東京オリンピック開催予定日まで約2カ月となりました。
2月〜3月にかけてコロナウィルスの流行が落ち着きを取り戻しはじめ、「これはひょっとして、東京五輪が行われるのでは?」という雰囲気になってきていました。
しかしここに来て、コロナウィルスの変異株の流行により、再び大都市圏に緊急事態宣言が発令される状況となっており、「本当にこのまま再来月に迫った五輪を決行できるのか?」という様相になってきております。
実際、先週末に各メディアが行った世論調査によりますと、多くの国民が「五輪は中止すべき、もしくは再延期すべき」という意見を持っているようです。
そこで、今回新型コロナウィルスが流行し始めた20年1月からの五輪関連銘柄のパフォーマンスを再検証してみたいと思います。
eワラントとは?
そもそもワラントってなに?3,000円程の少額から始められる「eワラントの魅力」をご紹介いたします。
■オリンピック関連銘柄の選定
今回、オリンピック関連銘柄を選定するにあたり、まずは以下の7つのカテゴリーに分けてみました。
1 観光・旅行
2 アミューズメント
3 警備
4 広告・メディア・イベント
5 スポーツ
6 インフラ
7 建築・建設・不動産
但し、インフラと建築・建設・不動産に関しては、既に恩恵を享受済みであり、オリンピックを2カ月後に控えた今となっては、オリンピック関連銘柄とはいえないと判断し、今回の検証からは除外することにします。
従って、上記1〜5のカテゴリーに該当する関連銘柄をそれぞれ選び、各カテゴリー内で等ウェイトのバスケットを組成し、足元の株価の推移を検証することにします。
各カテゴリーに該当する銘柄は次の通りとします。
1 観光・旅行
JR東日本【9020】,JR東海【9022】,日本航空【9201】,ANAホールディングス【9202】,エイチ・アイ・エス【9603】,藤田観光【9722】,KNT-CTホールディングス【9726】
2 アミューズメント
オリエンタルランド【4661】,任天堂【7974】,サンリオ【8136】
3 警備
総合警備保障【2331】,ディー・ディー・エス【3782】,ラック【3857】,ぴあ【4337】,トレンドマイクロ【4704】,JVCケンウッド【6632】,パナソニック【6752】,セコム【9735】
4 広告・メディア・イベント
博報堂DYホールディングス【2433】,アミューズ【4301】,電通グループ【4324】,フジ・メディア・ホールディングス【4676】,Zホールディングス【4689】,ソニー【6758】,エイベックス【7860】,TBSホールディングス【9401】,日本テレビホールディングス【9404】,テレビ朝日ホールディングス【9409】,スカパーJSATホールディングス【9412】
5 スポーツ
ルネサンス【2378】,セントラルスポーツ【4801】,アシックス【7936】,ミズノ【8022】,ゴールドウイン【8111】,デサント【8114】,東祥【8920】,コナミホールディングス【9766】
■足元のパフォーマンスは?
下の図1をご覧ください。
コロナショック後、日経平均株価が、バブル崩壊以降の最高値を更新したにもかかわらず、全てのバスケットにおいてTOPIXのパフォーマンスを下回っています。
■今後の展望は?
私見になりますが、開催予定日まで2カ月となった今、さすがに中止という大きな決断は出来かねると考えております。
それ故に、オリンピック関連銘柄は基本的には買いではないか?と考えております。
中でも、私が特に注目したいのは、前回のコラムでも申し上げているように、スポーツ関連とメディア関連です。
海外からのオリンピックに絡んだ旅行客が見込めない今、観光・旅行関連は買いづらいでしょう。
一方、実際にオリンピックが開催されれば、国民は熱狂し、スポーツジムに通い始めたり、関連のスポーツグッズを買ったりする人たちもでてくることでしょう。また、実際にスタジアム等で見なくても、自宅で“巣ごもり消費”ならぬ“巣ごもり観戦”をしたいというニーズが増え、スカパーTVなどに特需が生まれるかもしれません。
いずれにせよ、開催か中止か?目を離せない展開が土壇場まで続きそうです。
(念のため付言しますと、上記は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。)
eワラント証券 吉野 真太郎
eワラントの関連コンテンツ
ちょっとe(イー)銘柄の見つけかた
ご注意事項
- eワラント、ニアピンeワラントおよびトラッカーeワラントは取引時間内であっても取引が停止されることがある等、リスクがあります。詳しい情報はホームページの「手数料及びリスク説明:必ずお読み下さい」をご参照下さい。
- 本資料は情報の提供を目的としており、本資料によって何らかの行動を勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されておりますが、当社は本資料が正確、完全あるいは/且つ最新のものである事を表明するものではなく、またその責任も負いません。尚、当社及び当社の関連会社、役員、社員その他本資料の作成に携わった関係者が本資料に記された企業の証券または(オプションなどの)派生商品の買い持ちや売り持ち、及び売買を時として行うことがあり得ます。本資料に掲載されている内容の著作権は、原則としてeワラント証券に帰属します。事前に当社の書面による許可なく、本文の一部または全部を第三者へ再配布することを禁じます。
- eワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株式(上場投資信託等を含む)・株価指数、預託証券、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)、暗号資産先物(リンク債)の価格変動、時間経過(一部の銘柄を除き、一般に時間経過とともに価格が下落する)や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与えるので、投資元本の保証はなく、投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります(ただし、eワラントの価格が極端に低い場合には、対象原資産の値動きにほとんど反応しない場合が・あります)。
- ニアピンeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数や為替相場の変動や、時間経過(同日内を含む)など様々な要因が価格に影響を与えるので、元本の保証はなく投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります。最大受取可能額は1ワラント当たり100円に設定され、満期参照原資産価格がピン価格から一定価格以上乖離した場合は満期時に価格がゼロになります。同一満期日を持つ全ての種類のニアピンeワラントを購入しても、投資金額の全てを回収することができない可能性があります。
- トラッカーeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)、暗号資産先物(リンク債)の価格変動や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与える有価証券です。このため、投資元本の保証がなく、損失が生じる恐れがあります。トラッカーeワラントの価格は、eワラントに比べると一般に対象原資産の価格により近い動きをします(ただし、レバレッジトラッカーは同方向または逆方向に増幅されたような値動きとなります)が、任意の二時点間において対象原資産の価格に連動するものではありません。また、金利水準、満期日までの予想受取配当金及び対象原資産の貸株料等の変動によって、対象原資産に対する投資収益率の前提が変化した場合には、トラッカーeワラントの価格も影響を受けます。さらに、取引時間内であっても取引が停止されることがあります。
- お客様の購入価格と売却価格には価格差(売却スプレッド)があります。
詳細は、最新の外国証券情報をご参照ください。 - SBI証券におけるカバードワラント取引手数料は無料です。また、お客様の購入価格と売却価格には価格差(売買スプレッド)があります。トラッカーeワラントの購入価格には年率で計算された管理コストが予め織り込まれています。管理コストは、計算時点におけるマーケット・メーカーのヘッジコスト(金利水準、ヘッジ対象の流動性、資金調達コスト等を含む)の予想に基づいて設定され、銘柄および購入時点によって異なる可能性があります。
商号等 / eワラント証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2526号
加入協会 / 日本証券業協会、一般社団法人 日本暗号資産取引業協会
提供:eワラント証券