SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-11-08 07:00:07

マーケット > レポート > 投資戦略を極める! > TOPIX東証浮動株比率定期見直しを利用したイベントドリブン戦略

TOPIX東証浮動株比率定期見直しを利用したイベントドリブン戦略

2020/1/17

株式投資を行う上では、ファンダメンタルズやテクニカルに注目したもの、需給面での変化を狙った投資など様々な手法があります。その中で重要な出来事(イベント)が発生した際に生じうる株価の変動を、収益機会と捉えて投資する手法として、イベントドリブンという投資手法があります。

申込後は即時にお取引可能!

eワラントお申し込み

eワラントとは?

そもそもワラントってなに?3,000円程の少額から始められる「eワラントの魅力」をご紹介いたします。

M&Aに注目したイベントドリブン

主なイベントドリブンの例としては、M&A(合併・買収)を利用したものが挙げられます。具体的には、M&Aに際しTOB(株式公開買付け)が行われた場合に、買収企業が発表した公開価格が市場価格より高ければ、割安な市場価格で購入し、買収企業のTOBに応じることで、その差額(鞘)を抜く取引となります。そのため、公開価格と市場価格との乖離が大きければ、TOBを利用したイベントドリブンを行う主体が多数出現し、市場において公開価格水準まで買いが集中する現象が起きます。

しかし、もちろんこのイベントドリブンにもリスクはあります。買収企業が際限なく購入し、上場廃止とするならば、TOBに応じてもらえるでしょう。一方で、上限が決まっている場合などによってTOBに応じてもらえない場合には、市場で売却する必要があります。その際、一気に買い方が減少することになりますので、市場価格が大きく低下するリスクがある訳です。TOBがどのような目的で、どれぐらいの数量を目途に行われるかはよくチェックしておく必要があります。

指数の構成銘柄入替えをイベントとして活用

その他、指数(インデックス)に絡んだところでは、日経平均の定期入替えなどがあります。実際に組み入れられると、インデックスに連動する投資成果を目指すファンド(パッシブファンド)による買い需要が発生します。この場合には定期入替えの季節が近づいてくると、証券各社から予想銘柄が発表されることから、関連銘柄として思惑的な資金流入が強まる傾向にあります。

しかし、これについても思惑的な資金流入が強まることによって、実際に組み入れられてもインパクトが限られたり、採用されなかったりすると、これまで積み上がった買いの反動で売りが膨らむ傾向がみられます。除外銘柄についても同様であり、除外されないと、買い戻しの流れが強まり、これが株価上昇の一因になる傾向があります。その他、M&A等による上場廃止によって指数構成銘柄に欠員が出た場合などには、臨時の入替えが行われますので、定期入替え同様の流れになる傾向があります。

直近のイベントと投資戦略案

そして、今月末にはTOPIX東証浮動株比率定期見直しが行われます。1、4、7、10月の第五営業日に発表され、月末での見直し実施となります。今回は4-6月期に本決算が該当する企業のTOPIX浮動株比率の定期見直しが1月10日に東証から公表されています。比率算出の基準は1月30日の終値となります。TOPIX構成ウェイトの増加が見込まれる銘柄(減少が見込まれる銘柄)等には、パッシブファンドによる買い(売り)需要が見込まれることになりますので、注目されるイベントドリブンのタイミングともなるでしょう。

買いインパクトが見込まれる銘柄に対しては、(1)現物市場での新規買いのほか、(2)割高感が意識される銘柄においては、投資金額を抑えてのコール型eワラントによる買いも一考でしょう。また、(3)イベント通過後は買い需要が一巡しますが、強いトレンドの銘柄では、現物株の買い持ちと合わせて、プット型eワラントの買いによるヘッジ戦略が有効となるかもしれません。さらに(4)イベント通過後の株価下落を意識したプット型eワラントの買いといった戦略もあるでしょう。

逆に売りインパクトが見込まれる銘柄については、(1)信用売り(空売り)や(2)プット型eワラントの買いが有効となるかもしれません。また、(3)イベント通過後は売り需要が一巡しますので信用売りと合わせて、コール型eワラントの買いにより株価上昇に対するヘッジを行う戦略が有効となるかもしれません。さらに(4)イベント通過後の株価上昇を意識したコール型eワラントの買いといった戦略もあるでしょう。

以下は、主なプラスインパクトが見込まれる銘柄と、マイナスインパクトが見込まれる銘柄となりますので、投資の参考にしていただければと思います。

プラスインパクトが見込まれる銘柄

レーザーテック(6920)
トヨタ自動車(7203)
ショーボンドホールディングス(1414)
フィル・カンパニー(3267)
HEROZ(4382)
クリエイトSDホールディングス(3148)
ソニー(6758)
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
ソフトバンクグループ(9984)
NTT(9432)

マイナスインパクトが見込まれる銘柄

田辺三菱製薬(4508)
野村総合研究所(4307)
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)
アインホールディングス(9627)
クスリのアオキホールディングス(3549)
アルバック (6728)
キュービーネットホールディングス(6571)
グリー(3632)
三益半導体(8155)
パソナグループ(2168)

(念のため付言しますと、上記は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。)

eワラント証券 投資情報室長 多田 幸大

 eワラントの関連コンテンツ

ちょっとe(イー)銘柄の見つけかた

ご注意事項

  • eワラント、ニアピンeワラントおよびトラッカーeワラントは取引時間内であっても取引が停止されることがある等、リスクがあります。詳しい情報はホームページの「新しいウィンドウで開きます。手数料及びリスク説明:必ずお読み下さい」をご参照下さい。
  • 本資料は情報の提供を目的としており、本資料によって何らかの行動を勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されておりますが、当社は本資料が正確、完全あるいは/且つ最新のものである事を表明するものではなく、またその責任も負いません。尚、当社及び当社の関連会社、役員、社員その他本資料の作成に携わった関係者が本資料に記された企業の証券または(オプションなどの)派生商品の買い持ちや売り持ち、及び売買を時として行うことがあり得ます。本資料に掲載されている内容の著作権は、原則としてeワラント証券に帰属します。事前に当社の書面による許可なく、本文の一部または全部を第三者へ再配布することを禁じます。
  • eワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株式(上場投資信託等を含む)・株価指数、預託証券、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動、時間経過(一部の銘柄を除き、一般に時間経過とともに価格が下落する)や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与えるので、投資元本の保証はなく、投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります(ただし、eワラントの価格が極端に低い場合には、対象原資産の値動きにほとんど反応しない場合があります)。
  • ニアピンeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数や為替相場の変動や、時間経過(同日内を含む)など様々な要因が価格に影響を与えるので、元本の保証はなく投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります。最大受取可能額は1ワラント当たり100円に設定され、満期参照原資産価格がピン価格から一定価格以上乖離した場合は満期時に価格がゼロになります。同一満期日を持つ全ての種類のニアピンeワラントを購入しても、投資金額の全てを回収することができない可能性があります。
  • トラッカーeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与える有価証券です。このため、投資元本の保証がなく、損失が生じる恐れがあります。トラッカーeワラントの価格は、eワラントに比べると一般に対象原資産の価格により近い動きをします(ただし、レバレッジトラッカーは同方向または逆方向に増幅されたような値動きとなります)が、任意の二時点間において対象原資産の価格に連動するものではありません。また、金利水準、満期日までの予想受取配当金及び対象原資産の貸株料等の変動によって、対象原資産に対する投資収益率の前提が変化した場合には、トラッカーeワラントの価格も影響を受けます。さらに、取引時間内であっても取引が停止されることがあります。詳細は、最新の外国証券情報をご参照ください。
  • SBI証券におけるカバードワラント取引手数料は無料です。また、お客様の購入価格と売却価格には価格差(売買スプレッド)があります。トラッカーeワラントの購入価格には年率で計算された管理コストが予め織り込まれています。管理コストは、計算時点におけるマーケット・メーカーのヘッジコスト(金利水準、ヘッジ対象の流動性、資金調達コスト等を含む)の予想に基づいて設定され、銘柄および購入時点によって異なる可能性があります。

商号等 / eワラント証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2526号
加入協会 / 日本証券業協会

提供:eワラント証券

ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

\景品総額1億円!?/NISA応援キャンペーン
お客さまサポート

よくあるお問合せ
・口座開設の流れ
・NISA関連のお問合せ
・パスワード関連のお問合せ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 【ゼロ革命1周年】もーっと0円キャンペーン ~今なら米国ETFの手数料が全額返ってくる!~

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、
一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.