【ギリシャの国民投票を控え動意が乏しい。一部には交渉の先行き楽観視も。】
5日に実施予定のギリシャの国民投票を控え、動意が乏しくなっている。ギリシャ・チプラス首相が、救済条件を一部受け入れる姿勢を示唆したことで一部には、債権団との交渉合意を楽観する見方も出ている。
(図1 白・・・ユーロドル、黄・・・S&P株価指数先物、緑・・・米国10年債利回り)
(出所:ブルームバーグ)
合意に向けて前向きな報道が伝わった事で、過度な反応は落ち着き始めている。一方で、欧州首脳の一部は態度を硬化させており、暫くの間、ギリシャ関連のヘッドラインに対しては市場が敏感に反応する可能性が高い。
(図2 白・・・VIX指数、黄・・・日経平均ボラティリティ指数、緑・・・ユーロSTOXXボラティリティ指数)
(出所:ブルームバーグ)
各国の株価に関係性が確認できる。世界の関心がギリシャ問題に集まっていると言える。
(図3 白・・・S&P株価指数先物、黄・・・ドイツDAX指数、緑・・・日経平均先物指数)
(出所:ブルームバーグ)
週明け、リスクに敏感に反応した市場で、金と債券が買われたが、足元では、金と債券は売られている事が確認できる。
(図4 白・・・金価格、黄・・・米国10年債利回り、緑・・・ドイツ10年債利回り)
(出所:ブルームバーグ)