SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-03-29 14:24:46

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年6月12日

マーケットトピックス 2020年6月12日

前営業日トピックス

前日の海外市場でのFOMCの結果発表や、パウエルFRB議長の会見を受けてドル安となった流れを引き継ぎ、ドルは序盤から軟調な動きとなった。ドル/円は一時106.90まで下落し、5/15以来約1ヵ月ぶり安値を付けた。一方、日経平均株価が下落して始まったことから、リスク回避を意識した円買い戻しも見られ、クロス円も軟調な動きとなり、ユーロ/円やポンド/円は1週間ぶりの安値を付けた。その後、低下していた米国債利回りが上昇したことをもあり、ドル/円は107.23まで値を戻したものの、上昇は続かず再び上値の重い動きとなった。

欧州市場では、欧州主要株価指数が下落して始まったことや、米株価先物市場でダウ先物の下落が続いたこともあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。米国市場では、米国の新型コロナウイルス感染者数が200万人を突破したことから、感染拡大の第2波への警戒感が強まり、米主要株価指数が序盤から大幅下落となるなど、投資家のリスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。さらに、米国債利回りの低下も加わり、ドル/円は106.57まで下落し、5/8以来の安値を付けた。その後、株価下落が続いたことから、クロス円は一段の下落となったが、ドルはユーロやポンドなどの欧州通貨や資源国通貨に対して上昇が続いたこともあり、対円でも106.90まで値を戻すなど、底固い動きとなった。

米株式市場では、ダウ平均株価が序盤から大きく下落し、終盤には一時前日比1907ドルまで下落した。終値は1861ドル安(-6.90%)となり、史上4番目の下げ幅を記録した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、527ポイント安(-5.27%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)前日の海外市場終盤の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。ハト派的なFOMCを睨んで、ドル/円は序盤に106.90まで下落し、5/15以来の安値となった。さらに、日経平均株価が序盤から軟調な動きとなり、下げ幅を拡大したこともドル円・クロス円の圧迫要因となった。

(2)午後に入り、株価が下げ幅を拡大し、一時前日比658円安まで下落したことから、ドル円・クロス円は上値の重い動きが続き、ポンド/円は、ユーロ/円はともに1週間ぶりの安値を付けた。一方、米10年債利回りがやや上昇したことや、株価下落を背景に、ドルが買われたこともあり、ドル/円は底固い動きとなり、一時107.24まで上昇した。ただ、上昇は一時的となり、その後は欧州主要株価指数下落して始まり、下げ幅を拡大したことから、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。さらに、米10年債利回りが0.7198%から0.685%まで低下したことから、ドル/円は106.80まで下落した。

(3)下げ一服後は、値頃感の買い戻しに加え、米国債利回りが上昇したことから、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。しかし、米国市場では、外出や営業規制の緩和など経済活動の再開が進む中で、米国の新型コロナウイルスの感染者数が200万人を突破したことから、感染拡大の第2波への警戒感が強まり、米主要株価指数が序盤から大幅下落となるなど、投資家のリスク回避の動きから、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。さらに、安全資産とされる米国債か買われ、米10年債利回りが0.708%から0.647%まで低下したことも加わり、ドル/円は106.57まで下落し、5/8以来の安値を付けた。その中で、ムニューシン米財務長官が、追加の経済対策で現金給付第2弾に言及したが、反応は限定的だった。

(4)ダウ平均株価が前日比1907ドル安まで下げ幅を拡大するなど、主要株価指数の下落が続いたこともあり、ユーロ/円やポンド/円などのクロス円は一段の下落となったが、ドルはユーロやポンドなどの欧州通貨や資源国通貨に対して上昇が続いたこともあり、対円でも106.90まで値を戻すなど、底固い動きとなった。

本日のトピックス

週明けからドル円・クロス円の下落が続いており、ドル/円は調整の域を脱して下げ幅を拡大し、5月序盤の水準まで下落している。世界的な株価下落で、投資家のリスク回避の動きが強まっていることから、ここまで好調な動きが続いた欧州通貨や資源国・新興国通貨の下落リスクも懸念されている。ただ、本日の動き次第で来週もリスク回避の動きが続く可能性もあることから、昨日大きく下落した株式市場(東京市場では、500円超の下落となった日経平均)などで、値を戻すようなら安心感が広がり、週替わりで流れが止まる、または転換する可能性もあることから、本日の各市場の動きが注目される。

米国市場では、ミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されており、改善が続くのか注目したい。経済活動の再開に加え、給付金支給が消費者のマインドを押し上げている。ただ、依然として回復基調の不透明感が残っていることから先行きの景況感は低下が続いているが、経済活動の再開を背景に、回復期待も高まっていることから、先行き景況感の改善が見られるのか注目したい。

6/12の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

5月輸入物価指数(前月比)

輸入物価指数は、輸入時の価格を指数化したものであり、特に、他の物価関連の指標と同様に国内のインフレ動向の先行指標の一つとして注目される経済指標。ただ、輸入時ということで、原油相場や為替相場の影響を受ける傾向にある。
0.7% -2.6%
前回は市場予想を上回ったものの、2015年1月以来の大きなマイナスとなった。石油と産業資材が大幅マイナスとなったことが影響した。今回は、改善が予想されており、最悪期が過ぎたことが示されると予想されていが、マーケットの反応は限定的と見られている。
23:00 米国

6月ミシガン大学消費者信頼感指数

ミシガン大消費者信頼感指数は、ミシガン大学が消費者にアンケート調査を行い、現況指数(現在)、期待指数(将来)など消費者マインドを指数化した経済指標である。速報は300人、確報は500人を対象に調査を実施し、1964年の指数を100として算出する。コンファレンス・ボード(CB)が発表する消費者信頼感指数と共に消費者マインドを見る上で重要な経済指標である。
75.0 72.3
前回の5月確報値は、市場予想と速報値を下回ったものの、前月からは若干改善した。現在の景況感が上昇したことが押し上げ要因となったものの、先行きの景況感は低下となった。経済活動の再開に加え、給付金支給が現在の景況感を押し上げる要因となった。6月の速報値はさらに改善が予想されており、現在の景況感が押し上げ要因となる可能性もあるが、低下が続く先行きの景況感が改善するのかどうか注目したい。
今すぐFX口座を開設
FX取引サイトへ

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

ご注意事項

  • お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、 複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることはできません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
  • 本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。
  • 為替レートは、レポート作成にあたりSBIリクイディティ・マーケット社がBloomberg等のデータを参考に取得したレートであり、当社における実際の取引レートとは異なります。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

SBI マネーアシスタント

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス

よくあるお問合せ
・証券税制と確定申告について
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • クレカ積立 上限金額UPでさらに便利に

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.