【原油価格は一時バレル50ドルを突破、背景は原油掘削機の減少や製油所施設従業員のストライキと見られる】
一昨日(30日)に続き昨日も原油価格が上昇、WTI原油は一時バレル50ドルを超えた。
背景には、米国内の原油掘削機減少や全米鉄鋼組合(USW)に所属する製油所施設従業員のストライキが影響している模様。ストライキの規模は、米国製油能力の10%に相当する。
(図1 WTI原油(ドル建て) 3分足)
(出所:ブルームバーグ)
過去の推移からも、原油掘削機の減少数の大きさがわかる。
(図2 米国原油掘削機(リグ) 週次カウントデータ)
(出所:ブルームバーグ)
原油価格の値動きと関連が確認できる豪ドル米ドルの反応が気になる。
(図3 黄・・・豪ドル米ドル、白・・・WTI原油(ドル建て))
(出所:ブルームバーグ)
【予想を下回る米経済指標に、米国債利回り・株価はともに下落】
昨晩発表された米ISM製造業景況指数は、予想を下回るとともに前回からも下げた。
米第4・四半期GDP発表後と同じように、株価・米国債利回りが下落した。
(図4 白・・・ドル円、黄・・・米国10年債利回り、オレンジ・・・S&P先物)
(出所:ブルームバーグ)