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2019-06-17 19:41:29

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アメリカNOW!今週の5銘柄 〜米中通商協議は大詰めか!?合意で期待の中国ADR銘柄はコレ?〜

2019/4/1
投資情報部 榮 聡

先週の米国株式市場は、米10年国債利回りの低下が嫌気される場面はありましたが、米中通商協議に対する期待から反発となりました。今週は、米中協議がワシントンで継続されるほか、米国の重要経済指標が目白押しで、米国経済に対する評価が中心的な材料となる見込みです。

米中通商協議は大詰めを迎えている可能性があるため、今回は米国市場に上場している中国ADR銘柄から、アリババ グループ ADR(BABA)汽車之家 ADR(ATHM)TAL エデュケーション ADR(TAL)ZTO エクスプレス ADR(ZTO)フアジュ グループ ADR(HTHT)を選んで今週の5銘柄といたします。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

図表2:業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

S&P500業種指数騰落 1週 1ヵ月 3ヵ月
資本財・サービス 2.9% -1.3% 16.6%
素材 2.0% 1.1% 9.7%
一般消費財・サービス 1.8% 3.0% 15.3%
生活必需品 1.6% 3.8% 11.2%
金融 1.4% -3.3% 7.9%
ヘルスケア 1.2% -1.1% 6.1%
S&P500 1.2% 1.1% 13.1%
不動産 1.0% 4.6% 16.6%
情報技術 1.0% 4.0% 19.4%
エネルギー 0.9% 0.2% 15.4%
通信サービス -0.5% 1.6% 13.6%
公益事業 -0.5% 2.5% 9.9%
騰落率上位(1週) 騰落率
バイオジェン 9.1%
セルジーン 7.0%
アクセンチュア 6.5%
ボーイング 5.3%
キャタピラー 4.4%
騰落率下位(1週) 騰落率
Fox Corp -5.2%
チャーター・コミュニケーションズ -3.8%
CVSヘルス -3.8%
テキサス・インスツルメンツ -3.3%
フィリップ・モリス・インターナショナル -3.0%

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週の米国株式市場

先週は、米中通商協議の進展に対する期待で反発となりました。3/27(水)には、米10年国債利回りが2.3%台に突っ込んで、景気減速が意識される場面もありました。しかし、3/28(木)にライトハイザー米通商代表部代表とムニューシン米財務長官が北京入りして、中国の全人代開催で中断していた米中通商協議の再開が好感されました。S&P500指数は週間で1.2%の上昇でした。

業種指数騰落率では、全般相場の反発を受けて先々週まで売り込まれていた「資本財・サービス」「素材」などが上位となり、「金融」も反発しています。一方、配当利回りが高くディフェンシブな「公益事業」が最下位となりました。「通信サービス」は、アップルによる動画ストリーミング事業の発表を受けてメディア企業が売られた影響が出ています。

経済指標では、米国の3月消費者信頼感指数が124.1と前月の131.4、市場予想の132.5を下回り、米国の消費者にも経済の減速に対する警戒感が強まっていると見られます。

一方、1月米個人支出が前月比0.1%増、2月個人所得が同0.2%増と、市場予想を下回ったものの大きく落ち込んだ前月分からは回復して、消費の減速は急速なものでなく、緩やかなものと示唆して安心感が広がったと見られます。

また、3/22(金)にはドイツのマークイット製造業PMIの急低下が相場に影響を与えたとされましたが、同じくドイツの企業景況感を測るIFO企業景況感は前月からやや改善と落ち着いた動きとなり、これも市場の安心感につながったと見られます。

今週の米国株式市場

今週は、米国市場は引き続き米中通商協議が中心材料となるほか、小売売上高、ISM製造業・非製造業景況指数雇用統計など米国経済の状況を確認するうえで重要な経済指標が目白押しです。これらの経済指標で市場予想に近い数字が出れば、米景気への懸念は後退しそうです。

週末に発表された中国の3月製造業PMIが50.5と2月の49.2から改善を示し、景気てこ入れ策が効果をあらわしている可能性が示唆されています。これを受けて4/1(月)の米国株式市場は上昇で始まると見込まれます。

米中通商協議は、先週の北京から4/3(水)にはワシントンへ場所を移して話し合いが続きます。関係者の話では、知的財産と履行検証の方法が課題として残っており、5月、6月まで続くかもしれないものの、4月に合意できる可能性もあるようです。合意に対する期待が高まる可能性に注目できるでしょう。

なお、来週から始まる1-3月期決算の発表も次第に意識されそうです。S&P500指数採用企業の1-3月期EPSは、前年同期比3.9%減の予想で(FactSet社集計、3/28(木)時点)、中国経済の落ち込みに加えて世界景気も低調だった16年4-6月期以来の減益見通しです。

ただ、昨年秋以降に米国および世界の景気指標が悪く、企業業績も下方修正が続いているというのは市場で周知のことと見られ、改めてネガティブサプライズになることはないと考えられます。

経済指標では、4/1(月)に米国の2月小売売上高(前月比0.3%増の予想)、米国の3月ISM製造業景況指数(54.5と2月の54.2から改善の予想)、4/2(火)に米国の2月耐久財受注(前月比1.8%減の予想)、4/3(水)に米国の3月ISM非製造業景況指数(58.0へ2月の59.7から悪化の予想)、4/5(金)に米国の3月雇用統計(非農業部門雇用者数は前月比17.5万人増の予想)、などの発表が予定されています。

企業決算では、ウォルグリーンブーツアライアンス、コンステレーションブランズなどが発表を予定しています。

今週の5銘柄

米中通商協議が大詰めを迎えている可能性があるため、今回は米国市場に上場している中国ADR銘柄をご紹介いたします。

当社で取り扱う米国上場の中国ADR銘柄は61銘柄あります。ここから、以下の条件を満たす銘柄を図表3に抽出しました。

(1)時価総額50億ドル以上(該当するのは48銘柄)
(2)予想EPSの過去3ヵ月修正率が-2%以上
(3)来期EPSが今期比予想比10%以上の増益予想

中国経済が減速しているため、業績見通しが下方修正となっている銘柄が多くなっていますが、抽出された銘柄はそのような環境下でも比較的業績が堅調に推移しています。

ここから、事業内容を分散して、アリババ グループ ADR(BABA) 汽車之家 ADR(ATHM)TAL エデュケーション ADR(TAL)ZTO エクスプレス ADR(ZTO)フアジュ グループ ADR(HTHT)、の5銘柄を選んでご紹介いたします。

図表3:業績堅調な中国ADR銘柄

銘柄(コード) 株価
(3/28)
(ドル)
予想
PER
(倍)
予想EPS
修正率
(3ヵ月)
(%)
予想EPS
(今期)
(ドル)
予想EPS
(来期)
(ドル)
株価
騰落率
(3ヵ月)
(%)
時価総額
(億ドル)
TAL エデュケーション ADR(TAL) 35.72 56.1 16.9 0.64 0.81 33.4 202.6
ニューオリエンタル エデュケーション ADR(EDU) 86.27 34.1 7.4 2.53 3.28 57.3 136.9
Cトリップ ドットコム ADR(CTRP) 43.47 33.8 7.3 8.65 11.87 56.6 240.6
チャイナ テレコム ADR(CHA) 56.24 12.9 6.7 29.31 32.90 10.8 455.2
JD ドットコム ADR(JD) 29.41 51.9 6.4 3.81 6.39 35.5 425.5
虎牙 ADR(HUYA) 26.96 56.2 6.3 3.22 5.61 74.3 54.9
汽車之家 ADR(ATHM) 92.46 20.7 4.7 30.09 35.36 16.2 108.6
アリババ グループ ADR(BABA) 177.73 33.3 0.6 35.91 44.30 27.8 4,595.2
チャイナイースタンエア ADR(CEA) 33.44 478.4 0.0 0.47 0.60 22.6 132.4
フアジュ グループ ADR(HTHT) 40.22 36.7 -0.9 7.36 9.36 33.0 117.2
ZTO エクスプレス ADR(ZTO) 17.98 18.5 -1.8 6.54 7.79 12.4 141.2

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(3/29)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートアリババ グループ ADR(BABA) 182.45ドル30.1 【中国最大のeコマース事業者、金融サービスの成長が注目される】
・eコマース企業で、総取引額ではアマゾンドットコムを凌いで世界最大です。クラウドコンピューティング、ネット動画、物流などへ多角化を図るほか、ネット通販では東南アジアにも展開しています。

・注目点は、スマホによる決済システム「アリペイ」や資産運用サービス「余額宝」を擁する金融サービスのアント・ファイナンシャルがグループ企業(株式の33%を保有)で、公開の意向があるとされることです。直近ファンディングでの時価総額は1,500億ドルと言われ、株価の押し上げ材料として期待されます。

・同社事業が中国経済減速の影響を受けない訳ではありませんが、7-9月期決算時にいち早く売上見通しを下方修正していたため、過去3ヵ月では業績見通しは下方修正となっていません。多角化に向けた先行投資のため19年3月期の営業利益は前年比16%減の見通しですが、20年3月期は同26%増と回復が見込まれています。
買付チャート汽車之家 ADR(ATHM)105.12ドル40.6 【中国の自動車関連ポータルの運営会社】
・自動車関連ポータル「autohome.com.cn」、「che168.com」を運営する企業です。18年12月期の部門売上は、自動車関連の記事を掲載して広告収入を得る「メディアサービス」が48%、自動車販売会社向けに同社サイトでの販売機会を提供したり、販売サイトの作成をサポートする「リード・ゼネレーション・サービス」が40%、新車・中古車販売サイトなどの「オンライン・マーケットプレイスほか」が12%を占めます。

・中国は生産・販売・保有台数とも世界最大の乗用車市場となっており、この巨大市場を背景にビジネスを拡大しています。中国自動車メーカーの過半数が同サービスを利用しているとされ、リーダーのポジションを確保しています。

・18年12月期は、売上が前年比28%増、調整後純利益が同41%増と順調な拡大でした。18年10-12月期決算が、売上、EPSとも市場予想を上回って業績見通しの上方修正につながったと見られます。
買付チャートTAL エデュケーション ADR(TAL) 36.08ドル19.5 【成長が続く中国の教育市場の主要企業】
・中国で初等・中等教育向け個別指導サービスを提供する会社です。幅広い学科の小規模・個別指導、オンライン個人指導サービス、また、3〜8歳児に学習指導サービスを提供、中国16都市に274ヵ所の学習センターを展開しています。

・中国ではここ20年で急速に所得水準が上昇して中間所得層が増えましたが、彼らが最も注力するのは、豊かさを次世代につなぐための子供の教育だと言われています。このため中国の塾市場は急拡大となっており、同業のニューオリエンタル エデュケーション ADR(EDU)とともに安定的な業績成長が期待されています。

・ 18年9-11月期は、売上が前年同期比35%増、調整後EPSが同2.7倍に増加、いずれも市場予想を上回ったことから、業績見通しの上方修正につながったと見られます。12-2月期決算は、4/25(木)に発表の予定です。
買付チャートZTO エクスプレス ADR(ZTO)18.28ドル33.3 【中国の宅配最大手】
・中国の物流企業で、全国的ネットワークを通じた速達サービスなどを提供しています。中国の約96%を網羅する配達ネットワークを確立し、アリババやJD.comなどのオンライン販売業者にサービスを提供しています。2018年の市場シェアは第1位の16.8%で、2017年の15.5%から拡大しています。

・中国のeコマースは成長率が低下しつつありますが、それでも2017年から2020年にかけて年率平均20%の成長が予想されています(中国インターネット情報センターの予想)。2018年にはアリババグループが株式の10%を保有して、戦略的な関係強化ができています。

・業績予想は、中国経済の減速の影響を受けて過去3ヵ月では下方修正となっていますが、大幅なものではありません。3/12(火)に発表された18年12月期の業績は、売上が前年比35%増、EPSが同32%増と高成長が持続しています。
買付チャートフアジュ グループ ADR(HTHT)42.14ドル6.5 【中国で2番手のホテルチェーン運営会社】
・リース&運営、フランチャイズ&管理方式で、ビジネス旅行客とレジャー旅行客に6種のホテル「Joya Hotel」、「Manxin Hotels & Resorts」、「JI Hotel」、「Starway Hotel」、「HanTing Hotel」、「Hi Inn」で42万室を提供しています(18年12月末)。

・中国のホテルチェーンでは、香港市場に上場する錦江国際酒店(02006)に次ぐ2番手です。欧米企業が占める世界的ホテルチェーン大手の一角に食い込み、新興国をマザーマーケットとして成長余力の大きい企業として市場の注目も高いと見られます。

・18年12月期は、ホテルネットワークが前年比13%拡大、稼働客室当たり収入が同10%伸びて、売上は同22%増、株式報酬や投資株式の評価損益などを除く調整後EBITDAは同37%増でした。

注:予想PERはBloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。アリババグループは20年3月期、汽車之家、ZTOエクスプレス、フアジュグループは19年12月期、TALエデュケーションは20年2月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算・イベント
1(月)・日銀短観(3月)
・日本の新元号
・財新中国製造業PMI(3月)
・ユーロ圏失業率(2月)
・米小売売上高(2月)
・ISM製造業景況指数(3月)
2(火)・ユーロ圏生産者物価指数(2月)
・米耐久財受注(2月)
・米自動車販売台数(3月、3日までに発表)
ウォルグリーンブーツアライアンス
3(水)・ユーロ圏小売売上高(2月)
・ADP雇用統計(3月)
・ISM非製造業景況指数(3月)
4(木)コンステレーションブランズ
5(金)・米雇用統計(3月)
・米消費者信用残高(2月)
8(月)・製造業受注(2月)
9(火)・NFIB中小企業楽観指数(3月)
・米JOLT求人(2月)
10(水)・ECB主要政策金利
・米消費者物価指数(3月)
・中国資金調達総額(3月、15日までに発表)
デルタ航空
11(木)・FOMC議事要旨(3月20日分)
・米月次財政収支(3月)
・中国生産者・消費者物価指数(3月)
・米生産者物価指数(3月)
ブラックロック(E)
12(金)・中国貿易統計(3月)
・ユーロ圏鉱工業生産(2月)
・米輸入物価指数(3月)
・ミシガン大学消費者マインド(4月)
JPモルガンチェースウェルズファーゴ

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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