2025-12-11 11:42:10

3/25週は、配当落ち分を今週中に埋めることができるか要注目

2024/3/25

先週の振り返り(3/18〜3/22)

先週の主なイベント

3/18(月)  1月機械受注、日銀金融政策決定会合(19日まで)、中国2月小売売上高、同2月鉱工業生産、米3月NAHB住宅市場指数

3/19(火)日銀金融政策発表、日銀総裁会見2月訪日外客数、豪準備銀行理事会、独3月ZEW景況感指数、米2月住宅着工、同2月建設許可件数

3/20(水)  国内休場、英2月消費者物価指数、FOMC結果発表、パウエルFRB議長会見

3/21(木)  2月貿易統計、独3月製造業、同3月サービス業PMI、ユーロ圏3月製造業、同3月サービス業PMI、英中銀政策金利発表、米週間新規失業保険申請件数、同3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米3月製造業、同3月サービス業PMI、同2月中古住宅販売件数

3/22(金)  2月全国消費者物価指数、独3月Ifo景況感指数

18日(月)、前週末の報道で、日銀のマイナス金利が解除される見通しになったと伝わっていたことを受け、先行きの不透明感が払しょくされたとして買い戻しが入り、反発して取引が始まった。日経平均は取引開始後に39,000円台を回復すると、為替市場で円安に振れたことも買い戻しを誘う格好となり、先物主導で上げ幅を広げる展開となった。また、注目された中国の2月の鉱工業生産や小売売上高が予想を上回ったことも買い安心感につながると、午後に入ってから高値圏でのもち合いが続いたあと、じわじわと上げ幅を広げ、2月13日以来となる1,000円を超す上げ幅で終えた。
19日(火)、日銀金融政策の結果発表を前に東京市場は売り先行で始まり、日経平均はマイナス圏での値動きが続いた。またTOPIXは前日の終値を挟んだ方向感のない値動きが午前の取引終了まで続いたが、午後の取引が始まってしばらくして日銀がマイナス金利解除を決定したと伝わると、先物主導による上下の激しい値動きが発生したあと、為替市場でドルが買われ、150円台をつけるなど円安に振れたことが買いにつながり、日経平均も下げ幅を縮める展開となった。また、午後1時半過ぎには前日の終値近辺からプラス圏で水準を切り上げるなか、取引終了間際の買い物で3月6日以来となる4万円台に乗せて終えた。またTOPIXは昨年来高値を更新して終えている。
20日(水)、国内休場。
21日(木)、注目された米FOMCで、金融政策と年内の利下げの見通しが維持されたことなどが好感され、NYダウやナスダック総合、S&P500と、主要株価指数が揃って過去最高値を更新して終えていたことが東京市場の買い材料となった。日経平均は取引時間中の過去最高値を更新して始まったあと、しばらくして売り物に押される時間帯があったが、先高期待による買い物が入ったことや、指数への寄与度が高い半導体関連株などが買われたことから午後に入ってさらに上げ幅を広げる展開となり、日経平均は40,823円をつけるなど一時819円高となる場面があった。その後は、高値圏でのもち合いが続き、終値ベースでも過去最高値を更新して終えた。またTOPIXは昨年来高値を更新して終えている。
22日(金)、米主要3指数が揃って過去最高値を更新していたことや、為替市場でドル円が151円台半ばの円安水準で推移していたことなどが買い材料となった。日経平均は4日続伸で始まり、取引開始後に41,087円をつけるなど一時272円高となる場面があった。その後41,000円を挟んだもち合いが続いていたが、午前の取引終了前に上値の重たさを嫌気した売りに押されて上げ幅を縮めて午前の取引を終えると、午後に入ってマイナスに沈んで取引が始まった。ただ売り込む動きは見られず、プラスに切り返すともち直し、41,000円台に乗せる場面があったが取引終了間際の売り物に押され上げ幅を縮めて終えた。日経平均は4日続伸、連日で過去最高値を更新。TOPIXは6日続伸し、3日連続で昨年来高値を更新して終えた。

今週の展望(3/25〜3/29)

今週の主なイベント

3/25(月)  2月全国百貨店売上高、米2月新築住宅販売件数

3/26(火)米2月耐久財受注、同3月カンファレンスボード消費者信頼感指数

3/27(水)  3月末権利付き売買最終日

3/28(木)  日銀金融政策決定会合の主な意見公表(3月18日〜19日開催分)、米週間新規失業保険申請件数、同10−12月期GDP確定値、同3月シカゴPMI、同2月中古住宅販売仮契約

3/29(金)  2月失業率・有効求人倍率、3月東京都区部消費者物価指数、2月鉱工業生産速報値、香港市場休場、欧米市場休場、米2月個人所得、同2月個人消費支出

今週は3月最終週となり、3月期決算企業の配当などの権利付き売買最終日があることや、先週末は41,000円をつける場面があるなど、株価が大きく上昇しているなか年度末を迎えるため、ポジション調整の売りにも注意する必要がありそうだ。
それではいつものように今週のスケジュールを確認したい。今週のスケジュールは別表の通りとなっているが、今回は国内から確認したいと思う。注目されるのは、2月全国百貨店売上高や3月東京都区部消費者物価指数のほか、3月権利付き後の株価動向になると思われる。
前回の百貨店売上高は前年比で23ヵ月連続のプラスとなっており、円安によるインバウンドの増加が売上の増加につながっている。今回もプラスが続くようだと、百貨店の売上の好調さが意識され、ほかの小売業などにも買いが向かうことも考えられ要注目だ。
また3月東京都区部消費者物価指数(生鮮食料品を除く)は、前回の結果を下回る予想となっており、物価は安定していると見込まれている。そのため、予想を上回る結果になるようだと、日銀による早期利上げ観測が広がることも考えられ、国内の物価動向は今回に限らず注視していく必要があろう。
一方、3月期決算銘柄の権利落ちについてだが、昨年3月の配当落ち分は257円前後とされており、当日に埋めることはできなかったが、翌営業日以降に配当落ち分を埋めたあと上昇に向かっており、今回も権利落ち後も上昇トレンドを維持できるかが注目ポイントになりそうだ。
仮に当日に配当落ち分を埋めることができなくても、昨年同様直ぐに埋めるようだと、株価の上昇傾向が継続しそうだが、先週末の株価水準が4万円を超えるなか、期末特有のポジション調整や利益確定の売りに押されることも考えられるため、配当落ち分を埋めても株価水準を維持できなかったり、埋められずに下落が続いたりしたときは押し目買いを控えるか慎重に対応する必要があると思われる。
続いては米国についてだ。注目されるのは2月耐久財受注や3月個人所得や個人消費支出になると思われる。2月耐久財受注は前回から改善してプラスに浮上する見込みとなっているが、3月個人所得は前回を下回る予想となっているものの、同個人消費支出は前回を上回る予想となっている。
これらの結果が全て予想を上回るようだと、FRBによる利下げ見通しが6月から先に延びることが考えられ、結果と米長期金利と同株価の推移には注意する必要があろう。
ただ、為替市場で円安が進むようだと、東京市場の下支えや押し上げ要因になることが考えられ、東京市場の反応には注意しておきたい。

チャートから読み解く!今週の投資戦略

前回は、「25日移動平均線上を終値で回復するかが注目ポイント」とした。また、「25日移動平均線上を回復するようだと、反発期待が高まるとともに収縮したバンドが広がって、上昇トレンドの発生が期待されるため、売りポジションを持っている投資家は買い戻すタイミングを逃さないようにする必要がある」とも指摘したが、週初から25日移動平均線上を回復すると、祝日明けの21日に+2σを上回って終え、指摘したようにバンドが広がり、週末の終値で上向きに変化した+2σ上を維持しているのが分かる。
そのため今週は、+2σ上を維持できるかが注目ポイントだ。仮に+2σ上を維持するようだと、先週末につけた41,000円台を終値で回復することが考えられ、売りポジションを持っている投資家は買い戻すタイミングを逃さないようにする必要があろう。
一方で、+2σ上を維持できずに割り込んだり、割り込んだまま戻せなくなったりするようだと、上向きの+1σに接近したり、下回ったりすることが視野に入るため、買いポジションを持っている投資家は売り時を逃さないようにすることに加え、押し目買いは下げ止まりを確認してから慎重に行うようにしたいところだ。
そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が、上向きに変化して水準を切り上げているのが分かる。また、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを上回っている。
そのため今週は、2本線の上昇が続くかが注目ポイントだ。仮に2本線の上昇が続くようだと、株価もボリンジャーバンドの+2σ上を維持するとともに高値更新や41,000円台乗せが視野に入ると思われる。
一方で、2本線の上昇が続いても、過去のピークの水準でピークアウトして低下したり、低下したまま100ラインに接近して割り込んだりするようだと、+2σを割り込むとともに+1σも割り込んで25日移動平均線辺りまで下落することが考えられ、買いポジションを持っている投資家は損失の発生や拡大に注意する必要があると思われる。

チャート形状が「しっかり?」の出来高が多い5銘柄分析

※2024/3/22時点で、チャート形状銘柄分析機能を使用し、期間は1ヵ月、チャート形状が「しっかり?」の出来高が多い5銘柄分析

現状分析

短期

レンジ

中期

もち合い

長期

上昇トレンド

週間予想レンジ

1,450円 〜 1,550円

 

レンジの上限を上放れるかやモメンタムの上昇が続くか要注目

日足チャートを見ると、一定の高値と安値のあいだで推移するレンジ内での値動きが続くなか、25日と75日移動平均線が接近しているのが分かる。また5日移動平均線が25日と75日移動平均線を上回って推移しており、上昇トレンド発生の可能性を示唆するゴールデンクロスが発生している。そのため今週は、上向きに変化している5日移動平均線上を維持できるかが注目ポイントだ。仮に5日移動平均線上を維持するようだと、レンジの上限を突破して上放れることが期待される反面、5日移動平均線上を維持できずに割り込んだり、割り込んだまま戻せなくなったりするようだと、25日や75日移動平均線を下回ってレンジの下限辺りまで下落することが考えられ、売買タイミングには注意する必要があると思われる。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを上回って上昇している。そのため今週は、2本線の上昇が続くかが注目ポイントだ。仮に2本線の上昇が続くようだと、レンジ相場で上限となっていた水準を上回り、株価も上放れることが期待される反面、2本線の上昇が限定的だったり、下向きに変化して100ラインを割り込んだりした時は要注意。

現状分析

短期

上昇トレンド

中期

上昇トレンド

長期

上昇トレンド

週間予想レンジ

2,000円 〜 2,150円

 

ボリンジャーバンドの+2σ上を維持できるかやモメンタムが上向くか注目

トレンドと売買タイミングを教えてくれるボリンジャーバンドを見ると、バンドが広がるなか、株価が上向きに変化した+2σを上回って週末の取引を終えており、上昇トレンドの発生が期待されるところとなっている。そのため今週は、+2σ上を維持できるかが注目ポイントだ。仮に+2σ上を維持するようだと、高値更新の継続が期待されるとともに2,100円台に乗せることも視野に入る反面、+2σ上を維持できずに割り込んだり、割り込んだまま届かなくなったりするようだと、+1σまで下落したり、割り込んで25日移動平均線辺りまで下落が続くことが考えられ要注意だ。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、株価は高値を更新しているものの、モメンタムは前の高い水準に届いていないばかりか、下向きに変化して終えているのが分かる。そのため今週は、2本線の低下が続くかが注目ポイントだ。仮に2本線の低下が続き、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを下回ったり、そのまま低下が続いたりするようだと、25日移動平均線辺りまでの下落に要注意だ。一方で、低下しても限定的だったり、上向きに変化して上昇したりするようだと、+2σ上を維持して高値更新の継続が期待される。

現状分析

短期

上昇トレンド

中期

上昇トレンド

長期

上昇トレンド

週間予想レンジ

3,550円 〜 3,900円

 

上向きに変化した+2σ上を維持できるかやモメンタムの上昇継続がカギ

トレンドと売買タイミングを教えてくれるボリンジャーバンドを見ると、先週末の上昇で収縮していたバンドを上回って終えたことからバンドが広がっており、上昇トレンドの発生が期待される状況となっている。そのため今週は、上向きに変化した+2σ上を維持できるかが注目ポイントだ。仮に+2σ上を維持するようだと、上昇トレンドが継続するとともに、高値更新も継続することが期待される。一方+2σを割り込んで届かなくなるようだと、+1σや25日移動平均線辺りまで反落することが考えられ、高値掴みに注意するとともに売り時を逃さないようにしたいところだ。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを上回っているものの、上昇角度が緩やかになっている。また、株価は高値を更新しているにもかかわらずモメンタムが過去の高い水準に届いておらず「逆行現象」が発生しつつある。そのため今週は、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が、下向きに変化して100ラインを割り込むかが注目ポイント。仮に2本線が低下して100ラインを割り込むようだと、+1σや25日移動平均線辺りまでの下落が視野に入る反面、上昇が続いた場合は高値更新の継続が期待される。

現状分析

短期

レンジ

中期

もち合い

長期

もち合い

週間予想レンジ

2,100円 〜 2,350円

 

+2σが下向きに変化したり、モメンタムの低下が続いたりした場合は要注意

トレンドと売買タイミングを教えてくれるボリンジャーバンドを見ると、+1σは上向きとなっているものの、先週末は+2σに押し返されて終えているのが分かる。そのため今週は、上向きの+2σに沿って上昇が続くかが注目ポイント。仮に+2σに沿って上昇が続くようだと、+2σの上向きが継続することになり、レンジを上抜けることが視野に入る反面、+2σに届かなかったり、+1σを下回ったりするようだと、25日移動平均線辺りまで下落したり、割り込んだりすることが考えられ保有者は要注意だ。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを上回っているものの、モメンタムは下向きに変化して週末の取引を終えているのが分かる。そのため今週は、モメンタムの低下が続くかが注目ポイントだ。仮にモメンタムの低下が続いてシグナルを下回り、2本線ともに100ラインに接近したり、下回ったりするようだと、25日移動平均線辺りまでの下落が視野に入る反面、低下しても限定的で、上向きに変化するとともに水準を切り上げるようだと、+2σに沿って上昇したり、上回ったりすることが考えられよう。

現状分析

短期

もち合い

中期

上昇トレンド

長期

上昇トレンド

週間予想レンジ

13,000円 〜 14,000円

 

遅行スパンが抵抗帯に沿って上昇できるかやモメンタムの上昇が続くか注目

トレンドや売買タイミングなどを教えてくれる一目均衡表を見ると、先週は抵抗帯の下限で押し返されて週末の取引を終えているのが分かる。一方、当日の終値を26日後ろにずらした遅行スパンは抵抗帯の上で推移している。そのため今週は、遅行スパンが抵抗帯の上限に沿って上昇が続くかが注目ポイントだ。仮に遅行スパンが抵抗帯の上限に沿って上昇が続くようだと、ローソク足も抵抗帯の下限を上回って抵抗帯の中に入ったり、上限を突破したりすることが視野に入る反面、遅行スパンが抵抗帯を割り込んだり、ローソク足に沿って低下が続いたりするようだと、ローソク足が転換線に接近したり、割り込んだりすることが考えられ保有者は要注意。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、緩やかな上向きを維持している。そのため今週は、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が上昇を続けるかが注目ポイントだ。仮に2本線の上昇が続くようだと、遅行スパンが抵抗帯の上限に沿って上昇が続くことが考えられる反面、2本線が下向きに変化して低下したり、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを下回って低下が続いたりするようだと、遅行スパンが抵抗帯の上限を下回るとともに、ローソク足に沿って下落が続くことが考えられ保有者は要注意だ。

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