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気分は株式評論家?相場のレンジ予想が当たれば収益を狙える投資法

2017/08/18

もし「相場は一定の値幅に収まるレンジ(範囲)相場」という相場感を持っていて、それが結果的に当たっていたとしても、買い又は売りだけの投資法しか知らなければ収益を得ることはできません。レンジ相場を予想しているなら、ニアピン型eワラントを上手に活用することで収益を狙うことができます。

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eワラントとは?

そもそもワラントってなに?3,000円程の少額から始められる「eワラントの魅力」をご紹介いたします。

ニアピン型eワラントをちょっと詳しく解説

ニアピン型eワラントを満期日まで保有すると、各銘柄に予め決められているピン価格から一定のレンジ内にあれば受取金が発生し、満期日の相場がピン価格とぴったり一致すれば1ワラント当たり満額の100円を受け取ることができます。最小取引単位の1000ワラントなら10万円となります。ぴったり一致しない場合は、ピン価格から外れた分だけ受取金が減る仕組みです。なお、レンジを外れると受取金は0円となります。一定のレンジとは、日経平均を対象とする銘柄はピン価格から上下250円、米ドル対円相場を対象とする銘柄はピン価格から上下2円です。

図1は日経平均を対象とするニアピン型eワラント「ニアピン日経平均r250 第1390回」の1ワラント当たりの満期時の受取金額を示しています。ピン価格は19,750円、満期日は2017年9月13日です。横軸は満期日の日経平均、縦軸は1ワラント当たりの満期受取金と満期保有時の損益です。なお、銘柄名についている「r250」とはピン価格から上下250円のレンジ(range)のことであり、「第1390回」とは有価証券である日経平均を対象とするニアピンeワラントとして1390番目に発行された銘柄、という意味です。この番号は銘柄の識別のためのものであり、投資判断において意味はありません。1ワラント当たりの満期保有時の損益の計算は2017年8月14日17時21分時点における買付可能単価19.57円を用いています。

図1:ニアピン型(日経平均)の1ワラント当たり満期受取金額と損益

※2017年8月14日17:21時点の価格で購入した場合

もし、日経平均が満期日に19,500円から20,000円のレンジに収まっていれば、100−(ピン価格19,750円と満期日の日経平均の差額)×1ワラント当たりの原資産数0.4が満期受取金額となります。例えば満期日の日経平均が19,700円ならピン価格との差額は50円ですので、これに0.4を乗じた20円を100円から差し引くと満期受取金は1ワラント当たり80円と計算されます。なお、米ドルを対象とするニアピン型eワラントの場合、満期受取金発生レンジはピン価格上下2円、1ワラント当たりの原資産数は50となります。

さて、ニアピンeワラントの投資で利益を得るには受取単価が買付単価を超える必要があります。この銘柄は2017年8月14日17時21分時点において1ワラント当たり19.57円で購入が可能でした。満期保有を前提とした場合、利益となる日経平均は19,548.92円超から19,951.08円未満となります。ピン価格が上下250円内に収まれば受取金は発生しますが、利益となるかは買付単価によります。

満期日におおよその損益分岐点となる日経平均又米ドル対円相場を計算するには「ピン価格」−「(100円−買付単価)÷1ワラント当たりの原資産数」と、「ピン価格」+「(100円−買付単価)÷1ワラント当たりの原資産数」で求めることができます。

直近12ヵ月の日経平均の月間値幅

日経平均を対象とするニアピン型eワラントを買うにあたっては、ピン価格の選択がポイントになります。現在の相場水準から離れたピン価格の銘柄は相対的に安くなっていますが、その代わり満期日に受取金が発生する可能性は低いといえます。ニアピン型eワラントを購入するにあたり、日経平均の値幅を知っておくのは投資判断をする上で有用でしょう。

図2は直近1年間の日経平均の月間値幅です。赤い点線は中央値といって、直近1年間の値幅を順に並べたときに真ん中に位置する数値です。平均値を取ると米国大統領選挙のあった2016年11月の数値に引っ張られて高くなってしまいますが、中央値で見れば引っ張られることはありません。図2からはだいたい最近だと月間860円前後の値幅なのだな、ということが分かります。

図2:直近1年間の日経平均株価の月間値幅(高値−安値)

※2017年8月は14日までのデータ

出所:ロイターよりeワラント証券投資情報室作成

投資戦略

図2を踏まえて投資戦略を考える場合、ニアピン型eワラント1銘柄ですと500円のレンジなので、2017年7月のように1ヵ月で値幅344円という稀な状況であれば1銘柄でもレンジに収まりそうですが、862円の値幅だと少々不安です。そこで複数、同数量のニアピン型eワラントを保有してレンジの幅を広げるという方法があります。ニアピン型eワラントを複数保有すると買付代金が大きくなるので期待できる収益率は低下しますが、レンジが広がる分だけ勝機を増やすことができるでしょう。

図3はピン価格が19,750円の「ニアピン日経平均r250 第1390回」とピン価格が19,500円の「ニアピン日経平均r250 第1389回」を保有した場合です。どちらも満期日は2017年9月13日です。満期日の日経平均が19,250円超20,000円未満であれば満期受取金が発生します。利益を得るには2017年8月14日17時21分時点の買付単価で計算すると、満期日に日経平均が19,337.69円超19,912.31円未満となれば利益となります。1銘柄保有するよりも最大利益は減りますが利益獲得のレンジは広くなります。

図3:ニアピン型(日経平均)の1ワラント当たり満期受取金額と損益

※2017年8月14日17:21時点の価格で購入した場合

図4は図3に加えてピン価格が19,250円の「ニアピン日経平均r250 第1388回」も保有した場合です。この銘柄も満期日は2017年9月13日です。満期日の日経平均が19,000円超20,000円未満であれば満期受取金が発生します。利益を得るには2017年8月14日17時21分時点の買付単価で計算すると、満期日に日経平均が19,115.97円超19,884.03円未満となれば利益となります。図3の2銘柄保有より利益獲得のレンジは広くなりますが、銘柄をさらに追加したたため、最大利益は減ることになります。

図4:ニアピン型(日経平均)の1ワラント当たり満期受取金額と損益

※2017年8月14日17:21時点の価格で購入した場合

ニアピン型eワラントの場合は満期保有する前提で投資を考えてもよく、満期日における日経平均のレンジについての相場観があるなら、その予想水準の前後のピン価格のニアピン型eワラントを複数購入して収益を狙うのも一案でしょう。なお、ニアピン型eワラントは満期日に近くなればなるほど、相場に近いピン価格銘柄の価格が急上昇します。これは満期日に近くなるとそこに留まる確率が上がるからです。満期日に近いニアピン型eワラントを複数保有する場合は利益を得られるか、十分に検討した方が良いでしょう。また、ニアピン型eワラントも他のeワラント同様に満期日前に売却することもできますが、新規買付は満期日の2営業日前まで、売却は満期日の前営業日の15時までとなっているのでご注意ください。

(念のため付言しますと、上記は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。)

eワラント証券 投資情報室長 小野田 慎(おのだ まこと)

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商号等 / eワラント証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2526号
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