業務運営の実施状況

当社は、2017年6月より「顧客中心主義に基づく業務運営方針」を定め、真にお客さまの立場に立った金融サービスの提供に努めております。

同方針では、定期的に取組みの状況を公表することを定めており、以下の通り、KPIを含めたこれまでの具体的な取組み内容をご報告いたします。

最終更新日 2025/6/30


2024年度の主な取組み

主な取組み内容
主要ネット証券初※1となる国内株式信用残高2兆円達成(2024年4月)
国内株式現物取引マッチングサービス「SBIクロス」提供開始(2024年4月)
SBIラップ、残高1,000億円突破(2024年5月)
預り資産残高40兆円突破(2024年6月)

WEBサイトのリニューアルを実施

メインサイトレスポンシブ対応、投信サイトリニューアル(2024年7月)

債券サイトリニューアル(2024年10月)

入出金ページリニューアル(2024年12月)

FXアプリ&FX取引サイトリニューアル(2025年3月)

投資信託の預り残高15兆円突破(2024年7月)
国内株式積立サービス「日株(にちかぶ)積立」開始(2024年8月)
堂島取引所「堂島コメ平均(米穀指数)」の取扱いを開始(2024年8月)
「SBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)」、業界初※2となる100万口座を達成(2024年11月)
生成AIを活用した投資情報サービスの提供を開始(2024年12月)
NISA・投資信託・パスワードに関するオペレーターチャットを平日23時まで拡大(2025年1月)
国内初となる証券総合口座1,400万口座※3達成(2025年3月)
  • ※1 比較対象範囲は、主要ネット証券 (口座数上位 5 社:SBI証券、auカブコム証券(現三菱UFJ eスマート証券)、松井証券、マネックス証券、楽天証券 順不同)、で比較 (2024年4月17日現在、当社調べ)
  • ※2 比較対象範囲は、iDeCo(個人型確定拠出年金)を提供する全運営管理機関です。2024年11月1日現在、当社調べ。
  • ※3 口座数には、SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含みます。「国内初」について、比較対象範囲は日本証券業協会の会員264社です。(2025年3月11日現在、各社公表資料等より当社調べ)

証券業界No.1に向けた取組み

当社は、金融機関がより良いサービスの提供を競い合うことが「顧客中心主義」の実現に不可欠であると考え、ネット証券のみならず、証券業界No.1を目指してサービス拡充に努めております。

関連する当社方針・・・・【方針1】お客さまの最善の利益の追求 ・【方針5】お客さまにふさわしいサービスの提供

証券総合口座数

グラフ - 証券総合口座数

※証券総合口座数には、2020年10月末以降SBIネオトレード証券の口座数、2021年8月末以降FOLIO口座数を含みます

預り資産残高

グラフ - 預り資産残高

※預り資産残高には、SBIハイブリッド預金、2020年10月末以降SBIネオトレード証券の預り資産残高、2021年8月末以降FOLIO預り資産残高を含みます

委託個人売買代金シェア

グラフ - 委託個人売買代金シェア

委託個人(信用)売買代金÷{株式委託個人(信用)売買代金+ETF・REIT売買代金}にて算出
※委託個人売買代金シェア、委託個人信用取引売買代金シェアの数値は、SBIネオトレード証券の数値を含みます
出所:東証統計資料


株式取引等に関する取組み

当社は、「業界最低水準の手数料で業界最高水準のサービス」を実現するべく、多彩で低廉な商品ラインナップの提供、リアルタイム・トレーディングツール「HYPER SBI 2」をはじめとする各種取引ツール・チャネルの充実、良質かつ豊富な投資情報の提供などに努めてまいりました。
また、当社は、お客さまにより有利な条件でお取引いただくことができるよう、「SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文」、「J-NET(ジェイネット)クロス取引」といった、「最良執行サービス」を提供しております。両サービスの詳細は、以下をご覧ください。

関連する当社方針・・・・【方針1】お客さまの最善の利益の追求

ベーシス(委託手数料÷委託売買代金)

グラフ - ベーシス(委託手数料÷委託売買代金)

※委託手数料の数値には、先物・オプションや外国株式等の国内株式以外の委託手数料の数値を含む

信用評価損益率(買建)

グラフ - 信用評価損益率(買建)

「信用評価損益率」とは、信用取引を行う投資家が、現時点でどれくらいの損益状態であるかをパーセンテージで表したもので、市場全体の天井・底値を示す指標と考えられています。
当社のお客さまの信用評価損益率は、市場と比較すると継続して良好な状況です。当社は、お客さまの投資成績の向上に資するよう、使い勝手の良い取引ツール・チャネル、良質かつ豊富な投資情報の提供に努めております。
※数値は各月の最終金曜日の数値です。

J-NETクロス約定率

グラフ - J-NETクロス約定率

J-NETクロス取引とは、先物・オプション取引において、当社のお客さまの注文とジャパンネクスト証券のお客さまの注文について、当社内でマッチングを行い、取引所の立会外市場(J-NET)で約定させる取引です。マッチングを行うのは、取引所の立会価格より有利または同価格で約定が可能な場合に限られるため、取引所立会市場に注文するよりも有利な価格で取引できる可能性があります。また、J-NETで注文が執行された場合、取引所より約40%低い手数料となります。


投資信託に関する取組み

当社は、投資信託の積立サービスを「貯蓄から資産形成へ」の時代を拓く強力なツールであると位置付けており、2006年よりサービス提供を開始しております。以来、最低設定金額の段階的な引き下げ(2017年7月より100円)や保有残高に応じておトクなポイントが貯まる「投信マイレージ」の導入など、投資信託のサービス拡充に積極的に取り組んでまいりました。

また、2022年3月31日からAIを活用したファンドラップである「SBIラップ」の提供を開始しております。「SBIラップ」は、サービス開始から約2年で残高1,000億円を突破するなど、幅広いお客様にご好評いただいております。

当社の取り扱う投資信託は、公募投資信託2,643本(インターネットコースでは全て手数料無料)と国内最多水準※1を誇り、投資初心者の方から投資経験豊富な方まで、幅広くご利用いただくに至っております。

また、NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)のサービス拡充にも積極的に取り組み、お客さまの資産形成をサポートしております。

  • ※1 比較対象範囲は、日本証券業協会の会員264社です。(2025年3月末、SBI証券調べ)

※投資信託およびファンドラップの運用損益別顧客比率、投資信託預り残高上位20銘柄のコスト・リターン並びにリスク・リターンは、金融庁が公表する「投資信託の販売会社における比較可能な共通KPIの定義」を基に算出しております。

関連する当社方針・・・・
【方針1】お客さまの最善の利益の追求 ・ 【方針2】利益相反の適切な管理 ・ 【方針5】お客さまにふさわしいサービスの提供

投資信託の運用損益別顧客比率

グラフ - 投資信託の運用損益別顧客比率

2025年3月末時点の保有投資信託に係る購入時以降の累積の運用損益(手数料控除後)は、73.1%のお客さまでプラスとなっております。

※2009年12月1日以降、SBI証券で保有している銘柄を対象としています。入庫した銘柄は、入庫日の基準価額または自己申告の取得価額で計算しています。

※個人のお客さまを対象としています。

ファンドラップ(SBIラップ)の運用損益別顧客比率

グラフ - ファンドラップ(SBIラップ)の運用損益別顧客比率

2025年3月末時点のSBIラップ口座における累積の運用損益(投資一任手数料および課税考慮後)は、77.2%のお客さまでプラスとなっております。

※それぞれ以下のコースを対象としています。

2023年3月末:「SBIラップ AI投資コース」(2022/3/31~)

2024年3月末:「SBIラップ AI投資コース」(2022/3/31~)、「SBIラップ 匠の運用コース」(2023/7/15~)

2025年3月末:「SBIラップ AI投資コース」(2022/3/31~)、「SBIラップ 匠の運用コース」(2023/7/15~)、「SBIラップ レバレッジ運用 レバナビコース・レバチョイスコース」(2025/2/8~)

グラフ -  投資信託預り残高上位20銘柄のコスト・リターンとリスク・リターン(2023年3月末) グラフ -  投資信託預り残高上位20銘柄のコスト・リターンとリスク・リターン(2024年3月末) グラフ - 投資信託預り残高上位20銘柄のコスト・リターンとリスク・リターン(2025年3月末)

投資信託預り残高上位20銘柄(2025年3月末)(運用開始後5年以上経過しているものに限る)

順位 ファンド名
1 三菱UFJ−eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2 三菱UFJ−eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
3 SBI−SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
4 ニッセイ−<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
5 三菱UFJ−eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
6 三菱UFJ−eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
7 大和−iFreeNEXT FANG+インデックス
8 SBI−SBI・全世界株式インデックス・ファンド
9 三菱UFJ−eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
10 三菱UFJ−eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
11 楽天−楽天・全米株式インデックス・ファンド
12 レオス−ひふみプラス
13 三菱UFJ−三菱UFJ 純金ファンド
14 アライアンス−アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信D 毎月Hなし予想分配
15 三菱UFJ−eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
16 三菱UFJ−eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
17 インベスコ−インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
18 ニッセイ−ニッセイ日経225インデックスファンド
19 三菱UFJ−eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
20 大和−iFreeレバレッジ NASDAQ100

投資信託のトータルリターン別顧客比率

グラフ - 投資信託のトータルリターン別顧客比率

2025年3月末時点の、過去に全償還・全売却された銘柄を含む運用損益(実現損益・評価損益の合計 手数料控除後)は、73.2%のお客さまでプラスとなっております。

※2009年12月1日以降、SBI証券で取引があった銘柄を対象としています。入庫した銘柄は、入庫日の基準価額または自己申告の取得価額で計算しています。

※個人のお客さまを対象としています。

ファンドラップ(SBIラップ)のトータルリターン別顧客比率

グラフ - ファンドラップ(SBIラップ)のトータルリターン別顧客比率

2025年3月末時点の、SBIラップ口座における累積の運用損益(実現損益・評価損益の合計 投資一任手数料および課税考慮後)は、77.2%のお客さまでプラスとなっております。

※それぞれ以下のコースを対象としています。

2023年3月末:「SBIラップ AI投資コース」(2022/3/31~)

2024年3月末:「SBIラップ AI投資コース」(2022/3/31~)、「SBIラップ 匠の運用コース」(2023/7/15~)

2025年3月末:「SBIラップ AI投資コース」(2022/3/31~)、「SBIラップ 匠の運用コース」(2023/7/15~)、「SBIラップ レバレッジ運用 レバナビコース・レバチョイスコース」(2025/2/8~)

投資信託積立の状況

グラフ - 投資信託積立の状況

投信積立買付金額ランキング (2024年度)

順位 ファンド名 積立買付金額(百万円) 全積立買付金額
に占める割合
1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 899,607 34.3%
2 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 583,640 22.2%
3 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 303,065 11.5%
4 iFreeNEXT FANG+インデックス 82,151 3.7%
5 <購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド 49,005 1.9%
6 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド 44,042 1.7%
7 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 34,120 1.3%
8 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 31,845 1.2%
9 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 30,585 1.2%
10 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 30,079 1.1%
グラフ - 投信積立買付金額に占める毎月分配型の割合と投信積立買付金額に占めるNISAつみたて投資枠対象投信の割合(2024年度)

グループ系列商品の割合

グラフ - グループ系列商品の割合

※「グループ系列商品」とはSBIグループ傘下の委託会社であるSBIアセットマネジメント、SBI岡三アセットマネジメント、レオス・キャピタルワークスが運用する商品を意味します。(2025年3月末時点)

投資信託取扱本数

グラフ - 投資信託取扱本数

iDeCo拠出金額(投資信託)の状況

グラフ - iDeCo拠出金額(投資信託)の状況

カスタマーサービスセンターの取組み

当社は、インターネットを中心とした営業を行っており、大切なお客さまとの直接の窓口であるカスタマーサービスセンターのサポート体制の向上に取り組んでおります。

サポート体制向上のための具体的な取組みの一環として、外部のコンテスト等に積極的に参加しており、以下の通り数々の賞を受賞しております。

  • 「J.D. パワー2024年個人資産運用顧客満足度調査〈ネット証券部門〉総合満足度ランキング」で1位受賞(2024年7月)
  • 「2024年度JCSI(日本版顧客満足度指数)調査「証券業種」」で顧客満足第1位を受賞(2024年7月)
  • HDI-Japan「問合せ窓口格付け」および「Webサポート格付け」における「三つ星」を獲得(2024年11月)
  • 「第27回企業電話応対コンテスト」で5度目の「会長賞」の受賞および「シルバーランク企業」に認定(2024年11月)
  • 「2025年オリコン顧客満足度®ランキングネット証券」で16度目の総合1位を受賞(2025年1月)
  • 「2025年オリコン顧客満足度®ランキング iDeCo 証券会社」で総合1位を受賞(2025年1月)

関連する当社方針・・・・【方針4】重要な情報の分かりやすい提供 ・ 【方針6】従業員に対する適切な動機づけの枠組み等

カスタマーサービスセンターお問い合わせ状況

グラフ - カスタマーサービスセンターお問い合わせ状況

ありがとう率

グラフ - ありがとう率

当社は、一般的なカスタマーサービスセンターで採用されているKPIの他に、2008年より当社独自に考案した「ありがとう率」を最重要視してお客さま応対品質の向上を図っております。

「ありがとう率」は、お客さま応対時に「ありがとう」という感謝やお褒めの言葉をいただいた応対について、質・量を勘案した「ありがとうポイント」を集計し、電話応対件数で除して算出します。「ありがとうポイント」の集計においては、AI(通話内容自動テキスト化&要約エンジン)等も利用して、客観的な評価を行なっております。

当社のオペレーターは、お客さまのお問い合わせを「正確かつ効率よく処理する」ことは当然のこととして、「感謝される」、「感動される」ことが求められており、日々、お客さまと真摯に向き合って業務に取り組んでおります。


従業員に対する適切な動機づけを図るための取組み

当社は、お客さまに対して誠実・公正に業務を行い、利益相反の適切な管理のもと、お客さま本位の良質な商品・サービスを提供する社内体制を構築するために、研修制度等の充実を図っています。

関連する当社方針・・・・【方針1】お客さまの最善の利益の追求 ・ 【方針6】従業員に対する適切な動機づけの枠組み等

研修内容 対象者 研修時期・回数
「SBI証券の顧客中心主義に基づく業務運営方針」に関する研修 全社員 年2回
SBI大学院大学上級管理職研修※ 管理職 次長相当職昇格候補選抜時
情報セキュリティ研修 全社員 年1回
外務員資質向上研修 全社員 年1回
インサイダー取引に係る研修 全社員 年1回

※SBI大学院大学上級管理職研修は、ある一定以上の職責を担う者を対象に道徳的、 倫理的教育を通じて人間的成長を促すことを目的に実施しております。これによりSBIグループの企業風土、 企業文化の構築の一助とするものです。