【強いドルに対するオバマ大統領のけん制発言の真偽も交錯、更なるドル高に警戒感が滲む】
昨日、東京時間の終盤、オバマ大統領の「強いドルは問題」発言が伝わると、ドルは敏感に反応。その後にホワイトハウスがオバマ大統領がそうした発言をしていないと発表したが、一部の市場参加者の間で、米当局が現在の為替水準に不満を持っているとの声も聞かれ、ドルは下落した。
(図1 白・・・ドル円、黄・・・ユーロドル、緑・・・豪ドル米ドル)
(出所:ブルームバーグ)
ドルの下落とともに、株価の下落と債券利回りの低下が確認できる。
(図2 白・・・ユーロドル、黄・・・S&P株価指数先物、緑・・・米国10年債利回り)
(出所:ブルームバーグ)
債券利回りと金価格にパニック的な値動きは確認されず、為替市場の反応は一時的なものとも推測できる。
(図3 白・・・米国10年債利回り、黄・・・ドイツ10年債利回り、緑・・・金価格)
(出所:ブルームバーグ)
ドル円が下落する場面で、日経平均との関係性が確認できる。
(図4 白・・・ドル円、黄・・・CME日経平均先物)
(出所:ブルームバーグ)