※2015年2月16日時点のチャートを基に作成しています。
テクニカル分析(米ドル/円)
出所:総合分析チャート 日足
米ドル/円は、一目均衡表の雲上限ラインで上値を抑えられる展開が続いたものの、先週はここを上抜けて一段の上昇となった。しかし、再び雲の中に戻る動きとなっており、チャート形状は下げ途中の小休止持ち合いパターンで、現在5波動目の下げを形成中と見ることができる。そのため、持ち合いレンジ下限の下抜けには注意したい。持ち合いレンジの下限ラインは、117.69〜118.03(17日〜23日)となり、ここを下抜ける場合には一目均衡表の雲下限ライン(115.51〜117.85 17日〜23日)が次の下値ポイントとなる。そして、雲下限ラインを下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。
下値の重要なポイントとなる115.84(直前のボトム)を下抜ける場合には、115.56や下値目標の計算値である115.45が下値のターゲットとなる。一方、上値のポイントは、一目均衡表の雲上限ラインの118.92〜118.04(17日〜23日)、ここを上抜ける場合には、(1)120.46 (2)120.82 (3)121.84 がポイントとなる。ただ、上値の重い動きが続いていることから、雲上限ライン近辺でのもみ合いの展開が続く可能性も考えられる。
また、26日(±2日)は、それまでの相場の動きからの転換・加速となる可能性が高まる日柄であることから、相場の方向性にも注目したい。
注目の経済指標
日付 | 時間 | 経済指標 | 市場予想 | 前回結果 |
---|---|---|---|---|
2月18日 | 22:30 | 1月生産者物価指数(前月比) | -0.4% | -0.3% |
22:30 | 1月住宅着工件数 | 107.0万件 | 108.9万件 | |
22:30 | 1月建設許可件数 | 106.8万件 | 103.2万件 | |
23:15 | 1月鉱工業生産(前月比) | 0.3% | -0.1% | |
23:15 | 1月設備稼働率 | 79.9% | 79.7% | |
28:00 | FOMC議事録公表[1月27、28日分] | - | - | |
2月19日 | 22:30 | 新規失業保険申請件数 | 29.0万件 | 30.4万件 |
24:00 | 2月フィラデルフィア連銀景況指数 | 9.0 | 6.3 | |
2月23日 | 24:00 | 1月中古住宅販売件数 | 498万件 | 504万件 |
作成:SBIリクイディティ・マーケット社
テクニカル分析(ユーロ/円)
出所:総合分析チャート 日足
ユーロ/円は、安値の130.14から値を戻す展開となっているが、一目均衡表の基準線近辺で上値の重い動きとなっている。また、下げ途中の小休止の持ち合いパターンで、現在7波動目の下げを形成中と見ることができることから、持ち合いレンジの下限ラインの下抜けには注目したい。
また、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が縮小傾向となっていることから、先行する赤いラインが下向きに転換する場合には、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。
下値のポイントは、(1)132.26 (2)130.90 (3)130.14 となり、(3)を下抜ける場合の下値目標の計算値は129.20と計算できる。また、相場の方向性を示すとされる一目均衡表の基準線は、20日まで下向きが続くもののその後25日までは横ばいが続く。
上値のポイントは、一目均衡表の基準線135.32〜133.88(17日〜23日)、ここを上抜ける場合には一段の上昇も考えられる。そして、目先の下値が133.40台近辺で下げ止まり反転する場合には、143円台近辺までの戻しとなる可能性も考えられることから、ここからの下値の深さにも注目したい。
注目の経済指標
日付 | 時間 | 経済指標 | 市場予想 | 前回結果 |
---|---|---|---|---|
2月18日 | 19:00 | 12月建設支出(前年比) | - | 2.2% |
2月19日 | 18:00 | 12月経常収支[季調前] | - | 246億EUR |
24:00 | 2月消費者信頼感 | -7.5 | -8.5 | |
2月20日 | 18:00 | 2月製造業PMI | 51.5 | 51.0 |
18:00 | 2月非製造業PMI | 53.0 | 52.7 |
作成:SBIリクイディティ・マーケット社
「テクニカル分析」とは
チャート等の動きを分析して「買い時」、「売り時」の判断を行うのをテクニカル分析といいます。テクニカル分析を理解すれば「売り時」、「買い時」をとらえやすくなります!
テクニカル分析とは?難しそうですが、実は簡単! |