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2021-07-29 21:36:43

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週刊日本株式アウトルック

日本株、自律反発の機運高まるも海外景気の減速懸念が重荷

2021/7/9
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2021/7/12〜7/16)

来週(2021/7/12〜7/16)の日経平均株価の予想レンジは27400円〜28,400円。東京株式市場は反発機運が一時的に強まる展開が予想される。主なETFで決算期日が通過し、分配金支払いのための売り需要に対する警戒が解けることが大きい。米国ではJPモルガンを皮切りに米主要企業の決算発表が始まる。S&P500など主要指数の高値更新の追い風になれば、相対的に売られ過ぎ感の強い日本株にも多少は好影響を与えるだろう。米アップル株などが堅調に推移している点も、国内では指数寄与度の高いハイテク株への押し目買いにつながりやすい。
安川電機(6506)が決算を終え、1Qの進捗度合いや受注動向などへの評価が注目される。週明け7/12には5月機械受注、6月工作機械受注なども発表されることから、他のFA・工作機械株の動意に波及する可能性もある。

一方、中国政府によるIT規制や海外上場への規制強化に対して、バイデン米大統領が中国の軍事産業に関わる中国企業への米国人による投資を禁じる大統領令に署名するなど、米中間のデカップリング(切り離し)の悪影響が世界の株式市場へ徐々に広まっている。ほか、中国の景気回復鈍化懸念、世界的な新型コロナウイルス・デルタ株の感染拡大懸念、国内では東京都に4度目の緊急事態宣言の発令など悪材料が重なっており、当面は東京市場にとっての上値の重荷となりそうだ。

ちなみに、昨年のETFの決算期日が通過した翌週は堅調だった。新型コロナ治療薬への期待から米国株が大幅高となった流れを受け、日経平均株価は月曜から大幅高となった。経済活動再開への期待から景気敏感株が軒並み高となり上昇を主導。バリュー株が買われた一方、半導体株を中心にグロース株が調整売りに押された。


来週の国内経済指標の発表では、5月機械受注、6月工作機械受注(7/12)に注目。海外では、中国6月貿易収支、米6月消費者物価指数(7/13)、ベージュブック(7/14)、中国4-6月期GDP、中国6月鉱工業生産、中国6月小売売上高、中国6月固定資産投資、米7月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米7月フィラデルフィア連銀景気指数、米6月鉱工業生産(7/15)、米6月小売売上高(7/16)など重要指標が多数発表される。


日経平均株価(図表1)は200日移動平均線(27,500円 7/8)付近まで調整が進んだ。一目均衡表でも株価が抵抗帯(雲)を下回る弱気サインに続き、転換線が基準線を下回り、「三役逆転」の弱気局面入り。よく言えば、依然として5月以降のもみ合いの範ちゅうではあるが、6/21安値を明確に下回ったことでバランスを大きく崩した点には注意が必要である。

目先の戻りのメドは、170日移動平均線(28,217円 同)ほか、150日移動平均線(28,631円 同)、25日移動平均線(28,845円 同)、75日移動平均線(28,956円 同)などが考えられる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2021/1/4-2021/7/8)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントでは、5月機械受注、6月工作機械受注(7/12)、日銀金融政策決定会合(〜7/16)(7/15)、黒田日銀総裁会見、日銀が経済・物価情勢の展望を公表(7/16)がある。

企業決算では、コスモス薬品、クリエイトSDH、ローツェ、コーナン商事、タマホーム、歌舞伎、CSP、スタジオアリス、ライク、アレンザHD、進和、インタアクション、WACUL、タキヒヨー、ワッツ、毎コムネット、黒谷、トライステージ、サインポスト(7/12)、東宝、イズミ、松竹、パルGHD、リテールPT、コシダカHD、松屋、東京個別、キャンドゥ、柿安本店、ラクトJPN、三協立山、AIT、クリーマ、Gunosy、エコス、ライトオン、イートアンドH、モリト、エヌピーシー、カネコ種、イージェイHD、住江織、フィルカンパニ、佐鳥電機、シグマ光機、MORESCO、スタジオアタオ、エルテス(7/13)、ABCマート、Sansan、JINSHD、クリレスHD、いちご、サカタのタネ、サイゼリヤ、S Foods、不二越、コメダ、メディアドゥ、IDOM、リンガハット、PRTIMES、ダイト、SFP、トウキョベース、古野電、バリュエンスH、セラク、UUUM、MrMaxHD、ロコンド、ブックオフGH、チームスピリト、ユーピーアール、ティアンドエス、小津産業、PCNET、ニイタカ、前沢工、三光合成、農総研、トレファク、GameWith、シンメンテHD、関通、アララ、インタファクトリ、リックソフト、メディカネット、SERIOHD、247、ALiNK、エムビーエス、エディア、クックビズ、AHCG、アクアライン(7/14)、ファーストリテイ、ベイカレント、マネフォワ−ド、ウエストHD、パソナG、日置電、TKP、ドトル日レス、ウイングアーク、北の達人、日本国土、ココナラ、RPA、ベクトル、オキサイド、ビザスク、テラスカイ、サーバーワクス、バロック、ウォンテッドリ、グッドパチ、大庄、ロゼッタ、ヨシムラフード、串カツ田中、AFC−HD、ノダ、AVANTIA、東洋電、オンデック、エコモット、U&C(7/15)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、米3年国債入札、米10年国債入札(7/12)、中国6月貿易収支、米6月消費者物価指数、米30年国債入札(7/13)、米6月生産者物価指数、ベージュブック(7/14)、中国4-6月期GDP、中国6月鉱工業生産、中国6月小売売上高、中国6月固定資産投資、米7月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米7月フィラデルフィア連銀景気指数、米6月鉱工業生産(7/15)、米6月小売売上高(7/16)がある。

米企業決算では、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、ペプシコ(7/13)、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ、デルタ航空(7/14)、モルガンスタンレー、ユナイテッドヘルス・グループ(7/15)などが発表を予定している。

来週の注目銘柄!(7/12〜7/16)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

9424

280

190

仮想移動体通信事業者(MVNO)の先駆。同社の前期営業損益は赤字幅が縮小し、業績のモメンタムとしてはポジティブに進展している。加えて足元では新サービス(新たな料金プラン)を発表したほか、子会社がデロイトトーマツ系と協業すると発表しており、目先の注目度、成長期待も高い。株価は3月から軟調な値動きを見せていたものの、200円処の水準で下げ止まりも見られ、今後の反発期待からも買いは向かいやすそうだ。ターゲットは280円、ロスカットは190円

7816

4,400

3,100

キャンプ用品、アパレル製造販売。同社の1Q(1-3月)の連結営業利益は5.6億円(前年同期比140倍)と大きく伸びた。高いアウトドア需要を取り込み、国内、海外ともに販売が拡大。株価は業績拡大期待をある程度織り込んでいたため足元では売りが継続しているものの、アフターコロナでも大きな需要が期待できるなど増収増益の継続性が期待できるほか、元来の高ROE体質もあって、今後も買いは根強く向かいそうだ。ターゲットは4,400円、ロスカットは3,100円

3762

2,400

1,700

情報インフラ構築とアプリ開発が主柱。今期の連結営業利益予想は37.0億円と、前期比で微増を予想している。リモートワークを支援するセキュリティ関連製品の需要が急増しており、日本企業におけるDX普及の恩恵を受けている。直近ではソフトウェアのテスト支援サービスと検証サービスを提供開始すると発表。IT人材不足が問題となる中でアウトソーシングの需要を効果的に取り込んでおり、今後も業績拡大期待を背景とした資金流入は盛んな状況が続くと考える。ターゲットは2,400円、ロスカットは1,700円

3186

2,600

1,800

中古車販売の大手。上期(12-5月)の連結純利益は43.7億円(前年同期は1.5億円)だった。通期計画に対する進ちょく率は57.4%。中古車業界では2020年12月から2021年5月までの国内中古車登録台数が前年同期を上回っており、事業環境で改善が見られる。また、社内では売上原価率・販管費率が低下したことも寄与。国内大手証券では大型総合店と買取店拡大で中期利益成長の確度が高まるとも予想している。株価は昨年4月から長期・安定的に右肩上がりを維持しており、この点でも買い安心感があって、今後も買いは向かいやすいと想定する。ターゲットは2,600円、ロスカットは1,800円

7532

3,100

2,200

総合ディスカウント店ドン・キホーテを展開。3Q累計(7-3月)の連結営業利益は669億円(前年同期比12.6%増)と堅調に伸びた。通期計画に対する進ちょく率は83.6%と良好だ。主力業態のドン・キホーテは天候不順やコロナ禍でのインバウンド需要消滅などで弱かったものの、総合スーパー事業が伸びたほか、売上原価・販管費の減少などが寄与した。直近では外資系大手証券による投資判断「買い」継続、目標株価引き上げなどもあって足元の株価も堅調であり、トレンドフォロー的に買いを入れるのも面白いと考える。ターゲットは3,100円、ロスカットは2,200円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場で7/8現在、時価総額が300億円以上、今期増収予想(日経予想)、PBRが2.0倍以上、PERが20.0倍以上、信用倍率が15.0倍以下(7/2現在)、株価が10日移動平均線を上回っている中から、話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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