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2020-02-18 07:00:09

マーケット > レポート > サキモノの『ココがPOINT!』 > 日経平均は一時23,000円割れ!新型肺炎による本格的な経済悪化を懸念

日経平均は一時23,000円割れ!新型肺炎による本格的な経済悪化を懸念

2020/2/3

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1新型肺炎の感染拡大を警戒し2週連続で下落

先週の225先物は前週末比670円安(下落率2.81%)の23,130円と2週連続の下落となった。新型肺炎の感染が拡大し、世界各地で感染者が出たと報じられた。先行き不透明感が広がるなか、225先物は週初から大幅に下落してスタートした。その後も売りが膨らみ、30日には終値ベースで昨年11月21日以来となる23,000円台割れまで水準を切り下げた。中国を除いた春節休暇明けのアジア株式市場の動向を受けた、海外短期筋による売買に振らされる展開が続いた。

1月24日時点の裁定残高は、ネットベースで3,225億円の売り越し(前週は3,626億円の売り越し)と減少した。株数ベースでは、1億1,449万株の売り越しで、1月17日時点(1億3,007万株の売り越し)から減少している。

日経平均と裁定残(1月24日時点)

CSが両先物で売り筆頭に

225先物手口では、CS、モルガンS、GS、ドイツ、JPモルガンといった海外勢がコンスタントに売りをこなし、売り方上位に名を連ねた。新型肺炎の感染拡大による先行き懸念を背景に商品投資顧問(CTA)業者など海外短期筋が売りを膨らませたとみられる。

一方で、買い手口では、1月29日と31日に2,000枚超買い越した野村が買い方筆頭になったほか、三菱UFJも週を通じてコンスタントに買いを入れた。また、TOPIX先物手口では、225先物同様にCSが売り方筆頭となったほか、GSやドイツなど海外勢の売りが目立った。買い手口では、裁定取引業者のソジェンが27日、28日に3,000枚超買い越し買い方トップになったほか、日銀による上場投資信託(ETF)買いの注文を執行した大和がこれに続いた。

日経225先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

TOPIX先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2VIは一時20ptに達する場面も

日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は前週末比3.71pt高(上昇率24.93%)の18.59ptと2週連続で上昇。中国で多発する新型肺炎の感染が拡大するなか、世界経済の停滞に対する懸念が増幅したことから、VIは週初から上昇基調に。そして28日には一時20.62ptと危険水域とみられる20pt台を、昨年8月26日以来約5カ月ぶりに突破する場面があった。週末にかけては、日本株に対するリスク回避目的の売りがやや和らぎ、米主要株価指数が上昇したことなどから、センチメントも幾分改善。VIは週初の水準からはやや切り下がったレベルで終了。

ボラティリティ

NT倍率(先物)はやや拡大、引き続き新型肺炎への懸念も

NT倍率(先物)はやや拡大。週初27日の日経平均は新型肺炎懸念やイラクの米大使館付近へのロケット弾着弾などをうけ、一時500円安と大きく下げ、NT倍率も低下。その後29日は自律反発期待の買いなどがみられ3日ぶりに反発、つれてNT倍率も拡大した。翌30日の日経平均は引き続き新型肺炎に対する懸念などから約3カ月ぶりに23,000円を終値ベースで割り込みNT倍率も13.71倍に低下。ただ、週末31日の日経平均は、NYダウの3日続伸と為替相場の落ち着きを好感して反発し、NT倍率は17.77倍に拡大した。

3日経平均は一時23,000円割れ!新型肺炎による本格的な経済悪化を懸念

今週の225先物は、波乱含みの展開が予想される。新型肺炎の感染患者数が増加基調を辿るなか、春節休暇明けの初取引となる中国・上海市場は一時9%近く下落するなど、大暴落。中国市場の休暇中、ヘッジ目的で225先物は下落していたが、市場では「上海株が急落すれば、さらなる日本株への影響は避けられない」とみる向きが多い。実際、2/3の日経平均は23,000円割れとなっており、新型肺炎の実体経済への影響懸念が本格的に顕在化している。
今後も新型肺炎の原因とみられるコロナウイルス感染拡大が続く可能性があり、警戒が必要だろう。現時点では感染者数増加速度の減速は見られず、有効な治療法が見いだされない状況から実態経済への更なる影響が懸念される。

ちなみに2002年11月に中国の広東省南部で発生したSARSの際には、2003年7月5日にWHOが終息宣言をするまで約8ヶ月の期間を要した。終息するまでの期間中に株価の下落は主要市場で10%程度で、終息宣言が出される数か月前に株価は反発している。過去の例を見ると過剰反応をする必要は無いが、どこが底になるかは現時点で判断するのは難しいため、反転を確認してから投資再開しても遅くないだろう。

また、民主党候補者争いが始まり、米大統領選が本格的にスタートする。市場では「金融市場に好意的でない左派陣営が台頭すれば、株安懸念が台頭する」との声も聞かれる。週末には米雇用統計の発表が控えるほか、国内でも主力企業の決算発表が予定されており、業績動向に225先物も一喜一憂する展開となるだろう。予想レンジは22,500-23,500円とする。

経済スケジュール(2月3日〜2月7日)

日付

曜日

国内 海外

時間

内容

2月3日

国内

09:30

製造業PMI(1月)

14:00

自動車販売台数(1月)

 

決算発表 オリックス、パナソニク、レーザテク、三菱電、京王電鉄、塩野義薬、大塚商会、村田製、Monot

海外

10:30

中・工業企業利益(12月)

10:45

中・財新製造業PMI(1月)

14:00

印・製造業PMI(1月)

16:00

トルコ・消費者物価指数(1月)

17:30

香港・GDP(10-12月)

18:00

欧・ユーロ圏製造業PMI(1月)

20:00

ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(1月)

20:25

ブ・週次景気動向調査

22:00

ブ・製造業PMI(1月)

24:00

米・ISM製造業景況指数(1月)

24:00

米・建設支出(12月)

27:00

ブ・貿易収支(1月)

 

中・株式市場取引再開

 

米・アトランタ連銀総裁が講演

 

米・大統領選のアイオワ州党員集会(民主、共和)

 

米・自動車販売(1月、4日までに)

 

決算発表 アルファベット

2月4日

国内

08:50

マネタリーベース(1月、日本銀行)

10:00

営業毎旬報告(1月31日現在、日本銀行)

 

東芝機械が中期経営計画を発表

 

決算発表 NTTデ、カカクコム、キッコマン、シャープ、ソニー、ブラザー、ローム、東武鉄道

 

決算発表 三井物、MUFG、CTC、参天薬、大正薬HD、武田薬、田辺三菱、花王、阪急阪神H、HOYA

海外

12:30

豪・オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)が政策金利発表

17:00

ブ・FIPE消費者物価指数(1月)

19:00

欧・ユーロ圏生産者物価指数(12月)

21:00

ブ・鉱工業生産(12月)

 

米・トランプ大統領が一般教書演説

 

決算発表 アフラック、BP、ウォルト・ディズニー、フォード、プルデンシャル、スナップ

2月5日

国内

09:30

サービス業PMI(1月)

09:30

総合PMI(1月)

10:30

若田部日銀副総裁が講演、同記者会見

 

決算発表 シスメクス、パンパシI、マツダ、ミネベアミツミ、三菱商、丸紅、京阪HD、伊藤忠、住友電工

 

決算発表 協和キリン、大陽日酸、日新薬、AGC、スバル、Zホールディングス、スクエニH

海外

06:45

NZ・失業率(10-12月)

10:45

中・財新サービス業PMI(1月)

10:45

中・財新総合PMI(1月)

14:00

印・サービス業PMI(1月)

14:00

印・総合PMI(1月)

16:05

タイ・中央銀行が政策金利発表

18:00

欧・ユーロ圏総合PMI(1月)

18:00

欧・ユーロ圏サービス業PMI(1月)

19:00

欧・ユーロ圏小売売上高(12月)

21:00

米・MBA住宅ローン申請指数(先週)

22:00

ブ・サービス業PMI(1月)

22:15

米・ADP全米雇用報告(1月)

22:30

米・貿易収支(12月)

24:00

米・ISM非製造業景況指数(1月)

 

ブ・ブラジル中央銀行が政策金利(SELICレート)発表(6日までに)

 

米・財務省が四半期国債入札計画を公表

 

決算発表 メットライフ、BNPパリバ、クアルコム、グラクソ・スミスクライン、シーメンス、GM、メルク

2月6日

国内

08:50

対外・対内証券投資(先週)

10:30

政井日銀審議委員が講演、同記者会見

11:00

東京オフィス空室率(1月)

 

決算発表 オリンパス、セコム、テルモ、トヨタ、ニコン、三菱ケミH、三菱重、丸井G、富士フイルム

 

決算発表 島津製、JT、NTT、明治HD、東京センチ、西武HD、資生堂、TIS、バンナムH、ヤマハ

海外

09:30

豪・貿易収支(12月)

09:30

豪・小売売上高(12月)

15:15

印・インド準備銀行(中央銀行)が政策金利発表

15:15

印・RBI現金準備率

16:00

独・製造業受注(12月)

22:30

米・新規失業保険申請件数(先週)

22:30

米・労働生産性(10-12月)

 

米・ダラス連銀総裁が講演

 

欧・ラガルドECB総裁が講演

 

欧・ECB経済報告

 

フィリピン・中央銀行が政策金利発表

 

決算発表 INGグループ、ウーバー、ウニクレディト、フィリップ・モリス、ブリストル

 

決算発表 ツイッター、ソシエテ・ジェネラル、フィアット・クライスラー

2月7日

国内

08:30

毎月勤労統計-現金給与総額(12月)

08:30

実質賃金総額(12月)

08:30

家計支出(12月)

14:00

景気先行CI指数(12月)

14:00

景気一致指数(12月)

 

ジモティーが東証マザーズに新規上場(公開価格:1000円)

 

コーユーレンティアが東証ジャスダックに新規上場(公開価格:1890円)

 

決算発表 いすゞ自、スズキ、ソフトバンク、ダイフク、リコー、三井不、住友商、住友鉱、名鉄

 

決算発表 小田急、日本製鉄、日産化、旭化成、ホンダ、王子HD、関西ペイント、大成建

海外

16:00

独・貿易収支(12月)

16:00

独・経常収支(12月)

16:00

独・鉱工業生産指数(12月)

19:30

露・ロシア中央銀行が政策金利発表

20:00

ブ・FGVインフレ率(IGP-DI)(1月)

21:00

ブ・拡大消費者物価指数(IPCA)(1月)

22:30

米・非農業部門雇用者数(1月)

22:30

米・失業率(1月)

22:30

米・平均時給(1月)

24:00

米・卸売在庫(12月)

29:00

米・消費者信用残高(12月)

 

中・貿易収支(1月)

 

米・大統領選挙の民主党指名を争う候補者による討論会(ニューハンプシャー州)

  • 提供:フィスコ社
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