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2019-10-17 19:11:53

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週刊日本株式アウトルック

日経平均の18,300円は07年高値意識で下げ渋れるか 騰落レシオは75%割れ

2017/04/14
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2017/4/17〜4/21)

来週(2017/4/17〜4/21)の日経平均株価の予想レンジは18,250円-18,650円。北朝鮮への軍事行動に対する緊張感の高まりや、中東情勢を材料にした投機的な円買いが進みやすく、良好なファンダメンタルズを覆い隠している。新興市場でもマザーズ指数や日経ジャスダックの下げがきつくなっており、投資家心理を一層悪化させているようだ。買い手不在の日本株は円高一服、世界の中心である米国株の上昇が再スタートしない限りは、状況が一変しそうにない。
一方、東証1部の騰落レシオ(25日)は4/13現在で74.6%と、人民元ショックの急落直後に底値を形成した昨年2月中旬以来の水準まで低下し再び底値圏を示唆している。SQ前後は相場の分岐点になることも珍しくなく、目先的には直近下げ過ぎの反動が生じる可能性が高い。また、4/13にはシリアや北朝鮮情勢を背景に買われてきた防衛関連株が値崩れしており、地政学リスクの目先の沈静化を先行して織り込んでいるように感じられる。

米国のS&P500を対象とするオプション取引の値動きを元に算出される「VIX指数」が上昇している。VIX指数の数値が高いほど相場の先行きに不透明感が強く、「恐怖指数」とも呼ばれている。一般的には株価の急落や不安定さが増すとVIX指数は上昇する傾向が強い。
図表1はVIX指数と日経平均株価を示したものである。VIX指数は4カ月〜5カ月ごとに大幅に上昇する場面があり、株価の急落局面と一致していることがわかる。足元も直近で大幅に上昇した時期からおおむね5カ月後に相当する。
また、VIX指数の天井は株価の安値となることが多く、買い場のサインを示していることが多いようだ。短期的に過去の高値をつないだ上値抵抗線までの上昇にとどまるとみた場合、ここから株価が下げたとしてもあとひと押しでいったん買い場が到来すると判断できそうだ。

来週の物色のポイントは引き続き、年初から下げが大きい不動産、その他金融(ノンバンクやリース会社など)、輸送用機器などに注目したい。4/13に発表された3月都心オフィス空室率は3.6%と前月から改善し、昨年10月以来の2カ月連続の改善となった。昨年11月からは改善基調が一服していたが、再び低下基調に入った公算が大きい。相場全体のリスク回避姿勢が続くなかで不動産セクターの反応は限定的だが、地合いが好転すればアウトパフォームするとみられる。

図表1:VIX指数「恐怖指数」と日経平均株価(2015/5/1-2017/4/13)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

海外の経済指標では、米国でNY連銀製造業景気指数や住宅関連指標、景気先行総合指数などの発表があり、米企業決算の増益の度合いと並行して材料視されそうだ。
一方、イベントでは、日米両政府が東京で開く日米経済対話(4/18)が注目される。マクロ経済政策・インフラを中心とした経済協力・貿易の3つごとに次官級の作業部会を設けることで合意する見通し。貿易不公正の是正を優先的に掲げる米国側と、トランプ米大統領の来日を見据えインフラ投資などの経済協力ついて議論を進めたい日本側との思惑のずれがあり、どこまで議論が進展するかは不透明である。
貿易不均衡の是正に関しては、中国や日本に圧力が強まっている。月内には米財務省の為替報告書の発表が予定されており、日本の為替政策を「通貨安誘導」と指定される警戒感は依然として残る。
また、4/20からはG20 財務相・中央銀行総裁会議(〜4/21)が開催される。

3月期決算企業の業績発表がスタートする。世界的な景気の底堅さが企業側の今期見通しにどの程度反映されるかが焦点だが、足元の円高を踏まえれば控えめな見通しになることが予想される。ただ、決算発表期間にドル円相場が反転するパターンはよくあることだ。足元の円高が一巡して円安方向に戻す動きがみられれば、控えめな見通しが上方修正期待に変化する。果たして今回はそのパターンが当てはまるかどうか。
証券会社のアナリストによる決算プレビューがなくなった今、決算前の機関投資家の買いが手控えられる傾向にある。足元、2月決算銘柄が堅調に推移しているのは、業績の数値が明らかになった安心感で買いが入りやすいためである。つまり、3月決算企業への投資スタンスも内容を見てから勝負といった大口投資家が多く、いつもながらの短期資金による決算プレイに加え、新年度入りにもかかわらず滞留している国内の機関投資家の行動や、リバランス(銘柄入れ替え)にとどめている海外投資家のスタンスが注目される。
決算発表直後に短期資金で値が荒くなる銘柄が多数でるだろうが、乱高下が一巡するのを待ってから、好業績株には長期資金が入ってくる可能性は十分に考えられる。

日経平均株価(図表2)は下値模索が続いている。4/6には1/18安値(18,650円)を下回り、連日で年初来安値を更新。25日移動平均線(19,100円 4/13)が75日移動平均線(19,184円 4/13)を下回るデッドクロスが示現し、短期的には調整が長引くとの見方が優先される。

週足では上昇基調にある26週移動平均線(18,794円 4/13)を上回ることができず、5週連続の陰線を形成する雰囲気である。一目均衡表では基準線(17,889円)まで主要なフシはない。
一方、週足で5週連続の陰線となるのは2012年8月以来というほど、まれな動きである。そういった意味では、先安への暗示とも取れる反面、下げ過ぎた反動がそろそろ生じうると考えることもできよう。ただ、いずれにしても、1/18安値が上値のフシになりやすいほか、18,900円以上からの累積売買代金が多く戻り売り圧力が強くなることが予想されるため、日柄調整は5月中旬あたりまで必要となる可能性が高まった。

短期的な下値メドは、昨年12/7までの短期もみ合い水準である18,250円〜18,500円、昨年の4/25高値17,613円〜17,685円などが考えられる。上値メドは、1/18安値18,650円、3/27安値18,932円、19,110円付近、3/8安値19,198円、3/2高値19,668円などが考えられる。

図表2:日経平均株価の日足チャート(2016/1/4-2017/4/13)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の主要な国内経済指標の発表やイベントは、3月首都圏新規マンション発売、黒田日銀総裁が信託大会で挨拶(4/17)、日米経済対話、5年国債入札(4/18)、3月日本製半導体製造装置BB レシオ、3月訪日外客数(4/19)、3月貿易統計、20年国債入札(4/20)、2月第三次産業活動指数(4/21)がある。

国内の企業決算では、ライフフーズ、東天紅(4/17)、いちご(4/19)、安川電、ゲンキー、日鋳造、エンプラス、DNAチップ、KOA(4/20)、モバファク、光世証、アクシーズ、サーティワン、ベクター、アジュバン、東製鉄、東邦レマック、ジャフコ(4/21)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、中国1-3月期GDP、中国3月小売売上高、中国3月都市部固定資産投資、中国3月鉱工業生産、米4月NY連銀製造業景気指数、米4月NAHB住宅市場指数(4/17)、米3月住宅着工件・建設許可件数、米3月鉱工業生産・設備稼働率(4/18)、上海国際モーターショー(〜4/28)、ベージュブック(4/20 3:00)(4/19)、G20 財務相・中央銀行総裁会議(〜4/21)、米4月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数、米3月CB景気先行総合指数(4/20)、米3月中古住宅販売件数(4/21)などが注目される。

米国の企業決算は、ネットフリックス、M&Tバンク(4/17)、チャールズシュワブ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス・グループ、ユナイテッドヘルス・グループ、IBM(4/18)、USバンコープ、アボットラボラトリーズ、モルガン・スタンレー、クアルコム、アメリカン・エキスプレス、イーベイ(4/19)、D.R.ホートン、フィリップ・モリス・インターナショナル、ベライゾン・コミュニケーションズ、トラベラーズ・カンパニーズ、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(4/20)、ゼネラル・エレクトリック、ハネウェルインターナショナル(4/21)などが発表を予定している。

新規上場では、4/18にオンライン旅行代理店の旅工房(7940)がマザーズに上場する。同社は主に個人顧客をターゲットに、オンラインでの海外向けを中心とするパッケージ旅行の企画・販売や、航空券の販売、宿泊手配、オプショナルツアーの手配などを手掛けている。レッドオーシャンで知られる旅行代理店である。オンライン旅行手配の市場は拡大傾向にあるが、過当競争は主戦場が雑誌からオンラインになっても変わらないよう。むしろ価格比較が容易なことで激化しているともいえ、営業利益率はわずか1%台とまれに見る薄利だ。さらに売上高はここ数年伸び悩んでおり、2017年3月期の増収率はわずか1.5%にとどまる。2016年3月期4.1%、2015年3月期16.8%だから年々悪化している。
ただ、近年IPOを実施したネット旅行株としてはアドベンチャーやオープンドアといった高成長企業が続いており、一般的なイメージは180度異なる可能性の方が高そう。低成長を反映してPERが低いことで吸収金額は小粒なだけに、逆説的だが結局は高騰してしまうのではないか。

来週の注目銘柄(2017/4/17〜4/21)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3076

3,200円

2,450円

防犯カメラやカード発行機器など幅広く手がけている。企業買収にも定評。足元では地政学リスクが強く意識され、小型の防衛株が賑わっている。リスクの払しょくには時間がかかりそうで、防犯カメラやセキュリティなど地政学リスク関連銘柄の裾野が広がる展開を予想する。2017年6月期上期(7-12月)までの業績推移をみても、セキュリティ機器事業のセグメント利益が前年同期比14.8%増と堅調な伸びを示している。株価は月足のチャートでは、2,000円前半での値固めが進んだ後、3月に24カ月移動平均線を上回る動きとなっており、地政学リスクが高まる前から底打ち反転の様相を強めている。直近では25日移動平均線を意識した動きが続いており、連続陽線は先高期待を示唆しているようだ。ターゲットは3,200円、ロスカットは2,450円

3397

3,000円

2,280円

うどん店「丸亀製麺」などを中心に飲食事業を手がける。既存店の売上高が改善傾向にある。3月度の既存店売上高は前年同月比5.1%増となり、昨年12月の同1.2%増から1月は同2.1%増、2月は同4.1%増とプラス幅が拡大している。株価は昨年12月に2,627円の高値をつけて以降は軟調な推移が続いていたが、今年2月の2,302円をボトムに反発。4月に入り調整売りに押されたが、2月安値を下回ることなく、25日移動平均線と75日移動平均線を上回ってきた。一目均衡表でも抵抗帯(雲)を突破し、3月の戻り高値2,517円をあっさり上回る展開となっている。当面は昨年7月高値3,300円を起点としたもみ合いの範ちゅうの動きにとどまるだろうが、3,000円処のトライは十分に考えられる。ターゲットは3,000円、ロスカットは2,280円

6464

2,500円

1,680円

ベアリング用の精密鋼球などを手がける。4/11付けの日本経済新聞の奈良県特集記事では、奈良が地盤の企業として同社が取り上げられており、今夏をメドに米テスラ向けに電気自動車(EV)のモーターを支えるセラミックボールを本格出荷し、2019年12月期のセラミックボールの売上高倍増を目指すと報じられている。足元ではそのテスラが時価総額でフォードを抜き、4/10にはGMを抜く場面もあるなど、業績期待から株価が騰勢を強めている。テスラの恩恵を受ける銘柄として改めて注目を集める展開を予想する。株価は昨年7月以降は右肩上がりの推移が続いていたが、2月に2,000円台に乗せた後は、利益確定売りに押されていた。ただ、日足では中短期の移動平均線が1,800円台後半に収れんしており、動意の兆候と判断したい。上昇基調が続く26週移動平均線をサポートに反転していることを考慮すると、動意は上方向に傾く公算が大きい。ターゲットは2,500円、ロスカットは1,680円

8840

250円

209円

分譲マンションで大手級。「ライオンズ」マンションなどブランド力が高い。地方での再開発や中古物件の民泊活用などを積極化している。2017年3月期の第3四半期累計(4-12月)の連結営業利益は126億円(前年同期比5.9%増)で着地。不動産開発事業でマンション利益率の上昇や販管費の減少などが寄与したようだ。4/11には「再配達ゼロ」をコンセプトに住戸専用宅配ボックス「ライオンズマイボックス」を発表。自己株取得や増配など株主還元意欲も高い。株価は昨年夏場から12月までの上昇のあと、26週移動平均線を下回り上昇一服感が強い。ただ、26週移動平均線は上昇を保っており、株価の上抜けは時間の問題だろう。4/6安値(216円)を下回ると逆に下振れリスクが強くなるが、RSI(9日)のボトム感の方を信頼したいところだ。短期的には240円処が上値抵抗となりやすいが、低位で配当利回りも高く、出来高次第では短期資金流入で持ち上がる公算が大きい。ターゲットは250円、ロスカットは209円

8923

850円

700円

不動産流動化事業やマンション販売などを手がける。4/5に発表された第1四半期(12-2月)決算は、連結営業利益が前年同期比7.3%減の38.3億円と減益となったが、これは、前年同期に不動産開発事業で商業施設2棟の売却があり、利益が大きく伸びた反動によるもの。主力の不動産流動化事業は物件販売が順調で、同事業のセグメント利益は前年同期の1.8億円から34.2億円と大きく伸びた。通期の営業利益計画に対する第1四半期の進ちょくも38.2%と非常に高い。相場全体は軟調な動きが続いているが、同社株は底入れのような値動き。バリュエーション面では妙味も出てきている。PBRは1倍割れ、PERは1桁台、配当利回りは3%超と割安感は強い。26週移動平均線(795円処)を上回れば、850円処まで上値余地が広がる。ターゲットは850円、ロスカットは700円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・ 東証1部銘柄で4/13現在、時価総額が300億円以上、PBRが4.0倍以下、配当利回りが0.8%以上、信用買い残が前週比で減少(4/7時点)、信用倍率が8.0倍以下の中から、テクニカル面、業績面、テーマ性、話題性などを考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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