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2019-06-17 11:59:36

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米ドルレンジ相場継続を前提とするニアピン型eワラントの投資法

2018/4/20

株式相場も為替相場もボラティリティは影を潜め、レンジ相場に入ってきた印象があります。レンジ相場になると相場の方向性を収益の源泉にすることは難しくなりますが、相場が動かないと値上がりが期待できるニアピン型のeワラントを活用するとレンジ相場でも収益を狙うことができます。

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そもそもワラントってなに?3,000円程の少額から始められる「eワラントの魅力」をご紹介いたします。

ニアピン型eワラントとは

ニアピン型eワラントの対象となっている相場は米ドル対円相場(実際には米ドル対円相場に連動する米ドルリンク債)と日経平均株価の2種類です。ニアピン型eワラントを満期日まで保有すると、各銘柄に予め決められているピン価格(権利行使価格)から一定のレンジ内にあれば受取金が発生し、満期日の相場がピン価格とぴったり一致すれば1ワラント当たり満額の100円を受け取ることができます。最小取引単位の1000ワラントなら10万円となります。一定のレンジとは、日経平均を対象とする銘柄はピン価格から上下250円、米ドル対円相場を対象とする銘柄はピン価格から上下2円です。このレンジを外れると受取金は0円となります。

図1は米ドル対円相場を対象とするニアピン型eワラント「ニアピン米ドルr2 第1069回」の1ワラント当たりの満期時の受取金額を示しています。ピン価格は106円、満期日は2018年5月9日です。横軸は満期日の米ドル対円相場、縦軸は1ワラント当たりの満期受取金と満期保有時の損益です。なお、銘柄名についている「r2」とはピン価格から上下2円のレンジ(range)のことであり、「第1069回」とは米ドルを対象とするニアピンeワラントとして1069番目に発行された銘柄、という意味です。この番号は銘柄の識別のためのものであり、投資判断において意味はありません。1ワラント当たりの満期保有時の損益の計算は2018年4月17日19時43分時点における買付可能単価38.25円を用いています。

もし、米ドル対円相場が満期日に104円から108円のレンジに収まっていれば、100−(ピン価格106円と満期日の米ドル対円相場の差額)×1ワラント当たりの原資産数50が満期受取金額となります。日経平均株価を対象とするニアピン型eワラントの場合、満期受取金発生レンジはピン価格上下250円、1ワラント当たりの原資産数は0.4となります。

さて、ニアピンeワラントの投資で利益を得るには受取単価が買付単価を超える必要があります。この銘柄は2018年4月17日19時43分時点において1ワラント当たり38.25円で購入が可能でした。満期保有を前提とした場合、利益となる日経平均は104.77円から107.23円となります。ピン価格±2円内に収まれば受取金は発生しますが、利益となるかは買付単価によります。
※満期日におおよその損益分岐点となる日経平均又米ドル対円相場を計算するには「ピン価格」−「(100円−買付単価)÷1ワラント当たりの原資産数」と、「ピン価格」+「(100円−買付単価)÷1ワラント当たりの原資産数」で求めることができます。

複数購入でレンジを広げる投資戦略

米ドル対円相場を対象とするニアピン型eワラント1銘柄ですと2円のレンジですが、複数のニアピン型eワラントを保有してレンジの幅を広げるという投資戦略があります。ニアピン型eワラントを複数保有すると買付代金が大きくなるので期待できる収益率は低下しますが、レンジが広がる分だけ勝機を増やすことができるでしょう。

図2はピン価格が104円の「ニアピン米ドルr2 第1068回」を図1の銘柄に追加して保有した場合です。どちらも満期日は2018年5月9日です。満期日の米ドル対円相場が102円超108円未満であれば満期受取金が発生します。利益を得るには2018年4月17日19時43分時点の買付単価で計算すると、満期日に米ドル対円相場が103.07円から106.93円となれば利益となります。1銘柄保有するよりも最大利益は減りますが利益獲得のレンジは広くなります。

図3は図2にさらにピン価格が102円の「ニアピン米ドルr2 第1067回」も追加保有した場合です。この銘柄も満期日は2018年5月9日です。満期日の米ドル対円相場が100円超108円未満であれば満期受取金が発生します。利益を得るには2018年4月17日19時43分時点の買付単価で計算すると、満期日に米ドル対円相場が101.16円から106.84円となれば利益となります。図2の2銘柄保有より利益獲得のレンジは広くなりますが、銘柄をさらに追加したため、最大利益は減ることになります。

ニアピン型eワラントの場合は満期保有する前提で投資を考えてもよく、満期日におけるレンジの相場観があるなら、その予想水準の前後のピン価格のニアピン型eワラントを複数購入して収益を狙うのも一案でしょう。なお、ニアピン型eワラントは満期日に近くなればなるほど、相場に近いピン価格銘柄の価格が急上昇します。これは満期日に近くなるとそこに留まる確率が上がるからです。満期日に近いニアピン型eワラントを複数保有する場合は利益を得られるか、十分に検討した方が良いでしょう。また、ニアピン型eワラントも他のeワラント同様に満期日前に売却することもできますが、新規買付は満期日の2営業日前まで、売却は満期日の前営業日の15時までとなっているのでご注意ください。

(念のため付言しますと、上記は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。)

eワラント証券 投資情報室長 小野田 慎(おのだ まこと)

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商号等 / eワラント証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2526号
加入協会 / 日本証券業協会

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