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≪好業績銘柄8本≫春相場で株価上昇が期待できる銘柄とは

2021/2/5
投資情報部 鈴木英之

2月の東京株式市場は順調な滑り出しをみせています。
1月末、米国で個人投資家による投機的な動きが過熱し、株価が急落した影響で、日本株も一時的に下げる場面がありましたが、そこから立ち直りつつあります。
こうした堅調な株価推移の背景には、企業業績の回復が大きなウェイトを占めていると考えられます。

気象庁は2/4(木)に関東で統計開始以降、最速の「春一番」が吹いたことを発表しましたが、株式市場もこのまま“春相場”へ移行するのでしょうか。
今回は佳境に入った決算発表を分析し、今後の春相場をリードするような好業績銘柄を抽出すべく、スクリーニングを行いました。

1春相場をリードする好業績銘柄はコチラ!?

決算発表が佳境に入っています。
今回決算発表の対象になっているのはおもに3月決算企業で、2021/3期の中の第3四半期が発表されています。それに比べると銘柄数は少なくなりますが、6月決算、9月決算、12月決算の銘柄についても決算発表が実施(12月決算銘柄は本決算)されます。

決算発表前に、業績を先読みするのはかなりの困難を伴うと思います。
決算を締めた月、今回であれば12月を終えた後、多くの上場企業はアナリストの取材等を受け付けなくなるので、企業からの情報も出にくくなってきます。売上高や利益などの決算数字が事前の会社予想やアナリスト予想(その平均値としての市場コンセンサス)を上回ったり、業績予想が上方修正されると、株価は上昇するケースが多く、逆の場合は株価が下回るケースが多い傾向にあります。
投資家にとって、決算発表は注意を要すべきイベントであり、決算発表を終えた直後の銘柄は、業績変動を背景とした株価変動リスクは後退し、投資家にとっては投資しやすくなると考えられます。

今回は、決算発表が終了し、好業績が確認され、今後春相場での株価上昇が期待できる銘柄の抽出を行いました。
スクリーニング条件は以下の通りです。

(1)東証上場銘柄であること。
(2)時価総額1千億円以上であること。
(3)3月決算、または12月決算の銘柄であること。
(4)2/4(木)までに決算発表を終了した銘柄であること。
(5)業績予想を公表しているアナリストが3人以上付いている銘柄であること。
(6)今期予想EPSの市場コンセンサスが過去4週間で上昇している銘柄であること。
(7)2020/7〜9期、2020/10〜12期がともに営業増益で、2020/4〜12期が10%超の営業増益(前年同期比)であること。
(8)2021年度予想営業利益の市場コンセンサスが10%超の増益であること。

上記のすべての条件を満たす銘柄を、(7)の営業増益率が高い順に並べたものが図表1になります。
なお、“2021年度”は3月決算銘柄の場合、2022/3期(通期)、12月決算銘柄については2021/12期(同)としています。

新型コロナウイルスの感染拡大により、2020/7〜9期、2020/10〜12期は業績悪に苦しむ企業が増えました。そうした中、この2つの四半期に営業増益を達成した銘柄は、新型コロナウイルスの感染拡大が逆に追い風になった場合や、すでに起きている経済的・技術的な潮流変化が、それにより加速した場合があるとみられます。

図表1 春相場をリードする好業績銘柄はコチラ!?

取引 チャート ポートフォリオ コード 銘柄 株価(円)(2/4) 決算発表後騰落率 通期市場予想営業増益率
2020/4〜12期 2021年度予想
6967 6967 6967 6967 新光電気工業 2,715 10.6% 280倍 48.7%
7282 7282 7282 7282 豊田合成 3,010 5.2% 298.4% 70.3%
3635 3635 3635 3635 コーエーテクモホールディングス 6,050 0.7% 201.2% 12.3%
4062 4062 4062 4062 イビデン 5,220 - 107.8% 27.4%
9064 9064 9064 9064 ヤマトホールディングス 2,745 5.5% 79.2% 13.9%
5214 5214 5214 5214 日本電気硝子(12) 2,451 3.1% 24.3% 11.7%
6981 6981 6981 6981 村田製作所 9,600 -4.5% 19.4% 20.4%
6758 6758 6758 6758 ソニー 11,650 9.5% 11.8% 15.8%
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成。市場予想はBloombergが集計した市場コンセンサス。「決算発表後騰落率」は、決算発表日終値(取引時間中に発表した銘柄の場合は前営業日終値)から2/4(木)までの騰落率。 ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

2掲載銘柄の投資ポイント

かつて、半導体の市況はおもに搭載される電子機器等の販売の増減に左右され、数年単位で好不況を繰り返してきました。しかし、今回の好況は、EV(電気自動車)の本格的な増加や、自動運転等の普及、IoTの拡大、移動体通信における5Gの拡大、AI(人工知能)技術の発達など、搭載される機器の種類が飛躍的に増えることや技術革新が背景になっています。

新光電気工業(6967)および、イビデン(4062)は半導体パッケージメーカーであり、ともにインテルなど半導体メーカーを主要顧客としています。半導体メーカーは競争力向上を目指し、回路の線幅をいかに狭くするか、微細化でしのぎを削っていますが、複数のダイを1つのパッケージに収めるチップレットも重要な技術になっており、日本企業の存在意義が高まっています。
両社とも当面は高い利益成長が続きそうです。特にイビデン(4062)については、今期を含めた今後5年間、年平均3割超程度の営業増益予想(市場コンセンサス)となっています。

電子部品メーカーの村田製作所(6981)の活躍も続きそうです。
数多くの電子機器に搭載される積層セラミックコンデンサー(MLCC)について、TDK(6762)や太陽誘電(6976)とともに、市場の過半を占めていますが、特に村田製作所のシェアが高くなっています。MLCCはガラケーで1台200個、スマホで1台1,000個程度、薄型テレビで2,000個程度が搭載されている模様ですが、電気自動車(EV)では1万個以上が搭載されているとされ、ガソリン車が電気自動車(EV)に置き換わっていく過程で大きな市場が生まれると予想されます。

豊田合成(7282)はトヨタ系の自動車部品大手です。トヨタの生産が5月に半減したあおりで、2020/4〜6期は営業損益が98億円の赤字でしたが、トヨタの回復とともにその後の業績も戻っています。特に、トヨタの生産が12月に過去最高になったこともあり、2020/10〜12期の営業利益は約205億円と過去最高になりました。

ソニー(6758)は電子機器やゲーム、映画、音楽等に展開する世界的な企業です。国内で緊急事態宣言が発動された2021/4〜6期は前年同期比1.1%の営業減益となりましたが、2020/7〜9期は同13.9%増、2020/10〜12期は同19.7%増と回復傾向になりました。業績予想は上方修正され、2021/3期(通期)は同社史上初の純利益1兆円の計上を見込んでいます。
なお、同社の決算は市場からいくつかの驚きをもって、迎えられています。
次世代ゲーム機の発売期はハードのコスト計上で収益が落ち込みやすい傾向にありますが、今年度は営業増益形状となりました。映画や音楽など、一般的には新型コロナウイルス感染拡大の影響が心配される分野も着実に利益をあげています。もっとも、今後利益成長が継続するかどうかは見方が分かれる所になっています。

図表2 イビデン(4062)・日足

図表3 ソニー(6758)・日足

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。 ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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