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2021-06-13 15:19:23

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週刊日本株式アウトルック

日本株、短期リターン・リバーサルでグロース株のリバウンド狙いか

2021/5/14
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2021/5/17〜5/21)

来週(2021/5/17〜5/21)の日経平均株価の予想レンジは26,900円〜28,400円。東京株式市場は外部環境をにらみながらの不安定な動きが続きそうだ。時間外の米国株やアジア株の動きに神経質な展開が予想される。
短期的な相場急落で投資家心理が委縮しており、特に弱い材料に対する反応が大きく出やすい。信用取引を手掛ける投資家の追い証発生による換金売りなども下押し要因となる。
一方、値ごろ感を狙った買いも予想され、決算発表後に売られた好業績株への選別物色も入りそうだ。東証1部の騰落レシオ(25日)は78.8%(5/13)と底値圏に近く、空売り比率は47%前後と1月下旬以来の高水準となっており、センチメント指標では底打ちに近い状況にある。
当局からの口先介入に期待するほどの状況ではないにせよ、反発のきっかけになるイベントや材料には乏しい。頼るところは米国株の動向だ。最近は日本株との連動性が薄いと指摘されることが多いものの、目先はIT・テクノロジー関連株の持ち直しが日経平均やTOPIXの反発には欠かせない。

米国市場では当面はバリュー株優位の展開が続く公算が大きい。ハイテク・グロース株が主体のナスダックをS&P500で割った相対指数、米半導体株指数をS&P500で割った相対指数が2月前半に天井を打ち、下落局面に入っている。グロース株が不利、バリュー株が相対的に優位な局面を示唆している。
日本株に関しても同じことがいえ、指数が急落する中でも5月は鉄鋼やパルプ・紙、ゴム製品、銀行、非鉄金属、輸送用機器(自動車含む)などバリュー業種が業種別の騰落率上位で、しかもプラスで推移している。逆に、情報・通信、電気機器、サービス、精密機器などのグロース株が下落率で上位を占める。米国株がハイテク株中心に持ち直しが見られれば、短期的には東京株式市場でもグロース株優位のリターン・リバーサルの動きがみられる可能性はあるが、中期的にはバリュー株への継続した強気の見方が重要になるだろう。
米4月消費者物価指数が前月比+0.8%、前年比+4.2%となり、2008年以来の大幅な上昇率を記録した。そういった事情を背景に米10年債利回りの高止まりが続いており、バイデン米政権の大規模財政出動やワクチン接種の進捗を受けインフレ懸念が台頭している。
米金利上昇とドル高・円安が進む前提とした場合、銀行株や自動車株などがハイテク株からの資金逃避の受け皿になる公算が大きい。特に自動車業界は電気自動車の成長の恩恵を受けることが予想され、トヨタ自動車やデンソーなどは昨年まで上昇相場をけん引した値がさハイテク株のような存在になるのではないか。

日経平均株価(図表1)は今週に入って大幅安となり、75日移動平均線(29,255円 5/13)や100日移動平均線(28,790円 同)を強い陰線を形成しながら一気に下回る展開となった。2/16に付けた年初来高値(30,714円)を起点としたもみ合い相場の下限レベルも割り込んだ。RSI(9日)は23.8%(5/13)と強弱の分岐となる50%を下回っており、不安定な動きが続く可能性がある。

一方、100日移動平均線は依然として上向きで推移しているため、早期の強い反発で同線上を回復なら、以前のもみ合い相場への回帰となる。ただ、安値ゾーンでもたつく場合は、25日移動平均線(29,245円 同)が100日移動平均線を上から下に抜けていくデッドクロスになりかねない。いずれにしても、強気確認には25日移動平均線や、2月高値を起点とした上値抵抗線を超える必要がある。

2007年の高値や2018年から続いた24,000円のフシは、ともに1989年高値から崩れていく過程で形成したもみ合いの中心水準である。直近終値ベースの2月高値30,467円は、1990年4月安値(28,002円)から同年6月高値(33,192円)までの上昇の中値付近に相当し、すでに高値を付けた可能性もある。

日柄面でみると、2月高値は金融危機後に付けた2008年10月安値から「149カ月」を経過したタイミングだった。2008年10月安値から「149カ月」前は、バブル高値からの急落後、1996年6月に戻り高値を付けたタイミングだった。バブル崩壊後に生じた長期波動における左右対称の「軸」を、2008年10月安値とみる見方では、対等日柄が合致する2月高値が気になるところである。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2020/9/1-2021/5/13)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表では、4月工作機械受注(5/17)、1-3月期GDP速報値(5/18)、4月貿易収支、3月機械受注、4月首都圏マンション発売(5/20)、4月全国消費者物価指数(5/21)がある。

企業決算では、リクルートHD、三菱UFJ、ブリヂストン、三菱HCキャ、日清粉G、住友ベ、大気社、ジーエヌアイ、ノーリツ、大垣銀、DM三井糖、キーコーヒー、バルカー、フォスタ電、UMCエレ、ウィルズ、トレックスセミ、ITbookHD、Gオイスター、キャリア(5/17)、SRSHD、TYK、イチケン、シダックス、洋埠頭(5/18)、セーレン、うかい(5/19)、東京海上、MS&AD、SOMPOHD、東北新社、FRONTEO(5/20)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標やイベントでは、中国4月鉱工業生産、中国4月小売売上高、中国4月固定資産投資、米5月ニューヨーク連銀景気指数(5/17)、米4月住宅着工件数(5/18)、FOMC議事録(4/27〜4/28開催分)(5/19)、米5月フィラデルフィア連銀景気指数(5/20)、米4月中古住宅販売(5/21)などがある。

米企業決算では、ウォルマート、ホームデポ(5/18)、ターゲット、ロウズカンパニー(5/19)などが発表を予定している。

来週の注目銘柄!(5/17〜5/21)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

4183

4,750

3,300

三井系の総合化学メーカー。同社の2022年3月期の連結営業利益予想は1,130億円(前期比44.7%増)となった。自動車用途をはじめ、各セグメントで販売が回復するほか、在庫評価の改善を見込む。2021年3月期の営業利益は781億円(前の期比20.9%増)だった。不織布ではおむつ、マスク、医療用ガウン向けの販売が堅調に推移した。市場はこれを好感。13週移動平均線がサポートとして機能しているほか、今期予想PERが15倍弱と割高感がないことも買い安心感となり、今後も買いは向かいやすいとみる。ターゲットは4,750円、ロスカットは3,300円

5195

1,030

710

Vベルト国産化先駆。前期の2020年3月期の連結営業利益は20.6億円(前の期比69.8%減)と軟調となった。自動車部品事業において、国内で自動車メーカー向け補機駆動用伝動ベルト、補機駆動用伝動システム製品の販売が減少した。ただ、市場では悪材料出尽くしを背景に買いが向かっている。加えて足元では欧米での経済政策に伴う景気回復に向けた期待が高まっており、この点も今後資金を呼び込みやすいとみる。ターゲットは1,030円、ロスカットは710円

5930

1,300

900

シャッター2位。同社の2022年3月期の連結営業利益予想は103億円(前期比2.0%減)となった。住宅投資はテレワークの増加による住環境を充実させるニーズが強まることなどから緩やかに回復基調で推移することが見込まれるが、新型コロナウイルスの感染収束が見通せない中、非住宅建築需要について新規物件投資の減速が見込まれる。ただ、2021年3月期通期の営業利益は現場ごとの採算が改善したことから105億円(前の期比10.8%増)と堅調に伸び、収益性の向上が確認できたほか、上限50億円の自社株買い計画も発表されたことで、目先は下値を拾う動きが活発化すると考える。ターゲットは1,300円、ロスカットは900円

7525

1,950

1,350

鉄鋼、自動車、電子用ポンプなど産業機械・機器のメーカー商社。同社の2022年3月期の連結営業利益見通しは22.6億円(前期比26.5%増)と堅調な内容になった。既存の顧客に対する課題解決・高付加価値提案営業を推し進めるほか、デジタル化商品の拡大や自動車の電動化への対応を図る。株価は4月以降軟調な推移が続いていたことで値ごろ感が強まっており、今回の堅調な見通しの発表もあって、今後は下値拾いの買いが継続すると考える。ターゲットは1,950円、ロスカットは1,350円

7628

1,900

1,300

自動車部品を手がける独立系メーカー。同社の2022年3月期の連結営業利益は27.0億円(前期比28.2%増)と好調な内容となった。各国、各地域における新型コロナウイルスのワクチン接種の普及や、中国と米国の経済成長が下支えし、自動車業界では引き続き堅調な需要に支えられると想定している。株価は2月以降強い動きを見せ、その後4月からは上げ幅を吐き出す展開。4月下旬からは横ばいが続いていたものの、今後は出遅れ感がありながらもしっかりとした動きを見せるとみる。ターゲットは1,900円、ロスカットは1,300円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で5/13現在、時価総額が1兆円以下、PERが15.0倍以下、PBRが1.5倍以下、配当利回りが2.0%以上、75日移動平均線が横ばいまたは上昇している中から、業績面、話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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