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チャートの見方を覚えましょう!「テクニカル分析」
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オシレーター分析 MACD (移動平均収束発散法)
MACDとは? | MACDの逆行現象 | MACDの弱点 | ストキャスティクスとの比較
MACDとは?(MACD=Moving Average Convergence / Divergence Trading Method )
MACDは、米シグナラート・コーポレーション社のG・アペル氏が考案した分析方法で、短期と中期の2本の指数平滑移動平均の差を「MACD」と呼び、そのMACDを移動平均化したものを「シグナル」と呼びます。MACDはこの2本の線の方向性・乖離・絡み具合に注目して相場の周期とタイミングを捉える手法で、比較的「ダマシ」が少なく使いやすい分析手法で、特に「MAC・D(マック・ディ)」と呼ばれ、人気のある分析指標のひとつです。
ポイントは、(1)MACDがシグナルを下方から上抜いた場合、(2)MACDがシグナルを上方から下抜いた場合、(3)上記のサインが出た後に0(ゼロ)ラインを2本の線が抜けた場合に、相場の流れが継続となることが多くなります。
MACDは、オシレーターの特性であるもみ合い相場で効力を発揮するだけでなく、トレンドの方向性を見る場合にも使われます。
MACDの逆行現象
逆行現象(ダイバージェンス)は、オシレーターが最大限の効用を発揮し、最も信頼性の高い現象です。MACDとシグナルの動きと価格の動きが逆方向に動く場合には、重要な売買シグナルとなります。
さらに、他のオシレーターと同様に、重要なサポートを下抜ける場合には動きが加速するケースが多くなり、ゼロポイントを抜ける場合は流れが継続となるケースが多くなります。
MACDの弱点
MACDで見ればチャート(1)のポイントで売りシグナルのデッド・クロスとなり、(2)のポイントでは両線のゼロポイント下抜けで継続シグナルとなっています。そして、(3)で両線がゴールデン・クロスしていますが、このポイントで「買い戻し決済」をしてしまうと結果的に早過ぎたことになり、また、「新規買い」をしてしまうと、その後の相場展開から損失が拡大となってしまいます。このようなケースでは、タイミングが掴みづらいという欠点があるのです。
オシレーターは、他のテクニカル分析ツールと比較して相場の変化に敏感に反応しますが、短期のパラメーター(指数の構成日数)で構成されていることから、パラメーター以上の日柄を要するトレンドの場合には、逆に欠点となってしまうケースが多くなることに注意が必要です。そのため、各オシレーターのパラメーター(構成日数)と相場の上昇または下降日数を加味することが重要となります。
ストキャスティクスとの比較
MACDとストキャスティクスは、同じオシレーター指標ですが、パラメーター(指数の構成日数)が違うため、シグナルの出現のタイミングなどが異なります。そして、それぞれに適した相場展開があるため、現状の相場動向を見極めて使い分けることが有効になります。また、組み合わせて使うことでより効果的な分析が可能となります。
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「ローレバレッジ1倍コース:100%」
「ローレバレッジ3倍コース:33%」
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(必要保証金の額の約1倍〜25倍の取引が可能です。)
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為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。※保証金率は毎週見直し、適用される保証金率は取引サイト等であらかじめお知らせいたします。
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必要保証金は取引金額に保証金率33.334%〜100%を乗じた金額になります。(必要保証金の額の約1倍〜約3倍までの取引が可能です。) - 本取引は、取引額(約定代金)に対して少額の必要保証金をもとに取引を行うため、必要保証金に比べ多額の利益を得ることもありますが、その一方で短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。
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