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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜物色傾向が激変!!有望5銘柄はコレ!?〜

2015/10/13

先週の米株式市場は、10/2日(金)の弱い雇用統計に株価上昇で反応した流れが続き、S&P500指数は一目均衡表の雲を上抜け、2,000ポイント台に乗せました。9/17(木)にFRB(米連邦準備理事会)が利上げを見送り、さらにその後の弱い雇用統計で利上げの予想時期が遠退いたことで、ドル高が抑制され、コモディティ価格が反発、これを受けて新興国経済に対する懸念が後退するという、株式にとって良い形になったと解釈できるでしょう。

9/29(火)からの株価反発局面では物色傾向が大きく変わり、エネルギーと素材が大幅に上昇しています。しかし、中国経済の減速が続くなか、この動きについていっていいかどうか不安もあるでしょう。そこで今回は、安定したパフォーマンスを上げている消費関連銘柄で、年初来のパフォーマンスは高くないものの、ドル高や海外経済への懸念の後退で直近の株価の勢いが強い銘柄をご紹介いたします。ゼネラル モーターズ、フォード モーター、コカ コーラ、コストコ ホールセール、ペプシコの5銘柄です。

図1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月、12日まで)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

<先週の米国株式市場>
先週の米株式市場は、10/2日(金)の弱い雇用統計に株価上昇で反応した流れが続き、S&P500指数は一目均衡表の雲を上抜け、2,000ポイント台に乗せました。この間、原油価格(WTI先物)は45ドル台から49ドル台へ上昇、新興国通貨も反発が続きました。9/17(木)にFRB(米連邦準備理事会)が利上げを見送り、さらにその後の弱い雇用統計で利上げの予想時期が遠退いたことで、ドル高が抑制され、原油など商品価格が反発(※)、これを受けて新興国経済に対する懸念が後退するという、株式市場にとって良い形になったと解釈できるでしょう。
※原油などの商品は国際市場でドル建てで取引されるものが多く、ドル高は商品価格にマイナスに作用すると言われます。

<今週の米国株式市場>
今週の米株式市場はテクニカル面では、一目均衡表で雲の上に抜けたとは言え依然として上値抵抗が残る位置と見られ、上昇一服となりやすいでしょう。9/28-10/9のS&P500指数の上昇率が7.1%に達しているため、利食いや戻り待ちの売りも出やすいと考えられるためです。

ファンダメンタルズ面では、10/13日(火)に大手金融などから7-9月期決算発表が本格化します。経済指標では、10/13日(火)に中国の貿易統計、10/13日(火)から10/15日(木)のいずれかで中国の新規銀行融資と資金調達総額、10/14日(水)に米小売売上高の発表が予定されています。中国の新規銀行融資と資金調達総額は金融緩和の効果が現れて経済減速への懸念を緩和することが期待されます。一方、中国貿易統計の輸入ではさらなる悪化が予想されており、逆に懸念を強める方向に作用しやすいと見られます。

(今週の5銘柄)

9/29(火)からの反発局面では、物色傾向が大きく変わりました。図表2の通り、年初来の下落が大きいエネルギーと素材が大幅に上昇しています。米国の利上げが遠退いたと考えられるようになったことにより、原油を含めた商品価格の上昇と新興国経済に対する懸念の後退が要因と見られます。

ただし、商品価格と新興国経済への懸念の背景にある中国経済の減速は変わらないと見られますので、この動きが継続するかどうか不透明です。市場心理が懸念の方向に傾くと、再度大きく売られる可能性もあり、この動きについていっていいか不安もあるでしょう。

一方、注目したいのは、一般消費財・サービスが年初来の上昇率が高い上に、今回の反発局面でも市場平均を上回る上昇となり、安定したパフォーマンスをあげていることです。

そこで今回は、消費関連の銘柄で、ドル高や海外売上の大きさから年初来のパフォーマンスは低調なものの、直近の株価の勢いが強い銘柄を取り上げることにしました。

当社WEBサイトの「米国株スクリーナー」で、以下の条件でスクリーニングしました。抽出された銘柄のうち、年初来の株価上昇率(同データはスクリーナーとは別に取得しています)が低い銘柄から、5銘柄をピックアップしています。これらの銘柄はドル高や海外経済減速を受けて今年のパフォーマンスが低調となったと見られるものの、直近の株価は回復傾向にあり今後も伸びが期待できると考えられます。

【スクリーニング条件】

(1) 消費関連の銘柄(自動車 & 自動車部品、耐久品、消費者サービス、小売、食品 & 飲料、パーソナル用/サービス & 家庭用品/サービスのセクターを選んでいます)

(2) 短期一目均衡表雲上抜け・・・目先反落となっても雲の上限が下値支持となる期待のある銘柄を選ぶためです

(3) 25日移動平均乖離5%以上・・・直近の株価上昇についていっている銘柄を選ぶためです

(4) S&P500指数採用の大型・中型株で時価総額200億ドル以上

図表2:業種指数騰落率(直近反発局面と年初来)

※ブルームバーグデータをもとにSBI証券が作成

図表3:消費関連銘柄のスクリーニング

銘柄名 現在地
(10/9)
(円)
予想
PER(倍)
短期一目
均衡雲
上抜け
株価移動
平均乖離率(%)
25営業日前
昨年末来
株価騰落率
(%)
時価総額
(億ドル)
ゼネラル モーターズ(GM) 33.0 9.1 7.5 -5.6 522
フォード モーター(F) 15.0 8.8 7.0 -3.4 594
コカ-コーラ(KO) 42.0 21.3 6.2 -0.5 1,828
コストコ ホールセール(COST) 154.0 27.3 6.7 0.3 674
コムキャスト(CMCSA) 60.5 18.3 5.1 4.3 1,518
ペプシコ(PEP) 99.5 24.6 6.2 5.2 1,449
ナイキ(NKE) 124.9 29.3 6.0 29.9 1,065
コンステレーション ブランズ(STZ) 136.9 27.5 6.1 39.4 269
レイノルズ アメリカン(RAI) 46.5 17.0 7.4 44.6 664
スターバックス(SBUX) 60.1 33.3 5.1 46.4 892

※当社WEBサイトとブルームバーグデータをもとにSBI証券が作成
「銘柄選定の根拠(基準や前提)」については、上記にご説明したとおりです。

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(10/9)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートゼネラル モーターズ(GM)32.95ドル9.1米国最大の自動車メーカーです。15年4-6月期に販売台数で4割弱の北米事業が調整後営業利益の96%を占めており、直近の収益改善も同事業によるものです。市場で懸念の大きい中国事業は販売台数で3割を占めますが、上海汽車との合弁であることもあって同利益に占める割合は1割に過ぎません。10/1(木)の年次会社説明会では、15年のコンセンサス予想EPS4.50ドルに対して16年の目標は5.0〜5.5ドルとされました。
買付チャートフォード モーター(F) 14.97ドル8.8 14年の自動車販売台数で世界7位の自動車メーカーです。車体をアルミ製にした新型ピックアップトラック「F150」の需要が強く、業績は好調です。4-6月期決算会見で、同社CEOが今年はF150がフル生産となるため、税引き前利益は最大51%増えるとの見通しを発表、アナリストの業績予想もこれに沿って上方修正されました。9月の販売台数も前年同期比23%と強い販売基調が続いています。
買付チャートコカ コーラ(KO) 42.02ドル21.3 世界的な清涼飲料水メーカーです。15年4-6月期決算では、販売ケース数の伸びが1-3月期の前年同期比1%増から同2%増へ、緩やかながら改善が見られていました。売上のオーガニックグロース(為替やM&Aの影響を除く成長率)は、1-3月期の前年同期比8%増から同4%増に鈍化しましたが、1-3月期にはカレンダー要因による押し上げが含まれていました。海外エクスポージャーに対する市場のセンチメントが好転すれば、見直される可能性が高いでしょう。
買付チャートコストコ ホールセール(COST) 153.97ドル27.3 有料会員制の倉庫型店舗で商品陳列・在庫管理費用を削減し、日用雑貨や食料品を低価格で販売する量販店です。世界で687店舗を運営、米国が7割、日本を含む海外が3割を占めます。15年8月期はガソリン売上の減少や海外事業のドル高の影響を受けて業績は低調となりました。しかし、15年5-8月期の既存店売上は、前年同期比1%減ながら、ガソリンと為替の影響を除くと同6%増と基調は好調で見直される可能性が高いでしょう。
買付チャートペプシコ(PEP)99.47ドル24.6グローバルに事業展開する食品・飲料メーカーです。10/6(火)発表の15年7-9月期決算は、売上が前年同期比5%減、EPSは同73%減でした。一方、ドル高の影響とベネズエラ事業の特損を除く基調ベースでは、売上が前年同期比7%増、EPSが同14%増と好調です。通年の基調ベースEPS増加率を8%増から9%増へ引き上げています。ドル高の影響が緩和するにつれ、見直される可能性が高いと見られます。

※会社資料、ブルームバーグのデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
13日(火)・中国新規銀行融資(9月)15日までの間
・中国資金調達総額(9月)15日までの間
・中国貿易収支(9月)
・米財政収支(9月)
・米大統領選・民主党テレビ討論会
インテル、ジョンソ&ジョンソン
JPモルガン チェース
14日(水)・米生産者物価指数(9月)
・米小売売上高(9月)
・米ベージュブック(地区連銀経済報告)
バンク オブ アメリカ、ウェルズ ファーゴ
ブラックロック、ネットフリックス
15日(木)・米消費者物価指数(9月)
・米ニューヨーク連銀製造業景気指数(10月)
シティ、ゴールドマン サックス
ユナイテッド ヘルス
16日(金)・欧州新車販売台数(9月)
・米鉱工業生産指数・設備稼働率(9月)
・米ミシガン大消費者信頼感指数(10月)
GE、ハネウェル
19日(月)・中国GDP(7-9月期)
・中国鉱工業生産、小売売上高、固定資産投資(9月)
・米NAHB住宅市場指数(10月)
モルガン スタンレー
20日(火)・米住宅着工件数・建設許可件数(9月)ユナイテッド テクノロジーズ、ヤフー
ベライゾン、トラベラーズ
21日(水) アボット ラボラトリーズ、ボーイング、コカ コーラ
アメリカン エキスプレス、ゼネラル モーターズ、EMC、テキサス インスツルメンツ
22日(木)・ECB主要政策金利
・米中古住宅販売件数(9月)
キャタピラー、3M、ダウ ケミカル
マクドナルド、アンダー アーマー
マイクロソフト、AT&T
23日(金)・中国住宅価格(9月)

※ブルームバーグデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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