前営業日トピックス
東京市場は米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが強まっており、狭いレンジ内の展開が続いた。午後には、円が売られる場面もあったが、上げ幅は限定的となった。そして、注目された米雇用統計では、雇用者数の伸びが市場予想を大きく上回ったことを受けて、米国の年内の利上げ期待が高まり、ドルが大半の主要通貨に対して上昇する動きとなった。ドル/円は、123円台まで上昇し、8/21以来の高値を付ける動きとなった。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが強く、序盤から小動きの展開が続いた。ただ、堅調な株価動向や、日銀の黒田総裁の講演を控えて、追加金融緩和に対する期待が高まり、円が売られる動きも見られた。
(2)米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を大きく上回ったことを受けて、米国の年内の利上げ期待が高まり、ドルが主要通貨に対して上昇。ドル/円は、123円台まで上昇し、8/21以来の高値を付ける動きとなった。
本日のトピックス
週明けで新規材料に乏しい中、前週末の米雇用統計の結果が引き続き材料視される可能性も考えられる。また、8日の中国の経済指標の結果如何によっては、序盤から株価などに影響が出る可能性もあるため、注意したい。米国市場では、雇用関連の経済指標の発表が予定されているが、通常は反応に乏しい指標であるものの、前週末の米雇用統計が予想以上の改善となったことから、通常以上に反応する可能性も考えられる。そして、その結果を受けて、再び利上げ期待が高まるようなら、ドルの動きにも影響が出る可能性も考えられるため、一応注目しておきたい。
11/9の注目材料
時間 | 国・地域 | 経済指標・イベント | 予想 | 前回 |
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0:00 | 米国 |
10月労働市場情勢指数
19種類の統計を基に算出される。失業率と民間部門の雇用者に重点が置かれており、労働参加率や賃金、雇用・解雇なども考慮される。労働省による毎月の雇用統計発表後の最初の営業日に発表される。
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0.9 | 0.0 |
前週末の米雇用統計では、大半の指数が予想以上の伸びとなったことから、当該指数の改善も予想されている。通常は、限定的な反応となるケースが多い指標だが、結果を受けて再び利上げ期待が高まる可能性もあることから注目したい。 |
本日のトレードポイント
※出所:FX総合分析チャート日足
豪ドル/円は、日足ベースで一目均衡表の雲の中での展開が続いている。目先は、雲を上下どちら側に抜けるのかに注目したい。また、現状の持ち合いが、小休止の持ち合いと見ることもできることから、5波動目の上抜けや7波動目の動きにも注目したい。