2025-12-12 03:03:37

3/11週は、25日移動平均線上を維持できるか要注目の週

2024/3/11

先週の振り返り(3/4〜3/8)

先週の主なイベント

3/4(月)  10−12月期法人企業統計、2月マネタリーベース

3/5(火)2月東京都区部消費者物価指数、中国全国人民代表大会開幕、米2月ISM非製造業景況感指数、米大統領選挙予備選集中日(スーパーチューズデー)

3/6(水)  米2月ADP雇用報告、同1月雇用動態調査、パウエルFRB議長議会証言(下院)、米地区連銀経済報告(ベージュブック)

3/7(木)  中国2月貿易収支、ECB理事会、ラガルドECB総裁会見、米週間新規失業保険申請件数、パウエルFRB議長議会証言(上院)、バイデン大統領一般教書演説

3/8(金)  メジャーSQ、2月景気ウォッチャー調査、独1月鉱工業生産、米2月雇用統計、延長されたつなぎ予算の期限

4日(月)、前週末の米国市場で主要株価指数の上昇に加え、半導体関連株の値動きを示すSOX指数が大幅高で終えていたことが東京市場の買い材料となった。日経平均は買い先行となり、あっさり4万円に乗せて始まると、しばらくもち合ったあと半導体関連株が買われたことから上げ幅を広げ、40,314円をつけるなど一時403円高となる場面があった。その後は、時間外のNYダウなど米国株の先物がマイナス圏で推移していたことから利益確定と見られる売り物に上値を押さえられると、午後に入って上げ幅を縮め、取引終了前には4万円割れ寸前まで上げ幅を縮めたがもち直し、史上初となる4万円台に乗せて終えた。一方、TOPIXは3日ぶりの反落となっている。
5日(火)、前日に史上初となる4万円台に乗せて終えていたものの伸び悩んだことや、米国の主要3指数が揃って反落して終えていたことなどが東京市場の売り材料となった。日経平均は売り先行で始まったあとすぐに下げ幅を縮めたが、買いが一巡すると再び売り物に押され、39,840円をつけるなど一時268円安となる場面があった。一方午後に入ると、買いが優勢となってプラスに浮上して117円高となる場面があったが、取引終了にかけて売り物に押され、結局3営業日ぶりの小反落で終えた。TOPIXは反発して終えており、市場全体では買いが優勢だった。
6日(水)、米国株が大幅安で終えていたことが嫌気され、東京市場の売り材料となった。日経平均、TOPIXともに売り先行で始まると、日経平均は39,800円を割り込んで39,769円をつけるなど一時328円安となる場面があった。ただ売り込む動きは見られず、取引開始直後から買い戻されて下げ幅を縮めた。またTOPIXがプラスに浮上して午前の取引を終えたあと午後に入っても上げ幅を広げると、日経平均は14時過ぎにプラスに浮上したが取引終了間際の売り物に押され、結局小幅続落で終えた。一方TOPIXはバリュー株が買われたことや、値上がり銘柄数がプライム市場全体の72%となっていたことから続伸し34年1ヵ月ぶりの高値水準で終えた。
7日(木)、注目されたパウエルFRB議長の議会証言で、利下げの時期については示されなかったものの、利下げの可能性に言及したことが株式市場で好感され、NYダウなど主要株価指数が揃って反発して終えていたことが東京市場の押し上げ材料となった。朝方は買い先行で始まり、日経平均は40,472円をつけるなど一時381円高となり、取引時間中の過去最高値を更新する場面があったが、為替市場でドルが売られ、円高に振れていたことが日経平均の上値の重石になると、失速して上げ幅を縮めたあと午前10時半過ぎにはマイナスに沈むなど激しい値動きとなった。また午後に入ってからも日銀の金融政策の変更に対する思惑で円が買われ148円台半ばで推移すると、自動車などの輸出関連株を中心に売りが広がったあと、上値の重たさから利益確定と見られる売り物に押され572円安となったが、下げ幅をわずかに縮めて終えた。
8日(金)、米国株が利下げ期待で上昇して終えていたもののドル円が147円台後半で推移するなど円高が進んでいたことや、メジャーSQも重なって強弱が対立する格好となって日経平均は小幅高、TOPIXは小幅安とまちまちで取引が始まった。その後、両指数ともにしばらくもち合いが続いていたが、10時過ぎごろから買いが優勢となって上げ幅を広げると、日経平均は午後に入って39,989円をつけるなど一時390円高となる場面があった。その後4万円手前でもち合っていたが、SQ値(39,863円92銭)を下回ると売り物が膨らんで上げ幅を縮めて終えた。

今週の展望(3/11〜3/15)

今週の主なイベント

3/11(月)  2月マネーストック、10−12月期GDP改定値

3/12(火)1−3月期法人企業景気予測調査、米2月消費者物価指数

3/13(水)  春闘集中回答日

3/14(木)  米週間新規失業保険申請件数、同2月小売売上高、同3月卸売物価指数

3/15(金)  米3月NY連銀製造業景気指数、同2月鉱工業生産、同3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値

先週の東京市場は日銀のゼロ金利解除への思惑の高まりと米長期金利の低下でドルが売られたことを受け円高に振れたことが売り材料となり、4万円を下回って終えたが、今週はそうした円高の動きが加速するのか、あるいは反転するのかに注目が集まる週になりそうだ。
今週のスケジュールは別表の通りとなっているが、米国の経済指標の結果に注目が集まると思われる。
注目されるのは、2月消費者物価指数や同小売売上高、3月NY連銀製造業景気指数に加え、同ミシガン大学消費者信頼感指数速報値になるのではないかと思われる。
2月消費者物価指数は前月比で前回を上回る予想となっている反面、食料品とエネルギーを除くコア指数は前回を下回る見込みとなっており、物価の上昇が落ち着くと考えられている。また、3月NY連銀製造業景気指数は前回より悪化する見通しとなっている。
そのため、これらの結果が予想通りだったり、予想を下回ったりするようだと、米長期金利が低下するとともにドルが下落し、米国株が上昇しても東京市場の売り材料となることが考えられ、結果と株価の反応には注意したいところだ。
一方で2月小売売上高と3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は前回を上回る予想となっており、結果が予想を上回るようだと、米長期金利の上昇とともにドルが買われて円高が一服するとともに、東京市場の反発につながることが考えられるが、週末まで米経済指標の発表が続くため、結果に振り回されないことも必要になりそうだ。
続いては国内についてだ。注目されるのは、1−3月期法人企業景気予測調査と春闘の回答結果になると思われる。1−3月期法人企業景気予測調査では、4−6月期や7−9月期の動向に注目が集まると思われる。
特に製造業は前回調査で4−6月期の業況判断予想が1−3月期予想を上回る見通しとなっており、今回の結果でさらに前回の調査を上回るようだと、東京市場の下支えや押し上げにつながると考えられる反面、4−6月期の予想が前回を下回る結果になった場合、7−9月期の予想が伸びないようだと、株価の上値の重石となることが考えられ、結果と株価の反応には注意したい。
また春闘では、組合側の要求に対しての達成率などが注目を集めると思われるが、高い達成率になるようだと、消費関連銘柄など内需関連株の下支えや押し上げにつながることも考えられ、半導体関連株の上昇が一服しつつあるなかで内需関連株に物色対象がシフトするかについても注意しておく必要があると思われる。

チャートから読み解く!今週の投資戦略

前回は、「+2σと+1σのあいだで株価水準を切り上げることができるかが注目ポイント」とした。また「+2σに沿って株価水準を切り上げることができずに+1σに接近したり、下回ったりするようだと、上昇が一服して利益確定に押されることが考えられ、買いポジションを持っている投資家は要注意」としたが、週初から+2σに届かなくなったことに加え、7日には+2σに接近して始まったものの値を保つことができずに陰線の包み足を形成して終える結果となった。また、週末はメジャーSQだったが、SQ値を下回るとともに上向きの+1σ近辺で取引を終えているのが分かる。そのため今週は、+1σ上を維持できるかが注目ポイントだ。
仮に+1σ上を維持するようだと、株価水準が切り上がるとともに、高値更新の継続が期待されるため、売りポジションを持っている投資家は、買い戻すタイミングを逃さないようにする必要があろう。
一方で、+1σ上を維持できずに割り込んだり、割り込んだまま戻せなくなるようだと、25日移動平均線まで下落したり、割り込んだりすることが視野に入るため、買いポジションを持っている投資家は損失の発生や拡大に注意する必要があると思われる。
そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が下向きに変化するとともに低下して、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインに接近している。
そのため今週は、2本線の低下が続くかが注目ポイントだ。仮に2本線の低下が続くとともに100ラインを割り込んだり、割り込んだまま低下が続いたりするようだと、+1σ上を維持できずに割り込むことが考えられる。
また、2本線ともに100ラインを下回ったまま低下が続くようだと、25日移動平均線辺りまで下落したり、下回ったりすることも視野に入るため、押し目買いは控えるか、慎重に行うようにしたいところだ。
一方で、2本線が低下しても限定的だったり、100ライン上で上向きに変化して上昇したりするようだと、+1σ上を維持するとともに高値に接近したり、高値を上回ったりすることが考えられるため、売りポジションを持っている投資家は要注意。

チャート形状が「強含み?」の出来高が多い5銘柄分析

※2024/3/8時点で、チャート形状銘柄分析機能を使用し、期間は1ヵ月、チャート形状が「強含み?」の出来高が多い5銘柄分析

現状分析

短期

上昇トレンド

中期

レンジ

長期

上昇トレンド

週間予想レンジ

4,200円 〜 4,600円

 

25日移動平均線割れとモメンタムの100ライン割れに要注意

日足チャートを見ると、週末に5日移動平均線を割り込んで25日移動平均線に接近して終えているのが分かる。そのため今週は、上向きの25日移動平均線上を維持できるかが注目ポイント。仮に25日移動平均線上を維持するようだと、下向きの5日移動平均線を上回って維持することが考えられるほか、5日移動平均線が上向きに変化してサポートになり、高値に接近したり、上回ったりすることが考えられる反面、25日移動平均線を下回って戻せなくなるようだと、5日移動平均線が25日移動平均線を下回るデッドクロスが発生するとともに下降トレンドの発生が警戒されるため、押し目買いは控えるか、下げ止まりを確認してから慎重に行う必要があろう。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が低下しているのが分かる。また、株価が高値を更新していたにもかかわらず、モメンタムが切り下がっており、逆行現象が発生している。そのため今週は、2本線の低下が続くかが注目ポイントだ。仮に2本線の低下が続いて、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを下回って戻せなくなるようだと、25日移動平均線割れが視野に入るため保有者は要注意。

現状分析

短期

もち合い

中期

上昇トレンド

長期

上昇トレンド

週間予想レンジ

960円 〜 1,050円

 

5日移動平均線上を回復して維持できるかやモメンタムの低下が続くか注目

日足チャートを見ると、先週末は小幅な反発で終えたものの、陰線を形成するとともに5日移動平均線をわずかに下回って終えているのが分かる。そのため今週は、5日移動平均線上を回復して維持できるかが注目ポイントだ。仮に5日移動平均線上を回復して維持するようだと、5日移動平均線が上向きに変化してサポートになり、もち合いの上限を突破して上昇トレンドの発生が期待される反面、5日移動平均線に押し返された状態が続くようだと、25日移動平均線を下回るとともに、もち合いの下限辺りまで下落することが考えられるため、保有者は要注意。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が低下しているのが分かる。そのため今週は、2本線の低下が続くかが注目ポイントだ。仮に2本線の低下が続き、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを下回って水準を切り下げるようだと、25日移動平均線を下回ってもち合いの下限辺りまで下落したり、割り込んだりすることが視野に入る反面、上向きに変化するとともに水準を切り上げるようだと、5日移動平均線上を回復して維持することが考えられ要注目。

現状分析

短期

上昇トレンド

中期

上昇トレンド

長期

上昇トレンド

週間予想レンジ

3,570円 〜 3,800円

 

上向きの5日移動平均線上を維持できるかやモメンタムの上昇が続くか要注目

日足チャートを見ると、上向きの5日移動平均線上を維持するとともに、5日移動平均線が25日移動平均線を上回るゴールデンクロスが発生しており、上昇トレンドの発生が期待される状況となっている。そのため今週は、5日移動平均線上を維持できるかが注目ポイント。仮に5日移動平均線上を維持するようだと、2月27日につけた高値を上回って上昇トレンドの発生が視野に入る反面、5日移動平均線上を維持できずに割り込むようだと、25日移動平均線辺りまで反落したり、割り込んだりすることが考えられ、高値掴みを避けるとともに押し目買いは慎重に行う必要があると思われる。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを上回って上昇している。そのため今週は、2本線の上昇が続くかが注目ポイントだ。仮に2本線の上昇が続くようだと、5日移動平均線上を維持して高値を更新したり、高値更新が継続したりすることが考えられる反面、2本線が上昇しても限定的だったり、下向きに変化して低下したりするようだと、5日移動平均線や接近する25日移動平均線を割り込むことが考えられ要注意だ。

現状分析

短期

もち合い

中期

もち合い

長期

もち合い

週間予想レンジ

1,030円 〜 1,110円

 

もち合いを上下どちらに放れるかやモメンタムの上昇が続くか要注目

日足チャートを見ると、2月7日に急落したあと、2月15日に下げ止まると、安値を切り上げて上向きの75日移動平均線に沿って反発が続いているのが分かる。また、三角もち合いを形成していると考えられる。そのため今週は、三角もち合いを上下どちらに放れるかが注目ポイントだ。仮に5日移動平均線上を維持するようだと、上値の抵抗線を突破して維持することが期待される反面、5日移動平均線上を維持できずに割り込むようだと、下向きの25日移動平均線に引っ張られて25日移動平均線や上向きの75日移動平均線を割り込んで下放れることが考えられるため、トレンドがはっきりするまで売買は控える必要がありそうだ。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを上回るとともに、上昇しているのが分かる。そのため今週は、2本線の上昇が続くかが注目ポイントだ。仮に2本線の上昇が続くようだと、5日移動平均線上を維持してもち合いを上放れることが期待される反面、2本線が上昇しても限定的だったり、下向きに変化して低下するとともに100ラインを割り込んだりするようだと、もち合いの下放れに要注意だ。

現状分析

短期

もち合い

中期

もち合い

長期

もち合い

週間予想レンジ

805円 〜 870円

 

5日移動平均線上を維持できるかやモメンタムの上昇が反発継続のカギ

日足チャートを見ると、週末に下落して終えているものの、5日移動平均線と200日移動平均線をかろうじて上回って終えているのが分かる。そのため今週は、5日移動平均線上を維持できるかが注目ポイント。仮に5日移動平均線上を維持するようだと、5日移動平均線が上昇してサポートになるとともに、先週7日につけた高値に接近したり、上回ったりすることが考えられ、反発の継続も期待できそうだ。一方で、5日移動平均線上を維持できずに割り込むようだと、接近する200日移動平均線を割り込んで、上向きの25日移動平均線辺りまで下落することが視野に入るため、保有者は反落に注意する必要があると思われる。そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる100ラインを上回るとともにわずかに上向きに変化しているのが分かる。そのため今週は、2本線の上昇が続くかが注目ポイント。仮に2本線の上昇が続くようだと、5日移動平均線上を維持するとともに反発の継続が期待される反面、2本線が上昇しても限定的だったり、下向きに変化して低下したり、100ラインを割り込んで低下が続いたりするようだと、25日移動平均線辺りまで下落したり、割り込んだりすることが考えられるため保有者は要注意。

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