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2019-06-26 16:53:18

マーケット > レポート > eワラントを極める! >  保有株に下落の保険を掛けるeワラントの活用事例

保有株に下落の保険を掛けるeワラントの活用事例

2018/6/15

今週、日経平均株価はザラバ中に23,000円を回復した一方で、米国では政策金利の追加利上げが行われ、株式相場を支えてきた金融緩和は引き締めに向かっています。何らかのきっかけで相場が崩れる可能性も否定できません。相場の下落に備えるのであれば、保有する株式等を売却することが考えられますが、プット型eワラントを「保有株式が下落した場合の保険」として活用することで株式等を手放すことなく最大損失を限定させる方法もあります。

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そもそもワラントってなに?3,000円程の少額から始められる「eワラントの魅力」をご紹介いたします。

プット型eワラントの活用法〜任天堂株の事例〜

図1は今年の任天堂(7974)の株価推移です(6/13は13:00まで)。任天堂株は近年大きく上昇しましたが、直近では40,000円を割り込んでしまいました。長期保有を前提としているために売却はしたくないけれども、短期的な下落が不安、という方もいらっしゃるかもしれません。このようなとき、相場下落時に価格上昇が見込めるプット型eワラントを活用します。具体的には、保有している株式の量に該当する分だけ買い、最大損失を限定させる保険にします。

実践例の紹介

前提として、任天堂株を株価40,000円で買い付け、100株保有しているものとします。このまま保有を継続したいけれども急落のリスクに備えたいので株価が34,000円を下回る部分に保険を掛けることにします。

<前提(2018年6月13日13:00時点)>
対象株式:任天堂(7974)
株価:39,310円
買付単価:40,000円
保有数量:100株

株価が34,000円を下回る部分について保険を掛けたい場合は、権利行使価格が34,000円のプット型eワラントを購入して満期日まで保有します。例えば、任天堂プット239回という銘柄は権利行使価格34,000円、満期日が2018年7月11日です。このプット型eワラントを買い持ちすることで、2018年7月11日において株価が34,000円を下回る部分に保険を掛けることができます。

<プット型eワラント銘柄概要(2018年6月13日13:00時点)>
売気配値(お客様が買付できる単価):1.15円 ※1
満期日:2018年7月11日
権利行使価格:34,000円
1ワラント当たり原資産数(株数):0.002 ※2
対象株式100株に対して必要な買付数量:50,000ワラント※3
買付金額:56,500円
※1 eワラントの価格(気配値)は市場動向によって変化します。
※2 1ワラントが何株に該当するかの係数です。予め定められています。
※3 必要な買付数量=株式保有数量(100)÷1ワラント当たり原資産数(0.002)

保有株の全てに保険をかけるのであれば上記の式にあるように50,000ワラントを買うことになります。保険料は買付金額の56,500円です。eワラントの満期日の2018年7月11日はこの保険の満期日とも言え、株価水準ごとの損益と保険によるヘッジ効果は表1のとおりとなります。

表1:プット型eワラントによるヘッジ効果(フルヘッジ、単位:円)

満期日の株価

株式評価額

株式評価損益
(A)

eワラント
満期決済単価

eワラント満期
決済損益(B)

合計損益(C)
=(A)+(B)

46,000

4,600,000

600,000

0.00

-56,500

543,500

44,000

4,400,000

400,000

0.00

-56,500

343,500

42,000

4,200,000

200,000

0.00

-56,500

143,500

40,000

4,000,000

0

0.00

-56,500

-56,500

38,000

3,800,000

-200,000

0.00

-56,500

-256,500

36,000

3,600,000

-400,000

0.00

-56,500

-456,500

34,000

3,400,000

-600,000

0.00

-56,500

-656,500

32,000

3,200,000

-800,000

4.00

143,500

-656,500

30,000

3,000,000

-1,000,000

8.00

343,500

-656,500

28,000

2,800,000

-1,200,000

12.00

543,500

-656,500

満期日の株価(満期決済に用いられるのは始値)が34,000円以上であった場合、合計損益(C)はeワラントの買付金額分(56,500円)だけ目減りすることになりますが、株価が34,000円を下回るほどeワラントの満期決済金額が大きくなります。例えば株価が28,000円に下落したケースでは、株式を保有していれば1,200,000円の含み損ですが、eワラントで543,500円の利益が出るので合計損益(C)は656,500円の損失でとどまっています。

保険料が割高に感じるのであれば、保有株式全部のヘッジ(フルヘッジ)ではなく、例えば半分についてヘッジする(50%ヘッジ)という考え方もできます。表2は50,000ワラントの半分、25,000ワラントとした場合の例で保険料となる買付代金は28,250円になります。

表2:プット型eワラントによるヘッジ効果(50%ヘッジ、単位:円)

満期日の株価

株式評価額

株式評価損益
(A)

eワラント
満期決済単価

eワラント満期
決済損益(B)

合計損益(C)
=(A)+(B)

46,000

4,600,000

600,000

0.00

-28,250

571,750

44,000

4,400,000

400,000

0.00

-28,250

371,750

42,000

4,200,000

200,000

0.00

-28,250

171,750

40,000

4,000,000

0

0.00

-28,250

-28,250

38,000

3,800,000

-200,000

0.00

-28,250

-228,250

36,000

3,600,000

-400,000

0.00

-28,250

-428,250

34,000

3,400,000

-600,000

0.00

-28,250

-628,250

32,000

3,200,000

-800,000

4.00

71,750

-728,250

30,000

3,000,000

-1,000,000

8.00

171,750

-828,250

28,000

2,800,000

-1,200,000

12.00

271,750

-928,250

表1と表2の違いは合計損益(C)です。表1はフルヘッジしているために合計損益は株価がどこまで下がっても最大損失は固定されて変わりません。表2は50%ヘッジですのでeワラントでヘッジできる損失は半分となり、株価の下落に伴って合計損益(C)の損失額も大きくなっていきます。

なお、表1と表2では現物株式の購入に必要な手数料は考慮されておりません。eワラントの取引手数料は無料ですが、お客様の買値と売値には売買価格差があります。表1と表2では当該売買価格差は考慮されています。

■保険が要らなくなったら買い取ってもらう
以上のようにプット型eワラントを下落に対する保険として活用することによって、現物株を手放すことなく最大損失を確定させることができます。ただし、これは満期日まで保有した場合です。満期日より前であればeワラントは買い取ってもらえるため、株価が上昇基調となって保険を掛ける必要性がなくなったらeワラントを売却してもかまいません。

(念のため付言しますと、上記は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。)

eワラント証券 投資情報室長 小野田 慎(おのだ まこと)

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商号等 / eワラント証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2526号
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