2025-11-09 01:23:25

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マーケットトピックス 2024年10月8日

前営業日トピックス

週明けの東京市場では、序盤からドル円・クロス円は堅調な動きとなったものの、その後は実需のドル売りが観測されたこともあり、上値の重い動きとなった。ただ、日経平均株価が序盤から堅調な動きとなったことから、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。欧州時間では、米長期金利の上昇が続いたことなどもあり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

米国市場では、米国の主要な経済指標の発表がなく新規材料に乏しい中、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。また、米主要株価指数が軒並み下落したことも圧迫要因となった。ただ、ドル円・クロス円は終盤ま底固い動きが続いた。

米株式市場では、米国の経済指標の発表がなく新規材料に乏しい中、米長期金利の上昇が続き、米10年債利回りが8月以来の4%台まで上昇したことや、FRBの大幅な利下げ観測が後退したことも引き続き材料視され、主要株価指数は軒並み下落となった。 ダウ平均は、序盤から軟調な動きとなり、一時前週末比521ドル安まで下落した。終盤にかけては下げ幅を縮小し、398.51ドル安(-0.94%)で終了。一方、ハイテク株中心のナスダックは213.94ポイント安(-1.18%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、前週末の米雇用統計の結果を受けてドル円・クロス円が上昇した流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。ドル/円は、序盤の148.76から149.13まで上昇し、8/16以来の高値を更新した。ただ、上昇一服後は上値の重い動きとなり、さらに仲値公示にかけて実需のドル売り・円買いが観測され、また時間外取引で米長期金利が低下したことから、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。ただ、日経平均株価が序盤から上昇となり、一時前週末比878円高まで上昇したことから、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。

(2)午後に入り、日経平均株価が上げ幅を拡大したことなどもあり、ドル円・クロス円は底固い動きが続いたものの、上値の重い動きが続いた。ただ、欧州時間では、時間外取引で米長期金利の上昇を受けて、ドル円・クロス円は堅調な動きとなり、ドル/円は欧州時間の安値148.06から148.69まで上昇した。

(3)米国市場では、欧州市場の堅調な流れが一服し、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。また、米国の主要な経済指標の発表がなく、新規材料に乏しい中、米主要株価指数が軒並み下落したことも圧迫要因となった。ドル/円は、序盤の148.28から147.85まで下落したものの、米長期金利の上昇が続いたことから底固い動きとなり、その後は148.28まで値を戻す場面もあった。ただ、ドル円・クロス円は終盤まで再び上値の重い動きが続いた。

本日のトピックス

本日の海外市場では、8月の米貿易収支の発表が予定されており、赤字額の縮小が予想されている。ただ、マーケットの注目は10日発表の米消費者物価指数に移っていることから、様子見ムードが強まり、限定的な動きが予想されている。ただ、FRB副議長、FRB理事など複数のFOMC投票権保有者の発言が予定されており、金融政策に関連する発言には敏感に反応する可能性もあり、その場合には為替相場にも影響が出ることも考えられる。

10/8の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

8月貿易収支

貿易収支は、米国から輸出された金額と米国へ輸入された金額の差額。米国では、輸出、輸入ともモノだけではなくサービス(運賃や保険、観光など)も含まれる。
-705億USD -788億USD
前回は下回り、2022年6月以来の低水準の赤字額まで改善した。材の輸入が急増したことが影響した。今回は、港湾ストライキ実施の可能性もあり、引き続き供給確保を急ぐために財の輸入が増加したことが影響していた可能性もあり、引き続き赤字額の減少が予想されている。
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