SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-03-29 17:13:20

ホーム > 2018年の相場大予想 > 2018年の国内株式 重要セクター:情報通信サービス

2018年の国内株式 重要セクター:情報通信サービス

注目テーマは「IoT(Internet of Things)」と「5G(第5世代移動通信システム)」

2017年の情報通信サービス業界を振り返ると?

情報通信サービス業界では、2017/12/14に、国内外で2つの大きな動きがありました。

国内では、楽天による携帯電話事業への本格参入が発表されました。参入するためには周波数を獲得する必要がありますが、実現すれば13年ぶりの携帯電話会社が誕生します。

海外では、米連邦通信委員会(FCC)が「ネットの中立性(net neutrality)規定」の廃止案承認を発表しました。「ネットの中立性規定」とは、ネット上のコンテンツを平等に扱うよう求めるものです。これが廃止されれば、通信回線に負荷がかかる動画などに対する制限や課金、特定のコンテンツの優先配信などが可能になります。この規定廃止に関しては、経営の自由度が増す通信会社は賛成していますが、負担が増えるインターネット事業者などが訴訟の動きを見せており、実現には時間を要する可能性もあります。ただし、両案件ともに、今後の業界動向に影響を与える大きなトピックスであるため注視が必要でしょう。

2018年の情報通信サービス業界の展望は?

総務省は、周波数逼迫対策のため、2017年度末頃までに1.7GHz帯と3.4GHz帯で5つの枠の割当てを予定しています。楽天がこの枠を獲得できたとしても、基地局展開に時間を要するため、新規参入は早くて2019年となり、全国展開にはさらに時間を要することになります。このため、2018年の通信各社の業績は2017年と同様に堅調に拡大するとみられます。

また、楽天が発表した設備投資額から見て5枠すべてが楽天に配分される可能性は少ないとみられます。楽天の携帯電話事業参入発表は、競争激化という側面だけが注目され、ネガティブな見方が広がりました。しかし、携帯通信が扱うデータ通信量は年率40%程度の成長が継続しています。このため、通信各社の使用可能な周波数帯域増加に伴う付加価値拡大効果にも注目する必要があると思われます。

情報通信サービス市場における注目テーマは?

注目テーマは「IoT(Internet of Things)」と「5G(第5世代移動通信システム)」です。

「IoT」では、身の回りの全ての電子機器や各種家電、自動車、監視カメラや各種センサーなど様々なものがインターネットにつながり、より便利な世界が広がります。これまでも注目されてきた分野ですが、「高速・大容量」「多数の端末への同時接続」「低遅延化」などの特徴を持つ「5G」と組み合わされば、より大きなポテンシャルが生まれます。

通信各社は2020年からのサービス開始をめざし、「5G」の準備を進めています。このサービス開始時期から逆算すれば、2018年後半からは、インフラ構築に向けての「5G」の動きが本格的します。これを機に、「IoT」「5G」関連銘柄への注目が再度高まると思われます。

森行 眞司(もりゆき しんじ)

SBI証券 投資調査部(情報通信サービス・インターネット業界担当 シニアアナリスト)

1988年に大和証券に入社しアナリスト業務を開始。以来、三菱UFJモルガンスタンレー証券、SMBC日興証券、シェアードリサーチにて、約30年にわたりアナリストとして調査・分析に携わる。担当分野は、機械、自動車・自動車部品業界、情報通信サービスなど。また、IT・情報通信・メディアセクターのチームヘッドを歴任。6年半の欧州(ロンドン、フランクフルト)駐在時には、情報通信、運輸、素材などの欧州企業の調査業務にも従事した。 1992年以降は情報通信サービス業界を中心に担当。 日経ヴェリタス、Institutional Investorのアナリストランキングでは常に上位にランクイン。トムソンロイターのスターマイン・アナリストアワードでは、通信部門で計4回の首位を獲得。 2017年6月末より現職。幅広いセクター経験を活かし、情報通信サービス業界の主力銘柄とともに、周辺銘柄の発掘にも注力する。

国内株式レポート一覧

2018年重要セクター

ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

SBI マネーアシスタント

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス

よくあるお問合せ
・証券税制と確定申告について
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • クレカ積立 上限金額UPでさらに便利に

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.