2026-01-22 07:03:59

7/22週は、25日移動平均線上を維持できるかが底入れと反発のカギ

2024/7/22

先週の振り返り(7/15〜7/19)

先週の主なイベント

7/15(月)  国内休場、中国3中全会(18日まで)、中国4−6月期GDP、同6月鉱工業生産、同6月小売売上高、米7月NY連銀製造業景気指数、パウエルFRB議長講演

7/16(火)  独7月ZEW景況感指数、米6月小売売上高、同7月NAHB住宅市場指数

7/17(水)  6月訪日外客数、英6月消費者物価指数、米6月住宅着工、建設許可件数、同6月鉱工業生産、地区連銀経済報告

7/18(木)  ECB理事会、米週間新規失業保険申請件数、同7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、ラガルドECB総裁会見

7/19(金)  6月全国消費者物価指数

15日(月)、国内休場。
16日(火)、米国市場で主要3指数が揃って上昇するなか、NYダウが過去最高値を更新して終えていたことが東京市場の買い材料となった。日経平均は買い先行で始まり、一旦売り物に押されたあと持ち直すと、41,520円をつけるなど一時329円高となる場面があった。ただ、買いが続かず上げ幅を縮める展開になると、TOPIXも上値が重たくなり、結局小幅な反発で終えた。
17日(水)、米国市場でNYダウが大幅高で過去最高値を更新するなど主要3指数が揃って上昇して終えていたことが好感され、東京市場は買い先行で始まった。日経平均は41,400円台に乗せて始まり強弱が対立したあと、41,466円をつけるなど一時191円高となる場面があったが、上値の重たさから上げ幅を縮めて午前の取引を終えた。また午後に入ってからは午前の終値とほぼ変わらずの水準で取引が始まったが、12時45分ごろ一部報道で、バイデン政権が同盟国に、「半導体製造装置大手企業が、先端半導体技術へのアクセスを中国に提供し続ける場合、厳しい貿易制限措置の利用を検討している」と伝えたと報じられたことが嫌気されると、国内の半導体関連株を中心に売りが広がり、日経平均は一気にマイナスに転じた。一方、TOPIXはプラス圏を維持していたことから、相場全体が大きく崩れることはなかったが、日経平均は反落、TOPIXは続伸で取引を終えた。
18日(木)、米バイデン政権による中国への半導体の規制強化を巡る警戒から、ハイテク株などの比率が高いナスダック総合やSOX指数が大幅安となっていたことに加え、円高に振れていたことが東京市場の売り材料となった。日経平均は41,000円を割り込んで始まり、40,112円をつけるなど一時985円安となる場面があった。一方で、食料品や電力・ガスなど、円高が好感されて買われる銘柄がもち直すと、全体に下げ止まる展開となった。ただ、為替市場でドル円が156円台で推移していたことが自動車株など輸出関連株の重石となって買いが続かず、午後に入ってからは上値の重たいまま小動きとなるなか、午前の安値を一瞬下回り、この日のほぼ安値で終えた。
19日(金)、米国市場でNYダウが7営業日ぶりの大幅反落となったことや、週末で積極的な買いが入らなかったことから上値は限定的となった。日経平均は売り先行となり、4万円を割り込んで取引が始まった。また、39,824円をつけるなど一時301円安となる場面があったが、直ぐに切り返すと一時プラスに浮上した。ただ、週末で薄商いのなか積極的な買いが入らず売り物に押されると、午後に入って午前の安値に接近する場面があるなど弱含んだ。一方、前日大幅安となった半導体関連株の一角が下げ渋ったことから下げ幅を縮め、終値で4万円台を維持して終えた。

今週の展望(7/22〜7/26)

今週の主なイベント

7/22(月)  6月首都圏マンション販売

7/23(火)  米6月中古住宅販売

7/24(水)  独7月製造業・サービス業PMI、ユーロ圏7月製造業・サービス業PMI、米7月製造業・サービス業PMI、同6月新築住宅販売

7/25(木)  6月全国百貨店売上高、独7月Ifo景況感指数、米週間新規失業保険申請件数、同4−6月期GDP速報値、同6月耐久財受注、G20財務相・中央銀行総裁会議(26日まで)

7/26(金)  7月東京都区部消費者物価指数、米6月個人所得・個人消費支出、パリオリンピック開幕(8月11日まで)

先週は、バイデン政権による先端半導体をめぐる対中輸出規制強化への警戒から、半導体関連株が下落したことに加え、米大統領選挙で共和党の正式な使命を受けたトランプ前大統領の発言などをうけ円高に振れるなど、ハイテク株や東京市場の下落要因となったが、そうした流れに歯止めがかかるのか、あるいは加速するのか注目の週になると思われる。
今週のスケジュールは別表の通りとなっているが、米国で注目されるのは、7月製造業・サービス業PMIのほか、4−6月期GDP速報値や6月個人所得・個人消費支出になると思われる。7月製造業・サービス業PMIは、それぞれ、前回をわずかに下回る予想となっている。
また、4−6月期GDP速報値は前回を上回る予想となっているほか、個人所得や個人消費支出は前回の結果をわずかに下回る予想となるなど、足元の経済指標は前回よりも伸び悩む予想が多くなっている。
そうしたなか、結果が予想を下回るようだと、景気悪化への警戒感が高まり、9月の利下げ予想が増えるとともに米国株の下支えになることが考えられる反面、米国金利が低下して米国株の下支えになってもドルが下落するようだと、円高が東京市場の売り材料になることも考えられ、株、為替市場の反応にはこれまで以上に注意しておく必要がある。
また、米企業のほか国内企業も決算発表が本格化するが、業績発表の結果を受け、株価が上昇して反応するようだと、先週の下落の流れを食い止めることにつながる反面、業績結果が予想に届かず、売りが優勢になるようだと、前週の下落の流れが加速することが考えられ、買いポジションを持っている投資家は要注意だ。
続いては国内についてだ。注目されるのは7月東京都区部消費者物価指数と国内企業決算になると思われる。7月東京都区部消費者物価指数は、前年同月比で前回を上回る予想となっており、物価の上昇傾向が続く見通しとなっている。
そのため、国内の長期金利が上昇するようだと、金融セクターに買いが入ると考えられる反面、グロース株には一旦売り物が出てくることも考えられるため注意が必要だ。
一方、業績発表で進捗率が高かったり、結果を受け上昇する銘柄が増加したりするようだと、東京市場の一定の下支えになるとともに、押し上げにつながることも考えられ要注目だ。
最後はユーロ圏についてだ。注目されるのは、7月製造業・サービス業PMI、独7月Ifo景況感指数になると思われる。7月製造業・サービス業PMIは、製造業が景況感の判断の分かれ目となる50を下回るものの、前回より改善する予想となっているほか、サービス業も前回を上回る予想となっている。
また独7月Ifo景況感は前回をわずかに上回る予想となっており、ユーロ圏の経済状況が安定するようだと、利下げ期待が後退してユーロの上昇が考えられ、東京市場の輸出関連株の下支えになることが期待されるが、予想を下回る経済指標の結果が続くようだと、対ユーロで円高に振れて東京市場の売り材料となることも視野に入るため、結果と株価の反応には注意しておく必要があろう。

チャートから読み解く!今週の投資戦略

前回は「+2σ上を早期に回復できるかが注目ポイント」とした。また「+2σ上を回復しても維持できなかったり、+2σ上を回復できずに株価水準を切り下げたりするようだと、+1σを下回って25日移動平均線辺りまで下落することが考えられるため、押し目買いは控えるか、下げ止まりを確認してから慎重に行う必要があると思われる」としたが、指摘した通り、+2σ上を回復できずに水準を切り下げたことから、緩やかな上向きを続ける25日移動平均線まで下落して週末の取引を終えている。
そのため今週は、25日移動平均線上を回復して維持できるかが注目ポイントだ。仮に25日移動平均線上を維持するようだと、下向きに変化した+1σ辺りまで反発したり、上回ったりすることが視野に入るため、売りポジションを持っている投資家は買い戻すタイミングを逃さないようにする必要があろう。
一方で、25日移動平均線上を維持できずに割り込んだり、割り込んだままで推移するようだと、25日移動平均線が下向きに変化して上値の抵抗になり、−1σを下回ることも考えられるため、押し目買いは控えるか、下げ止まりを確認してから行うようにしたいところだ。
そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、先週前半から、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が低下しており、週末には、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを大きく割り込んで終えているのが分かる。そのため今週は、2本線の低下が続くかが注目ポイントだ。
仮に2本線の低下が続くようだと、下落の勢いがさらに強まり、25日移動平均線上を維持できずに−1σに接近したり、割り込んだりすることが視野に入るため買いポジションを持っている投資家は、損失の発生や拡大に要注意。
一方で、2本線が低下しても限定的だったり、4月23日の低い水準に到達して反転したりするようだと、一旦下げ止まって反発に向かうことが考えられる。ただし、2本線が上向きに変化しても100ラインを上回るまでは、下落の勢いが弱まっただけになるため、売り時を逃さないようにする必要があろう。

チャート形状が「上昇基調?」の出来高が多い5銘柄分析

※2024/7/19時点で、チャート形状銘柄分析機能を使用し、期間は1ヵ月、チャート形状が「上昇基調?」の出来高が多い5銘柄分析

現状分析

短期

上昇トレンド

中期

上昇トレンド

長期

上昇トレンド

週間予想レンジ

2,450円 〜 2,830円

 

+1σを割り込んだり、モメンタムの低下が続いた場合は要注意

トレンドと売買タイミングを教えてくれるボリンジャーバンドを見ると、17日に+3σを上回ったあと反落したが、上向きの+1σ上を維持して週末の取引を終えている。そのため今週は、+1σ上を維持できるかが注目ポイントだ。仮に+1σ上を維持するようだと、上向きの+2σに沿って上昇が続いたり、上回ったりすることが期待され、高値更新も視野に入ると思われる。一方で、+1σ上を維持できずに割り込んだり、割り込んだまま戻せなくなるようだと、25日移動平均線辺りまで下落したり、割り込んだりすることが視野に入るため、保有者は売り時を逃さないようにする必要がありそうだ。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、株価は高値を更新しているものの、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方の水準が右肩下がりになっているのが分かる。これは、逆行現象と言って上昇の勢いが弱まっていることを示すサインとされる。そのため今週は、2本線の低下が続くかが注目ポイントだ。仮に2本線の低下が続くようだと、+1σを割り込むことが考えられ保有者はトレンド転換に注意が必要だ。また、低下して上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを下回った場合は25日移動平均線割れに要注意。

現状分析

短期

レンジ

中期

もち合い

長期

上昇トレンド

週間予想レンジ

3,450円 〜 4,050円

 

5日移動平均線とモメンタムの低下が続いた場合は要注意

日足チャートを見ると、前週17日に、4月17日につけた高値に接近する場面があったが、上回ることができずに反落すると5日移動平均線を下回った。また、5日移動平均線が下向きに変化して週末の取引を終えているのが分かる。そのため今週は、5日移動平均線の低下が続くかが注目ポイントだ。仮に5日移動平均線が下向きを続けるようだと、株価の上値の抵抗になって25日移動平均線辺りまで下落したり、割り込んだりすることが考えられ、保有者は要注意だ。一方で、上向きの25日移動平均線上で下げ止まるとともに5日移動平均線を上回るようだと、5日移動平均線が上向きに変化して反発期待が高まることになるのではないかと思われる。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が下向きに変化して、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインに接近しているのが分かる。そのため今週は、2本線の低下が続くかが注目ポイントだ。仮に2本線の低下が続いて100ラインを下回って戻せなくなるようだと、25日移動平均線を下回ることが視野に入るため、保有者は損失の発生に注意が必要な反面、上向きに変化して上昇するようだと、5日移動平均線を上回ることが期待される。

現状分析

短期

上昇トレンド

中期

上昇トレンド

長期

上昇トレンド

週間予想レンジ

800円 〜 910円

 

5日移動平均線上を維持できるかやモメンタムの上昇が続くか要注目

日足チャートを見ると、上向きの5日移動平均線に沿って株価水準が切り上がっているのが分かる。そのため今週は、5日移動平均線上を維持できるかが注目ポイントだ。仮に5日移動平均線上を維持するようだと、7月4日につけた高値に接近したり、上回ったりすることが視野に入る反面、5日移動平均線上を維持できずに割り込むようだと、接近する25日移動平均線辺りまで下落したり、割り込んだりすることが考えられ保有者は要注意だ。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が上向きに変化して週末の取引を終えている。そのため今週は、2本線の上昇が続くかが注目ポイント。仮に2本線の上昇が続くとともに、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを上回って水準を切り上げるようだと、上昇の勢いが強まり、株価も5日移動平均線上を維持して高値に接近したり、上回ったりすることが視野に入る反面、2本線が上昇しても限定的だったり、下向きに変化して低下したりするようだと、5日移動平均線上を維持できずに割り込むことが考えられ、保有者は要注意だ。特に2本線が下向きに変化したあと水準を切り下げた場合、下落の勢いの強まりに注意が必要と思われる。

現状分析

短期

もち合い

中期

もち合い

長期

下降トレンド

週間予想レンジ

250円 〜 285円

 

5日移動平均線に押し返されたり、モメンタムの低下が続いた場合は要注意

日足チャートを見ると、先週末の下落ですべての移動平均線を下回って終えている。また、5日移動平均線が緩やかな下向きに変化しているのが分かる。そのため今週は、5日移動平均線を下回ったままの状態が続くかが注目ポイントだ。仮に5日移動平均線を上回っても押し返されたり、5日移動平均線を下回ったままの状態が続いたりするようだと、もち合いを下放れて下降トレンドが発生し、4月19日の安値を下回ることが視野に入る反面、5日移動平均線を上回って維持するようだと、下向きの25日移動平均線を上回ることが考えられ、反発期待が高まるのではないかと思われる。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が下向きに変化しているのが分かる。またモメンタムは上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを下回っている。そのため今週は、2本線の低下が続くかが注目ポイントだ。仮に2本線の低下が続くようだと、下落の勢いが強まり、4月19日の安値に接近したり、下回ったりすることが考えられ保有者は要注意だ。ただ4月19日の安値を下回ってもモメンタムの水準が切り上がるようだと、逆行現象が発生して反発期待が高まりそう。

現状分析

短期

もち合い

中期

上昇トレンド

長期

もち合い

週間予想レンジ

930円 〜 1,000円

 

バンドが大きく広がるかやモメンタムの上昇が続くか要注目

トレンドと売買タイミングを教えてくれるボリンジャーバンドを見ると、バンドが収縮するなかで、株価が+1σを上回って週末の取引を終えているのが分かる。そのため今週は、+1σ上を維持してバンドが広がるかが注目ポイントだ。仮に、+1σ上を維持してバンドが広がるようだと、上向きに変化した+1σがサポートになって上昇トレンドが発生することが期待される。一方で、+1σ上を維持できずに割り込んだり、バンドが収縮したままで推移するようだともち合いが継続しそうだ。また、25日移動平均線を下回るとともにバンドが広がるようだと、下降トレンドの発生が警戒されるため、押し目買いは控えるか、下げ止まりを確認してから行うようにしたい。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインをわずかに上回っているのが分かる。また、モメンタムは上向きに変化している。そのため今週は、2本線が水準を切り上げるかが注目ポイントだ。仮に2本線が水準を切り上げるようだと、上昇の勢いが強まって+1σ上を維持したり、接近する+2σを上回ったりすることが考えられトレンド発生への期待が高まる反面、2本線が下向きに変化して100ラインを下回るようだと、25日移動平均線割れに要注意。

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