2025-12-10 05:53:14

<相場の読み筋>6月22日 更新 : 10/6/22 8:17
(更新予定時間:8:30頃)

 21日の米国株式は、NYダウが前週末比8.23ドル安の1万442.41ドルと5営業日ぶり、ナスダック総合指数が同20.71ポイント安の2289.09ポイントと8営業日ぶりに反落して取引を終了した。出来高概算はニューヨーク市場が10億6846万株、ナスダック市場が18億9626万株だった。中国人民銀行による人民元の弾力化の発表を受けて資源株などが買われ、NYダウは一時140ドル以上上昇する場面が見られた。買い一巡後は、連騰を続けていただけに利益確定売りに押される展開となった。

 22日の東京市場は、反落後はもみ合いか。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は大証終値比70円安の1万160円で取引を終了。米国株式市場が反落し、前日21日には、GLOBX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が大幅高となっていたことを先取りした格好となったため、利益確定売りが先行しそうだ。売り一巡後は、人民元相場や上海株式市場の動きをみたいとして、様子見気分が広がる可能性もある。手掛かり材料難から、消去法的に個別株に物色の矛先が向かう場面もありそうだ。

 きょうのスケジュールは、国内では重要指標の発表は予定されていない。ツルハHD<3391.T>が10年5月期決算、キリン堂<2660.T>、ニトリ<9843.T>が11年2月期第1四半期決算を発表する。海外では、FOMC(米連邦公開市場委員会)が23日まで開催される。米4月FHFA住宅価格指数、米5月中古住宅販売件数が発表される。米2年国債入札が行われる。

 <きょうの個別材料>
 〇プラス材料
 OSG<6136.T>―10年11月期連結業績予想を上方修正、年間の配当予想を4円から10円に引き上げ
 日神不動産<8881.T>―経営再建中の多田建設を7月に完全子会社化、11年3月期連結業績予想を上方修正

 ●マイナス材料
 日本インター<6974.T>―10年3月期の有価証券報告書で継続企業の前提に注記、債務超過による猶予期間入り

 上記の材料はあくまでも相場の参考です。個々の銘柄の株価位置、あるいは相場の流れなどにより、その反応は不確定です。


<きょうの狙い>OSG=10年11月期純利益予想を12億円から33億円に修正 更新 : 10/6/22 8:08
(更新予定時間:8:30頃)

 切削工具大手のOSG<6136.T>は21日引け後、10年11月期の連結業績予想を見直した。売上高は630億円を660億円(前期は533億2500万円)、営業利益は36億円を60億円(同27億3500万円の赤字)、純利益は12億円を33億円(同37億6900万円の赤字)にそれぞれ上方修正した。直近の需要動向と今後の市場予測を反映させた。10年11月期の配当予想も、従来の中間配なし・期末配4円の計4円から中間配4円・期末配6円の計10円(前期は中間配なし・期末配3円)に見直した。
 21日終値は前日比30円高の1067円。6月9日に付けた939円を直近の底に切り返し、21日は終値が日足一目均衡表で抵抗帯を形成する「雲」の上限を抜けてきた。目先上値を目指す展開となりそうだ。週足も13週・26週の両移動平均線のプラス圏となり、中期的にも堅調な動きが予想できる。11日時点の信用倍率が、0.13倍と大幅な売り長であることも支援材料だ。


<ダイジェスト>

あさひ、第1四半期好スタートも、通期予想は据え置く
更新 : 10/6/22 7:38
 自転車小売大手のあさひ<3333.T>が21日引け後、11年2月期第1四半期(10年2月21日-5月20日)の連結決算を発表した。
 売上高は前年同期比7.2%増の82億4500万円、営業利益は同9.7%増の15億5500万円となった。電気自転車や幼児2人乗りに対応した新基準商品など、比較的高単価の販売が好調だった。
 通期連結の業績予想は据え置いた。売上高は前期比15.4%増の300億600万円、営業利益は同3.3%増の37億7700万円を見込む。
 21日終値は、前週末比5円高の1296円。

鉄鋼株、21日は大幅高、人民元の小幅上昇容認発表でポジティブな反応
更新 : 10/6/22 7:38
 鉄鋼株が大幅高。中国が人民元相場の弾力性を高め小幅上昇を容認すると発表し、同国の内需拡大に対する期待が高まった。日本鉄鋼連盟がまとめた4月の鉄鋼輸出(トン、全鉄鋼ベース)では、中国向けは67.4万トンと前年同期比35.7%の増加となり、首位の韓国向け(88.5万トン、31.4%増)に匹敵する数量を記録した。
 ゴールドマン・サックス・グローバル・インベストメント・リサーチは21日付リポートのなかで、アジアパシフィック鉄鋼株のカバレッジビューを短期的に「アトラクティブ」から「ニュートラル」に引き下げたが、「アジアの鋼材需要は相対的に高い水準で推移するとみる」とも指摘。カバレッジビューの引き下げの根拠になった各種の季節的なマイナス要因については、「悪材料は株価にほぼ織り込み済みとみられるため、当社は(鉄鋼株に対して)全面的にネガティブなわけではない」と付け加えた。「日本がアジアの主要鋼材輸出国となった」とも指摘している。
 個別株については、JFEホールディングス<5411.T>の「買い」判断を再強調しつつも、コンビクション・リストからは削除した。神戸製鋼所<5406.T>、新日本製鉄<5401.T>、山陽特殊製鋼<5481.T>は投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。

 主要銘柄21日終値は以下の通り
 新日鉄<5401.T>    9円高の321円
 住金<5405.T>    12円高の227円
 神戸鋼<5406.T>    6円高の187円
 日新鋼<5407.T>    9円高の166円
 JFE<5411.T>  108円高の2989円
 山陽特鋼<5481.T>   2円高の466円

オークマ、業績は増額含み、人民元の運用弾力化方針表明が「買い」誘う
更新 : 10/6/22 7:39
 オークマ<6103.T>の21日は出来高を伴い続伸。後場に入って一時38円高の634円まで買われ一段高となった。
 市場では、中国政府の人民元の運用弾力化方針表明をきっかけに設備投資関連株に物色の矛先が向かっており、同社株もこの流れに乗っている。人民元の運用弾力化で先行き円安・人民元高の方向性が予想され、現地企業や、日本の現地法人の競争力強化のための設備投資増や、円安による設備投資関連の採算向上の思惑などが買いにつながっている。
 足元の業績も5月の受注額伸長率(前年同月比)が輸出で2.5倍、内需で2.2倍と、国内外とも高水準の伸びをみせており、業績が増額含みにあることも、買いにつながっているようだ。
 21日終値は37円高の633円。

日神不動産、経営再建中の多田建設とスポンサー契約を締結
更新 : 10/6/22 7:39
 日神不動産<8881.T>は21日引け後、11年3月期の通期と10年9月中間期連結業績予想を上方修正。10年9月中間期(09年4-9月)連結最終損益予想は5000万円の赤字から6億7000万円の黒字(前年同期は1億1700万円の黒字)へ、通期連結純利益予想は19億円(前期比約4.0倍)から28億7000万円(同約6.0倍)へ引き上げた。
 21日付で、経営再建中の多田建設とスポンサー契約を締結した。30日付で完全子会社とする。7月以降の多田建設の業績予想を取り込んだほか、完全子会社化によって発生する6億円の負ののれんを特別利益として計上する。
 21日は反落。終値は11円安の686円。

DOWA、9月をメドにチェコで、使用済み白金回収の合弁会社設立へ
更新 : 10/6/22 7:40
 DOWAホールディングス<5714.T>は21日引け後、田中貴金属工業(非上場)および豊田通商<8015.T>の欧州統括子会社と合弁で、使用済みの自動車排ガス浄化用触媒の集荷および触媒中の白金族(白金、パラジウム、ロジウムなど)の含有量分析(サンプリング)を欧州で始める。新会社「NIPPON PGM EUROPE」をチェコに9月メドに設立、2011年7月メドに操業を開始する。出資比率はDOWA子会社が51%、田中貴金属工業が34%、豊田通商の欧州統括子会社が15%。新会社は14年3月期において売上高1億4000万円以上を達成する計画。新会社はサンプリングをパスした触媒を日本にあるDOWAのグループ企業、日本メタルダインに搬入し、日本メタルダインが触媒から白金族を回収する。
 DOWAの21日終値は前週末比13円高の490円。豊田通商が87円高の1406円。

さくら、石狩市に建設予定のデータセンターは5万平方メートルまで拡張余地
更新 : 10/6/22 7:41
 データセンターを運営するさくらインターネット<3778.T>が21日引け後に、北海道石狩市にデータセンターを新設すると発表。敷地面積は第1期が3万平方メートル、第2期以降の拡張計画により、総敷地面積が5万平方メートル以上となる見込み。第1期の設置ラック数は500を計画。10年11月に用地を取得、11年春に着工し同年冬には運用を開始する予定とした。投資金額は約37億円で、資金調達方法については、現在検討中で、決定次第公表するとしている。
 11年3月期業績への影響は、現在精査中だが、軽微なものとしており、業績予想に変更はないとした。
 同時に、自社株の消却を発表。消却株数は1610株(発行済み株式数の3.58%)、消却予定日は6月30日。消却後の発行済み株式数は4万3388株となる見込み。
 21日終値は9700円高の16万500円。

中外薬、効能追加の承認申請済みの抗悪性腫瘍剤、早期承認の可能性
更新 : 10/6/22 7:41
 中堅医薬品の中外製薬<4519.T>が21日、3月にHER2陽性の進行・再発胃がんに対する効能追加の承認申請を行った抗悪性腫瘍剤「ハーセプチン」が5月18日に、厚生労働省から優先審査品目に指定されたと発表した。
 海外では10年1月に同社親会社のロシュ社が欧州医薬品庁から、HER2陽性の進行・再発胃がんに対する効能追加の承認を取得している。胃がんは世界的に最も罹患(りかん)率および死亡率の高いがんの一つで、07年の世界の新規発症患者数は100万人と推定されているという。
 21日終値は前週末比10円高の1643円。

TDK、生産コスト削減へ向け、着々と生産自動化策推進へ
更新 : 10/6/22 7:42
 TDK<6762.T>の21日は、一時230円高の5570円まで買われ反発。
 同社はフェライト部品、コンデンサーなどを主力とする電子部品の大手。中国政府の人民元の運用弾力化方針で、先行き円安・人民元高の可能性がでてきた。しかし、21日付の日本経済新聞は、人民元変動による賃金対策と生産コストの削減策として、大連市などの中国工場の生産ラインの機械化を推進と、対策を明示した、と報じて材料視された。
 この報道に対し会社側では、「中国政府が人民元の運用弾力化の方針を打ち出したから対策を明示したわけではなく、生産コストの削減のための生産自動化を前々から計画していることを表明しただけ。人民元の運用弾力化表明がなくとも、生産自動化推進の流れは変わらない」(広報担当)としている。
 同社の海外売上高(10年3月期実績海外売上比率87%)の65%が中国を含むアジアで、「多くが中国だが、中国売上の全量を中国の生産でまかなっているわけではなく、状況に応じて、生産比率も変化している」(同)ともしている。
 21日終値は220円高の5560円。

提供:ウエルスアドバイザー社