【ギリシャ、ツィプラス首相「合意近い」と発言、ユーロは欧州時間の下げがほぼ買い戻された】
ギリシャの債務問題進展に注目が集まる中、日本時間23時過ぎに、ツィプラス首相が合意をめぐる詳細を近く発表すると述べ、リスク回避から一転し、ユーロを買い戻す動きが先行した。
(図1 白・・・ユーロドル、黄・・・米国10年債利回り、緑・・・S&P株価指数先物)
(出所:ブルームバーグ)
【2007年の高値更新を試しにかかるようなドル買い円売りが先行】
ドル円は、リーマンショック前に記録した2007年6月18日の高値124.16円を目前に、高値を試すような動きが先行し上昇が続いた。
(図2 白・・・ドル円、黄・・・CME日経平均先物)
(出所:ブルームバーグ)
ユーロ圏発の材料に隠れてしまっているが、イラクが6月の原油輸出を26%拡大する計画を発表し、原油価格は下落した。
(図3 白・・・WTI原油、黄・・・北海ブレント原油)
(出所:ブルームバーグ)
ツィプラス・ギリシャ首相の発言を受けて、米国株価は大きく反発しているが、金価格・米国債券利回りには、大きな反応が確認できない。今後の動向が気になる。
(図4 白・・・金価格、黄・・・S&P株価指数先物、緑・・・米国10年債利回り)
(出所:ブルームバーグ)