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2019-06-17 15:38:43

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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜話題の「ニューソブリン銘柄」が注目される局面か?〜

2016/02/29

先週の米国株式市場は、原油価格の落ち着きや経済指標の改善を受けてS&P500指数で1.6%の上昇となり、昨年末からの下落率を4.7%まで縮めています。今週の米国株式市場は、上値追いとなることが期待できるでしょう。昨年末にかけて急速に悪化した米国の経済指標の中に、改善となるもの、悪化の勢いが弱まるものが多くなっており、2月上旬にかけてリセッションを懸念したのは行き過ぎであったとの見方が一層広がりそうです。

米国株式市場は下値不安が後退した一方、当面大幅な上昇も見込みにくいというのが一般的な見方のようです。そこで今回は、停滞気味の株式市場で注目が集まっている「ニューソブリン銘柄」について考えてみました。財務の安定度が高い大企業で配当利回りの高い銘柄群を指しています。国債利回りの低下により、配当の安定した大型銘柄が利回り証券として債券投資の一部を代替する可能性に注目が集まっているようです。スクリーニング(抽出条件は後程)によりシスコ システムズ(CSCO)、 メルク(MRK)、ファイザー(PFE)、ゼネラル エレクトリック(GE)を選定して、ご紹介しています。また、主要企業の決算からセールスフォースドットコム(CRM)を加えて今週の5銘柄としています。

主要企業の決算概要:セールスフォースドットコム(CRM)、バイドゥ(BIDU)をご報告しています。

図表1:S&P500指数のローソク足(日足、6ヶ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

<先週の米国株式市場>
先週の米国株式市場は、S&P500指数で1.6%の上昇となり、昨年末からの下落率を4.7%まで縮めています。週前半は原油価格の動向に左右される状況が続きました。2/23(火)にサウジアラビアのヌアイミ石油相が減産の可能性を否定したことで原油価格は下落、株式市場も反落となりました。しかし、サウジアラビアのこれまでの言動からすれば、そもそも減産を期待するのが間違いでしょう。その後週末にかけて原油価格は持ち直しました。

週後半には、2/25(木)の1月耐久財受注が前月比4.9%増と市場予想の2.9%を大きく上回ったことで、製造業の悪化が止まることへの期待で株価は大幅に上昇しました。2/26(金)には10-12月実質GDPの改定値が前期比年率1.0%増で、市場予想の0.4%増、速報値の0.7%増を上回ると、年内利上げ観測が再び高まってドル指数が0.8%上昇、株式はもみ合いとなりました。

<今週の米国株式市場>
今週の米国株式市場は、上値追いとなることが期待できるでしょう。昨年末にかけて急速に悪化した米国の経済指標の中に、改善となるもの、悪化の勢いが弱まるものが多くなっており、2月上旬にかけてリセッションを懸念したのは行き過ぎであったとの見方が一層広がりそうです。

テクニカル面では、ダブルボトムを形成したと見ることができそうです。その場合の上値としては、ネックラインの水準(2/1高値の1947.20)にダブルボトムの谷の幅である137.10ポイント(2/1高値の1947.20と2/11安値の1810.10の差)を加えた2084.30が計算できます。一方、図表1に示した昨年10月〜12月に現れた下降トレンドのチャネルが有効であるとすると、2030ポイント辺りを上値の目処と考えておいたほうが良さそうです。

2/27(土)に終了したG20財務相・中央銀行総裁会議では、具体的な政策は出てこなかったものの、以下のメッセージが声明に盛り込まれ、相場を下支える効果は期待できるでしょう。
・個別および集団的に、金融、財政、構造上のあらゆる政策手段を活用する。
・通貨の競争的切り下げを回避、為替市場について緊密に協力する。
・最近の市場の動揺の程度は、世界経済の基調的ファンダメンタルズを反映していない。

今週の重要日程として、3/1(火)に米大統領選挙の予備選挙・党員集会の集中日であるスーパーチューズデーおよび中国の2月製造業PMI(市場予想:49.5、1月:49.4)、3/3(木)に2月ISM非製造業景況指数(市場予想:53.8、1月:53.5)、3/4(金)に2月雇用統計(非農業部門雇用者数の市場予想:前月比19.5万人増、1月:同15.1万人)が予定されています。

(大統領選挙について)
2/1アイオワ州の党員集会で始まった大統領候補指名獲得レースは4州で終了し、3/1(火)に序盤の山場となるスーパーチューズデーを迎えます(図表2)。同日、テキサス、ジョージア、バージニア、マサチューセッツなど14州で予備選挙・党員集会が開かれます。民主党ではサウスカロライナで大敗したサンダース氏が巻き返せるか、共和党のトランプ氏がこれまでのリードを確たるものにするか、注目されます。

図表3の有力候補の主要政策を見ますと、金融市場がまず気にするのは、自らを社会主義者とするバーニー・サンダース上院議員でしょう。「富裕層への課税強化」「巨大金融機関の解体」などの政策は、株式市場には悪影響となりそうです。また、共和党のトランプ氏は、ポピュリスト(大衆迎合主義)であるとの評価もあり、政策の予見性が低いとして警戒する向きもあるようです。

(原油価格について)
(1)サウジアラビアのスタンスに変化が見られる、(2)米シェールオイル企業への打撃が明らかになりつつある、の2点から原油価格は底入れした可能性が高くなっていると見られます。3月中にも合意が期待される、OPEC(石油輸出国機構)とロシアによる生産量の調整協議が注目されます。

詳しくは、2/24掲載の特集レポート「原油価格は既に底入れした可能性が高い!? 」をご参照ください。

(今週の5銘柄)

米国株式市場は下値不安が後退したと見られ、上値を試す展開が予想されます。一方、企業業績が依然として低迷していることや、世界経済の減速傾向、米国の内需にも陰りが見られるなど、リセッションまでいかないとしても、中期的に株式市場の上値を抑える要因となりそうです。

そこで今回は、停滞気味の株式市場で注目が集まっている「ニューソブリン銘柄」について考えてみました。財務の信用度が高く、比較的高い配当利回りで値下がりリスクは抑えられ、安定的な投資収益が見込まれる銘柄を指しています。

米国の10年債利回りが昨年末の2.2%台から1.7%台に低下する中で、配当の安定した大型銘柄が利回り証券として、債券投資の一部を代替する可能性に注目が集まっているようです。

【スクリーニング条件】
・S&P社による格付けが「AA-」以上
・S&P100指数の採用銘柄のうち、時価総額が500億ドル以上の大型株
・予想配当利回りが3%以上

以上の条件で抽出された銘柄が、図表4の9銘柄です。

さらに、配当の安定性を見るために、EPS(1株当たり純利益)および1株当たりキャッシュフローと比較し、今期のEPS増加率を加えたのがコラムFからKになります。

この中から、EPSおよびキャッシュフローに対する配当の余裕度が高く、EPSの増加が見込まれている、シスコ システムズ(CSCO)、メルク(MRK)、ファイザー(PFE)、ゼネラル エレクトリック(GE)をニューソブリン銘柄として選定しました。

エネルギーセクターのシェブロンとエクソンについては、コラムJの「配当÷キャッシュフロー」から見ると、配当を維持する能力について問題ないと見られます。しかし、コラムIの「配当÷EPS」が100%を超えて、期間利益以上の配当を行っています。このような状態が続くとすれば、配当政策として保守的と言えない状況になっていることがわかります。

主要企業の決算概要でご紹介している、セールスフォースドットコム(CRM)を加えて、今週の5銘柄といたします。

図表2:大統領選挙の主要日程

※各種報道をもとにSBI証券が作成

図表3:有力大統領候補の主要政策

※各種報道をもとにSBI証券が作成

図表4:ニューソブリン銘柄のスクリーニング


※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(2/26)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートシスコ システムズ(CSCO) 26.41ドル11.5 ・通信機器メーカーの世界大手で、主力はインターネット接続用のスイッチとルーターです。近年、サーバー、ワイヤレスの関連製品やセキュリティ分野も強化しています。

・2/11発表の15年11月-16年1月期は、主力のスイッチが4%減ながら、ルーター、ビデオ、セキュリティなどがカバーして2%増収、EPSは8%増を確保しています。16年2-4月期の売上は1-4%増と堅調を見込んでいます。

・四半期配当を0.26ドルへ前四半期比24%増やした上、自社株買いの枠を150億ドル増やして169億ドルとし(現値で発行済株式の13%相当)、株主還元を強めています。
買付チャートメルク(MRK) 50.64ドル13.6 ・世界的な製薬大手の一角で、循環器系疾患、糖尿病、メタボリック、感染症、がんなどの分野を主力としています。

・適応拡大に向けて多数の臨床試験が進められているがん免疫治療薬「KEYTRUDA」(15年10-12月期の売上は2.1億ドル)が注目されています。

・16年の会社ガイダンスは、売上が387-402億ドル(15年実績は395億ドル)、基調EPSが3.60-3.75ドル(15年実績は3.59ドル)と中央値は減収ながら増益が見込まれています。
買付チャートファイザー(PFE) 30.23ドル13.3 ・世界最大の製薬会社です。循環器系、中枢神経系、鎮痛・抗炎症など幅広い疾患分野で新薬実績をもちます。

・アイルランドのヘルスケア企業アラガンと合併して、本社を税金の低いアイルランドに移転する意向です。当局の承認待ちですが、会社は16年の後半の完了を見込んでいます。

・16年のガイダンスは、売上が490-510億ドル(15年実績は489億ドル)、EPSが2.20-2.30ドル(同2.20ドル)で、レンジ中央値は売上・EPSとも前年比2%増に相当します。為替の影響を除いたベースでは、レンジ中央値で売上は7%増、EPSは10%増を見込んでいます。
買付チャートゼネラル エレクトリック(GE) 29.40ドル19.5 ・代表的なコングロマリットでしたが、金融部門を売却して産業部門への事業集中を進めています。

・15年10-12月期の産業部門の受注は3%増、売上は1%減、営業利益は8%減でした(アルストムの買収効果を含む)。産業景気の低迷と原油価格の下落を受けて、電力、再生エネルギー、石油・ガスなど厳しい分野も含まれます。

・ただ、売却事業を原資とした260億ドルの株主還元(配当で80億ドル、自社株買いで180億ドル)が注目されています。16年のガイダンスは売上のオーガニック成長率で2-4%、EPSは1.45-1.55ドルを見込んでいます。
買付チャートセールスフォース ドット コム(CRM)69.72ドル69.0 ・詳しくは、主要企業の決算概要をご覧ください。

注:予想PERは、Bloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。シスコ システムズは16年7月期、セールスフォース ドットコムは17年1月期、それ以外は16年12月期です。

※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

先週発表された主要企業の決算概要

  • 企業向けに販売支援(顧客関係管理)、顧客サービス支援、マーケティング支援などのソフトウェアをクラウドで提供する企業で、顧客関係管理ソフトウェアでは世界最大です。
  • 15年11月-16年1月期決算は市場予想並みでしたが、16年2-4月期ガイダンスは売上で18.85-18.95億ドル(前年同期比25%増)、EPSで0.23-0.24ドルとして、それぞれ市場予想の18.6億ドル、0.21ドルを上回りました。17年1月期の売上ガイダンスを、15年11/18に発表した80.0-81.0億ドルから、80.8-81.2億ドル(前年比21-22%増)へ引き上げています。調整後EPSは、0.99-1.01ドルを見込んでいます。
  • 説明会では1億ドル超の新規契約・更新契約が各1件ずつ決まり、また、百万ドル以上の契約が600件を超えるなど、大型案件が好調なことが強調されています。企業向けソフトウェアでクラウドによる提供が一般的になる中で、大企業の採用が増えていることから恩恵を受けているようです。
  • 中国のネット検索大手のバイドゥ が発表した10-12月期決算は、売上は7-9月期から減速、EPSは市場予想を下回りましたが、中国経済に対するリスクが意識されて株価はここ3ヶ月売り込まれていたこともあって、決算を受けて大きく反発しています。
  • 10-12月期業績は、バイドゥが保有していたオンライン旅行会社Qunarの株式を同業のCtripに売却した影響があり、業績の基調がわかりにくくなっています。10-12月期の営業利益は前年同期比20%増となり、7-9月期の36%減から改善した形ですが、これも上記の影響が含まれているようです。これを除いた部分では基調に大きな変化があったわけではないようです。
  • 同社は1-3月期売上ガイダンスを、154─160億人民元(前年同期比21-26%増に相当)としました。市場予想の163億人民元を下回りましたが、同社は保守的なガイダンスを出す傾向があります。

※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
29(月)・シカゴ購買部協会景気指数(2月)
・中古住宅販売仮契約(1月)
1(火)・米大統領選挙「スーパーチューズデー」
・中国製造業PMI・非製造業PMI(2月)

・中国財新製造業PMI(2月)
・ユーロ圏失業率(1月)
・自動車販売台数(2月)
・ISM製造業景況指数(2月)
・建設支出(1月)
オートゾーン、ロス ストアーズ、ダラー ツリー、メドトロニック
2(水)・米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・ADP雇用統計(2月)
・EIA週間原油在庫(2/26)
3(木)・ユーロ圏小売売上高(1月)
・ISM非製造業景況指数(2月)
・製造業受注(1月)
コストコ ホールセール、ブロードコム、ヒューレット パッカード エンタープライズ
4(金)・雇用統計(2月)
・貿易収支(1月)
7(月)
8(火)・中国貿易収支(2月)
・中国海外直接投資(2月)
・ユーロ圏実質GDP(10-12月、改定値)
・米卸売在庫(1月)
9(水)・EIA週間原油在庫(3/4)
10(木)・中国資金調達総額(2月、15日まで)
・ユーロ圏主要政策金利
ダラー ゼネラル
11(金)
12(土)・中国鉱工業生産・小売売上・固定資産投資(2月)

注:企業決算の赤字でのハイライトは、当社顧客保有残高上位50銘柄を示します。

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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