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マーケットトピックス 2024年9月6日

前営業日トピックス

東京市場では、日本の実質賃金が2ヵ月連続のプラスとなったことから、円買いが優勢となったものの、序盤に680円超下落した日経平均株価がプラス圏を回復したことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。ただ、午後には再び株価が下落に転じたことから、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。

米国市場では、序盤に発表された8月の米ADP雇用統計が市場予想を下回り、2021年1月以来の低い伸びとなったことを受けて、ドルは主要通貨に対して下落した。ただ、その後に発表された米経済指標が軒並み予想より良好な結果となったことから、米金利上昇とともにドルは堅調な動きとなった。しかし、株価が軟調な動きとなったことや、米金利が再び低下に転じたことから、ドルは終盤にかけて軟調な動きとなった。

米株式市場では、米雇用関連の経済指標が連日冴えない結果となったことを受けて、米経済への警戒感が広がり売りが優勢となった。一方、ナスダックは半導体大手株が買われたことで序盤から堅調な動きとなり、底固い動きが続いた。 ダウ平均は、序盤から軟調な動きとなり、一時前日比455ドル安まで下落した。その後は下げ幅を縮小し、219.22ドル安(-0.54%)で終了。一方、ハイテク株中心のナスダックは、序盤から堅調な動きとなったものの、一時マイナス圏まで下落する場面もあった。ただ、終盤まで底固い動きが続き、43.36ポイント高(+0.25%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、序盤に発表された日本の実質賃金が2ヵ月連続のプラスとなったことで円買いが優勢となった。その後、日経平均株価が前日比688円安まで下落したものの、その後に下げ幅を縮小して一時52円高まで上昇したことを受けて、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。また、高田日銀審議委員が「十分な時間をかけてその都度政策金利引き上げの影響を検証しながら対応」と発言したことが影響した。ドル/円は、序盤の143.75から143.18まで下落したものの、その後に143.91まで値を戻す動きとなった。

(2)午後に入り、日経平均株価が再び下落に転じ、600円超下落したことから、ドル円・クロス円も下落に転じ、ドル/円は143.10まで下落した。

(3)米国市場では、序盤に発表された8月の米ADP雇用統計が市場予想の14.5万人を下回る9.9万人となり、2021年1月以来の低い伸びとなったことを受けて、ドルは主要通貨に対して下落した。ただ、その後に発表された米新規失業保険申請件数が22.7万件(予想23.0万件)、ISM非製造業景況指数が51.5(予想51.4)と予想より良好な結果となったことから、米金利上昇とともにドルは堅調な動きとなった。ドル/円は、序盤の143.60から一時142.85まで下落したものの、その後は144.22まで反発した。

(4)目立った材料がないものの、ナスダックがマイナス圏まで下落したことや、ダウ平均が下げ幅を拡大したこと、さらに米金利が再び低下に転じたことから、ドルは終盤にかけて軟調な動きとなり、ドル/円も143.19まで下落した。また、クロス円も上値の重い動きとなった。

本日のトピックス

本日は、8月の米雇用統計の発表が予定されており、結果が注目されている。

米労働省が公表した年次改定で米雇用者数が大幅に下方修正されたことで、労働市場に対する不安が高まる中、米雇用関連の経済指標が連日冴えない結果が続いていることから、本日の米雇用統計でも弱めの結果が出るとの見方も出ている。

今回の米雇用統計は8月のデータであり、4日に冴えない結果となった米JOLT求人件数は7月のデータ(7月の米雇用統計は悪化した)であり、昨日のADP雇用統計と非農業部門雇用者数は過去1年間の平均で7.7万人、過去2年間では平均で9.7万人の乖離があることから、今回の結果を鵜呑みにはできない。 

マーケットでは、今回の失業率、非農業部門雇用者数はともに7月の結果からの改善が予想されている。ただ、新規失業保険申請件数では、雇用統計の集計期間と同期間のデータでは、8月の平均が前月から悪化していることから、今回の非農業部門雇用者数も悪化する可能性もある。仮に冴えない結果となった場合でも、ここまで連日ドルが下落していることや、すでに9月の利下げが確実視されていることもあり、利下げ観測を背景としたドルの下振れにはやや限界があるとの見方もある。

9/6の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
米国   21:30

8月非農業部門雇用者数

非農業部門に属する事業者の給与支払い帳簿をもとに集計された雇用者数。農業以外の産業で働く雇用者であり、経営者や自営業者は含まれない。
16.5万人 11.4万人
前回は市場予想を下回る結果となり、失業率も3年ぶり高水準まで上昇したことで、FRBの9月の利下げ観測が高まった。今回は、前月から伸び幅が拡大すると見られており、結果次第で利下げに関する思惑が交錯し、これにドルの動きが左右される展開も考えられる。
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