOPEC(石油輸出国機構)の加盟国と非加盟国で供給過剰対策に関する話し合いがもたれるとの情報が浮上して、WTI先物価格は週末にかけて一時34ドルを上回る水準まで回復して株価を支えました。29日(金)には日銀がマイナス金利を適用する想定以上の金融緩和を実施したことを受けて大幅上昇となりました。企業決算では、アップルは失望されましたが、フェイスブック、マイクロソフトなどは好感されました。S&P500指数は週間で1.7%の上昇となりました。

経済指標では、米国の10-12月期実質GDP速報値は前期比年率0.7%増(市場予想0.7%増)と7-9月期の同2.0%増から減速しました。個人消費が7-9月期の前期比年率3.0%増から2.2%増に減速したほか、エネルギー産業の影響を受けて非住宅固定投資が同2.6%増から1.8%減へ、輸出がドル高と海外経済減速を受けて同0.7%増から2.5%減となっています。

<今週の米国株式市場>
今週の米国株式市場は、原油価格への注視が続くほか、15年10-12月期のGDPが予想通りとは言え大幅減速となった後だけに米国の経済指標に注目が集まりそうです。

経済指標では、1日(月)の1月ISM製造業景況指数は48.5へ前月の48.2から改善、3日(水)のISM非製造業景況指数は55.2へ前月の55.3からやや悪化、5日(金)の1月非農業部門雇用者数は前月比19万人増と良好な水準が予想されています。

原油価格については、報道されている減産の話し合いが注目されます。サウジアラビアが減産に合意するとすれば、これまでの同国の主張からすれば意外な展開です。ただ、20ドル台で定着してしまうのは各方面への影響が大き過ぎると判断して、妥協する可能性があるかもしれません。1/31(日)のサウジアラビアの国営放送「Al Arabia」では、サウジは他の生産者と協力する意思があるとの報道があったようです。

図表2は、米国の原油在庫の動向ですが、毎年1月から初夏にかけて原油の在庫が上昇する季節性が観察されます。ガソリン需要が季節的に低いことが背景と見られます。これから原油在庫が増加しやすい季節を迎えるため、ここで減産に合意しておくことは重要と見られます。

企業決算は、1/29までにS&P500指数採用企業のうち202社(15年11/16-16年2/15に決算期末を迎える企業)が発表を終えています。約8割の企業が市場予想を上回るEPSを発表しています。前年同期比では4.5%の減益、事前予想を4.4%上回る結果となっています。今週は、アルファベット、エクソン モービル、ファイザー、ギリアド サイエンス、メルク、フィリップ モリスなどの決算発表が予定されています。

特に注目されるのは、今回からグーグル事業とそれ以外の新規事業(自動運転自動車、ロボットなど)を分別して開示するアルファベットです。決算内容によっては、ガイダンスが失望となったアップルを抜いて時価総額最大企業になる可能性が注目されます。1/29の時価総額は、アップルが5,397億ドル、アルファベットが5,168億ドルです。

(今週の5銘柄)

今回は先週決算を発表した主要企業から、決算が好調で株価の上昇余地が大きいと考えられるものを、今週の5銘柄として選んでいます。

既存店売上が回復しているマクドナルド、クラウド事業が好調のマイクロソフト、売上が大幅に加速しているフェイスブック、売上の基調が加速しているジョンソン&ジョンソン、中国懸念の中でも業績が好調のアリババです。

尚、1/29のCNBC「マッド・マネー」でジム・クレイマー氏は、「次の相場の押し目に向けたあなたのためのショッピングリスト」(Cramer: Your shopping list for the next market dip)と題して、以下の銘柄の買いを勧めています。

【ショッピングリスト】
フェイスブック、ハネウェル、ユナイテッド・テクノロジーズ、3M、ジョンソン&ジョンソン、マスターカード、ビザ、ペイパル、マクドナルド、P&G、マイクロソフト

いずれも優良企業で、「アメリカNOW! 今週の5銘柄」も賛同です。

図表2:米国の原油在庫は1月から初夏にかけて上昇する季節性がある

注:直近データは1/27に発表された1/22時点の在庫です。

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(1/29)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートマクドナルド(MCD) 123.78ドル23.0 ・「オールデイ・ブレックファスト」の導入で既存売上が回復しています。シェア奪回が期待されます。

・詳細は決算概要をご覧ください。
買付チャートマイクロソフト(MSFT) 55.09ドル20.0 ・クラウド事業が好調の上、「Windows 10」投入による業績モメンタム改善が期待されます。

・詳細は決算概要をご覧ください。
買付チャート フェイスブック(FB) 112.21ドル36.0 ・売上・EPSとも伸び率が加速しました。広告メディアとしての価値が上昇しているようです。

・詳細は決算概要をご覧ください。
買付チャートジョンソン & ジョンソン (JNJ)104.44ドル16.1 ・ドル高の影響を受けるものの、医薬品部門を牽引に売上の基調改善に注目できます。

・詳細は決算概要をご覧ください。
買付チャートアリババ(BABA)67.03ドル19.8 ・中国経済への懸念はあるものの、同社の業績好調が継続していることが確認されました。

・詳細は決算概要をご覧ください。

注:予想PERは、ブルームバーグ集計のコンセンサス予想EPSによります。マイクロソフトは16年6月期、アリババは17年3月期、それ以外は16年12月期です。

※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週発表された主要企業の決算概要

  • 売上・EPSとも7-9月期のモメンタムから改善して、市場予想も上回り、文句のない決算でした。為替の影響を除いた売上は5%増、EPSは26%増です。
  • 世界の既存店売上は3.2%増の市場予想に対して5.0%増、米国は2.7%増の市場予想に対して5.7%増と大幅に上回りました。米国では、10月以降「オールデイ・ブレックファスト」を全米で導入、朝食用メニューのエッグマフィンやハッシュブラウンポテトを終日提供するようにしたことが効いたようです。また、天候が穏やかだったことも追い風になったようです。海外も中国、ロシアを含めて既存店売上はプラスで好調でした。
  • イースターブルックCEOは決算発表後の電話会議で、「オールデイ・ブレックファストを追い風に、われわれは過去数年に失った市場シェアを取り戻す位置につけている」と語っています。マクドナルドの反撃は始まったばかりと言えそうです。株価は過去3ヵ月で8%上昇、S&P500指数を16%アウトパフォームしていますが(1/26時点)、今後も良好なパフォーマンスが期待できそうです。
  • 売上高は一昨年発売の「iPhone6」のハードルが高く、伸び率は7-9月期から低下することが見込まれていましたが、会社ガイダンス755-775億ドルの中央値を下回り、想定よりも苦戦したと見られます。営業利益は横ばいで、純利益が2%増、発行済株式が5%減少して、EPSは7%増を確保しています。
  • 地域別売上は、米州が7-9月期の10%増から4%減、同様に欧州が2%増から4%増、中華圏が99%増から14%増、日本が9%増から12%減となっています。中国市場についてクックCEOは、マクロ経済減速の影響を受けたとしていますが、見通しについては強気を維持しています。4Gの普及率が上昇すること、iPhone販売のうち50%が初めてiPhoneを買う人で占められていることを根拠としています。
  • 1-3月期の売上ガイダンスは500-530億ドルで、前年同期の580億ドルに対して14%減から同9%減に相当します。556億ドルの市場予想を大きく下回りました。
  • 主要証券会社のアナリストは、強気の投資判断を維持していますが、目標株価はざっくり130-150ドルのレンジから120-140ドルのレンジに引き下げられました。
  • 売上のオーガニック成長(為替や事業買収・売却の影響を除いた成長)が、7-9月期の1%減から2%増に改善しています。要因別には、数量が4%減から2%減へ、価格が2%増から3%増へ改善しています。部門別には、すべての部門で万遍なく改善しています。
  • 数量の減少は、主にロシア、ブラジル、メキシコなど通貨安となっている市場で小売業者が在庫を圧縮している影響を受けています。価格の上昇は新製品の投入に伴うもののほか、上記の通貨安市場でこれを相殺するための値上げが要因です。
  • 売上は為替の影響が8%ポイント、事業売却の影響が3%ポイントあり、報告ベースでは9%減少しています。総利益も5%減ですが、販売管理費を14%削減して、営業利益は8%増を確保しています。16年の売上は1桁台後半の売上減少となる見通しです。うち、為替による売上押し下げの影響は7%ポイント(7-9月期のガイダンスの5-6%ポイントから上方修正)としています。
  • ロシア、ブラジルなど新興国の通貨安の影響を依然として強く受けていますが、改善基調にあることは評価できるでしょう。
  • オペレーションベース(為替の影響を除いたベース)の売上の伸びが、7-9月期の0.8%から10-12月期には4.4%に改善しています。主な要因は、米国での医薬品の伸びが7-9月期の4.5%減から12.7%増へ改善したことで、関節リウマチ治療薬「レミケード」や乾癬(かんせん)治療薬「ステラーラ」などの大型医薬品が寄与しています。
  • 為替の影響に加えて事業売却等の影響を除いた、基調ベースの売上は、4-6月期の5%増、7-9月期の6%増、7-9月期の8%増と加速が続いています。
  • 16年の売上は、オペレーションベース(為替の影響を除いたベース)では4.5-6.0%増、報告ベースでは前年比1-2%増を見込んでいます。調整後EPSは、6.53-6.68ドル(前年比5.3-5.7%増)を見込んでいます。
  • ドル高の影響を受けてヘッドラインの業績はパッとしませんが、基調ベースでは医薬品部門の牽引で売上加速が続いており、注目できるでしょう。(同社は消費者向け製品、医薬品、医療機器の各部門から成ります。)
  • 大幅な増収は買収した衛星放送サービス大手のディレクTVが連結されたことによります。
  • 主力のビジネス・ソリューション部門(法人向けサービスと固定電話)は、固定電話サービスと機器売上の減少で3%減収、費用削減により10%営業増益としました。同部門のうち、法人向け戦略サービスの売上は10%増で、年率110億ドル、コンセンサス売上予想の約7%の規模になっています。
  • コンシューマー・モビリティ部門は、複数の端末でデータ利用をシェアできる「Mobile Share Value」の格安プランが増加したことで売上は8%減となりましたが、それを上回るコスト削減により営業利益は17%増を確保しています。モバイル契約者数は、差し引きでポストペイドが52.6万件、プリペイドが46.9万件とそれぞれ増えています。
  • 16年のガイダンスとして10%台の売上成長と一桁台半ばのEPS成長を見込んでいます。足元の業績はコスト削減が効いて増益ですが、消費者向けモバイルサービス分野で顧客獲得競争が高まっていることが懸念されます。
  • 主力の「コーチ」ブランドの北米売上は7%減で、7-9月期の11%減からマイナス幅が縮小しています。改装した店舗の売上が好調で(改装店舗の構成比は現在40%)、この比率が上昇していくことで緩やかながら改善基調が期待できそうです。海外売上(為替の影響含む)は4%増で、7-9月期の3%減から顕著に回復しています。
  • 売上が前年比でプラスに転じているのは、昨年5月に買収した「スチュアート・ワイツマン」の貢献によります。16年6月期の売上ガイダンス(為替の影響を除く)は、「コーチ」ブランドの売上が一桁台前半の伸び、「スチュアート・ワイツマン」分と合わせて全社売上は一桁台後半の伸びを維持しました。
  • 小ぶりで値段の高くないバッグが流行っている(米国の同業マイケル・コース経営者の発言)、米国では百貨店の売上動向が低調など、事業環境は必ずしも良くありませんが、同社の復活に向けた自助努力が徐々に効果を表しつつあると見られます。
  • 10-12月期の売上は前年同期比10%減となりましたが、販売管理費を中心に営業費用を同11%削減(前年同期の21億ドルの減損を除く)したことで、市場予想以上に赤字が縮小しました。売上は7-9月期との比較では2%の増加で、安定しつつあると見られます。
  • 後払い顧客の純増加は、50万人で7-9月期の38万人を上回りました。また、後払いの顧客当たり収入は52.48ドルで、前年同期比では11%減ですが、7-9月期比では3%減まで縮小してします。
  • 16年3月期の調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)のガイダンスを68-71億ドルから77-80億ドルへ、営業利益のガイダンスを0.5-2.5億ドルの損失から1-3億ドルの利益へ、それぞれ引き上げています。
  • 売上・利益とも7-9月期の増加モメンタムが大幅加速し、市場予想も大幅に上回り、非常に好調な決算でした。月間アクティブユーザー数は、15.9億人で前年比14%増(7-9月期も14%増)と順調、ユーザー当たり平均収入は3.73ドルで33%増(7-9月期は24%増)と加速しました。広告収入が57%伸びたうち、広告視聴数が29%増、広告当たり価格が21%増と、価格上昇の効果も大きくなっています。広告メディアとしての価値が上がっているということでしょう。
  • 7-9月期まで研究開発費が嵩むなどで営業利益の伸びは抑制されていましたが、10-12月期は前年同期比2.3倍、営業利益率も44%(7-9月期は32%)に回復しています。
  • 16年の営業費用の伸びは30-40%と、56%増となった15年から鈍化するとのガイダンスです。一方、データセンターを中心とする設備投資は、15年の25億ドルから40-45億ドルに増やす計画です。また、動画の視聴が1日当たり1億時間を超えているため専用のサイトを作ることを検討しています。
  • グローバルなSNSで圧倒的な地位を確保、これをテコにネット広告市場でのシェア拡大が続いています。今年も良好な株価パフォーマンスが期待できそうです。
  • 1/6の特集レポート「FANGを点検!フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、アルファベットの2016年はどうなる?」もご参照ください。
  • 10-12月期の主力薬の売上は、多発性硬化症薬TECFIDERAが9.9億ドルで8%増、インターフェロンが7.4億ドルで5%減、多発性硬化症薬のTYSABRI が4.8億ドルで0%減などとなっています。
  • 16年のガイダンスとして、売上は111-113億ドル(前年比3-5%増)、調整後EPSは18.30-18.60ドル(同8-9%増)としています。
  • 注目されているパイプラインは、アルツハイマー症をターゲットとして、第III相臨床試験を行っているアデュカヌマブ(Aducanumab)です。同物質は、アルツハイマー病の病因とされる、ベータアミロイド(繊維状のたんぱく質)の蓄積を阻害する効果が期待されています。
  • 決算リリースでモレンコフCEOは、「予想以上となった3G/4Gのチップセット販売と全社的なコスト削減により、期初のガイダンス上限を上回るEPSを達成することができた」「中国では数件の新しいライセンス契約に合意でき(独禁法違反を受けて契約条件を見直した)、コスト削減も計画通り進んでいる。『スナップドラゴン820』プロセッサーの採用は引き続き力強く、16年度後半(16年4-9月期)のチップセット事業は改善トレンドになると見込む」としています。
  • 15年10-12月期の部門売上は、チップセットのテクノロジー部門が前年同期比22%減、ライセンス部門が同12%減でした。16年1-3月期のガイダンスは、売上が49-57億ドル(前年同期比17-29%減)、EPSは0.90-1.00ドル(同29-36%減)で、市場予想は57億ドル、1.02ドルと上限に近く、短期的にはややネガティブです。
  • 1-3月期の業績モメンタムは10-12月の実績から高まらない予想となっていますが、CEOの言葉通り年度後半に回復するとすれば、株式市場の同社に対するスタンスが高まってくることが期待されます。業績の落ち込みで低下したPER水準の回復も期待できるでしょう。
  • 16年通期のガイダンスが以下の通り市場予想を下回り、株価を大きく下げました。
    コアEPS:8.15-8.35ドル(前年比6%増〜8%増)、市場予想の9.43ドルを下回りました。
    売上高:930-950億ドル(前年比3%減〜1%減)、市場予想の972億ドルを下回りました。
    民間航空機引渡し:740-745機(15年は762機)
  • 15年10-12月期の部門売上は、民間航空機が7%減、軍用機が7%増、ネットワーク&スペースシステムが10%減、グローバル・サービス&サポートが9%増でした。EPSの減少率が大きいのは、貨物航空機関係の引き当てが5.7億ドルあったためです。
  • 民間航空機の受注は、10-12月期に321機、15年通年で768機、受注残は5,800近くに達します。
  • 売上高の伸び率、営業利益率改善のモメンタムとも、7-9月期を下回りました。為替の影響を除いた売上の伸び率は26%で、7-9月期の30%を下回りました。北米の伸び率が28%から24%に低下していることが主因です。
  • 営業利益率は3.1%でした。前年同期の2.0%からの改善幅は1.1%ポイントで、7-9月期の改善幅4.2%ポイント(-2.6%→1.6%)を下回りました。部門別の営業利益は、北米が14年10-12月期の733百万ドルから15年10-12月期の1,003百万ドル、国際が同65百万ドルから同60百万ドル、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)が同240百万ドルから同687百万ドル(7-9月期は521百万ドル)と、引き続き北米およびAWSが牽引して利益が増加しています。AWSの増収率は69%増(7-9月期は78%増)の高水準を維持しています。
  • EPSは、市場予想の1.55ドルを大幅に下回る1.00ドルでした。利益が予想を下回った要因は、同社の販売管理費の44%(15年10-12月期)を占める配送コスト(fulfillment cost)の伸び率が7-9月期の22%増から33%増となったことと見られ、「アマゾン プライム」会員に対する無料配送やスピードアップのための負担が重くなっていると考えられます。
  • 「アマゾン プライム」会員に対するサービスは顧客囲い込みのための投資と捉えれば、利益が予想を下回ったことも全面的にネガティブということではないでしょう。ただ、株価は昨年大幅上昇した後だけに、足踏みとなるのは仕方ないと見られます。
  • 10-12月期決算は売上・EPSとも7-9月期から改善して、市場予想を上回りました。為替の影響を除いたベースでは、コスト削減の効果もあって売上は3%増、営業利益は13%増、EPSは23%増と業績回復が顕著です。
  • 部門別売上(為替の影響を除くベース)は、プロダクティビティ・アンド・ビジネス・プロセス部門(「オフィス」ソフトウェアなど)が5%増(7-9月期は4%増)、インテリジェント・クラウド事業(サーバーやクラウドプラットホームなど)が11%増(7-9月期は14%増)、モア・パーソナル・コンピューティング部門(ウィンドウズや消費者向けハードウェア)が2%減(7-9月期は17%減)でした。
  • 主要事業では、企業向けクラウドプラットフォームの「Azure」の売上が140%増と好調です。企業が情報システムのクラウド化を考えるときにまず、メールシステムから取り掛かることが多く、同社は「Outlook」で企業のメールシステムに入り込んでいることがクラウドの営業上有利に働いているようです。オフィスのクラウド版である「オフィス365」は売上が70%伸びています。PCメーカー向けの「ウィンドウズ」販売は5%減でした。
  • 16年1-3月期の売上ガイダンスは216-223億ドルで、市場予想の223億ドルを下回りましたが、保守的なガイダンスと見られます。10-12月期のガイダンスは248-254億ドルで、実績はこれを上回りました。
  • 尚、今回の決算では、主に「Windows 10」に関連して18億ドルの前受収益が発生しています。上表の売上・EPSは、この前受収益を加えた調整後(non-GAAP)の数字になります。調整前の一般会計原則(GAAP)による報告ベースでは、売上は10%減、営業利益は23%減、EPSは13%減となっています。これを見ると株は買えませんが、市場はnon-GAAPの数字を見て動いているようです。
  • クラウド事業が非常に好調であることに加え、昨年投入された「Windows 10」によりPCの買い替え需要が期待されるため、同社の業績回復モメンタムはさらに強まると見込まれます。予想を上回った決算を受けて複数のアナリストが目標株価を引き上げています。
  • グロス収入が7-9月期の9%増から6%増へ、顧客インセンティブ(収入にマイナス寄与)が5%増から10%増となったため、ネット収入が11%増から5%増に大きく低下しました。営業費用は前年同期比2%減として、営業利益は7%増を確保しています。
  • 収入を項目別に見ると国際取引が16%増から6%増へ鈍化しており、グローバル経済減速の影響が出ているようです。これに関してCEOは、「当面和らぐことはなさそうだ」としています。ただ、事業の基本的な強さは維持されている模様で、16年9月期のガイダンスは維持されました。為替の影響を除いた収入の伸び率を「一桁台後半から10%台前半」、為替によるマイナスのインパクトを3%ポイント、EPSの伸びは「10%台半ばの低いほう」としています。
  • 前四半期から業績モメンタムが低下したため、株価は当面やや軟調となりやすいでしょう。ただ、基本的な強さに変わりはないと見られます。
  • 10-12月決算は、市場予想を上回り好調を持続しています。中国のeコマース総取扱高(GMV)は7-9月期の28%増から23%増に伸びが低下しましたが、マネタイゼーション(同社売上/総取引高の比率)が2.70%から2.98%に改善して、売上の伸びが維持されました。
  • 総取扱高に占めるモバイルの比率は、前年同期の42%から68%へ大幅に高まり、モバイルへの移行も順調に進んでいます。また、注力しているクラウド事業の売上は、8.2億人民元(1.3億ドル)で売上の2%を占め、前年同期比2.3倍に増えています。
  • 中国経済減速の影響が懸念されていますが、同社副会長は「中国の国内総生産(GDP)に占める消費は拡大しており、業績にプラスとなっているほか、インターネットで買い物を済ませる人も劇的に増えている。中国経済全般の動向がアリババの業績に及ぼす影響はそれほど大きくならない。」との見方を示しています。
  • 17年3月期のコンセンサス予想EPSに対するPERは20倍弱と、売上が30%前後増えている企業としては、割安感が強いと言えるでしょう。
  • 10-12月期の売上は原油価格の下落により、37%減でした。11億ドルの減損損失を計上したことで、純利益は5.9億ドルの赤字となりました。原油の平均販売価格は1バレル35ドルへ前年同期の66ドルから下落しています。
  • 部門利益は、上流部門が14年10-12月期の26.7億ドルの黒字から13.6億ドルの赤字に、下流部門の利益は15.2億ドルから10.1億ドルに減少しています。石油換算の生産量は日量267万バレルで、前年同期比2%増でした。
  • 10-12月期のキャッシュフローは、キャッシュの調達が、営業キャッシュフロー46億ドル、負債の増加27億ドル、資産売却3億ドルに対して、キャッシュの使用が、設備投資74億ドル、配当20億ドルとなっています。負債の発行で配当を賄う形で、あまり健全とは言えない状況になっています。15年末の現金及び同等物は113億ドルで前年末比19億ドル減、負債は386億ドルで同108億ドル増加しています。

※会社資料、ブルームバーグのデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
1(月)・中国製造業・非製造業PMI(1月)
・中国財新製造業PMI(1月)
・米大統領選アイオワ州党員集会

・米個人所得・個人支出(12月)
・米PCEコア(12月)
・米ISM製造業景況指数(1月)
・米建設支出(12月)
アルファベット、アフラック
2(火)・ユーロ圏失業率(12月)
・米自動車販売台数(1月)
エクソン モービル、ファイザー、ギリアド サイエンス
BP、
ヤフー、ダウ ケミカル、UPS、エクスペディア
チポトレ メキシカン グリル、イルミナ
マイケル コース
3(水)・中国財新非製造業PMI(1月)
・ユーロ圏小売売上高(12月)
・米ADP雇用統計(1月)
・米ISM非製造業景況指数(1月)
メルク、グラクソスミスクライン、ヤム ブランズ
ゼネラル モーターズ、ベクトン ディッキンソン
コムキャスト、モンデリーズ、メットライフ
4(木)・米非農業部門労働生産性(10-12月)
・米単位労働費用(10-12月)
フィリップ モリス、ニュースキン エンタープライズ
ボストン サイエンティフィック、クロロックス
アメリソース バーゲン、デルファイ オートモーティブ
アクティビジョン ブリザード、ニューズ コーポレーション
5(金)・米雇用統計(1月)
・米製造業受注(12月)
・米貿易収支(12月)
ムーディーズ、タイソン フーズ
8(月)・中国春節(7-13日)
・中国海外直接投資(1月)
・ドイツ鉱工業生産(12月)
コグニザント テクノロジー、21世紀フォックス
9(火)・ニューハンプシャー州予備選挙ウォルト ディズニー、コカ コーラ、CVS ヘルス
マスコ コーポレーション、バイアコム
10(水)・中国新規銀行融資(1月)  15日まで
・イエレンFRB議長による半期議会証言(下院)
・米JOLT求人(12月)
・米卸売在庫(12月)
バイドゥ、ツイッター、テスラ、シスコ システムズ
エクスペディア、タイム ワーナー、マイラン
11(木)・東京市場休場(建国記念の日)
・イエレンFRB議長による半期議会証言(上院)
AIG、グルーポン
12(金)・ユーロ圏実質GDP(10-12月)
・ユーロ圏鉱工業生産(12月)
・ドイツ実質GDP(10-12月)
・米小売売上高(1月)
アルセロール ミタル

注:企業決算の赤字でのハイライトは、当社顧客保有残高上位50銘柄を示します。

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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