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2024-05-11 21:23:56

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週刊日本株式アウトルック

日経平均は28,000円目指すも、出遅れ金融株買いで物色は目先一巡か

2021/1/8
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2021/1/12〜1/15)

来週(2021/1/12〜1/15)の日経平均株価の予想レンジは27,500円-28,100円。上値追いが続く環境にはあるものの、春先までの上昇を前にいったん上げ一服の公算が大きい。米12月雇用統計の発表や国内ではオプションSQが通過し、今月は本格化する米企業決算の発表を契機に主要指数の高値更新基調が続くかが焦点となる。その谷間となる来週は材料難。緊急事態宣言下における首都圏の新型コロナ感染者数の推移に注目が集まるが、好需給を背景に買い方優位の展開が続きそうだ。
一方、景気敏感株の一角に高値警戒感が台頭していることや、出遅れ感のあった証券や銀行株などにも資金シフトが生じている。米金利上昇が背景にあるとみられるが、物色面でも全体的に一巡感が強くなる週になる公算が大きい。

米ジョージア州での上院議員選(2議席)の決選投票では、民主党候補が勝利したと報じられている。共和党が50議席、民主党が50議席となり、議長のハリス米副大統領の1票で民主党が多数派となり、ブルーウエーブ(ホワイトハウス・上下院を民主党が支配)となる。バイデン次期米大統領は個人向け給付金の2,000ドルへの増額を示唆しており、追加刺激策、法人税増税、規制強化などが予想される。財政出動により米10年債利回りは1%を上回って上昇しており、グロース株中心に構成されるナスダックが相対的に弱含む。米10年債利回りは2%程度まで上昇するとの見方が優勢となりつつあり、今後は要注意である。

国内の経済指標の発表では、12月景気ウォッチャー調査(1/12)、12月工作機械受注(1/13)、11月機械受注(1/14)に注目。海外では、米12月小売売上高、米1月ニューヨーク連銀景気指数、米12月鉱工業生産(1/15)などに注目である。

大発会の日経平均株価(図表1)は一時400円を超える下げ幅となり、2021年はやや波乱のスタートとなった。初日の米国市場でもダウ平均が700ドル超下げる場面があるなど、投資家の警戒ムードが一気に強まる格好となった。一方、1/7は取引時間中の昨年来高値を更新。直近の4日間の下げが単なる揺り戻しにとどまった。10日移動平均線(27,063円 1/7)上を維持しており、基本的には上昇継続の見方だ。RSI(9日)は73.9%(1/7)と強弱の分岐となる50%を上回っており、強いモメンタムが保たれている。

上値メドで重要なのは、昨年1月高値からコロナショックで急落した3月安値までの下落幅に対して、1.5倍分上昇で返した27,848円〜28,000円処。2015年6月高値を起点とした右肩上がりの上値傾向線も28,000円前後で推移しており、春先までの上昇を前にいったん上昇が一服するタイミングになる可能性が高いとみられる。
一方、足元は25日移動平均線(26,847円 1/7)が横ばいに近い動きになっている。25日移動平均線を数日間下回ると、昨年12月のもみ合いに逆戻りすることになる。

昨年11月は月足ベースで実体部分が3,323円幅もある長大陽線を形成した。2018年以降で形成してきた24,000円前後の上値の壁を明確に上抜けたことが、中長期的な波動を予測する上でもプラス志向となる。移動平均線でも12カ月線、24カ月線、36カ月線が収れんしたあとに発散しながらトレンドが大きくなっていく可能性が高く、壮大なトレンドは始まったばかりだろう。
年前半の上値メドは、2007年2月高値から2008年〜2009年の安値7,000円処までの値幅11,300円の倍返し29,600円処となる。1990年6月高値から同年10月安値までの下落幅13,563円、1991年3月高値から1992年8月安値までの下落幅を習性値幅とし、昨年3月安値からの上昇幅として当てはめた29,434円〜29,921円と同値水準となり重要な上値の目安となる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2019/12/2-2021/1/7)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表では、12月景気ウォッチャー調査(1/12)、12月工作機械受注(1/13)、11月機械受注、12月企業物価指数(1/14)がある。

企業決算では、セブン&アイHD、安川電、東宝、コスモス薬品、イオンモール、マニー、クリエイトSDH、ライフコーポ、U.S.M.H、技研製、竹内製作、コーナン商事、トーセイ、歌舞伎、CSP、PRTIMES、ライク、アレンザHD、コシダカHD、三栄建築、スタジオアリス、チームスピリト、進和、カネ美食品、トランザクショ、AIT、インタアクション、タキヒヨー、ライトオン、エヌピーシー、中本パクス、ワッツ、東洋電、中北製、三光合成、黒谷、エルテス、メディカネット(1/12)、久光薬、ABCマート、イオンFS、サカタのタネ、ディップ、JINSHD、いちご、イオン北海、吉野家HD、S Foods、乃村工、MV西日本、サイゼリヤ、MV東海、パソナG、コメダ、エスプール、パルGHD、ファンタジー、サーラ、東京個別、セラク、スターマイカHD、エコス、TSI、イワキ、ジーフット、イージェイHD、サンデー、アララ、日フイルコン、プラズマ、ヴィッツ、スタジオアタオ、Bエンジニア、エムビーエス、アクアライン(1/13)、ファーストリテイ、ベイカレント、マネフォワ−ド、Sansan、松竹、ウエストHD、クリレスHD、不二越、メディアドゥ、TKP、ニッケ、USENNEXT、プレナス、ドトル日レス、北の達人、リンガハット、IDOM、日本国土、ダイト、バリュエンスH、テラスカイ、ベクトル、タマホーム、松屋、ビザスク、UUUM、サーバーワクス、ロコンド、ティアンドエス、ロゼッタ、グッドパチ、リックソフト、農総研、トライステージ、霞ヶ関キャ、インタファクトリ、識学、ウォンテッドリ、シンメンテHD、関通、SERIOHD、ALiNK、エコモット、U&C、エディア、AHCG、クックビズ(1/14)、ジャステック、マルカ、串カツ田中、ノダ、グランド、シリコンスタシオ、協和コンサ、くろ工(1/15)
などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表では、中国12月消費者物価指数、中国12月生産者物価指数(1/11)、米12月消費者物価指数、米12月財政収支(1/13)、米12月小売売上高、米12月生産者物価指数、米1月ニューヨーク連銀景気指数、米12月鉱工業生産(1/15)などがある。

米企業決算は、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ(1/15)などが発表を予定している。

来週の注目銘柄(2021/1/12〜1/15)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2485

540

330

名古屋地盤に葬祭会館をドミナント展開。2020年9月期の連結売上高は119億円(前期比6.7%減)、営業利益は6億円(同48.5%減)と軟調となったものの、2021年9月期の売上高予想は124億円(前期比4.0%増)、営業利益予想は7億円(同22.6%増)と回復する見込みだ。新型コロナウイルスのワクチン普及に向けた期待が高まり、外需景気敏感系が強い動きを見せている。半面、同社のような内需系は足元で相対的に弱いパフォーマンスを見せているものの、今後は業績の底堅さなどへの評価から出遅れ買いが強まりやすいとみる。ターゲットは540円、ロスカットは330円

4902

520

320

複合機中堅。直近では「2022年3月期は連結ベースで営業利益400億円を確保する計画。現金を生み出すことに重点をおき、来期から2年間で(前期までの2年から7割増の)1500億円の営業キャッシュフローを捻出する。投資は成長分野に集中し事務機向けは大幅に削減。550億円を財務の強化と株主還元に充てる」との方針が報じられており、足元の買いの勢いは強い。新型コロナウイルスのワクチン普及期待が高まり、リスクオンが強まる中、強気な業績見通しを示す同社には資金が向かいやすいとみる。ターゲットは520円、ロスカットは320円

5019

3,000

1,860

石油元売り2位。米国における追加経済対策に向けた期待の高まりや、新型コロナウイルスのワクチン開発進展を背景に原油相場は上昇している。これを受け、同社株価もしっかりとした値動きが続く。昨年3月の急落局面と比較した株価の戻りはまだ弱く、出遅れ系バリュー株として今後は物色されやすいとみる。ターゲットは3,000円、ロスカットは1,860円

6417

3,600

2,200

パチンコ機製造大手。2021年3月期上期(4-9月)の連結売上高は253億円(前年同期比24.4%減)、営業利益は11億円(同64.8%減)と軟調な着地となったものの、昨年12月頃からは悪材料出尽くし感と、相場全体の上昇を背景に右肩上がりの展開を見せている。もともとROEが改善傾向にあった収益性向上のポイントもあり、今後は見直し買いが向かいやすいとみる。ターゲットは3,600円、ロスカットは2,200円

8058

3,400

2,100

総合商社大手。2021年3月期上期(4-9月)の連結純利益(IFRS)は867億円(前年同期比64.2%減)と軟調な着地となった。石油事業や鉄鋼製品事業における取引が減少。豪州原料炭事業における市況下落なども響いた。しかし、昨年11月からは堅調な値動き。米大統領選を終え、追加経済対策に向けた期待が高まるほか、新型コロナウイルスのワクチン普及観測も追い風となっており、地合いは同社にとって良好とみる。PBR1倍割れのバリュー株としての魅力もあり、今後も買いは継続しそうだ。ターゲットは3,400円、ロスカットは2,100円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で1/7現在、配当利回りが4.0%以上、PBRが1.5倍以下、株価が5日・25日・75日移動平均線を上回っている銘柄の中から、業績面、話題性、成長性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

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  • 本レポートは、株式会社DZHフィナンシャルリサーチ(以下、「DZH」と称します)により作成されたものです。本レポートは、DZHが信頼できると判断した各種データ、公開情報に基づいて作成しておりますが、DZHはその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示したすべての内容は、DZHで入手しえた資料に基づく現時点での判断を示しているに過ぎません。DZHは、本レポート中の情報を合理的な範囲で更新するようにしておりますが、法令上の理由などにより、これができない場合があります。
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