CROSS TALK
インベストメント・バンキング
SBI証券のバンカーは一味違う!
新卒でSBI証券に入社したインベストメント・バンキングの社員3名に、それぞれの世代から過去、現在、未来のインベストメント・バンキングについて語り合ってもらいました。
Member
対談メンバー
インベストメント・バンキング
IPO・市場変更
荒木さん
2022年入社
インベストメント・バンキング
カバレッジ
村上さん
2015年入社
インベストメント・バンキング
カバレッジ
釘本さん
2006年入社
Chapter 01
案件実績を積み重ねて、体制も大きくなり、ビジネスの幅を広げ続けている
釘本
なんと3人全員新卒入社ということで、荒木さんは何年目だっけ?
荒木
いま3年目になります。上場を目指す会社に対して、労務や法務など内部管理含めたIPOコンサルティング業務をずっとやってきています。
村上さんって、新卒だったんですね!
村上
そうそう、10年目になるよ。未上場企業のカバレッジを3年やって、それからは上場企業を7年近く担当し、資金調達やM&Aなど会社が大きくなるためのご提案をさせていただく日々を送っています。
釘本
僕はもう18年目になるから、ちょうどおおよそ均等に世代が分かれているね。現在、未上場企業にIPOの営業を行っているから、IPOする前は荒木さんのいるチームと連携して、上場後は村上さんのいるチームに担当を引きついでいくという意味で、仕事内容でもバランス取れているね(笑)
SBI証券がIPOの主幹事を初めて担ったのは2005年ということで、それから19年か。当時は、今の4分の1から3分の1ぐらいまでの体制だったかな。主幹事でご支援したその会社が上場したのもあって、継続して事業成長と資金調達の支援をするために、上場企業のカバーをするためのチームができた。
荒木
全然知らなかったです……。そういう経緯だったんですね。
村上
上場企業と未上場企業のカバレッジが明確に部署として分かれたのは、それこそ僕が入社したころだったかな。
それからキャピタルマーケットの機能も強化されてきて、機関投資家向けの営業チームも拡大され、時を同じくしてM&Aに関する専門部隊も立ち上がり、SBI証券のインベストメント・バンキング全体として、ステージを一つ登ったタイミングだった。
釘本
本当に10年近く前は、IPO主幹事の契約を取ることも全然なくて、ひたすら案件獲得に向けて、「たぶんそろそろ上場しそうですよね」って飛び込み営業しては、「それどこから聞いたの?」とか言われたりしてたよね(笑)
2018、19年ごろにFintech企業のIPOが進んできて案件実績が増えてきた。海外の投資家にも販売ができる体制にもなり、担当する企業の上場時時価総額も大きくなってきた。
村上
コロナを経てこの3、4年では、SBI証券で出来るソリューションが広がってきて、TOBなど資金調達に関するプロダクトが充実してきた。
荒木
むしろここ4年ぐらいでそんな変わってたんですね。IPOを担当できることも、当たり前じゃないですもんね。
Chapter 02
SBIグループ全体で、一社一社のご縁を大切にして関わっていく
荒木
私が入社してから2年半でも、だいぶ印象変わったな、というか、まだフェーズとしては変わっている真っ最中なのかなって感じてます。入社直後にIPOしたい未上場企業とお話した際に、「SBI証券ってネット証券ですよね?なにかできるんですか?」と言われたことがあったのですが、結構減ってきたのかなと。
村上
毎年当たり前のようにIPOの主幹事案件がある世代になるのかあ。
今はもう、ビューコン(※:証券会社が比較されるコンペ)に基本呼ばれないとか、M&Aや機関投資家向けのIRアレンジメントができるの?って言われることは、まだちょっとあるけど結構なくなってきた。
釘本
実績が積み上がってきた理由・強み、やっぱりそれは、SBIグループの経営理念である「顧客中心主義」で、一社一社とのご縁を大事にしてきたことかな。
村上
本当にそうですね。目の前のお客さんにフォーカスして、他の証券会社がやらない案件でも、お客さんのためを思って動いてきたことで、経営者同士のコミュニケーションの中でSBI証券を評価いただくことにつながったりした。
荒木
口コミで広がってきたっていう感じなんですね(笑)。先輩方のちょっとずつの積み重ねで今があって、ありがたい限りです。
村上
もう一つ、うちの強みで挙げると、SBIグループ自体が多様な事業を展開していること。
「SBIと一緒に何かやりたい」みたいなこと言ってくれる人もいるし、こっちから「こういうこと一緒にできませんか?」って提案することもある。SBIの意思決定が早いし、他の金融機関ではできないことをディスカッションできるというのは大きな強みだとは思います。
荒木
個人的には、良くも悪くもみんなで戦っていかないとまだ勝てない体制なので、自分一人だけでやりきるというより、各自それぞれ得意分野・苦手分野があるので、情報共有をマメにして、お互い補完し合いながら、上手くみんなで協力していると感じます。
その結果、調和されたチームの意識を持って、お客さんに関わっていく。一つ一つの案件に対し、部門・会社全体で取り掛かる姿勢が特徴的だと思います。
釘本
チームプレーで働くというのは、おっしゃるとおりだね。
荒木
案件の名前を聞いたら、詳細までは分からないまでも、誰が担当しているのか大体当たりがつきますよね。
Chapter 03
若手、中堅、上級職、それぞれの考えるSBI証券のこれから
釘本
これからのインベストメント・バンキングも、これまで積み上げてきたことと同様で、シンプルに、若いうちから最前線でお客さんの信頼を得て、尽くしていくことが大事。
2人はどう思う?
村上
働いてる年数では、まだ釘本さんのおよそ半分ぐらいなんですけど、やっぱりこの5、6年でビジネス領域が大きくなったと思います。
これから先もまだ成長していくことは前提として、そのためにはやっぱり目の前の課題に皆でフォーカスして、「お客さんのために」っていう意識で取り組んでいけば、自然とプロダクツもバラエティ豊かになり、ベンチャー企業に寄り添った形の支援が実現できるんじゃないかなと考えます。
そういう意味では、ベンチャーの産業構造を変えていくことにも取り掛かれるチャンスが、今後出てくるのかなと。これから入ってくる若い人たちが中心になって活躍できるフィールドは、まだまだあるのかなと思います。
荒木
なんか若干のプレッシャーなんですけど(笑) 僕自身が入社してまだ2年半ですけど、結構いろいろあったなって個人的には思うんですよ。基本的な理念はもちろん大事で、それを残しつつも変化し続ける、良いところに、良い方向に持っていく動きが、最低限やらなきゃいけないことなのかなと思っています。もっと上に行くためにも、越えていかなきゃならない壁はいくつかあって、現状維持という停滞ではなく、お客さんに尽くしながら会社全体で進化していきたいです。