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2019-06-16 09:57:18

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜FANGを売るな!? フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル〜

2015/8/31

先週前半は中国懸念で大幅に下落しましたが、25日(火)の中国の追加金融緩和を受けて落ち着きを取り戻しました。今回の株価下落が株価評価(PER)の調整に止まるのか深刻な下落相場に繋がるのか注目されますが、いまのところ前者の可能性が高いと考えられます。そうであればこの調整局面は、中長期で成長する優良企業を買うチャンスかもしれません。今週はCNBC(米国のニュース専門チャンネル)の株式コメンテーター、ジム・クレイマー氏のコメントを取り上げ、フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル(4銘柄をまとめて「FANG(ファング)」と同氏が表現)などをピックアップしています。

図1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

<先週の米国株式市場> 
24日(月)に上海総合指数が3,500ポイントを大幅に割り込み8.5%安となったことから、NYダウも一時1,000ドル(S&P500では100ポイント)を超える大幅な下落を記録しました。25日(火)には中国人民銀行が追加の金融緩和(貸し出し金利・預金金利を0.25%下げ、預金準備率を0.5%下げ)を発表、上海総合指数も26日(水)には下落モメンタムが弱まったことから、世界同時株安に歯止めがかかりました。米4-6月期GDPの改定値は、年率換算で前期比3.7%増となりました。速報値の同2.3%増、市場予想の同3.2%を大きく上回って、米国経済の堅調を確認しました。S&P500指数は週間で0.9%の上昇となりました。

<今週の米国株式市場>
今回の株価下落は株価評価(PER)の水準調整に止まり、深刻な下落相場につながる可能性は小さいと考えられます(そう考えられる理由は以下で解説しています)。しかし、半年にわたるもみ合いを下放れたため、反発局面では戻り待ちの売りも予想され日柄調整が必要と思われます。一目均衡表では基準線、転換線近辺まで戻っているため、目先は一旦この水準でのもみ合いが予想されます。今週は9/1(火)の中国製造業PMIはやや低下、2日(水)のADP雇用統計は前月比20万人増(7月は18.5万人増)、4日(金)の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比22.0万人増(7月は21.5万人増)が予想されています。

(米国株式市場で何が起こっているのか?)

20日(木)、21日(金)、24日(月)と大幅な下落となり、19日引けから24日の安値までは10%を超える下落となりました。26日(水)、27日(木)は一転大幅反発となっていますが、米株式市場でいったい何が起きているのでしょうか?

NYダウが1日に1,000ドルも下げるような値動きを見せられると、何か世の中で大変なことが起こっているのではないかとの印象を受けますが、実はそのようなことがなくても米国株が調整する可能性を孕んでいたことを以下でご説明します。

S&P500指数をEPSとPERに分解して(「株価=予想EPS×予想PER」です)これまでの推移を見たのが図2です。予想EPSは14年7-9月期をピークに下方修正傾向が続いた一方、予想PERは上昇傾向となっていました。ここ半年続いた株価のもみ合いは予想EPSの低下を予想PERの上昇で補って維持されていたと言えます。

なぜ予想PERが上昇してきたかは、ある程度理解できます。EPSが低迷している大きな理由がドル高による利益の目減りであり、事業の実体が悪いわけではない企業も多く、一時的な落ち込みと捉えることも可能だからだと思われます。しかし、今後の回復を見込むことでEPSの低下に沿って株価が下がるのを「我慢している」状態であったわけです。

それが、今回のように中国経済の減速懸念が強まるとか、FRBによる利上げ時期の予想が揺れるといったストレスがかかることによって、これまでに米国株式市場内部に蓄積されていたリスク要因(PERの水準が高いという)が顕在化したと解釈できます。

つまり、ファンダメンタルズに重大な変化がなくても、米国株には調整する背景が内在していたと考えられます。ですから、株価の値動きを見てファンダメンタルズに大変なことが起きていると考える必要性は小さいと言えるのではないでしょうか。

もちろん、いまは見えていない重要なことが起こっている可能性もあるのでまだ注視していく必要はありますが、メインのシナリオとして今回の株価下落はバリュエーションの調整に止まり、深刻な下落相場(まずPERが下がり、続いてEPSが下方修正され、それを見てPERがさらに下がるサイクルの下げ相場)につながる可能性は小さいと見られます。

ブルームバーグ集計のコンセンサスによれば、S&P500指数の四半期EPSは、4-6月期の28.04ドルから、7-9月期28.93ドル、10-12月期30.91ドルへドル高の影響が緩和されることで回復が見込まれています。米国株式市場についてはここである程度のバリュエーションの調整も行われたことから、過度に弱気になる必要はないのではないかと考えます。

(今週の5銘柄)
米株式市場が「深刻な下落相場」に向かっているのではないとすれば、この調整局面は中長期で成長する優良企業を買うチャンスかもしれません。今回は、CNBC(米国のニュース専門チャンネル)の株式コメンテーター、ジム・クレイマー氏の最新コメントをご紹介します。現地28日(金)夜にアップされた「誘惑を無視しろ!FANGを売ってはいけない(Ignore temptation! Do not sell FANG)新しいウィンドウで開きます。です。

FANGとは、フェイスブック(F)、アマゾン ドットコム(A)、ネットフリックス(N)、グーグル(G)をまとめた同氏が作った略語です。「これまでパフォーマンスリーダーだったこれらの銘柄は、週初の大幅な下落を経て反発してきたため、利益確定の誘惑に駆られるかもしれないが、まだこの先があると思うので売ってはいけない」と話しています。

4社とも日本企業への投資では代替が難しく、日本の投資家が米国株への投資を検討すべき重要な理由になっている会社です。ここでは中長期の投資スタンスでまだ「売ってはいけない」と言っていますが、つまり、調整局面で買いを検討してよい銘柄だと暗に述べていると考えられるでしょう。各社に関するクレイマー氏のコメントをご紹介します。

・フェイスブック・・・「過去地上に生まれた企業の中で、最も速いスピードで最も継続的に成長している。来年のEPSは軽く3ドルを超えるだろう(注:つまり、PERは30倍に低下する)。」
・アマゾン ドットコム・・・「私は同社にフィットする株価尺度を持ち合わせていない。しかし、それは同社が小売市場での支配を強めるために、意識的に利益を押し下げているからだ。アマゾンウェブサービス(注:クラウドコンピューティングサービス)の収益性が開示されるまで同社に対して懐疑的であったが、いまは違う。」
・ネットフリックス・・・「同社の事業機会の大きさに対して現在の時価総額(注:8/28時点で500億ドル)はまだ小さい可能性がある。毎月の加入料金(注:米国の平均月額は8.4ドル)を現在の3倍にしても、人々は同社のサービスについていくだろう。」
・グーグル・・・「最近の組織変更までは、未公開企業のように振る舞う、経営者のおもちゃのような会社と考えていた。しかし、新CFOの就任でこれが変わった。他社に比べて低いバリュエーションで、地上で最も速く成長する企業になる可能性がある。」

尚、ジム・クレイマー氏は、現在CNBCで「マッド・マネー」という株式投資に関する人気コーナーを担当しています。株式の元ファンドマネージャーで、「全米No.1投資指南役ジム・クレイマーの株式投資大作戦」(2006)、「ジム・クレイマーの“ローリスク”株式必勝講座」(2015)などの著書が日本でも紹介されています。

上記4社のほか、米住宅市場の回復で注目を集めている住宅建設大手の1社、トール ブラザーズが25日(火)に5-7月期決算を発表していますので、残りの1社として取り上げています。

図2:S&P500指数の予想EPSと予想PERの推移

※ブルームバーグのデータにもとづいてSBI証券が作成

図3:FANGの予想EPSとPER

注:予想EPSはブルームバーグ集計のコンセンサス予想によります。

※ブルームバーグのデータにもとづいてSBI証券が作成

「銘柄選定の根拠(基準や前提)」
上記にご説明した通りです。

今週の注目銘柄

取引 チャート 銘柄 株価
(8/28)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートフェイス ブック(FB)91.01ドル44.0 月間ユーザー数が14.9億人(15年6月末)に達する世界的なSNSサービスの提供企業です。15年4-6月期決算は、投資に係る研究開発費用の増加などで営業減益となりましたが、ユーザー数は順調に伸び(前年同期比13%増)、売上高の伸びも高水準(同39%増)を維持、事業展開に問題はないと見られます。売上・EPSとも市場予想を上回りました。ネット広告市場でのシェア拡大が続いています。
買付チャートアマゾン ドットコム(AMZN)518.01ドル107.9 世界最大のネット通販企業です。15年4-6月期は、売上が前年同期比20%増、営業利益率が2.0%と1-3月期の1.1%、前年同期の0.0%から大幅に改善しました。利益の改善には、北米とAWS(アマゾンウェブサービス)部門が貢献しています。1-3月期から開示が始まったAWSは、増収率が1-3月期の前年同期比49%増から同81%増へ加速した上、部門利益率も1-3月期の16.9%から21.4%へ上昇と好調です。
買付チャートネットフリックス(NFLX)65.90ドル188.3 インターネット経由でオンデマンドのテレビ放送を行う企業です。加入者数は6月末時点で米国6,500万人、海外2,300万人です。16年末までに世界中でサービスが利用できる体制を整える計画で、日本では9/2にサービス開始です。米国では全インターネットトラフィックの36%(15年春)を同社のサービスが占めるほど存在感が大きくなっています。先行投資で当面の利益水準は低いものの、17年頃から上昇する見通しです。
買付チャートグーグル(GOOG)630.38ドル21.8 ネット検索連動型広告の世界的大手です。幅広い新規事業を手がけるため投資が野放図に拡大する懸念がありましたが、コスト管理を強める方針が示されました。また、株主還元が検討対象であることが示され、株式市場に対する同社スタンスの変化が好感されています。15年4-6月期の決算では、EPSが1年ぶりに市場予想を上回り、YouTubeやグーグルプレイの好調が確認されました。
買付チャートトール ブラザーズ(TOL)36.64ドル18.0 住宅建設大手の一角です。15年5-7月期決算は、販売が低調であった時期の引渡しに当たったため、前年同期比3%減収、同33%営業減益でした。減益率が大きいのは一過性の費用が含まれるためで、これを除いたベースでは同15%の減益でした。一方、受注金額は前年同期比30%増と好調です。受注戸数は、2-4月期の前年同期比10%増、5-7月期同12%増、8-10月期の4週間で同16%増と加速が続いています。

注:PERはブルームバーグ集計のコンセンサス予想EPSによります。
※会社資料、ブルームバーグのデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
29日(土)・フィッシャーFRB副議長が講演(ジャクソンホール)
31日(月)・ユーロ圏消費者物価指数(8月)
・シカゴ購買部協会景気指数(8月)
1日(火)・中国製造業PMI(8月)
・ユーロ圏失業率(7月)
・米ISM製造業景況指数(8月)
・米自動車販売台数(8月)
ダラーツリー
2日(水)・米ADP雇用統計(8月)
・米製造業受注(7月)
・米ベージュブック(地区連銀経済報告)
3日(木)・抗日戦争勝利70年記念式典(北京)
・中国株式市場休場(4日まで)
・ユーロ圏小売売上高(8月)
・ECB理事会、政策金利
・米ISM非製造業景況指数(8月)
・米貿易収支(7月)
メドトロニック
4日(金)・ユーロ圏4-6月期GDP(改定値)
・米雇用統計(8月)
・G20財務相・中央銀行総裁会議(5日まで、アンカラ)
7日(月)・米市場休場(レイバー・デー)
8日(火)・中国貿易収支(8月)
9日(水)・世界経済フォーラム夏季ダボス会議(11日まで、北京)
10日(木)・米卸売在庫(7月)
11日(金)・米生産者物価指数(8月)
・米ミシガン大消費者信頼感指数(9月)
・米財政収支(8月)
クローガー、ダーデン レストラン

※ブルームバーグデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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