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2024-04-19 11:17:06

金は中東情勢の緊張一服で調整局面に

2020/1/14
提供:ミンカブ・ジ・インフォノイド

金は米中の通商合意の署名後の動きを確認

1月6日の週のニューヨーク金市場は、中東情勢の緊迫化を受けて一段高となり、期近2月限が一代高値1,613.3ドルを付けたのち、上げ一服となった。イランが米国のソレイマニ司令官殺害に対して報復攻撃を行い、中東情勢の緊張が高まった。ただ米軍に死傷者が出なかったことから米国は反撃を見送り、イランへの制裁強化を実施するにとどめたことから、緊張は一服し、金に利食い売りが出た。一方、米中の第1段階の通商合意の署名式を15日に控え、リスク選好の動きとなったことも金の上値を抑える要因になった。

米中の第1段階の通商合意の署名式が15日に予定されている。中国の劉鶴副首相は署名するため、代表団を率いてワシントンを訪問している。米国の中国への輸出が倍増するとの見方から米主要株価指数が最高値を更新した。ただ米国が12月の対中追加関税の発動を見送ったことは予想通りだが、関税引き下げは1,200億ドル相当の中国製品に課している15%の追加関税率を7.5%に引き下げるにとどまった。2,500億ドル相当に課している25%の関税率は維持しており、世界経済の減速に変わりがなければ緩和的な金融政策が金の支援要因になるとみられる。第1段階の通商合意は署名30日後に発効する見通しであり、各国の経済指標を確認したい。

12月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は14万5,000人増と、前月から伸びが鈍化し、事前予想の16万4,000人増を下回った。失業率は約50年ぶりの低水準である3.5%を維持した。時間当たり平均賃金は0.1%(3セント)増と前月の0.3%増から鈍化した。米連邦準備理事会(FRB)の金利据え置き方針に変わりはないとみられており、ドルの上値が抑えられると、金の押し目は買われる可能性が出てくる。CMEのフェドウォッチによると、12月のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標水準の確率は1.50〜1.75%に据え置きが39.9%(前週39.8%)となっている。ただ米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、米FRBが当面金利を据え置くとした上で、景気減速の兆候も見られるなか、次の一手は利下げかもしれないという見方を示した。1.25〜1.50%への利下げの確率は36.8%(同39.5%)であり、今後の世界経済の行方次第では利下げの可能性も残っている。

英下院は9日、今月31日の欧州連合(EU)離脱の関連法案を賛成330、反対231で可決した。12月の英総選挙でジョンソン英首相が率いる与党保守党が圧勝し、EU離脱の関連法案が議会を通過した。ただ同首相はEU離脱後の移行期間について、2020年以降への延長を阻止する法案の成立を目指すとしており、離脱後に対する懸念が残っている。

1月13日のニューヨークの金ETF(上場投信)の現物保有高は3日比20.79トン減の874.52トンとなった。中東情勢の緊張が一服したことを受けて利食い売りが出た。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、1月7日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越しは32万2,291枚となり、前週の32万7,925枚から縮小した。今回は新規買いが1,860枚、新規売りが7,494枚出て、5,634枚買い越し幅を縮小した。

【プラチナは金の上げ一服につれ安も株高で押し目を買われる】

ニューヨーク・プラチナ期近4月限は、金の上げ一服を受けて12月30日以来の安値952.5ドルを付けたのち、株高を背景に押し目を買われて値を戻した。中東情勢の緊張が一服し、金が上げ一服となった。しかし、米中の通商合意の署名式を控えてリスク選好の動きとなるなか、株高に振れると、プラチナの押し目が買われた。ただ世界経済の先行き懸念が残るなか、プラチナは供給過剰が見込まれており、1,000ドルの節目から上値を伸ばせるかどうかが当面の焦点である。

プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、1月8日のロンドンで17.95トン(前週末18.06トン)、10日のニューヨークで22.84トン(同23.29トン)、13日の南アで31.73トン(同31.70トン)となった。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、1月7日時点のニューヨーク・プラチナの大口投機家の買い越しは6万2,281枚となり、前週の6万2,163枚から拡大した。新規買いが新規売りを上回った。

ニューヨーク金は一代高値更新後に上げ一服

ニューヨーク・プラチナ期近4月限は、金の上げ一服を受けて12月30日以来の安値952.5ドルを付けたのち、株高を背景に押し目を買われて値を戻した。中東情勢の緊張が一服し、金が上げ一服となった。しかし、米中の通商合意の署名式を控えてリスク選好の動きとなるなか、株高に振れると、プラチナの押し目が買われた。ただ世界経済の先行き懸念が残るなか、プラチナは供給過剰が見込まれており、1,000ドルの節目から上値を伸ばせるかどうかが当面の焦点である。

プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、1月8日のロンドンで17.95トン(前週末18.06トン)、10日のニューヨークで22.84トン(同23.29トン)、13日の南アで31.73トン(同31.70トン)となった。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、1月7日時点のニューヨーク・プラチナの大口投機家の買い越しは6万2,281枚となり、前週の6万2,163枚から拡大した。新規買いが新規売りを上回った。

1月13日からの週の注目ポイント

13日 成人の日  
14日 国際収支・経常収支(11月) ☆☆
中国貿易収支(12月) ☆☆
米消費者物価指数(12月) ☆☆☆
15日 英消費者物価指数(12月) ☆☆
ユーロ圏鉱工業生産(11月) ☆☆
米生産者物価指数(12月) ☆☆
米ニューヨーク連銀製造業景況指数(1月) ☆☆
米地区連銀経済報告(ベージュブック) ☆☆
16日 機械受注(11月) ☆☆
米小売売上高(12月) ☆☆☆
米輸出入物価指数(12月)
米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(1月) ☆☆
米企業在庫(11月)
対米証券投資(11月) ☆☆
17日 中国国内総生産(10-12月期)  ☆☆☆
中国小売売上高(12月) ☆☆
中国鉱工業生産(12月)  ☆☆
ユーロ圏消費者物価指数(12月確報) ☆☆☆
米住宅着工・許可件数(12月) ☆☆
米鉱工業生産・設備稼働率(12月) ☆☆
米ミシガン大消費者信頼感指数(1月速報) ☆☆

※重要度を3段階で表示

金(現物1oz.あたり)日足 6ヵ月

<参照>SBI証券>マーケットデータより

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