前営業日トピックス
東京市場では、新規材料に乏しい中、日経平均株価が前日比300円超上昇となったことから、ドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。ただ、その後株価が上げ幅を縮小したことから、ドル円・クロス円も上値の重い動きとなり、欧州時間の序盤に円買いが優勢となり、ドル円・クロス円は一段の下落となった。下げ一服後は、堅調な動きとなった。
米国がジューンティーンスで主要市場が休場となったため、市場参加者が少なくドル円・クロス円は限定的な動きとなった。
米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)東京市場では、小幅ながらドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。その後、仲値公示にかけて実需のドル買いが観測されたこともあり、ドルは、序盤の157.78から157.93まで上昇した。ただ、仲値通過後は再び軟調な動きとなったものの値動きは限定的となった。
(2)午後に入り、序盤に前日比315円高まで上昇していた日経平均株価がマイナス圏まで下落したことから、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。さらに、欧州市場序盤に円買いが優勢となり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。しかし、下げ一服後は堅調な動きとなり、ドル/円は安値の157.60から157.91まで上昇した。
(3)米国市場では、米国がジューンティーンスで主要市場が休場となったため、市場参加者が少なくドル円・クロス円は限定的な動きとなった。ドル/円は序盤の157.86から引けにかけて158.10まで上昇したものの、値動きは小幅に留まった。なお、6月の米NAHB住宅市場指数が市場予想を下回ったが、反応は限定的だった。
本日のトピックス
本日の海外市場では、英中銀の金融政策発表が予定されており、政策金利の据え置きが予想されている。ここまで6会合連続で政策金利を5.25%で据え置いており、前回は7対2での据え置き、前々回は8対1での据え置きが決定されており、これが今回どう変化するのか注目したい。
一方、休場明けの米国市場では、新規失業保険申請件数、住宅着工件数の発表が予定されており、ともに前回から改善が予想されており、ここまで強弱まちまちの結果が続いており、米金利が敏感に反応していることから、結果を受けたマーケットの反応に注目したい。
6/20の注目材料
時間 | 国・地域 | 経済指標・イベント | 予想 | 前回 |
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21:30 | 米国 |
5月住宅着工件数 ![]()
住宅着工件数は、建設が着工された民間住宅の着工件数を集計した経済指標で、家電製品などの個人消費との相関性も高いことから、景気動向を見る上で重要な指標である。また、天候の影響を受けやすいという面もある。
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137.5万件 | 136.0万件 |
前回は市場予想を下回ったものの、2020年6月以来の低水準となった前月の結果からは増加となった。住宅ローン金利の上昇が影響した。一方、着工件数の先行指標となる許可件数は3ヵ月連続の減少となり、先行き不透明感が示された。今回は、前回から増加が予想されているが、許可件数の減少が影響しているとの見方もある。 |