CROSS TALK
ミドルバック、コーポレート
証券会社に欠かせないメンバーが語る、SBI証券の舞台裏
社会人としてのキャリアをSBI証券の骨組みとなる領域で積み上げてきた面々が、現在の仕事内容、証券会社の枠組みを超えたグループ全体での活動、働く上での心がけ、SBIの文化を語ります。
Member
対談メンバー
コーポレート
経営企画
上栫さん
2021年入社
コーポレート
経営企画
緒方さん
2006年入社
ミドルバック
法務
西村さん
2020年入社
Chapter 01
発言には気をつけて、信頼関係を築くために、謙虚で素直なコミュニケーションを心がける
緒方
上栫さんにはよく言ったことがあるけど、トップマネジメントのサポートが経営企画の仕事なので、全体を俯瞰して、北尾さん、髙村さんの手助けになるようなことを全般的にやります。
定型的な業務では、広報、金融庁など監督当局や日本証券業協会をはじめとする自主規制機関との渉外、貸金業や銀行代理業などの兼業業務、取締役会など重要な会議体の運営、秘書業務などがあります。
上栫
いち担当者の発言でも、「経営企画が言うなら大丈夫」みたいな感じで物事が進んじゃう可能性があるので、多角的な視点で捉えて、あぶないときにはブレーキをかけることもあります。一方で柔軟に対応して、スピード感が失われないように心がけています。
西村
そこは法務も一緒ですね。各部とやりとりするとき、安易に変なことは言っちゃいけないです。
法務部では、契約書のチェックや案件の法的検証、あとは訴訟関係の対応などを担当しています。一見して大丈夫だろうと思っても、明確に根拠があってゴーサインを出すことが大事だと認識しています。
緒方
証券会社が最も関わる金融商品取引法は、とてつもなく大変な法律ですよね。複雑な構造で、参照も多く様々な法令に飛んでいくので、全部見に行くのが大変で、時間かかっちゃいますよね。
西村
そうですね。証券会社の法務が、他の事業会社の法務と少し違うところかなと思います。あと、SBI証券は次々と新しいことにチャレンジしていくので、いろいろな法律を見ることも多くて、勉強になりますね。
上栫
部署間の連携みたいな話がありましたけど、一番気をつけるのはやっぱり謙虚で素直でいるっていうところですね。
緒方
我々は特にそうですね。他のどんな仕事であっても、お互いの信頼関係や尊敬しあう部分がないと、仕事は成り立たないとは思うんですけど、特に経営企画の仕事は、社内の多様なプロフェッショナルの方の力も借りないといけないし、社外の方々とのやり取りも多く発生するっていう意味で言うと、本当にいつも謙虚で素直にという点は、皆には心がけてほしいポイントと思っています。上から目線のようにならないことが、信頼関係をもとに仕事を進めていくため最も大事ですね。
上栫
いろんな人がいる中でコミュニケーションをちゃんと面と向かって取ることを気を付けてます。依頼しっぱなしだけだと、信頼関係築けないですね。
西村
確かに上栫さん、なにかお願い事あったら、メール送る前に絶対に電話くれますよね。
上栫
メール文だけで感覚伝わらないことがあるので、補足として電話するようにしていますね。これも1年目、2年目の頃は分からなかったのが、年数を重ねてリスクがあるポイントがわかるようになってきました。
Chapter 02
SBIグループ全体で物事を進める速度が速い。証券会社の枠を超えた仕事がある
緒方
SBI証券は、SBIグループの中で大事な中核企業の一つだけど、時には証券会社の枠を超えて、いろいろなグループの仕事をやらせてもらうことがあるよね。
グループの戦略として、証券や銀行、ベンチャーキャピタルなどがシナジーを効かせながら、互いに大きく成長してきた。僕自身、いろんなグループ案件に携わらせてもらう機会は多かったし、2006年に入社して、1年目のIPO営業ではSBIインベストメントと一緒に外交したり、2年目からは経営企画の業務で住信SBIネット銀行が開業するプロジェクトに関わったり、3年目ではとある会社を作って取締役に就任したりと、とても思い出深いですね。
上栫
グループ全体で、案件のスピード感が凄まじいですよね。
緒方
SBIネオモバイル証券に至っては、2018年10月末に会社を設立して翌年の2月に第一種金融商品取引業の登録を完了し、4月から開業しました。企画は5月頃からだったので、提携発表、会社設立、業登録、開業、これを1年弱でやりとげるスピード感は、今後も破られない記録かもしれませんね。今まで、会社を作ったり、買ったり、売ったり、ということは相当経験してきたけれど、ゼロから証券会社を作る取り組みは、会社員人生でも一つ大きなハイライトになるところだと感じます。
他にも証券業界でのコンソーシアム組成・運営や一般社団法人立ち上げなど、グループの枠組みも超えてやらせていただけるところが、SBIグループの面白いところで、やりがいだと思います。
上栫さんと西村さんも、いろいろやっているよね?
上栫
そうですね、今は一般社団法人のご支援や合弁子会社の運営をやってます。あとは、グループ会社の合弁設立なんかもやっていました。
西村
私は、上栫さんの関わっている一般社団法人とはまた別の団体で、理事会の運営から関わり始め、その経済団体の活動の一環で、様々な有識者が集う委員会の立上げなどにも関わっています。また、先日は、意匠権に関する協議や意見募集で特許庁の方とご一緒させていただく機会もあり、個人的に知的財産関係に興味があったので、とても勉強になりました。
上栫
グループ内の連携もそうですけど、社外との提携の話が出たら、すぐ話を進める。その激しさが僕は好きです(笑)
緒方
僕自身、相当長いキャリアになりましたけど、いまだにこの速さってすごいと感じます。いろんな業務ができる、いろんな会社と出会えるっていうのも面白い。やりがいの一つですよね。
Chapter 03
一緒に働きたい仲間は、「才より德」
西村
このクロストークは採用サイトに載りますけど、こういう人に来てほしい、この領域を伸ばしていきたいからこんなキャラクターの方が来てほしいなどありますか?
緒方
最初に話した、謙虚で素直な人であれば、本当に誰でも大丈夫かな。
それぐらいしか求めるところはないかなっていう気がします。
上栫
うちのグループの方針として、「才より徳」ですもんね。
緒方
多分、仕事のスキルやプロフェッショナル性は、後でいくらでも育っていくので、まずは謙虚で素直に受け止めて、吸収してくれる人が入ってきてくれることが、新卒としてはありがたいところですね。
他社でご活躍されてきた方であれば、これまで培ってきてくださったキャリアをしっかり生かしてもらうという意味で、SBIグループの経営理念に共感していただける方で、物事に対して柔軟に対応していただけることが重要かなと考えます。
上栫
新卒が結構限られている一方で、会社・グループの業務内容や文化を一番深く分かっているのが新卒なので、中途の方もSBIを理解していただいた分、結構新卒を重宝してくれる感じがします。
西村
私も同感です。人数として、中途の方が大半の割合を占めていますもんね。新卒入社の研修で「SBI」について学ぶ機会が多いというのもあると思いますが、その環境で醸成された「SBIらしさ」を、新卒入社組は無意識的に体現しているのかなと思います。