2013年6月17日〜2013年6月21日
更新 : 13/6/25 11:00
(更新予定時間:毎週第2営業日11:00頃)
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概要
- バーナンキFRB議長が出口戦略に言及、ドル買い強まる -
対主要通貨でドル買いが強まった。18-19日に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)では米失業率の見通しが下方修正され、政策金利見通しが上方修正された。その後行われたバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が記者会見で年内の金融緩和縮小、14年半ばでの資産買い入れ停止と出口戦略に言及、米国債利回りが上昇するとドル買いが強まった。米金融緩和が縮小するとの見方から、新興国からの資金流出が顕著となり、高金利通貨は全体的に上値の重い展開となった。
HSBCが20日発表した中国6月製造業PMI(購買担当者指数)が9カ月ぶりの水準となった他、IMF(国際通貨基金)がギリシャへの支援を打ち切る可能性が報じられ、週末にかけて投資家のリスク回避目的の円買いが強まる場面があったものの、対主要通貨でのドル買いの流れからドル・円はしっかりした推移だった。米早期金融緩和縮小観測を受け米金利が上昇、世界的に債券利回りが上昇した。
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ランド高円安 |
9.63円(▲0.15円) |
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債券利回り |
短期債上昇/長期債上昇 |
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為替
ランド・円は週を通じ1ランド=9円台半ばでもみ合った。18-19日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では米失業率の見通しが下方修正され、政策金利見通しが上方修正された。その後バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が記者会見で年内の金融緩和縮小、14年半ばでの資産買い入れ停止に言及、新興市場から資金を引き上げる動きが活発となりランド売りが強まった。一方、19日発表の南ア1-3月期経常収支は対GDP(国内総生産)比5.8%減と市場予想の6.9%減を下回り、ランドの支えとして意識された。
19日発表の南ア5月CPI(消費者物価指数)は前年同月比5.60%の伸びと市場予想の同5.80%の伸びを下回り、インフレ懸念が後退。SARB(南ア準備銀行)の早期利上げ観測が後退し、現状の金利水準を据え置くとの見方がランドの上値を抑制した。
HSBCが20日発表した中国6月製造業PMI(購買担当者指数)が9カ月ぶりの低水準となり中国景気減速懸念が広がった。また、週末に欧州株が下落すると投資家のリスク回避志向の高まりを背景にランド・円の上値は重かった。
債券
週末にかけて南ア債券利回りが上昇した。FRBが金融緩和の早期縮小に言及、新興国から資金が流出するとの見方から、債券売りが強まった。2年債利回りは前週末の6.11%から6.45%に上昇、10年債利回りも前週末の7.18%から7.60%に上昇して越週した。
ペソ安円高 |
7.35円(▼0.05円) |
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債券利回り |
短期債上昇/長期債上昇 |
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為替
ペソ・円は下落した。19日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では米失業率の見通しが下方修正され、政策金利見通しが上方修正された。その後バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が記者会見で年内の金融緩和縮小に言及、投資家のリスクオフの動きからペソ売りが出た。HSBCが20日発表した中国6月製造業PMI(購買担当者指数)が9カ月ぶりの低水準となり中国景気減速懸念が広がったことも、ペソ売り・円買いを誘発した。週末にかけて欧州株が下落すると、投資家のリスク回避の動きからペソ・円は上値の重い展開となった。
20日発表のメキシコ4月小売売上高が前年同期比2.5%増と市場予想の同1.4%増を上回ると、ペソ買い・円売りが優勢となる場面もあった。
債券
短期債、長期債利回り共に上昇した。バーナンキFRB議長が19日、年内の米金融緩和縮小に言及、新興市場から資金を引き上げる動きが活発化し、メキシコ債券は売られた。2年債利回りは前週末の4.11%から4.40%まで上昇、10年債利回りも前週末の5.26%から6.11%まで上昇した。
ドル高円安 |
97.90円(▲3.59円) |
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債券利回り |
短期債上昇/長期債上昇 |
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為替
ドル・円は上昇した。19日のFOMC(米連邦公開市場委員会)後の会見でバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が年内に量的緩和縮小、14年半ばに資産買入れを終了したいとの見解を表明したことでドル・円が急伸。20日の東京時間はドル買い優勢の展開、米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や米5月中古住宅販売件数が市場予想を上回る結果となりドル・円は一時1ドル=98円28銭まで値を上げ、1日で2円74銭(終値ベース)と上げ幅を拡大させた。
週初17日は日本株上昇の影響を受け、ドル・円は堅調となり一時95円80銭近辺まで上昇。18日はFOMCを前日に控え米量的緩和の縮小観測が強まり東京時間でドル・円は値を上げたものの、ニューヨーク時間で発表された複数の米経済指標が強弱入り混じる結果となり、ドル・円は次第に値を下げた。21日は前日の米株安の流れから日経平均株価が下落した動きにツレ安し97円を割り込む水準まで下落、その後日経平均が上昇に転じドル・円も下げ幅を縮めたが、結局もみ合いで終始した。
債券
短期債・長期債利回りはともに上昇した。19日のFOMC後にバーナンキFRB議長が年内の量的緩和を縮小し、14年半ばに資産買入れ終了に言及したことを受け、米債券利回りが上昇した。2年債利回りは前週末の0.27%から0.37%に上昇して越週。10年債利回りも前週末の2.13%から2.53%に上昇して越週した。
ユーロ高円安 |
128.45円(▲2.85円) |
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債券利回り |
短期債上昇/長期債上昇 |
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為替
ユーロ・円は大幅に上昇した。18日に独6月ZEW景況感指数が38.5と市場予想の38.1を上回ると欧州の景気回復期待を背景にユーロ買いが強まった。19日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では米失業率の見通しが下方修正され、政策金利見通しが上方修正された。その後バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が記者会見で年内の金融緩和縮小、14年半ばの資産買い入れ停止に言及、ドル買い・円売りが強まると円売りの流れからユーロ・円は上昇した。20日にはIMF(国際通貨基金)がギリシャへの支援を7月に打ち切る可能性が報じられユーロの上値が圧迫される場面があった。
債券
短期債利回り、長期債利回り共に上昇した。バーナンキFRB議長が19日、年内の金融緩和縮小に言及、米出口戦略が早まるとの見方から米金利が上昇、独債券利回りもツレ高となった。独2年債利回りは前週末の0.12%から0.26%に上昇、独10年債利回りも前週末の1.51%から1.72%に上昇して越週した。
豪ドル高円安 |
90.26円(▲0.22円) |
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債券利回り |
短期債上昇/長期債上昇 |
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為替
豪ドル・円は上昇した。17日に日経平均株価が2.7%上昇したことからリスクリスク許容度が拡大、円売りが強まった。
18日は豪準備銀行(RBA)が4日の金融政策委員会議事録を公表し、豪ドルの下落余地があると示唆されたことが判明し、豪ドル売りが進んだ。20日は19日にバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長がFOMC(米連邦公開市場委員会)後、年内に量的緩和の縮小を開始したいとの見解を示したことや、HSBCが発表した中国6月製造業PMI(購買担当者景況指数)が弱い結果に終わったことから豪ドル・円は下落した。
債券
短期債、長期債とも利回りは上昇した。バーナンキFRB議長が年内の量的緩和縮小を示唆、米国債利回りが上昇、豪国債利回りもツレ高となった。2年債利回りは前週末の2.48%から2.70%と上昇して越週。10年債利回りは前週末の3.36%から3.76%に上昇して越週した。
NZドル高円安 |
75.87円(▲0.04円) |
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債券利回り |
短期債上昇/長期債上昇 |
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為替
NZドル・円は上昇した。17日に日経平均株価が2.7%上昇したことからリスク許容度が拡大し、円売りが強まった。18日に豪準備銀行(RBA)が4日の金融政策委員会議事録を公表し、豪ドルの下落余地が指摘されていたことで豪ドル売りが進み、NZドルが豪ドルに対して買われたこともNZドル・円の上昇につながった。
19日はFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果待ちから小動きに終始。20日は19日にバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長がFOMC後、年内に量的緩和の縮小に言及、加えてHSBCが発表した中国6月製造業PMI(購買担当者景況指数)が弱い結果に終わったことからNZドル・円は下落。また、この日発表されたNZ1-3月期GDP(国内総生産)が市場予想を下回ったこともNZドル・円にマイナス寄与した。
債券
短期債、長期債共に利回りは上昇した。FOMC後にバーナンキFRB議長が年内の量的緩和縮小を示唆したことで米国債利回りが上昇、NZ債券の利回りが上昇。2年債利回りは前週末の2.68%から2.84%に上昇して越週。10年債利回りは前週末の3.73%から4.10%に上昇して越週した。
人民元高円安 |
15.96円(▲0.62円) |
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為替
人民元・円は上昇した。前週まで下落が続いていたことで週初から押し目買いが入り人民元は上昇。18−19日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)でバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が債券購入縮小の可能性を示唆し、ドルは対人民元と円に対し買われたが、人民元・円では人民元優勢に推移した。
また、HSBCが20日に発表した中国6月製造業PMI(購買担当者景気指数)・速報値は48.3と5月確報値49.2から低下し、景気判断の分岐点となる50を2カ連続で下回ったものの、為替相場には影響していない。その他、中国の銀行間資金市場で短期金利が急騰したが、こちらもやはり為替相場には大きな影響を及ぼさなかった。
人民元の対ドル基準値は21日、1ドル=6.1766元と6月14日から0.02%人民高の方向で設定された。
レアル安円高 |
43.65円(▼0.06円) |
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債券利回り |
短期債上昇/長期債上昇 |
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為替
レアル・円はジリ安の展開となった。ブラジルでは公共交通運賃の値上げに端を発したブラジル政府への抗議活動が拡大、レアルの重しとして意識された。政府はすでに運賃の値上げを撤回したものの、デモ隊は物価上昇や所得格差の解消など様々な要求を掲げており、抗議活動はブラジル全土に広がりを見せている。
19日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では米失業率の見通しが下方修正され、政策金利見通しが上方修正された。その後バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が記者会見で年内の金融緩和縮小に言及、新興国から資金を引き上げる動きが加速、レアル売りが出た。HSBCが20日発表した中国6月製造業PMI(製造業購買担当者指数)が9カ月ぶりの低水準となり中国景気減速懸念が広がったことも、レアル売り・円買いを誘発した。週末にかけて欧州株が下落すると、投資家のリスク回避の動きからレアル・円は軟調な値動きとなった。
債券
短期債利回り、長期債利回りともに上昇した。バーナンキFRB議長が年内の金融緩和縮小に言及し、新興市場から資金を引き上げる動きが活発化、ブラジル債は売られた。2年物レアル建て債の利回りは前週末の9.78%から10.55%に上昇、10年物ドル建て債利回りは前週末の2.79%から3.63%に上昇し越週した。
ルーブル安円高 |
2.97円(▼0.01円) |
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債券利回り |
短期債―/長期債上昇 |
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為替
先週のルーブル・円は軟調だった。WTI原油先物価格は週初なかばまで上昇が続き1バレル=100ドル目前に迫ったことで、ルーブルも底堅く推移した。ただ、18−19日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)でバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が債券購入縮小の可能性を示唆ことからリスク資産から資金を引き上げる動きが加速。一転して売り優勢の展開に。WTI原油は週末まで売り優勢の展開が続き、ルーブル安も下げが続いた。
債券
バーナンキFRB議長発言を受け、リスク資産から資金を引き上げる動きに発展。原油価格の急落もありロシア債は大幅安(利回りは上昇)となった。ドル建て10年債利回りは前週末の3.68%から4.35%に上昇している。
リラ安円高 |
50.46円(▼0.27円) |
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債券利回り |
短期債低下/長期債上昇 |
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為替
リラ・円は小幅落した。トルコ中銀は18日、主要政策金利の1週間物レポ金利を4.5%に、市中金利の誘導目標圏下限である翌日物借入金利を3.5%に、同上限である翌日物貸出金利を6.5%に据え置いた。予想通りで市場に大きな影響は出なかった。19日にFOMC(米連邦公開市場委員会)声明文ならびにバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見で緩和策の解除開始を示唆するとリラは下落した。中銀による大規模なドル資金供給で週末は小康状態とはなったが、収束が見えない反政府デモもあり上値の重い展開が続いた。
債券
バーナンキFRB議長が年内の緩和策解除開始を示唆したことで、長期金利は急上昇。18日にエルドアン首相が抗議活動に対し警察の対応を強めると発言したことも上昇要因となった。ドル建て10年債利回りは前週末の3.96%から5.23%に上昇、2年債は1.66%から1.34%に低下して越週した。
- ※為替および債券利回りは、2013年6月21日のニューヨークの終値を使用
- ※( )内は、先週末比の数字
- ※2年債、10年債と記載しているものは、残存年限がその年限に一番近い債券の利回りを便宜上使用しています。
- ※人民元為替:銀行間直物取引で中国人民銀行が毎朝発表する基準値の推移についてのコメントです。
銀行間取引には中国国内の銀行が参加しますが、為替動向は管理下にある上、日中の値幅がコントロールされているため、基準値ベースでみております。
尚、SBI証券で過去に取扱を行いました「ドイツ銀行 AG ロンドン-中国人民元−円連動社債(愛称:E*チャイナ、E*チャイナ2、E*チャイナ3)」の価格は、中国人民元/日本円スポット為替レートのパフォーマンス、中国人民元金利及び円金利の変動、発行会社の信用状況の変動等、数多くの要因により変動いたします。 - ※レアル債券:ブラジルの政府保証債(国債)はレアル建とドル建双方で発行されており、一般的に2年債についてはレアル建が流動性が高く、10年債についてはドル建が流動性が高いため、それぞれを短期債・長期債の指標に用いております。尚、SBI証券で取扱を行っている「ブラジルレアル連動円建債券」は円での投資でブラジルレアル建債券(現在、現地通貨建ての発行は規制によりできません)に投資するのと同様の効果を得られるように設計されている「仕組債」ですので、本情報の指標となる短期債・長期債とは相違点がございますのでご注意ください。
- ※リラ債券、ルーブル債券:債券マーケットが小規模のため、ドル建ての債券利回りを指標として用いています。
提供:コメント/ウエルスアドバイザー社、グラフ/SBI証券
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