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注目を集めるアジアのハイ・イールド債券に投資する投資信託
債務危機後の回復局面に強い資産・・・ハイ・イールド債券
2011年の中盤以降、欧州債務問題が深刻化し、その影響で世界中のマーケットが冷え込みました。しかしながら、ECBによる大量の資金供給、ギリシャ債務問題の進捗や世界的な景気回復の兆しなどから、最悪期を脱してきているように見えます。このあと、どのような投資信託が投資対象として有望なのでしょうか?
そこで、深刻な債務危機を経験したリーマンショックからの回復局面において、どのカテゴリーの投資信託のリターンが高かったかを調べたのが下のグラフです。最も大きく回復したのは新興国株式投信ですが、ハイ・イールド債券投信のリターンが先進国株式投信のリターンよりも高く、危機からの回復局面に強いということがわかります。
リーマンショックからの回復局面におけるカテゴリー別投資信託リターンの推移
注:上記は2008年12月末を100とした累積収益率(課税前分配金再投資ベース)を指数化した図です。
出所:SBIファンドバンク作成
利回りの高さが魅力のアジア・ハイ・イールド債券
近年、アジアの経済成長と共にアジアの社債市場も拡大してきました。このような状況において、アジア・ハイ・イールド債券が注目を集めています。
下のグラフは各債券の利回りを比較したものです。ハイ・イールド債券の利回りは、平均的にみれば新興国の国債利回りよりも高く、またその中でもアジア・ハイ・イールド債券は米国ハイ・イールド債券よりも利回りが高いことがわかります。
各種債券利回りの比較
注:上記グラフは2011年11月末時点
出所:損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント作成資料より引用
アジア・ハイ・イールド債券は比較的デフォルト率が低い
ハイ・イールド債券は利回りが高い分、信用リスクも高くなります。しかし、下の図からもわかるようにリーマンショック時のアジア・ハイ・イールド債券のデフォルト率は、米国や欧州のハイ・イールド債券のデフォルト率よりも低い水準にあります。
一般的に成長率が高い国や地域では、企業の信用リスクが低減されるため、債券のデフォルト率も低くなる傾向があります。世界経済が低迷している中でも、アジアは比較的高い成長を遂げてきているので、利回りの高さに比べ、デフォルト率が低くなっているものと考えられます。
また、投資信託では多数のハイ・イールド債券に分散投資を行いますので、そもそも信用リスクは軽減されているといえます。
地域別ハイ・イールド債券のデフォルト率(1995-2010年)
出所:損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント作成資料より引用
関連ファンド一覧
アジア・ハイ・イールド債券投信は、2011年にようやく登場し始めた新しいジャンルの投資信託です。この機会に選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
当社で取扱をしているアジア・ハイ・イールド債券関連投信には以下のものがあります。
委託会社 |
ファンド名 |
直近の分配金 |
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損保J日本興亜 |
110円 |
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損保J日本興亜 |
165円 |
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損保J日本興亜 |
100円 |
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ING |
70円 |
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シュローダー |
− |
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シュローダー |
− |
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JPモルガン |
65円 |
|
JPモルガン |
60円 |
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フィデリティ |
− |
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フィデリティ |
− |
- ※当該実績は過去のものであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。運用状況によっては、分配金額が変わる場合、あるいは分配金が支払われなくなる場合があります。